午後六時過ぎ。窓の向こうの空が、真っ赤に焼けているのを見つけ、思わずシャッターを切りました。
このところ、雨天や曇天が多く、夕焼けを見るのは久々です。
水彩絵の具で塗って、ぼかしたような淡い色に、しばし感動して見つめながら、
昼夜放牧をしているので、”夕焼けをバックに黒いシルエットの馬たち”の写真が撮れないかと、あわてて外に飛び出しましたが・・・、
刻一刻と変わる空。
背景が良さそうな放牧地に駆けつけた時には、赤みはすっかり消え、灰色の雲が大部分を占めていました。
馬と一緒に暮らしていても、自然相手の写真は、なかなかタイミングよく撮れません。
とぼとぼと、帰る道すがら、先日離乳した”早生まれ組”の母馬集団の前を通ると、仔馬と別れたものどうし、仲良く、毛づくろいをしている姿がありました。
彼女たち、昨日の朝、獣医さんに最終の受胎確認をしてもらい、お腹の中で順調に仔馬が育っていることが判明したばかり。
「無事に良い仔を産むんだよ」と、つい声をかけると、きょとんとした顔で見つめていました。
初仔と別れた悲しみがやっと癒えたMr.Greeley牡馬の母さんは、ディープインパクトの仔を受胎。
デュランダル、ゴールドアリュール、ダイワメジャー、シンボリクリスエス等、社台スタリオンステーションで種付けした馬たちは、皆、無事に確認が終わっています。
来年は、そんな種牡馬たちの仔馬の誕生をご紹介。
流産、早産、死産等、思いがけず小さな命を失うこともあり、まだまだこれから先も気が抜けませんが、どんな仔たちに会えるのか、期待もふくらみます。
「どうか皆、無事に誕生しますように」
暗くなりかけた西の空をもう一度振り返り、心の中で祈りました。
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