5月14日、東京3レースで、父ロードカナロアの3歳牝馬、キャミが勝利しました。
彼女は、当歳の11月から1歳の10月まで、約11ヵ月育成した馬。
これは、牧場に来て12日目の様子。
真ん中のひときわ黒い馬が、キャミ。
カラマツの黄葉が美しい時期でした。
離乳後の生産牝馬のグループに、すっかり馴染んでいます。
こちらを向いているのは、左からライドオンタイム、トーホウダブリン、ナツイチバン。
3月生まれのキャミは、この時、生後7ヵ月でした。
しばらくして駆け出した仲間たち。
群れになって疾走する姿は、競馬のレースを観ているようです。
それから半年後。
厳しい冬を乗り越え、たくましく成長した1歳馬たち。
これは、ちょうど今から2年前の5月。夕暮れ時に撮影したもの。
トーホウダブリンに頭をのせられ、「重いよ」と思いながらも、気のいいキャミ。
伸び始めた草を黙々と食べているのは、トーホウラビアン。
体つきがしっかりして、
品が良く、いかにも走りそうな雰囲気を持った仔でした。
夜間の放牧から厩舎に戻り、まったりしている時間。
ニンジンが大好きで、私が通ると、いつもずっと顔を出していたことを覚えています。
さて、3歳未勝利戦の終了まで、4ヵ月を切りました。
遅生まれや、晩成型の馬たちにとっては、試練の時。
幼馴染たちも、なんとか間に合ってくれるように、遠くから祈っています。
彼女は、当歳の11月から1歳の10月まで、約11ヵ月育成した馬。
これは、牧場に来て12日目の様子。
真ん中のひときわ黒い馬が、キャミ。
カラマツの黄葉が美しい時期でした。
離乳後の生産牝馬のグループに、すっかり馴染んでいます。
こちらを向いているのは、左からライドオンタイム、トーホウダブリン、ナツイチバン。
3月生まれのキャミは、この時、生後7ヵ月でした。
しばらくして駆け出した仲間たち。
群れになって疾走する姿は、競馬のレースを観ているようです。
それから半年後。
厳しい冬を乗り越え、たくましく成長した1歳馬たち。
これは、ちょうど今から2年前の5月。夕暮れ時に撮影したもの。
トーホウダブリンに頭をのせられ、「重いよ」と思いながらも、気のいいキャミ。
伸び始めた草を黙々と食べているのは、トーホウラビアン。
体つきがしっかりして、
品が良く、いかにも走りそうな雰囲気を持った仔でした。
夜間の放牧から厩舎に戻り、まったりしている時間。
ニンジンが大好きで、私が通ると、いつもずっと顔を出していたことを覚えています。
さて、3歳未勝利戦の終了まで、4ヵ月を切りました。
遅生まれや、晩成型の馬たちにとっては、試練の時。
幼馴染たちも、なんとか間に合ってくれるように、遠くから祈っています。
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関連タグ : ロードカナロア,
先日の夕暮れ時、1歳牝馬遅生まれの放牧地を訪ねた時のこと。
4頭が遠くを見つめ、ざわざわし始めたので、その方向に目をやると。
緑の草原に、エゾシカの鹿の子模様が、くっきり。
これは目立ちます。
エピファネイア牝馬は、興奮気味。
「何あれ?何あれ?」
馬たちは、普段見慣れた景色が少しでも変わると、敏感に反応します。
「行ってみよ!」
ミッキーアイル牝馬に背中を押され、先頭に立つエピちゃん。
近くまで歩き、立ち止まって、観察。
変わらず、草を食むシカたち。
とりあえず、危険はなさそうだと判断し、戻って来ました。
それにしても、不安な精神状態にある時の結束力は、強固です。
ロードカナロア牝馬も、ドレフォン牝馬も、みんな一団となって、
整列!「見た?今の。あれって、シカだよね」
美女ぞろいの4頭。
そして、今日は、放牧地の場所替えをすると、ハッスルして走り出しました。
よく見ると、エピちゃんだけ、目の周りが泥だらけ。
せっかくの美しい顔が、台無しです。
小柄なカナちゃんと、勝負根性むき出しのアイル。
目の前を通過していく若駒の元気な姿は、頼もしい限りでした。
4頭が遠くを見つめ、ざわざわし始めたので、その方向に目をやると。
緑の草原に、エゾシカの鹿の子模様が、くっきり。
これは目立ちます。
エピファネイア牝馬は、興奮気味。
