北の小さな牧場から、競走馬を目指す仔馬の成長を、写真と共に綴ります。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・03-21  ※だるまさんがころんだ
 ・03-20  ※16歳の誕生日
 ・03-19  ※早春の気配
 ・03-18  ※再び大雪
 ・03-15  ※今日の取組

 7月17日、”海の日”の朝、1歳オルフェーヴル牝馬が、セレクションセールの前日展示に出発。

12時から、比較展示が始まりました。

7・セール・前日
 

上場馬234頭のうち、最初の40頭が、ずらりと並びます。

7・セール・顔
 

オルフェは、比較的、堂々として、来場者のチェックを受けていました。

7・セール・立つ
 

これまで、仲間と同じく昼夜放牧をしながら、運動や手入れを行ってきたオルフェ。

会場の馬房では落ち着かない素振りを見せていたので心配しましたが、外では穏やか。

約30分の比較展示の最後には、常歩で会場を1周しました。

7・セール・歩く
 

そして、割り当てられた厩舎へ。

7・セール・厩舎へ
 

その後も、購買を検討中の方が来れば、馬房の外へ出て、展示。

7・セール・にわか雨
 

通り雨が過ぎ、晴れやかな太陽がのぞく頃も、外へ。

7・セール・何度か
 

こんな様子で、1日目が終了しました。

「どうかな・・・。売れるかな・・・」

丹念に馬体を見ていく方、設定価格を聞く方がいる一方で、素通りする方ももちろんいます。

期待半分、不安半分。

そして、いよいよセリ当日の朝。

番号は、10番。

1番の馬が、セールリンクに入った頃には、もうすでに待機所で周回を重ねていました。

7・セール・朝
 

慣れない馬房で、一晩過ごした分、若干、やつれたようにも見えます。

7・セール・間近
 

「早過ぎる番号は、お客さんが様子見するからなぁ」

売るために、決して良いとは言えない条件でしたが、あっという間に順番が回って来るのは、気分的に少し楽でした。

セリ会場の上段から、入場してきたオルフェを見つめます。

7・セール・開始
 

ほどなく「800万!」の声。

肩の力が抜けました。

少しずつ競り上がり、最終的には、1400万円で、ハンマーの音。

7・セール・ハンマー
 

セリ人の「番号は、1番のお客様」と聞いたとたん、購買者は「中央競馬会だ!」とわかりました。

”日本中央競馬会”購入の馬たちは、JRAで育成され、来春のブリーズアップセール(2歳調教セール)で、新たにオーナーを探すことになります。

それでも、毎年の高い売却率とその後の活躍を考えれば、大船に乗った気分でいても良いでしょうか。

ひとまず、安心。

これからが、勝負です。

7・セール・退場
 

今回は、今月の新馬戦で早くも初年度産駒の勝利をあげた、父オルフェーヴルの力があったことは言うまでもありません。

7・セール・オル顔
 

父の名に恥じない活躍が出来るよう、彼女にも、しっかり頑張ってほしいと思います。


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