28日に、生後2日目のダノンシャンティ牡馬が、外へ出ました。
朝日を浴びて、きらきら。
まだ座ることが苦手で、立ったまま寝てしまうため、肢が腫れています。
母が心配そうに、顔を寄せると、
時々、「よっこら・・・」と、肢をもじもじさせるのですが、勇気が出ず、失敗。
見ている方は、つい「そう!もう少し!」と力が入ります。
なかなか簡単にはいきません。
隣で見ているのは、この日で生後6日目のダノンバラード牝馬。
「何やってるのかしら?」と、不思議そう。
小さなシャンティに、興味津々です。
徐々に、動きが出て来たシャンティくん。
牧柵をかじってみました。
太陽の光に刺激を受け、目が覚めて来たのでしょうか。
バラードちゃんが、仔ジカのように、パドックを駆け始め、
軽快な身のこなしを披露。
「いいねえ!」と、注目していると、
シャンティも、タタッと駆け出します。
「見てー」
そんな感じで、ゆっくりと。
生まれて間もない2頭が、早速張り合っているようで、頼もしくなりました。
朝日を浴びて、きらきら。
まだ座ることが苦手で、立ったまま寝てしまうため、肢が腫れています。
母が心配そうに、顔を寄せると、
時々、「よっこら・・・」と、肢をもじもじさせるのですが、勇気が出ず、失敗。
見ている方は、つい「そう!もう少し!」と力が入ります。
なかなか簡単にはいきません。
隣で見ているのは、この日で生後6日目のダノンバラード牝馬。
「何やってるのかしら?」と、不思議そう。
小さなシャンティに、興味津々です。
徐々に、動きが出て来たシャンティくん。
牧柵をかじってみました。
太陽の光に刺激を受け、目が覚めて来たのでしょうか。
バラードちゃんが、仔ジカのように、パドックを駆け始め、
軽快な身のこなしを披露。
「いいねえ!」と、注目していると、
シャンティも、タタッと駆け出します。
「見てー」
そんな感じで、ゆっくりと。
生まれて間もない2頭が、早速張り合っているようで、頼もしくなりました。
放牧地に、こんな風景が広がっていました。
3月上旬までに生まれた3頭の牝馬たち。
トーセンジョーダン牝馬の母は、どこへやら。
お母さんより、友達と一緒にいる方が楽しいのか、ジョーダンは、よくこのグループに混ざっています。
さて、こちらの放牧地には、
栗毛のオルフェーヴル牝馬と、
キズナ牡馬。
母と共にやって来ると、早速、口遊び。
徐々に近付いてきた栗オルちゃんも、
キズナ母さんが向こうへ行ってしまうと、
やって来ました。
キズナ母さんが戻って来ると、サッと逃げて、
いなくなると、接近。
仔馬どうしは、ずいぶん慣れてきたようです。
この放牧地の脇の木陰には、エゾエンゴサクが、今年もきれいに咲いていました。
ふと顔を上げると、母の元へ戻っていたキズナくんが、
栗オルちゃんに接近中。
互いに興味があるようで、
近付いては、
離れ、
近付いては、
離れ。
アプローチが続きます。
キズナ母さんが戻って来ると、甘えん坊のキズナくんは、ぺったり。
母乳をもらうと、寝てしまいました。
そこへ、栗オルちゃん。
「遊ばないの?」
眠気に勝てないキズナくんは、あちこち突かれても、起きる気なし。
「起きないなぁ・・・」
あきらめて、お母さんのもとへ。
自分も乳を飲むと、
「よいしょ」と足を折りたたんで、
寝ることにしたようです。
その頃、キズナくんは、夢の中。
どんな状況でも、すぐに寝られるタイプ。しばらくは、ピクリとも動きませんでした。
3月上旬までに生まれた3頭の牝馬たち。
トーセンジョーダン牝馬の母は、どこへやら。
お母さんより、友達と一緒にいる方が楽しいのか、ジョーダンは、よくこのグループに混ざっています。
さて、こちらの放牧地には、
栗毛のオルフェーヴル牝馬と、
キズナ牡馬。
母と共にやって来ると、早速、口遊び。
徐々に近付いてきた栗オルちゃんも、
キズナ母さんが向こうへ行ってしまうと、
やって来ました。
キズナ母さんが戻って来ると、サッと逃げて、
いなくなると、接近。
仔馬どうしは、ずいぶん慣れてきたようです。
この放牧地の脇の木陰には、エゾエンゴサクが、今年もきれいに咲いていました。
ふと顔を上げると、母の元へ戻っていたキズナくんが、
栗オルちゃんに接近中。
互いに興味があるようで、
近付いては、
離れ、
近付いては、
離れ。
アプローチが続きます。
キズナ母さんが戻って来ると、甘えん坊のキズナくんは、ぺったり。
母乳をもらうと、寝てしまいました。
そこへ、栗オルちゃん。
「遊ばないの?」
眠気に勝てないキズナくんは、あちこち突かれても、起きる気なし。
「起きないなぁ・・・」
あきらめて、お母さんのもとへ。
自分も乳を飲むと、
「よいしょ」と足を折りたたんで、
寝ることにしたようです。
その頃、キズナくんは、夢の中。
どんな状況でも、すぐに寝られるタイプ。しばらくは、ピクリとも動きませんでした。
ブラックタイド牝馬が、広い草地に放れました。
ダノンシャンティ牡馬の誕生で、その母が使っていた放牧地が空いたためです。
母よりも先に飛び出してくる、タイドちゃん。
色々な場所を探検中。
ちょこちょこっとやって来ては、少しだけいたずらをして、また散策。
大地が日ごとに緑を増し、
青い空を背景に、
癒しの風景を作ってくれます。
夢中で草を食む母とは対照的に、
遊びに忙しいタイドちゃん。
奥の方へ駆けて行ったと思うと、
跳ね回って、
こちらへ。
「気になるなぁ」
ちらっと振り返って、観察。
新しい場所は、何もかもが新鮮です。
牧柵の脇の草地には、今年もキバナノアマナが咲き出しました。
私が可憐な花々に夢中になっている間に、また駆け出していくタイド。
お母さんが一生懸命あとを追っているのを知ってか知らずか、
楽しそうに、しっぽを振って、移動。
太陽に向かって、きらきらと咲くニリンソウのように、とても元気。
それでも、しばらくすると、燃料切れしたように、パタンと横たわっていました。
そーっと近付いていきます。
ムニャ?
