整歯と4頭の絆

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先月末から、それぞれの成長に合わせ、1歳馬の整歯を行っています。

今回は、3月生まれ中心の6頭。

馬歯科医さんの車が到着したので、1歳厩舎に向かっていると・・・。

1頭だけ連れて行かれたハーツクライ牝馬を心配して、放牧地に残された3頭の幼馴染みが、出入り口付近にたまっていました。

2・歯・心配するカンパニたち
 

ディープもカンパニもアリュールも、「あの仔だけ、どうしたのかしら?」という顔をして。

晴れて風のない、穏やかな朝。

厩舎に入ると、早速、ブラックタイド牡馬の整歯が始まっていました。

2・歯・タイド
 

陽気な歯医者さんのトークに笑っているうちに、施術は進みます。

毎回思うことですが、馬の扱いが柔らかく、巧み。

最初は戸惑い、反抗する馬たちが、見事におとなしくなり、涼しい顔で立っているのです。

2・歯・アリュール
 

「怒ることも必要」と言います。

つい最近、有名な現役馬を扱った時、わがまま過ぎて時間がかかった話を、笑いながら話されました。

「スタッフみんな、大事にし過ぎているよね」

よく分かる気がしました。

期待される馬ほど、腫れ物に触るかのようになりがちな、日本人の心理。

相手は、賢い馬ほど、対する人間を見極め、悪さを仕掛けてきます。

生産牧場の人間としては、初期馴致の大切さを考えさせられる話。

ゴールドアリュール牡馬が終わり、シンボリクリスエス牡馬の番になった時、

「この馬、ボス?」と聞かれて、びっくりしました。

「なんで、分かるんですか?」

多分、群れで一番強いので、人間にもその強いところを見せようとするのでしょう。

知らない人に、いきなり入ってこられ、口に手を入れられるわけですから、クリスくんにだって、意地があります。

それでも、種牡馬から現役馬、育成馬と、幅広く手がける馬歯科医さんにすれば、彼なんて、まだまだひよっこの部類。

瞬く間にマジックにかかり、おとなしく口に手を入れられています。

2・歯・クリス素手で
 

さて、ハーツクライ牝馬の順番がやって来ました。

前もって、「父・ハーツクライ」と言ってあったので、ニヤリと笑った歯科医さんの手順は、ことのほかスムーズでした。

2・歯・ハーツの番
 

ハーツクライ、恐るべし。

2・歯・ハーツ整歯
 

彼女も、クリスと同じくらい時間がかかりましたが、無事に終了。

一番歯の状態が悪かったのが、ホワイトマズル牡馬。

2・歯・マズル
 

おとなしいフジキセキ牡馬を整歯中に、

2・歯・キセキ
 

放牧地をのぞいてみると、3頭が残された早生まれ牝馬グループでは、

2・歯・3頭外で
 

明るい陽射しに眠そうなゴールドアリュール牝馬と、カンパニー牝馬のお尻に頭を乗せる、ディープインパクト牝馬の姿がありました。

「なんか、背高のっぽの仔がいなくなったけど、何してるんだろうね・・・」

という声が聞こえてきそう。

当のハーちゃんは、整歯が終わり、馬房の中で、ボーっとしていましたが、

2・歯・ハーちゃん馬房で
 

キセキくんの整歯終了と共に、再び放牧地へひかれていきました。

すると、どうでしょう!

戻ってくる仲間の姿を見つけたディープが、ヒヒヒヒンと鳴き、こちらにまっしぐら。

ハーツもそれに返事をし、カンパニーとアリュールも、すごい勢いで走ってきました。

2・歯・迎えに来る牝馬
 

思っていた以上の、4頭の強い絆に、感動。

「何よ!どこに行ってたの?」と、扉を開けて入ろうとするハーツに、みんなが近寄り、はたで見ていて、なんとも嬉しくなりました。

2・歯・何してたの
 

見えないけれど、心はしっかりつながっている4頭。いえ、4姉妹のようなもの。

まだまだ先になりますが、競走馬として、どんなふうに再会するのか、思いを巡らせています。

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2012/02/12(日) 21:16 | | #[ 編集]
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