北の小さな牧場から、競走馬を目指す仔馬の成長を、写真と共に綴ります。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・08-30  ※札幌競馬場にて
 ・07-18  ※セレクションセール
 ・07-17  ※函館の空の下
 ・06-09  ※水たまり発見
 ・06-02  ※私も入れて

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 今朝、パソコンを開くと、このブログのメールフォームから送信された新着メールが。

「訪問の問い合わせかな?」と開封してみると、それは意外な連絡でした。

2011年産馬、今年で6歳になるハーツクライ牝馬が、その方のご主人経営の三重の乗馬クラブにいるとのこと。

クラブのブログに、1歳時の画像を転載した旨の知らせだったのです。

競走馬名は、ドリスバローズ。

一気に懐かしさが込み上げてきました。

メールに記されていたアドレスから、そのページへ行ってみると、今は、マーチという名で登録されていることがわかりました。

偶然、ドリスバローズで検索していたら、このブログを発見されたとのこと。

クラブの記事からは、彼女が昔と変わらず、とても人懐こく、皆さんから愛されて過ごしている様子がわかり、思わずジーンときました。

牧場を巣立ってから4年半になります。

育成牧場にいた頃、期待され、早々と2歳の6月デビューを迎えたものの、9着。

その後もパッとしない成績のまま、いつの間にか引退。

ファンの方から、乗馬になったことを聞いた覚えはありますが、よくあることなので、もうすっかり忘れていました。

「元気でいてくれたらいいな・・・」

そこまでしか、私たちには願えません。

毎年生まれ、毎年デビューし、毎年引退していく生産馬たち。

その1頭1頭がどこでどのように暮らしているか、知りたくもあり、知りたくなくもあり。

それは、この世界の現実を知る人間なら、誰しもが思うことでしょう。

競馬場を去ったすべての馬たちが幸せな余生を送れるのなら、こんなに素晴らしいことはありません。

少しでも、その可能性が残されるよう、生産馬たちには、とにかく人を信頼し、人から愛される馬になるよう、育てているつもりです。

4年半という月日の中で、次第に遠ざかっていた彼女の記憶。

まずは、以前ファンの方からいただいた写真を引っ張り出し、

4・その後・ドリス
 

4・あの頃・デビュー
 

自分の記事をもう一度開いて思い出していると、こんな文に出会い、ハッと息をのみました。

2012年9月3日の記事。

ハーちゃんが育成牧場へ出発する前日に、私が記していたのは、こんな言葉でした。

”人との出会いもありました。これから先も、そんなふうに人と人とをつなげる馬になってくれたら、と願います。”

「まさに、そうなってくれた・・・」と思うと、涙が止まらなくなりました。

あの頃の仲間たちは、いったいどうしていることでしょう。

同じグループではありませんが、同期の1頭は、ここに戻り、昨日、初めての種付けに行きました。

幼馴染みの1頭は、別の牧場で繁殖入りし、この春牡馬を産んだものの、育児拒否で、乳母が育てていると聞きました。

まだ、なんとか現役続行中の仲間もいますが、あとは、ほとんど行方知れず。

今回の突然の連絡は、これまで育ててきた馬たちからの「忘れないで」という無言のメッセージのようにも思えます。

実は最近も、生産馬が千葉の乗馬クラブにいるとの知らせが入りました。

4歳ハービンジャー牝馬、アウェイキング。

やはり呼び名は変わっていて、たまたま母馬名を見て、わかったそうです。

こうして、たくさんの方々に見守られていることが、馬たちの力になっている気がします。

引退した後の道を導いてくださった方々、そして現在携わってくださっている方々に対しても、感謝の気持ちを忘れてはいけない・・・そう思いました。

スポンサーサイト

関連タグ : ハーツクライ, ハービンジャー,

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。