そして、また、パタン。
柔らかい草の上なら、そこらじゅうがベッド。
いつまでも見ていたい姿でした。
ダノンシャンティ牡馬の誕生で、その母が使っていた放牧地が空いたためです。
母よりも先に飛び出してくる、タイドちゃん。
色々な場所を探検中。
ちょこちょこっとやって来ては、少しだけいたずらをして、また散策。
大地が日ごとに緑を増し、
青い空を背景に、
癒しの風景を作ってくれます。
夢中で草を食む母とは対照的に、
遊びに忙しいタイドちゃん。
奥の方へ駆けて行ったと思うと、
跳ね回って、
こちらへ。
「気になるなぁ」
ちらっと振り返って、観察。
新しい場所は、何もかもが新鮮です。
牧柵の脇の草地には、今年もキバナノアマナが咲き出しました。
私が可憐な花々に夢中になっている間に、また駆け出していくタイド。
お母さんが一生懸命あとを追っているのを知ってか知らずか、
楽しそうに、しっぽを振って、移動。
太陽に向かって、きらきらと咲くニリンソウのように、とても元気。
それでも、しばらくすると、燃料切れしたように、パタンと横たわっていました。
そーっと近付いていきます。
ムニャ?
そして、また、パタン。
柔らかい草の上なら、そこらじゅうがベッド。
いつまでも見ていたい姿でした。
4月26日、午後11時5分に、父ダノンシャンティの牡馬が誕生しました。
予定日より8日遅れ。
母は、昨年の初産が難産。
診療センターで胎児を出してもらったものの、前肢に先天的な異常があったため立てず、安楽死処分したという経緯がありました。
「今年は、無事に母になってほしい」という願いが強く、早めに待機。
苦しんで苦しんで、立ったまま、いきんで産もうとするため、気をもみましたが、最後は自分で横たわり、出産に至りました。
牝馬が多い今年のメンバーの中で、貴重な牡馬の誕生です。
母は疲れ切り、しばらく横たわったままでした。
仔馬も、4日前に生まれたテキパキした牝馬に比べると、少しスローモー。
なかなか立てないので起こし、乳が飲めるように補助し・・・と、夜が明けるまで、手はかかりましたが、なんとか自力ですべてのことが出来るようになります。
朝のシャンティくん。
まだ、肢をたたんで寝るのが苦手で、気が付くと、立ったまま、うとうと。
特徴が少ないと思っていたら、額に、わずかな差し毛がありました。
やっぱり、うとうと。
生後半日も経っていないので、仕方がありません。
外の、ダノンバラード牝馬は、元気いっぱい。
母と近付いてくると、早速、手袋を引っ張っていました。
日が高く上った頃、再びのぞいてみると、
「なあに?また、来たの?」
バケツの中に口を入れたり、
シートをいじってみたり、好奇心が強そう。
母と一緒に、
散歩を楽しんでいるように見えました。
今はおっとりしたシャンティくんと、
いずれは、駆け回る日が来ることでしょう。
予定日より8日遅れ。
母は、昨年の初産が難産。
診療センターで胎児を出してもらったものの、前肢に先天的な異常があったため立てず、安楽死処分したという経緯がありました。
「今年は、無事に母になってほしい」という願いが強く、早めに待機。
苦しんで苦しんで、立ったまま、いきんで産もうとするため、気をもみましたが、最後は自分で横たわり、出産に至りました。
牝馬が多い今年のメンバーの中で、貴重な牡馬の誕生です。
母は疲れ切り、しばらく横たわったままでした。
仔馬も、4日前に生まれたテキパキした牝馬に比べると、少しスローモー。
なかなか立てないので起こし、乳が飲めるように補助し・・・と、夜が明けるまで、手はかかりましたが、なんとか自力ですべてのことが出来るようになります。
朝のシャンティくん。
まだ、肢をたたんで寝るのが苦手で、気が付くと、立ったまま、うとうと。
特徴が少ないと思っていたら、額に、わずかな差し毛がありました。
やっぱり、うとうと。
生後半日も経っていないので、仕方がありません。
外の、ダノンバラード牝馬は、元気いっぱい。
母と近付いてくると、早速、手袋を引っ張っていました。
日が高く上った頃、再びのぞいてみると、
「なあに?また、来たの?」
バケツの中に口を入れたり、
シートをいじってみたり、好奇心が強そう。
母と一緒に、
散歩を楽しんでいるように見えました。
今はおっとりしたシャンティくんと、
いずれは、駆け回る日が来ることでしょう。
4月22日、午後0時53分に、父ダノンバラードの牝馬が誕生しました。
予定日から3日遅れ。
雨が降っていたため、厩舎に入っていた母馬は、昼休み頃から馬房内をうろうろし始めました。
初めての出産なので、静かに見守ること、1時間。