「何あれ?何あれ?」
馬たちは、普段見慣れた景色が少しでも変わると、敏感に反応します。
「行ってみよ!」
ミッキーアイル牝馬に背中を押され、先頭に立つエピちゃん。
近くまで歩き、立ち止まって、観察。
変わらず、草を食むシカたち。
とりあえず、危険はなさそうだと判断し、戻って来ました。
それにしても、不安な精神状態にある時の結束力は、強固です。
ロードカナロア牝馬も、ドレフォン牝馬も、みんな一団となって、
整列!「見た?今の。あれって、シカだよね」
美女ぞろいの4頭。
そして、今日は、放牧地の場所替えをすると、ハッスルして走り出しました。
よく見ると、エピちゃんだけ、目の周りが泥だらけ。
せっかくの美しい顔が、台無しです。
小柄なカナちゃんと、勝負根性むき出しのアイル。
目の前を通過していく若駒の元気な姿は、頼もしい限りでした。
1歳オルフェーヴル牡馬の移動が決まり、その姿を撮りに、放牧地へ。
この美しい尾花栗毛が見られなくなると思うと、寂しい限りです。
牡馬たちは、やんちゃぞろい。
この時は、ドゥラメンテ牡馬が、みんなにちょっかいを出し、
勢いづいて、駆け出しました。
放牧地の奥の方へ。
端から端まで、何度も往復した後、栗オル先頭で、こちらへ戻って来ました。
今度は、オーシャンブルー牡馬が、ミッキーアイル牡馬にかみつき攻撃。
「何やってんだよ!」と加勢に行くロードカナロア牡馬。
「待てよ!入れてくれ」と、ダッシュするドゥラ。
その後を、のんびりと歩いていくのが、栗オルスタイル。
彼は、ちょこまかと動く、周りの仲間たちと比べると、いつも堂々としていて、無駄なことをしません。
”泰然自若”という言葉が、ぴったり。
周りの仲間たちも、それを察しているのか、あまり手を出して来ないのです。
濡れた草で足を滑らせ、転倒したアイル。
「何やってんのさ」
「君たちも」
こちらでは、オーシャンにカナロアが体当たり。
かみついてきたカナロアを振り払う、ドゥラ。
また一斉に走り出しました。
体の大きさは違えど、それぞれの特徴を生かした走りで、一団となって行きます。
栗オル、カナ、ドゥラの3頭が、こちらへ。
颯爽と駆けて来たのは、
いつも一緒に放牧している、教育係の乗用馬の乗馬レッスンを見学するためでした。
そして、水桶のそばへ移動した面々。
ドシャン!
という大きな音と共に、ものすごい水しぶきが上がり、
逃げ出す3頭。
でもよく見ると、いたずらしたのは、栗オルでした。
びっくりする2頭の後ろから、ちょっと遅れて「待てよー!」
いつも大人に見えていた栗オルの、子供っぽい一面を、最後に発見。
本当は何を考えているのかわからない、”不思議くん”・・・かもしれません。
今朝、出発前の手入れを受ける、栗オル。
自慢の尾花を、来年、競馬場で披露する日を夢見て。
住み慣れた厩舎をあとにしていきました。
この美しい尾花栗毛が見られなくなると思うと、寂しい限りです。
牡馬たちは、やんちゃぞろい。
この時は、ドゥラメンテ牡馬が、みんなにちょっかいを出し、
勢いづいて、駆け出しました。
放牧地の奥の方へ。
端から端まで、何度も往復した後、栗オル先頭で、こちらへ戻って来ました。
今度は、オーシャンブルー牡馬が、ミッキーアイル牡馬にかみつき攻撃。
「何やってんだよ!」と加勢に行くロードカナロア牡馬。
「待てよ!入れてくれ」と、ダッシュするドゥラ。
その後を、のんびりと歩いていくのが、栗オルスタイル。
彼は、ちょこまかと動く、周りの仲間たちと比べると、いつも堂々としていて、無駄なことをしません。
”泰然自若”という言葉が、ぴったり。
周りの仲間たちも、それを察しているのか、あまり手を出して来ないのです。
濡れた草で足を滑らせ、転倒したアイル。
「何やってんのさ」
「君たちも」
こちらでは、オーシャンにカナロアが体当たり。
かみついてきたカナロアを振り払う、ドゥラ。
また一斉に走り出しました。
体の大きさは違えど、それぞれの特徴を生かした走りで、一団となって行きます。
栗オル、カナ、ドゥラの3頭が、こちらへ。
颯爽と駆けて来たのは、
いつも一緒に放牧している、教育係の乗用馬の乗馬レッスンを見学するためでした。
そして、水桶のそばへ移動した面々。
ドシャン!
