コンデュイットの牝馬、誕生

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まるで誰かに起こされたかのように、ハッと目が覚めた、といいます。

別室で、お産馬房のモニターテレビをつけたまま寝ていたリーダー。

その歩いてくる音と、「生まれそう」という小声に起こされ、私も飛び起きました。

時計は、午前2時40分。

(夕方、乳ヤニが両方ついたと言っていたクロちゃんのことか・・・。)

突然、心臓がバクバク鳴り出しました。昨年、難産の末、仔馬が亡くなってしまったクロちゃん。

汚れてもいい上着を重ね、少し遅れて、厩舎へ。

まだ真っ暗な空からは、しとしとと優しい雨が降っていました。

廊下にリーダーの姿はなく、クロちゃんの馬房の中で、酸素ボンベを持って座っている人の影が見えます。

傍らには、黒っぽい小さな馬体。

慌てました。急ぎ、手伝いに入ると、その仔馬はくたっとして動かず、一瞬またあの悪夢がよみがえります・・・。

その思いは、リーダーも同じでした。「いや!動いてる!」

酸素マスクの向こうで、首をもたげた仔馬は、やがて大きく抵抗し始め、 「自発呼吸できてる!大丈夫だ!」

少しだけ力が抜け、しかし、周囲に飛び散っている異様な赤い血に不安を覚えながら、産後の処理を続けます。

母馬のクロちゃんは、昨年と同じ態勢で藁の上に座り込んだまま。

リーダーが駆けつけた時には、すでに仔馬の体が半分出ていたとか。

ほぼ自力で産んだものの、その途中で何かあったのか、通常より出血の目立つ馬房。

「こっちも生まれるんだよ!」

隣のお産馬房では、座って仔馬の肢が出かかっている母馬の姿あり!

なんと、ダブル出産!

両方をにらみながらの対応となり、カメラを向ける余裕もありませんでしたが・・・・。

どうやら落ち着いているクロちゃんの様子に、一息をつきました。

コンデュイットの鹿毛の牝馬。

4・コン・誕生後 

1時間近く、立とうともがいては休憩していたその仔も、

とうとう立ち上がります。

4・コン・立った 

心配したクロちゃん。後産は普通に落ちたものの、何らかの原因で陰部が赤く腫れていました。

それでも、苦しい素振りはいっさい見せず、時折わが仔をぺろぺろとなめる様子に、こちらが励まされるくらい。

4・コン・なめる母と 

本当は、痛みがあったことでしょう。

立ち上がった仔のそばへスッと体を向けると、「飲みなさい」というふうに、じっとしています。

4・コン・クロちゃん 

仔が乳を飲むようになるにはまだ早い時間。

しかし、昨年、我が仔に乳を飲ませることが出来なかったクロちゃんにとっては、待ちに待った時間だったのかもしれません。

4・コン・乳を探す 

隣の仔馬が起立するのを確認して、私は家へ戻りました。

少し明るくなった空からは、まだ細かい雨粒が落ちています。

産後の状態を今しばらく観察しなければいけませんが、今年はなんとか迎えることができた、クロちゃんの新しい命。

しっかり守りたい、そう思いました。

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コメント
この記事へのコメント
おめでとうございます。
どちらとも無事で、本当によかった。
4月18日はネオくんの誕生日でもありますよね。
ネオくんの姿を重ねてしまうかもしれませんが、今後の成長をBlogを通して、しっかり見つめていきたいと思います✨
2012/04/20(金) 22:19 | URL | じゅんりん #-[ 編集]
ありがとうございます。
午前1時半まで起きていて、出産の動きがないので、眠ってしまっていました。
普通なら、人間の力を借りずとも、自然に生まれてくることの方が多いのですが、中には危ないこともあります。
この仔の、すでに亡くなった姉や兄が知らせてくれたのかなと、ふと思いましたが、ネオくんと誕生日が同じでしたか・・・。彼も見守ってくれていた、と思いたいですね。
いずれにしても、たくさんの馬たちの思い出を胸に、また新しい命に向き合っていきたいと思います。v-22
2012/04/21(土) 16:34 | URL | team yosshie #uvrEXygI[ 編集]
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