寝て、苦しそうにいきんでいた母馬から、最後は、するするっと出て来たのが、この女の仔。
よく動き、とても元気でした。
疲れ切って、しばらく立てなかったお母さん。
その横を、立とうと踏ん張り、ずりずりと移動していきます。
我の強い母なので、我が仔だと認識し、無事に子育てをしてくれるのか、とても心配でしたが・・・。
杞憂に終わりました。
すぐに仔馬の体をなめ始め、落ち着いている様子。
仔馬が立つ頃には起き上がり、乳を探し始めると静止する、良いお母さんでした。
そして、生後2日目にパドックへ。
初仔ということもあり、大柄な母と比べると、本当にちっちゃな女の仔。
でも、肢がスッと長く、将来的には大きくなるかもしれません。
動きがキビキビしていて、早速、辺りを駆け回っていました。
今は、身軽さが取り柄。
顔には、昇り竜。
母にしっかり守られて、
すくすくと大きくなってくれることを願っています。
予定日から3日遅れ。
雨が降っていたため、厩舎に入っていた母馬は、昼休み頃から馬房内をうろうろし始めました。
初めての出産なので、静かに見守ること、1時間。
寝て、苦しそうにいきんでいた母馬から、最後は、するするっと出て来たのが、この女の仔。
よく動き、とても元気でした。
疲れ切って、しばらく立てなかったお母さん。
その横を、立とうと踏ん張り、ずりずりと移動していきます。
我の強い母なので、我が仔だと認識し、無事に子育てをしてくれるのか、とても心配でしたが・・・。
杞憂に終わりました。
すぐに仔馬の体をなめ始め、落ち着いている様子。
仔馬が立つ頃には起き上がり、乳を探し始めると静止する、良いお母さんでした。
そして、生後2日目にパドックへ。
初仔ということもあり、大柄な母と比べると、本当にちっちゃな女の仔。
でも、肢がスッと長く、将来的には大きくなるかもしれません。
動きがキビキビしていて、早速、辺りを駆け回っていました。
今は、身軽さが取り柄。
顔には、昇り竜。
母にしっかり守られて、
すくすくと大きくなってくれることを願っています。
関連タグ : ダノンバラード,
生後半月を過ぎたブラックタイド牝馬とキズナ牡馬が、合流。
母どうしが顔見知りなので安心していましたが、小さい我が仔を連れていると、やはり緊張が走るようです。
タイドちゃんに、「気を付けるのよ!」と言っているような母。
ぴったりと寄り添って、
常に守っていました。
それに対し、ベテランで少し余裕のある、キズナくんの母。
草を食べながら移動を始めると、タイドちゃんたちは、逃げるように離れていきます。
「ニンジン持ってる?」
「なになに?」
タイドちゃんが、じっと見つめていると、
キズナ母さんに怒られてしまいました。
ベテランとはいえ、我が仔に近付く者は敵。
油断禁物です。
そんなやりとりを見つめている折、急に隣が騒がしくなりました。
「ん?」
雌ジカの小さな群れが、突然放牧地に現れたようです。
「あらあら・・・」と、眺めていると、気付いたスプライトがシカと併走を始め、
シカたちもびっくり!大慌て。
一目散に逃げ出したので、ほかの馬たちも、びっくり!
競走となってしまいました。
牧柵まで来ると、左右に曲がる馬たちに対し、シカはくぐることを選択。
やっと柵の外へ。
とりあえず、誰も追って来なくなって、一安心のシカたち。
この騒ぎを、親子馬たちも、緊張した面持ちで見守っていた様子。
3月生まれの2組の親子たちも、「いったい、どうしたの?」と駆け付けていました。
夜間に行動することの多いエゾシカが、昼前に現れることは珍しく、時折、こうしたハプニングが起こります。
キタキツネくらいなら、
動じない馬たち。
自然と共存するためには、慣れるしかありません。
母どうしが顔見知りなので安心していましたが、小さい我が仔を連れていると、やはり緊張が走るようです。
タイドちゃんに、「気を付けるのよ!」と言っているような母。
ぴったりと寄り添って、
常に守っていました。
それに対し、ベテランで少し余裕のある、キズナくんの母。
草を食べながら移動を始めると、タイドちゃんたちは、逃げるように離れていきます。
「ニンジン持ってる?」
「なになに?」
タイドちゃんが、じっと見つめていると、
キズナ母さんに怒られてしまいました。
ベテランとはいえ、我が仔に近付く者は敵。
油断禁物です。
そんなやりとりを見つめている折、急に隣が騒がしくなりました。
「ん?」
雌ジカの小さな群れが、突然放牧地に現れたようです。
「あらあら・・・」と、眺めていると、気付いたスプライトがシカと併走を始め、
シカたちもびっくり!大慌て。
一目散に逃げ出したので、ほかの馬たちも、びっくり!