という大きな音と共に、ものすごい水しぶきが上がり、
逃げ出す3頭。
でもよく見ると、いたずらしたのは、栗オルでした。
びっくりする2頭の後ろから、ちょっと遅れて「待てよー!」
いつも大人に見えていた栗オルの、子供っぽい一面を、最後に発見。
本当は何を考えているのかわからない、”不思議くん”・・・かもしれません。
今朝、出発前の手入れを受ける、栗オル。
自慢の尾花を、来年、競馬場で披露する日を夢見て。
住み慣れた厩舎をあとにしていきました。
1歳のトーホウジャッカル牝馬が、出発の日を迎えました。
とても落ち着いた仔で、厩舎に入る時は、真っ先に歩いてくる賢い仔でもありました。
馬運車に乗る際も、慌てず、騒がず。
スッと乗り込み、見守る仲間たちに、お手本を示してくれました。
さて、そのまま、1歳馬たちを放牧に出すことになり、向かった放牧地には・・・。
カモメの大群。
彼らは、海がしけた時や、放牧地が湿った時にやって来て、土の中の生物を餌にしています。
あまりの数に、興奮気味のルーラーシップ牝馬と栗毛のトーホウジャッカル牝馬。
まるでカモメを追い払うかのように、走り回っていました。
そして、不安げに、あたりの様子を伺います。
遠ざかっていく馬運車の中からは、鹿毛のジャッカルのいななきが聞こえ、ますます興奮気味の2頭。
「なになに?」
「どうしたの?」
そこへ、モーリス牝馬とロードカナロア牝馬が放され、
飛んでいたカモメたちも再び舞い降りて来たので、
落ち着いた面々。
ところが、どこでスイッチが入ったのか、今度は、向かいの放牧地にいた当歳のダイワメジャー牝馬が大興奮。
お姉さまたちの真似をして、しぶきをあげて走り回ると、
「気持ちいい!」
とばかりに、尻っ跳ね。
所狭しと、ひとりで放牧地を疾走していました。
「面白い仔ね」
と、見守る1歳牝馬たち。
1頭また1頭と、早生まれから育成牧場へ移動していき、少し寂しくなりました。
とても落ち着いた仔で、厩舎に入る時は、真っ先に歩いてくる賢い仔でもありました。
馬運車に乗る際も、慌てず、騒がず。
スッと乗り込み、見守る仲間たちに、お手本を示してくれました。
さて、そのまま、1歳馬たちを放牧に出すことになり、向かった放牧地には・・・。
カモメの大群。
彼らは、海がしけた時や、放牧地が湿った時にやって来て、土の中の生物を餌にしています。
あまりの数に、興奮気味のルーラーシップ牝馬と栗毛のトーホウジャッカル牝馬。
まるでカモメを追い払うかのように、走り回っていました。
そして、不安げに、あたりの様子を伺います。
遠ざかっていく馬運車の中からは、鹿毛のジャッカルのいななきが聞こえ、ますます興奮気味の2頭。
「なになに?」
「どうしたの?」
そこへ、モーリス牝馬とロードカナロア牝馬が放され、
飛んでいたカモメたちも再び舞い降りて来たので、
落ち着いた面々。
ところが、どこでスイッチが入ったのか、今度は、向かいの放牧地にいた当歳のダイワメジャー牝馬が大興奮。
お姉さまたちの真似をして、しぶきをあげて走り回ると、
「気持ちいい!」
とばかりに、尻っ跳ね。
所狭しと、ひとりで放牧地を疾走していました。
「面白い仔ね」
と、見守る1歳牝馬たち。
1頭また1頭と、早生まれから育成牧場へ移動していき、少し寂しくなりました。
先週、コパノリッキー牝馬が育成牧場へ移動し、5頭となった、1歳牝馬早生まれグループ。
