それぞれの離乳

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昨日、ついに離乳の時となるシンボリクリスエス牡馬の放牧地へ。

牧柵の上に、2羽のアオサギがとまっていて、よく見ると、親子。

9・クリス・アオサギ
 

川を上るおびただしい数の鮭をねらっているのか、最近よく見かけます。

人の姿に、野生のアオサギは飛んでいってしまいましたが、婚姻色に染まったシロザケの動きを夢中で眺めていると・・・。

9・クリス・シロザケ・ブナ
 

背後から、のこのこと近付いてきたのは、クリスくん。

着ていたジャンバーを引っ張り始め、あんまりしつこいので、おでこをなでました。

9・クリス・のんびり
 

「こののんびり顔とも、しばらくお別れだな・・・・」

思った通りでした。

午前10時を過ぎ、母だけが放牧地から出されると、

9・クリス・母去る
 

「え?なんで?なんで僕も連れて行ってくれないの?」と、大騒ぎ。

9・クリス・叫び
 

ヒヒヒーン、ヒヒヒーンと、体も大きければ、声もでかい!

ジャンボ・クリスくんの悲鳴で、辺りは、一時、騒然としてしまいました。

9・クリス・悲鳴
 

「ねえ、お母さんは、どこ?」

9・クリス・捜す
 

こちらは、同時に離乳した、フジキセキ牡馬、グラスワンダー牝馬の組。

9・クリス・キセキたち
 

Curlin牡馬も、母を連れていかれたとたん、皆と一緒に走り回りましたが、

9・クリス・カーリン
 

守り役の母が残っているディープインパクト牝馬に、「おう、競走なら負けないぞ!」と仕掛けたり、

9・クリス・カーリン&ディープ
 

不安げなキセキくんに、「やるかぁ!」と、立ち向かったり、

9・クリス・カーリン&キセキ
 

母の不在にさほど動揺する気配もなく、

皆もCurlinの雰囲気に飲まれ、あっという間に落ち着いてしまいました。

9・クリス・4頭
 

隣の放牧地では、まだ落ち着かないクリス。

9・クリス・落ち着かないクリス
 

すでに試練を乗り越えた3頭の仲間は、そ知らぬ顔で草を食べているし、「自分だけどうして?」と。

4月生まれディープインパクト牝馬の母をはさみ、驚くほど静かな、もう一方の離乳組。

9・クリス・後方で走るクリス
 

その奥で、ひとり駆け回っているシンボリクリスエス牡馬の黒い馬体が、小さな点となって、あっちへこっちへ。

隣で、草を食む繁殖牝馬たちの姿を追い、遠くから聞こえるいななきに耳を傾け・・・・。

9・クリス・捜すクリス
 

離れた放牧地で鳴いていたのは、Curlin牡馬の母でした。

9・クリス・カーリン母
 

まだ産駒は2頭だけ。出産直後、子煩悩だったことを考えると、悲しみが痛いほどわかります。

フジキセキ牡馬の母とグラスワンダー牝馬の母は、比較的静かにしていました。

9・クリス・キセキ&ワンダー母
 

そして、シンボリクリスエス牡馬の母は、以前同じグループにいた仲間たちに加わり、淡々と草を。

9・クリス・クリス母
 

鳴くことはいっさい無し。今年で6産め。ベテランゆえ、すべてを悟っている気がしてなりません。

再び、クリスのところへ。

9・クリス・駆ける
 

駆けて、

9・クリス・捜し続ける
 

捜し続けて、彼の試練はまだ続きます。

その頃、隣の放牧地では、母が戻ってこないことに気付いたCurlin牡馬が、「あれ?」という顔をして歩き出し、母を呼んでいました。

9・クリス・カーリンも呼ぶ
 

それぞれの馬に、それぞれの背景があり、誰ひとり同じことなく、この大きな節目を迎えているところです。

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コメント
この記事へのコメント
こんにちは!N.Wです。とうとうクリス君も親離れしたのですね・・・。
試練を乗り越えてほしいです。
それにしても・・・クリス君母の健気さ、運命を受け入れているかのような大きさに頭が下がります。
「悟っている」のですね・・・。確かにそうとしか思えませんでした。ブログを読んでいて、目頭が熱くなりました。