競走となってしまいました。
牧柵まで来ると、左右に曲がる馬たちに対し、シカはくぐることを選択。
やっと柵の外へ。
とりあえず、誰も追って来なくなって、一安心のシカたち。
この騒ぎを、親子馬たちも、緊張した面持ちで見守っていた様子。
3月生まれの2組の親子たちも、「いったい、どうしたの?」と駆け付けていました。
夜間に行動することの多いエゾシカが、昼前に現れることは珍しく、時折、こうしたハプニングが起こります。
キタキツネくらいなら、
動じない馬たち。
自然と共存するためには、慣れるしかありません。
今日は、晴天ながら強い北風の吹く日となりました。
鯉のぼりが、飛んでいきそうな勢いで、はためいています。
放牧地には、新たにブラックタイド牝馬の姿。
しばらく着ていなかった馬服を再びまとい、母と共に。
先日の雨で水たまりが出来ているため、肢や服が泥跳ねだらけでした。
しっぽをピンと張って、風に負けず、ひょいひょい。
こちらにやって来ると、母がニンジンや草を食べている間、一生懸命、乳を吸っていました。
動き出した2頭。
奥の方まで行くと、タイドちゃんが先頭きって、駆け出しました。
「待って!」と、お母さん。
夢中で跳ねるタイドとは対照的に、辺りに目を光らせます。
隣の放牧地の牝馬たちが、「なに?なに?」と集まってくると、さらに緊張。
「行くわよ!」と、しっぽを上げて、我が仔を誘導していました。
ひと段落すると、草を食べ始めたタイドちゃん。
モシャモシャ。
そして、また出発。
母顔負けの先行馬となるのでしょうか。
変わって、3月生まれのキズナ牡馬は、相変わらずのやんちゃぶり。
母の周りをぐるっと回った後、
手前に飛び出してきました。
慌てる母。
栗毛のオルフェーヴル牝馬とは、なかなか距離が縮まりません。
生後1ヵ月を過ぎるこれからに期待。
舌をペロッと出した栗オルちゃん。
何を思ったのか、寝ているキズナくんではなく、そのお母さんの方へ、すたすた。
案の定、「何しに来たの!」と、怒られ、びっくり。
突飛な行動をとる”不思議ちゃん”に、目が点になりました。
真っ白く連なる、日高山脈のふもと。
あちこちの放牧地で、こうして仔馬たちが跳ね回っていることでしょう。
鯉のぼりが、飛んでいきそうな勢いで、はためいています。
放牧地には、新たにブラックタイド牝馬の姿。
しばらく着ていなかった馬服を再びまとい、母と共に。
先日の雨で水たまりが出来ているため、肢や服が泥跳ねだらけでした。
しっぽをピンと張って、風に負けず、ひょいひょい。
こちらにやって来ると、母がニンジンや草を食べている間、一生懸命、乳を吸っていました。
動き出した2頭。
奥の方まで行くと、タイドちゃんが先頭きって、駆け出しました。
「待って!」と、お母さん。
夢中で跳ねるタイドとは対照的に、辺りに目を光らせます。
隣の放牧地の牝馬たちが、「なに?なに?」と集まってくると、さらに緊張。
「行くわよ!」と、しっぽを上げて、我が仔を誘導していました。
ひと段落すると、草を食べ始めたタイドちゃん。
モシャモシャ。
そして、また出発。
母顔負けの先行馬となるのでしょうか。
変わって、3月生まれのキズナ牡馬は、相変わらずのやんちゃぶり。
母の周りをぐるっと回った後、
手前に飛び出してきました。
慌てる母。
栗毛のオルフェーヴル牝馬とは、なかなか距離が縮まりません。
生後1ヵ月を過ぎるこれからに期待。
舌をペロッと出した栗オルちゃん。
何を思ったのか、寝ているキズナくんではなく、そのお母さんの方へ、すたすた。
案の定、「何しに来たの!」と、怒られ、びっくり。
突飛な行動をとる”不思議ちゃん”に、目が点になりました。
真っ白く連なる、日高山脈のふもと。
あちこちの放牧地で、こうして仔馬たちが跳ね回っていることでしょう。
昨日、暴風雨のため厩舎で過ごした馬たち。
今朝は、1日ぶりに外へ出ることが出来ました。
初めて、広い放牧地へ出た、生後半月のキズナ牡馬。
朝一番に親子で走り回ったので、この時間はすっかり落ち着いていました。
隣の放牧地から、のぞいているのは、トーセンジョーダン牝馬。
「ん?だれ?」
ジョーダンたち3組の親子も、今朝、さらに広い放牧地に移りました。
キズナくんは、まだひとり。
ゴールドアリュール牝馬とヘニーヒューズ牝馬は、奥の方で一緒。
手袋を上手に抜き取ったジョーダン。
嬉しそうに振り回すと、
くわえたまま、そこらじゅうを走っていました。
そして、みんなのところへ移動していったので、私も移動。
ジョーダンは、ヘニーにチャレンジ。
あまりのしつこさに、逃げられ、
「じゃあ、こっち!」
天性の明るさで、友達作りに励んでいる様子。
キズナくんの方は、休憩タイムに入ったようで、母がいなくなっても、平然としていました。
隣のトーセンジョーダン牝馬、
ゴールドアリュール牝馬、
ヘニーヒューズ牝馬たちが近付いてきたので、遊んでいると、
キズナくん、お目覚め。
離れたところに寝ていた母を、
起こします。
よっこらしょ!
「早く飲ませてよぉ!」
ぱっちりした目で、母を追いかけていました。
3人娘のアリュール、
ジョーダン、
ヘニー。
時々、相手の母たちに叱られながらも、
距離が縮まっている3頭。
特にこの2頭は、
共に、一番最初に出会った相手なので、
仲が良く、
元気いっぱい。
広い場所に移ったためか、今日は一段と嬉しそうに跳ね回っています。
どこからともなく現れたミケも。
雨上がりの草の勢いのように、みんな生き生きしていました。
今朝は、1日ぶりに外へ出ることが出来ました。
初めて、広い放牧地へ出た、生後半月のキズナ牡馬。
朝一番に親子で走り回ったので、この時間はすっかり落ち着いていました。
隣の放牧地から、のぞいているのは、トーセンジョーダン牝馬。
「ん?だれ?」
ジョーダンたち3組の親子も、今朝、さらに広い放牧地に移りました。
キズナくんは、まだひとり。
ゴールドアリュール牝馬とヘニーヒューズ牝馬は、奥の方で一緒。
手袋を上手に抜き取ったジョーダン。
嬉しそうに振り回すと、
くわえたまま、そこらじゅうを走っていました。
そして、みんなのところへ移動していったので、私も移動。
ジョーダンは、ヘニーにチャレンジ。
あまりのしつこさに、逃げられ、
「じゃあ、こっち!」
天性の明るさで、友達作りに励んでいる様子。
キズナくんの方は、休憩タイムに入ったようで、母がいなくなっても、平然としていました。
隣のトーセンジョーダン牝馬、
ゴールドアリュール牝馬、
ヘニーヒューズ牝馬たちが近付いてきたので、遊んでいると、
キズナくん、お目覚め。
離れたところに寝ていた母を、
起こします。
よっこらしょ!