ニンジンを持ってのぞきに行くと、最初に、モーリス牝馬が気付きました。
ロードカナロア牝馬に続いて、やって来たのは、トーホウジャッカル牝馬。
そして、栗毛のトーホウジャッカル牝馬に、
ルーラーシップ牝馬。
ニンジンを見ると、ひとり占めしようとするリッキーがいなくなったので、さぞや仲良く並んで食べるだろうと思いましたが・・・。
今度は、ルーラーが、この調子。
怖いリッキーがいなくなったので、「今度は私の出番!」とばかり、威張っていました。
みんなニンジンに目がありません。
こちらは、牝馬の遅生まれグループ。
ロードカナロア牝馬が一番に駆けて来て、
エピファネイア牝馬、
ミッキーアイル牝馬と続きます。
仲の良い、こちらのグループでは、4月にやって来たドレフォン牝馬が、初めてニンジンを食べました。
以前から、周りのみんなが食べるニンジンに、興味はあった様子。
匂いを嗅いで、様子をうかがっていましたが、ついにカジカジ。
こぼさずに、完食しました。
そして、いつものこのポーズ。
フレーメンと言い、慣れないニンジンの匂いに、反応したのでしょう。
鼻がとても敏感な仔です。
これまでも、ニンジンを食べたことのない馬がいったん食べ始めると、他の馬たちと同じく、大好物になっていきました。
きっと、これからは、身を乗り出してくれることでしょう。
私がその場から離れた後、柵の間を、芝刈り機が通って行きました。
「何?なに?」と、大興奮なのは、カナとエピ。
「芝刈り機でしょ?知らないの?」と、淡々としているアイルとドレに対し、
ますますスイッチが入った、エピとカナ。
どうやら、気の合う仲間で、2-2に分かれた様子。
性格の違いが、垣間見えました。
ニンジンを持ってのぞきに行くと、最初に、モーリス牝馬が気付きました。
ロードカナロア牝馬に続いて、やって来たのは、トーホウジャッカル牝馬。
そして、栗毛のトーホウジャッカル牝馬に、
ルーラーシップ牝馬。
ニンジンを見ると、ひとり占めしようとするリッキーがいなくなったので、さぞや仲良く並んで食べるだろうと思いましたが・・・。
今度は、ルーラーが、この調子。
怖いリッキーがいなくなったので、「今度は私の出番!」とばかり、威張っていました。
みんなニンジンに目がありません。
こちらは、牝馬の遅生まれグループ。
ロードカナロア牝馬が一番に駆けて来て、
エピファネイア牝馬、
ミッキーアイル牝馬と続きます。
仲の良い、こちらのグループでは、4月にやって来たドレフォン牝馬が、初めてニンジンを食べました。
以前から、周りのみんなが食べるニンジンに、興味はあった様子。
匂いを嗅いで、様子をうかがっていましたが、ついにカジカジ。
こぼさずに、完食しました。
そして、いつものこのポーズ。
フレーメンと言い、慣れないニンジンの匂いに、反応したのでしょう。
鼻がとても敏感な仔です。
これまでも、ニンジンを食べたことのない馬がいったん食べ始めると、他の馬たちと同じく、大好物になっていきました。
きっと、これからは、身を乗り出してくれることでしょう。
私がその場から離れた後、柵の間を、芝刈り機が通って行きました。
「何?なに?」と、大興奮なのは、カナとエピ。
「芝刈り機でしょ?知らないの?」と、淡々としているアイルとドレに対し、
ますますスイッチが入った、エピとカナ。
どうやら、気の合う仲間で、2-2に分かれた様子。
性格の違いが、垣間見えました。