乳母、去る

ここでは、「乳母、去る」 に関する記事を紹介しています。
 3月生まれの2頭が離乳して10日目の朝、いよいよ乳母に育てられたダンカーク牡馬の離乳が行われることになりました。

まだ薄暗い5時半頃、放牧地をのぞきに行くと、こんな光景が・・・。

私の姿を見て、「入る時間かな?」と顔を上げる乳母に、ハービンジャー牡馬接近。

9・乳母・ハービン来る 

「飲めないかなぁ・・・」

9・乳母・くれないかな
 

乳母の背後で、もぞもぞ。

9・乳母・みんな来る
 

そこへ仲間と共に、ダンカーク

9・乳母・ダメ
 

「ダメだよ!」と言われたのか、あきらめるハービン。

9・乳母・あきらめる
 

いつの間にか現れて、そっと首を伸ばすオルフェーヴル牡馬に。

9・乳母・今度はオル
 

「ダメー!!」と、ダンくん。

9・乳母・ダメだよ
 

「ほらほら、あっちに行くよ!」

9・乳母・あっち行って
 

みんなを後ろから追って、乳母から離れました。

9・乳母・みんなで
 

半年間育ててくれたお母さんは、自分のモノなのです。

彼女は、この10日間、離乳した4頭の仔馬たちも、まとめて面倒をみてくれました。

9・乳母・遠景
 

ただ、そこにいるだけですが、その存在は、皆に安らぎをくれました。

9・乳母・ちょうだい
 

私たちにとっての、スーパーホース。

9・乳母・授乳
 

まるで、本当の子どものように、ダンカーク牡馬を育ててくれたことは、感謝してもしきれません。

9・乳母・ぞろぞろ
 

午前9時前、再び訪れた放牧地で、2頭は並んで食事をしていました。

9・乳母・くっついて
 

ゴールドアリュール牡馬。

9・乳母・アリュール
 

ハービンジャー牡馬。

9・乳母・ハービン
 

ロードカナロア牝馬。

9・乳母・カナ
 

そして、まだチャレンジしているオルフェーヴル牡馬。

9・乳母・オルフェ
 

この様子を見ていると、誰も見ていない時に、一度は成功したのではないかと、考えたくなります。

草を食べることに夢中の乳母に、別れの時が近付いていました。

9・乳母・誰か来る
 

ひかれていく時、何を思ったでしょうか。

9・乳母・行くよ
 

続く仔馬たち。

9・乳母・みんな
 

しばらく遊んでいたアリュールとカナロアも、

9・乳母・待って
 

急いで追いかけました。

9・乳母・追いかける
 

「今まで本当にありがとう!さようなら!」

9・乳母・さらば
 

後ろ姿につぶやいたのは、私だけ。

9・乳母・去る
 

どこからでもよく目立つ尾花栗毛の母がいなくなり、焦ったのはダンカークでした。

9・乳母・えー
 

みんなは、群れを先導するリーダーがいなくなり、なんだか出入り口で、うろうろ。

9・乳母・出入り口へ
 

そこへ、乳母を載せた馬運車が・・・。

9・乳母・馬運車
 

見送るカナとアリュール。

9・乳母・カナ&アリュール
 

ダンは、関係のない方向を向いて、捜していました。

9・乳母・ダン
 

それもそのはず。

乳母は、鳴き声ひとつたてず、静かに去っていったのです。

9・乳母・出発
 

後で聞いたところによると、その後も全く静かで、自分の牧場へ戻ると、いつもと変わらず、すたすた歩いていったとか。

大ベテランの彼女は、自分の役割をちゃんと理解していたのかもしれません。

残されたダンくんも、静かでした。

9・乳母・あら
 

まるで、乳をくれたお母さんは、自分の母ではないことを知っているかのように・・・。

友だちと普段通り、遊びに来ます。

9・乳母・ダンくん
 

先導する者がいなくなり、出入り口から離れようとしない仔馬たちを、私が誘導して奥へと連れていきました。

9・乳母・カナ先頭に
 

上着を引っ張って遊んでいたダンが、ふと寂しげに立ち止まり、

9・乳母・ふと
 

ひとり、また出口へと歩き出しました。

9・乳母・捜す
 

けれども、また止まり、みんなを振り返ります。

9・乳母・止まる
 

結局、その場で草を食べ始めました。

9・乳母・仲間たちと
 

昼夜放牧明けで、眠くなったのか、パタンと横になる、カナとアリュール。

9・乳母・カナ&アリュ
 

やって来るダン。

9・乳母・ダンくん来る
 

「あー、よく寝た!」

9・乳母・よっこら
 

当歳馬だけの生活が、始まりました。

9・乳母・仲間
 



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コメント
この記事へのコメント
乳母との離乳、何だかジーンときてしまいました。
私も優しい乳母かあさんにありがとうという気持ちです。
ハフリンガーの乳母もダン君も落ち着いているようで安心しました。
2017/01/13(金) 22:04 | URL | くえり #-[ 編集]
とうとう乳母母さんもお役目を終わって帰ったんですね。
他の母馬さんたちにも全く臆することなく堂々とした乳母さんでした。
このグループは離乳最後のダンくんがちょっと焦ったけれど
その後は落ち着いていて無事に離乳できて良かったですね。
乳母母さんのおかげでダンくんもすっかり元気で逞しくなりました。
成長していく様子を見て、ダンくん良かったね~と思っています。
2017/01/14(土) 00:29 | URL | aqua #hPjq5csI[ 編集]
ダンくんの乳母ママさんってホントにすごいですね。最初の乳母さんに受け入れてもらえず、ハラハラしながら見守っていたのがウソのようです。
ダンくんを実の子以上に可愛がって、離乳した他の子の面倒までちゃんと見てくれて……。オルフェくんが何度も授乳を期待したのも、乳母さんが優しいからですよね。仔馬たちに代わって心からありがとう!と言いたいです。
2017/01/14(土) 11:35 | URL | ラベンダー #8c6RAryI[ 編集]
ダンカーク君の誕生から乳母との出会い、乳母さんとの日々の出来事は、何度も何度も読み返していましたが、秋ごろ、「ダンカーク君と乳母さんももう離ればなれなんだろうな」と想像していたりしましたが、今回のブログでも涙が出ました。
乳母さん、ダンカーク君を溢れる愛情で立派に育ててくれてありがとう!
2017/01/15(日) 07:44 | URL | Hase #-[ 編集]
あのダンカークくんが明るく元気な子に…本当にうれしいです。あんなことがあったのに、生まれてきてすぐのことで本人はおぼえてないでしょうけれど、凄い出来事ですよね。でも何かを背負っているのに生かされた彼には何かがあると思うんだ。
2017/01/28(土) 17:44 | URL | さえ #ri9ZGTXE[ 編集]
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