「早く飲ませてよぉ!」
ぱっちりした目で、母を追いかけていました。
3人娘のアリュール、
ジョーダン、
ヘニー。
時々、相手の母たちに叱られながらも、
距離が縮まっている3頭。
特にこの2頭は、
共に、一番最初に出会った相手なので、
仲が良く、
元気いっぱい。
広い場所に移ったためか、今日は一段と嬉しそうに跳ね回っています。
どこからともなく現れたミケも。
雨上がりの草の勢いのように、みんな生き生きしていました。
2日間、雪がちらつく寒い日が続きましたが、今日から、また春らしい気温になるようです。
朝方冷えていたので、馬服を着た当歳馬たちも、のんびり。
1歳牝馬3頭は、寝ていました。
雨のおかげで、急に草が青々してきた気がします。
気持ち良さそうに目をつぶっているのは、ロードカナロア牝馬。
ぐるっと回ってみても、起きる気配はありません。
ビロードのような深い光沢の毛皮に、ついつい手を伸ばしたくなります。
隣の放牧地では、ニンジンに目がないゴールドアリュール牡馬が、早速動き出しました。
栗毛のオルフェーヴル牡馬も。
2頭なら、争うことなく、仲良く食べることが出来ます。
そこへ、スクリーンヒーロー牡馬。
3頭でも、なんとか。
後ろで、牝馬たちが起き上がったので、みんなにあげようとすると、こちらはオルフェーヴル牝馬が強気。
逃げるディープインパクト牝馬に、急いで渡しました。
ここで後ろを振り返ると、食いしん坊のハービンジャー牡馬がとうとう気付いて、こちらへ。
母親のシルエットにも、父親のハービンジャーにも似ています。
彼が来ると、周りの馬たちは、戦々恐々。
ギロッとにらまれて、いつもヒーローの陰に隠れる栗オル。
そして、やっと、ダンカーク牡馬。
「なんだぁ、みんな来てたの?」と、急いでニンジンをかじります。
最後に、オルフェーヴル牡馬。
これで、共に冬を越した5頭が揃いました。
4月から、この5頭に加えて、新たなメンバーを迎えています。
青毛のエイシンフラッシュ牡馬と、栗毛のハーツクライ牡馬。
それぞれ別の牧場から移って来ましたが、2頭で放牧しているため、2週間で、すっかり仲良くなりました。
ニンジンを少しかじってみたり、匂いをかいだりと、人や環境にも慣れて来ています。
1歳メンバーたちは、これから秋まで、のびのびと過ごしてくれることでしょう。
朝方冷えていたので、馬服を着た当歳馬たちも、のんびり。
1歳牝馬3頭は、寝ていました。
雨のおかげで、急に草が青々してきた気がします。
気持ち良さそうに目をつぶっているのは、ロードカナロア牝馬。
ぐるっと回ってみても、起きる気配はありません。
ビロードのような深い光沢の毛皮に、ついつい手を伸ばしたくなります。
隣の放牧地では、ニンジンに目がないゴールドアリュール牡馬が、早速動き出しました。
栗毛のオルフェーヴル牡馬も。
2頭なら、争うことなく、仲良く食べることが出来ます。
そこへ、スクリーンヒーロー牡馬。
3頭でも、なんとか。
後ろで、牝馬たちが起き上がったので、みんなにあげようとすると、こちらはオルフェーヴル牝馬が強気。
逃げるディープインパクト牝馬に、急いで渡しました。
ここで後ろを振り返ると、食いしん坊のハービンジャー牡馬がとうとう気付いて、こちらへ。
母親のシルエットにも、父親のハービンジャーにも似ています。
彼が来ると、周りの馬たちは、戦々恐々。
ギロッとにらまれて、いつもヒーローの陰に隠れる栗オル。
そして、やっと、ダンカーク牡馬。
「なんだぁ、みんな来てたの?」と、急いでニンジンをかじります。
最後に、オルフェーヴル牡馬。
これで、共に冬を越した5頭が揃いました。
4月から、この5頭に加えて、新たなメンバーを迎えています。
青毛のエイシンフラッシュ牡馬と、栗毛のハーツクライ牡馬。
それぞれ別の牧場から移って来ましたが、2頭で放牧しているため、2週間で、すっかり仲良くなりました。
ニンジンを少しかじってみたり、匂いをかいだりと、人や環境にも慣れて来ています。
1歳メンバーたちは、これから秋まで、のびのびと過ごしてくれることでしょう。
今朝、パソコンを開くと、このブログのメールフォームから送信された新着メールが。
「訪問の問い合わせかな?」と開封してみると、それは意外な連絡でした。
2011年産馬、今年で6歳になるハーツクライ牝馬が、その方のご主人経営の三重の乗馬クラブにいるとのこと。
クラブのブログに、1歳時の画像を転載した旨の知らせだったのです。
競走馬名は、ドリスバローズ。
一気に懐かしさが込み上げてきました。
メールに記されていたアドレスから、そのページへ行ってみると、今は、マーチという名で登録されていることがわかりました。
偶然、ドリスバローズで検索していたら、このブログを発見されたとのこと。
クラブの記事からは、彼女が昔と変わらず、とても人懐こく、皆さんから愛されて過ごしている様子がわかり、思わずジーンときました。
牧場を巣立ってから4年半になります。
育成牧場にいた頃、期待され、早々と2歳の6月デビューを迎えたものの、9着。
その後もパッとしない成績のまま、いつの間にか引退。
ファンの方から、乗馬になったことを聞いた覚えはありますが、よくあることなので、もうすっかり忘れていました。
「元気でいてくれたらいいな・・・」
そこまでしか、私たちには願えません。
毎年生まれ、毎年デビューし、毎年引退していく生産馬たち。
その1頭1頭がどこでどのように暮らしているか、知りたくもあり、知りたくなくもあり。
それは、この世界の現実を知る人間なら、誰しもが思うことでしょう。