クリス君と賢母が心穏やかに・・・と祈っています。もちろん他の母子たちも。
そういえば、「クリス君母」は、「サクセスブロッケンの母」でもあるわけですよね。
ふと、ブロッケンの賢さは、この母馬のものでもあるなと感じました。
だからきっと、ブロッケンの弟であるクリス君も、母との別れを乗り越え成長してくれると信じています。
2011/09/28(水) 18:36 | URL | N.W #-[ 編集]
ありがとうございます。
クリスくん、大きな体をしていて、マイペースな仔に見えましたが、母を失った悲しみはとても大きかったようです。
次の日も、そ知らぬ顔をする仲間を尻目に、ひとり顔を上げて捜している様子が、寂しげでした。
数日経った今は、もうすっかり落ち着いています。
母は、授乳中は体が辛そうでしたが、断乳して、とても楽になった様子です。
牡馬を育てるのは、やはり大変なようで。しかもジャンボサイズだったので、負担も大きかったと思います。
ベテランなので、離乳の時期をもちろん分かっているでしょうし、寂しさもあったと思いますが、それをあまり表に出さないところが、彼女の特徴です。
時折、カリッとしたところも見せる馬ですが、こういう時の落ち着きは、どこから来るのだろうと、本当に不思議になりますね。v-22
2011/10/04(火) 23:34 | URL | team yosshie #uvrEXygI[ 編集]
こんにちは!N.Wです。クリス君落ち着いてくれたようで、安心いたしました。
それにしても、マイペースな子は、意外と思いを抱え込みやすいかもしれませんね・・・。いえ、私自身もそう思うことがあったので。
クリス君が今から競走馬の道を踏み出そうとしていること、影ながら応援させていただきます!
そして、クリス君の母さんが、育児疲れから回復しているそうで。やっぱり男の子を育てるのは大変なんですね。フムフムです。
実は、私が応援している競走馬は牝馬が多く、引退すると母馬になり、その馬たちも男の子を生んだ年は、ずい分頑張っているようで(私的にはそう見えたわけです)、男の子育てる時は体力が必要なのですね。
でも、こうやってクリス君母子の写真や様子を知ることができてよかったと思います。なぜなら、クリス君が競走馬になった時に、「こういう子馬が競走馬になったんだよ!」と、感慨深いものが出て来ると思うのです。絶対。
そして、クリス君の母さんも、奥ゆかしい馬さんです。こちらのブログで性格や個性を知らないままならば、「どんな馬なのだろう?」と思いつつ「血統表の中にいる馬」というイメージだけだったでしょう。今は「奥ゆかしく賢いお母さん馬」とわかります。
それに「大好きなサクセスブロッケンの奥ゆかしさは、このお母さんの奥ゆかしさが遺伝したんだ!」と思えたのです。
彼女に“無理をせずに馬体をお大事に”とお伝えくださいませ。
お返事ありがとう。これからも応援いたしますね。
2011/10/11(火) 18:59 | URL | N.W #-[ 編集]
ありがとうございます。
人間臭いシンボリクリスエス牡馬。
ジャンボな体型と、そのなんともいえない性格で、どこへ行っても愛されること間違い無しでしょうね。
馬たちは、本当に一頭一頭個性的で、人間と同じ、目立つ子もいれば目立たない子もいます。
彼はとても目立つタイプ。
だからといって、一流の競走馬になれるかといえば、一概にそうとも言えず、性格だけでははかれないのがこの世界です。
でも、得たいの知れない馬がただ走っているのを見るより、生い立ちや性格のわかる馬が走っているのを見る方が、断然面白いですよね。
そうした個性ある馬たちの魅力を、たくさんの方々に是非感じていただきたく、こうしてブログを続けています。
N.Wさんに、上のような感想を持っていただけて、本当に光栄です。
命短い動物ですが、せめてその彼らの生きた証を残してあげたいと思っています。v-22
2011/10/13(木) 11:29 | URL | team yosshie #uvrEXygI[ 編集]
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