帰って来たプリンセス

ここでは、「帰って来たプリンセス」 に関する記事を紹介しています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 午前8時半、晴れて穏やかな牧場に、1台の大きな馬運車が入ってきました。

5・帰郷・馬運車到着
 

乗っているのは、7歳サクラバクシンオー牝馬のトーホウプリンセス。

ひと月前のレースを最後に引退し、繁殖生活を送るべく、牧場に戻ってきたのです。

ここを巣立っていったのは、2008年の10月21日。

5・帰郷・2008年10月21日
 

1歳のプリンセスは、日焼けしたたてがみがすっかり尾花栗毛になった、美少女でした。

5・帰郷・プリンセス牧場出発時
 

あれから、5年と7ヵ月。

競走成績は、中央のみ23戦4勝。途中で、関西から関東に移るなど、決して平坦ではない道のりを歩いてきました。

馬運車が止まり、電動の扉が開きます。

ガタンガタンという音がして、バックで出てきたのは、あの懐かしい顔。

5・帰郷・見覚えのある顔
 

激しい競走馬生活を7歳まで過ごし、「やせて疲れている」と聞いていたので心配しましたが、さすが準オープン馬。

朝日を浴びた顔は、凛として、とても美しく映りました。

彼女が生まれた時に介助したリーダーも、思わず「お疲れ様!」と、感慨深げ。

5・帰郷・下車
 

懐かしい育成厩舎に入ったプリンセスを、現1歳馬たちが見守ります。

5・帰郷・厩舎で
 

隣にいるのは、幼馴染みの娘。

7歳ともなれば、先に引退した友達たちが、もう立派なお母さんになっているのです。

5・帰郷・プリンセス顔
 

5年と7ヵ月という歳月は、あまりに長く、彼女がどこまで思い出してくれるかわかりませんが、リラックスして第二の生活が始められるように、頑張っていこうと思いました。

厩舎の休憩室に飾ってある写真は、応援してくださった方からいただいた、貴重な1枚。

5・帰郷・競走馬だった頃

 これからも、ここに飾っておくつもりです。

すぐ近くの放牧地に、14歳になった母と、父キングズベストの半妹。

5・帰郷・母妹そして幼馴染み
 

そして、黒鹿毛の幼馴染みと、その2番仔ワークフォース牡馬。

5・帰郷・母と2頭
 

幼馴染みは、プリンセスの母に自分の仔の子育てを任せ、とても気楽に暮らしています。

5・帰郷・気楽に
 

早生まれの放牧地にも、幼馴染みが2頭。

5・帰郷・幼馴染1
 

5・帰郷・幼馴染2
 

この世代の仲間たちは、強運をつかみ、またオーナーにも恵まれて、計4頭も無事に故郷に戻ってくることが出来ました。

帰ってこられなくても、幸せをつかんでいる幼馴染みが、九州・福岡にいます。

ジャングルポケットの7歳牝馬、チェアフルハイジ。

先月、オーナーから1冊のフリーペーパーが届きました。

毎月1回、全国の高校などで配布されている、「ch FILES(シーエイチファイルズ)」九州版(九州・山口)の3月号。

そこには、牧場にいた頃「牛ちゃん」と呼んでいた、派手顔のハイジが、立派な乗馬となっている姿が!

5・帰郷・チェアフルハイジ
 

2007年の生産馬。

地方・園田で、まだ現役として頑張っている牡馬もいます。

人間のように、同窓会が出来るなら、さぞ盛り上がることでしょう。

亡くなってしまった馬にも思いをはせながら、皆が集まる姿を、つい頭に思い描いてしまいました。

スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
お疲れ様でした。
生まれ故郷の牧場で第二の人生頑張ってね!
2014/05/21(水) 15:39 | URL | クマ #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014/05/21(水) 20:16 | | #[ 編集]
ほんとにがんばりました。。
毎回毎回出走するたびに
がんばってましたから
あの戦績がものがたってますよね。
いろんなジョッキーにものってもらって
無事に無事に引退もうれしいですが
また繁殖でもどってきて
なんてHAPPYな未来なんでしょう!
素敵なやさしい吉田ファームで仲間とゆっくり体を休めて
またシルエット姉さんたちのように
すこしずつママさんになっていってください。
ずっと見守ってますよ。
若いころは尾花栗毛に金髪のたてがみでいちばん好きなパターン!
お疲れ様でした。。。。。。。
ほんとうにたくさんレースはしってくれました。
ありがとうございます。
2014/05/21(水) 20:22 | URL | LOVECHAN #-[ 編集]
プリンセス、帰ってこれて本当に良かった。いつかお母さんになって、ママ友になる幼なじみ達と昔話をするのでしょうか。
七歳になっても器量よしなのは、きっとお母さんゆずりですね。
牧場を出発するときのたてがみの色はどうして変わったのでしょう?
生まれつきではないのですか?
それとも、日焼けで一時的に毛色が変化するものなんですか?
2014/05/22(木) 20:36 | URL | まりい #-[ 編集]
ありがとうございます。
新たな生活が始まります。立派な繁殖牝馬になってほしいと思います。v-22
2014/05/23(金) 00:56 | URL | team yosshie #uvrEXygI[ 編集]
ありがとうございます。
温かいお言葉をいただき、嬉しくなりました。
とてもおとなしく、今は、パドックで、刈り取った青草を食べたり、隣に放れているポニーを眺めたりしています。
レースは、ほとんどテレビで観戦し続けてきたので、「あの彼女がここにいるんだな・・・」と、不思議な気分ですね。
祖父のサクラユタカオーを思わせます。ユタカオーは、私が初めて好きになった馬(種牡馬として活躍していた頃)なので、思い入れがあります。
その血を継承していってほしいと思います。v-22

2014/05/23(金) 01:04 | URL | team yosshie #uvrEXygI[ 編集]
ありがとうございます。
母のように、たくましく優しい繁殖牝馬になってほしいですね。
尾花栗毛については、本当に不思議に思います。
生まれた時は、普通の栗毛でした。
1歳夏の昼夜放牧を経て、徐々にたてがみが白くなりました。
北海道は、紫外線が強いので、その影響で、色素が破壊され、長毛が脱色したような色になったと思われます。
育成牧場へ移動してから、厩舎内にいる時間が増えると、また元の栗色に戻ったのでしょうね。
送り出す時は、このまま”尾花栗毛”で走ると思っていたので、少し残念な気もしました。v-22
2014/05/23(金) 01:13 | URL | team yosshie #uvrEXygI[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://foal.blog46.fc2.com/tb.php/935-2c506ca7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。