競馬場を去ったすべての馬たちが幸せな余生を送れるのなら、こんなに素晴らしいことはありません。
少しでも、その可能性が残されるよう、生産馬たちには、とにかく人を信頼し、人から愛される馬になるよう、育てているつもりです。
4年半という月日の中で、次第に遠ざかっていた彼女の記憶。
まずは、以前ファンの方からいただいた写真を引っ張り出し、
自分の記事をもう一度開いて思い出していると、こんな文に出会い、ハッと息をのみました。
2012年9月3日の記事。
ハーちゃんが育成牧場へ出発する前日に、私が記していたのは、こんな言葉でした。
”人との出会いもありました。これから先も、そんなふうに人と人とをつなげる馬になってくれたら、と願います。”
「まさに、そうなってくれた・・・」と思うと、涙が止まらなくなりました。
あの頃の仲間たちは、いったいどうしていることでしょう。
同じグループではありませんが、同期の1頭は、ここに戻り、昨日、初めての種付けに行きました。
幼馴染みの1頭は、別の牧場で繁殖入りし、この春牡馬を産んだものの、育児拒否で、乳母が育てていると聞きました。
まだ、なんとか現役続行中の仲間もいますが、あとは、ほとんど行方知れず。
今回の突然の連絡は、これまで育ててきた馬たちからの「忘れないで」という無言のメッセージのようにも思えます。
実は最近も、生産馬が千葉の乗馬クラブにいるとの知らせが入りました。
4歳ハービンジャー牝馬、アウェイキング。
やはり呼び名は変わっていて、たまたま母馬名を見て、わかったそうです。
こうして、たくさんの方々に見守られていることが、馬たちの力になっている気がします。
引退した後の道を導いてくださった方々、そして現在携わってくださっている方々に対しても、感謝の気持ちを忘れてはいけない・・・そう思いました。
「訪問の問い合わせかな?」と開封してみると、それは意外な連絡でした。
2011年産馬、今年で6歳になるハーツクライ牝馬が、その方のご主人経営の三重の乗馬クラブにいるとのこと。
クラブのブログに、1歳時の画像を転載した旨の知らせだったのです。
競走馬名は、ドリスバローズ。
一気に懐かしさが込み上げてきました。
メールに記されていたアドレスから、そのページへ行ってみると、今は、マーチという名で登録されていることがわかりました。
偶然、ドリスバローズで検索していたら、このブログを発見されたとのこと。
クラブの記事からは、彼女が昔と変わらず、とても人懐こく、皆さんから愛されて過ごしている様子がわかり、思わずジーンときました。
牧場を巣立ってから4年半になります。
育成牧場にいた頃、期待され、早々と2歳の6月デビューを迎えたものの、9着。
その後もパッとしない成績のまま、いつの間にか引退。
ファンの方から、乗馬になったことを聞いた覚えはありますが、よくあることなので、もうすっかり忘れていました。
「元気でいてくれたらいいな・・・」
そこまでしか、私たちには願えません。
毎年生まれ、毎年デビューし、毎年引退していく生産馬たち。
その1頭1頭がどこでどのように暮らしているか、知りたくもあり、知りたくなくもあり。
それは、この世界の現実を知る人間なら、誰しもが思うことでしょう。
競馬場を去ったすべての馬たちが幸せな余生を送れるのなら、こんなに素晴らしいことはありません。
少しでも、その可能性が残されるよう、生産馬たちには、とにかく人を信頼し、人から愛される馬になるよう、育てているつもりです。
4年半という月日の中で、次第に遠ざかっていた彼女の記憶。
まずは、以前ファンの方からいただいた写真を引っ張り出し、
自分の記事をもう一度開いて思い出していると、こんな文に出会い、ハッと息をのみました。
2012年9月3日の記事。
ハーちゃんが育成牧場へ出発する前日に、私が記していたのは、こんな言葉でした。
”人との出会いもありました。これから先も、そんなふうに人と人とをつなげる馬になってくれたら、と願います。”
「まさに、そうなってくれた・・・」と思うと、涙が止まらなくなりました。
あの頃の仲間たちは、いったいどうしていることでしょう。
同じグループではありませんが、同期の1頭は、ここに戻り、昨日、初めての種付けに行きました。
幼馴染みの1頭は、別の牧場で繁殖入りし、この春牡馬を産んだものの、育児拒否で、乳母が育てていると聞きました。
まだ、なんとか現役続行中の仲間もいますが、あとは、ほとんど行方知れず。
今回の突然の連絡は、これまで育ててきた馬たちからの「忘れないで」という無言のメッセージのようにも思えます。
実は最近も、生産馬が千葉の乗馬クラブにいるとの知らせが入りました。
4歳ハービンジャー牝馬、アウェイキング。
やはり呼び名は変わっていて、たまたま母馬名を見て、わかったそうです。
こうして、たくさんの方々に見守られていることが、馬たちの力になっている気がします。
引退した後の道を導いてくださった方々、そして現在携わってくださっている方々に対しても、感謝の気持ちを忘れてはいけない・・・そう思いました。
生後半月どうしのキズナ牡馬と栗毛のオルフェーヴル牝馬。
お互いに、ちょっとだけ意識し始めるようになりました。
母馬たちの距離が以前より縮まり、接近する機会は増えたものの、
放任主義とまではいきません。
キズナくんが気になる栗オル母さんが、「こらー!」
「逃げろー!」
という具合に、こちらでも小さなバトルが繰り広げられています。
ニンジン目当ての母と一緒に現れた、栗オルちゃん。
フワーッとした素直な性格で、
意外と遊び好き。
のんびり、ゆったり、母の側で過ごしています。
キズナ母さんが、ニンジンに気付いて歩いて来たので、母と共に逃げていきました。
こちらのキズナくん。
最近、厩舎に戻る時に、スタッフが近付くと逃げ回るようになったとか。
素直な栗オルちゃんと違い、ひと癖ありそうですが、じっとしていると、ちゃんと近付いてきます。
早速、プチ反抗期でしょうか。
ニンジンがなくなり、歩いていってしまった母を追いかけて、まっしぐら。
向こうでくるっと回転して、
母の側へ戻りました。
相手が行ったな・・・と確認するやいなや、今度は、栗オル母さん。
再び親子でやって来ます。
服に顔を寄せたり、靴の匂いをかいだり。
女の仔らしい、ソフトな魅力の栗オルちゃん。
「ニンジンないのね!」と、母が歩き出すと、慌てて歩き出し、
ぴったりとくっついて行きました。
そして、急に華麗なジャンプを披露。
淡い栗色が、草の新芽と、春らしい雰囲気をかもし出しています。
とても嬉しそうに跳ね飛ぶ、
栗オルちゃん。
移動した母の元へ走ると、スパッと、跳び蹴り。
「見てたの?」
色々な顔を持っているのかもしれません。
お互いに、ちょっとだけ意識し始めるようになりました。
母馬たちの距離が以前より縮まり、接近する機会は増えたものの、
放任主義とまではいきません。
キズナくんが気になる栗オル母さんが、「こらー!」
「逃げろー!」
という具合に、こちらでも小さなバトルが繰り広げられています。
ニンジン目当ての母と一緒に現れた、栗オルちゃん。
フワーッとした素直な性格で、
意外と遊び好き。
のんびり、ゆったり、母の側で過ごしています。
キズナ母さんが、ニンジンに気付いて歩いて来たので、母と共に逃げていきました。
こちらのキズナくん。
最近、厩舎に戻る時に、スタッフが近付くと逃げ回るようになったとか。
素直な栗オルちゃんと違い、ひと癖ありそうですが、じっとしていると、ちゃんと近付いてきます。
早速、プチ反抗期でしょうか。
ニンジンがなくなり、歩いていってしまった母を追いかけて、まっしぐら。
向こうでくるっと回転して、
母の側へ戻りました。
相手が行ったな・・・と確認するやいなや、今度は、栗オル母さん。
再び親子でやって来ます。
服に顔を寄せたり、靴の匂いをかいだり。
女の仔らしい、ソフトな魅力の栗オルちゃん。
「ニンジンないのね!」と、母が歩き出すと、慌てて歩き出し、
ぴったりとくっついて行きました。
そして、急に華麗なジャンプを披露。
淡い栗色が、草の新芽と、春らしい雰囲気をかもし出しています。
とても嬉しそうに跳ね飛ぶ、
栗オルちゃん。
移動した母の元へ走ると、スパッと、跳び蹴り。
「見てたの?」
色々な顔を持っているのかもしれません。
生後1週間のキズナ牡馬が、絶好調。
昨日は、ニンジンをねだる母馬から離れると、パドック中を所狭しと走り回っていました。
木陰に入ると、体の色が変化。
動きがしなやかで、まるで忍者のごとく。
くっきりした丸い目で、色々なものを観察しています。
母が乾草を食べに戻ると、その周りを行ったり来たり。
ペロッと舌を出したまま、立ち上がっていました。
この仔の兄や姉たちは、皆、大きくなっても、舌をペロッと出す癖があります。
遺伝の力、侮るなかれ。
今日も朝から、目いっぱい動いているキズナくん。
またまたペロッとしながら、顔を出して来ます。
「あれー、行っちゃうの?」
もう、動きたくて仕方がない様子。
タタッタタッと音がするので、隣のパドックで寝ていたブラックタイド牝馬が起きました。
「ねえねえ、私が走っているところも撮ってよ!」
なかなかタイミングが合わず、撮影出来ていないタイドちゃん。
放牧地に出たら、きっと張り合ってくれるでしょう。
昨日は、ニンジンをねだる母馬から離れると、パドック中を所狭しと走り回っていました。
木陰に入ると、体の色が変化。
動きがしなやかで、まるで忍者のごとく。
くっきりした丸い目で、色々なものを観察しています。
母が乾草を食べに戻ると、その周りを行ったり来たり。
ペロッと舌を出したまま、立ち上がっていました。
この仔の兄や姉たちは、皆、大きくなっても、舌をペロッと出す癖があります。
遺伝の力、侮るなかれ。
今日も朝から、目いっぱい動いているキズナくん。
またまたペロッとしながら、顔を出して来ます。
「あれー、行っちゃうの?」
もう、動きたくて仕方がない様子。
タタッタタッと音がするので、隣のパドックで寝ていたブラックタイド牝馬が起きました。
「ねえねえ、私が走っているところも撮ってよ!」
なかなかタイミングが合わず、撮影出来ていないタイドちゃん。
放牧地に出たら、きっと張り合ってくれるでしょう。
日の出が早くなり、朝食前に、仔馬たちの観察が出来るようになりました。
朝の仔馬は、とても元気です。
合流から4日目、
跳ねるゴールドアリュール牝馬を見つめるトーセンジョーダン牝馬。
少しずつ近付いていきます。
向こうから、ヘニーヒューズ牝馬と母がやって来て、少し躊躇。
今まで散々追いかけられてきたので、背を向けますが、
母たちが襲って来ないので、「あれ?」
ヘニーが匂いをかぎ始めたので、じっとしていました。
慎重派のヘニーちゃんが戻ろうとするので、
「待ってよー」
今度はアリュールが、「私たちは仲がいいのよ」と、間に入って来ます。
「仲間に入ーれて」と、徐々に近付くジョーダン。
その時、急にアリュールが走り出したので、2頭はびっくり。
アリュールは、朝から気分が良く、自然と体が動いてしまうようでした。
ヘニーもジョーダンも、我に返り、自分の母のところへ。
1時間後に再び見に行くと、アリュールがジョーダンに接近中。
「いいぞ、いいぞ」と思っていたら、また母さん登場。
ヒーッ!!
簡単にはいきませんが、希望の光が見えてきた、今日の3頭です。
朝の仔馬は、とても元気です。
合流から4日目、
跳ねるゴールドアリュール牝馬を見つめるトーセンジョーダン牝馬。
少しずつ近付いていきます。
向こうから、ヘニーヒューズ牝馬と母がやって来て、少し躊躇。
今まで散々追いかけられてきたので、背を向けますが、
母たちが襲って来ないので、「あれ?」
ヘニーが匂いをかぎ始めたので、じっとしていました。
慎重派のヘニーちゃんが戻ろうとするので、
「待ってよー」
今度はアリュールが、「私たちは仲がいいのよ」と、間に入って来ます。
「仲間に入ーれて」と、徐々に近付くジョーダン。
その時、急にアリュールが走り出したので、2頭はびっくり。
アリュールは、朝から気分が良く、自然と体が動いてしまうようでした。
ヘニーもジョーダンも、我に返り、自分の母のところへ。
1時間後に再び見に行くと、アリュールがジョーダンに接近中。
「いいぞ、いいぞ」と思っていたら、また母さん登場。
ヒーッ!!
簡単にはいきませんが、希望の光が見えてきた、今日の3頭です。
生後4日目のキズナ牡馬に、誕生日が同じという理由で、仲間意識。
1日早く生まれたブラックタイド牝馬は、首を精一杯伸ばして、
「こっちにも、来てー」とばかりに、のぞいていました。
小さな男の仔と、
小さな女の仔は、かわいい盛りです。
さて、合流2日目のトーセンジョーダン牝馬。
あいかわらず、他の仔たちに興味津々で、そろりそろりと近付いていきますが、
ゴールドアリュール牝馬の母に怒られてしまいました。
どちらの母馬も、我が仔を守るのに、必死。
遠くにいたヘニーヒューズ牝馬の母も、
こちらへ駆けてきます。
それでも、くじけないジョーダンちゃん。
ヘニーちゃん、そしてアリュールちゃんが気になり、
また、トコトコ。
アリュール母さんににらまれて、いったんは引き下がりましたが、
「やっぱり気になる」
ぐるりと回って、今度は反対側から。
「ダメかぁ・・・」
「あの明るい色の仔なら、どうかなぁ・・・」
「やっぱり、ダメだ!」
そんなこんなで、付き添いのお母さんの方が、参ってしまいそうでした。
母のため息など、関係なし。
「ねえねえ!みんな!」
人間が大好き、友達が大好き。
とにかく誰にでも友好的なジョーダンは、母の心配をよそに、元気に走り回っています。
1日早く生まれたブラックタイド牝馬は、首を精一杯伸ばして、
「こっちにも、来てー」とばかりに、のぞいていました。
小さな男の仔と、
小さな女の仔は、かわいい盛りです。
さて、合流2日目のトーセンジョーダン牝馬。
あいかわらず、他の仔たちに興味津々で、そろりそろりと近付いていきますが、
ゴールドアリュール牝馬の母に怒られてしまいました。
どちらの母馬も、我が仔を守るのに、必死。
遠くにいたヘニーヒューズ牝馬の母も、
こちらへ駆けてきます。
それでも、くじけないジョーダンちゃん。
ヘニーちゃん、そしてアリュールちゃんが気になり、
また、トコトコ。
アリュール母さんににらまれて、いったんは引き下がりましたが、
「やっぱり気になる」
ぐるりと回って、今度は反対側から。
「ダメかぁ・・・」
「あの明るい色の仔なら、どうかなぁ・・・」
「やっぱり、ダメだ!」
そんなこんなで、付き添いのお母さんの方が、参ってしまいそうでした。
母のため息など、関係なし。
「ねえねえ!みんな!」
人間が大好き、友達が大好き。
とにかく誰にでも友好的なジョーダンは、母の心配をよそに、元気に走り回っています。
昨晩から朝まで降った雨で大地がうるおい、土手にツクシが出始めました。
ホトケノザ、タンポポ、オオイヌノフグリと、春の花々も一斉に開花。
いよいよ、色とりどりの世界がやって来ます。
放牧地には、ヘニーヒューズ牝馬、ゴールドアリュール牝馬の組に、トーセンジョーダン牝馬が加わりました。
愛嬌があり、みんなに大人気のジョーダンちゃん。
母馬どうしが警戒し合って、離れているため、まだひとりぼっちでした。
「そこそこ!かゆいから、もっと掻いてよ」
大好きな人間相手に、元気いっぱい。
ヘニーとアリュールは、ちょっと気になりつつも、
伸びてきた草を食べるのに夢中。
「私も掻いて!」
ヘニーは、ガードが堅い母に守られながら、過ごしている様子。
「こっち、こっち!」
ジョーダンは、性格上、誰かと遊びたくてたまりません。
2組の親子とは、少し距離がある、ジョーダン親子。
「早く一緒に遊べるようになればいいのに・・・」と、見守っていたところ、
ジョーダンが果敢に飛び出していきました。
アリュール母さんに怒られそうになり、母の後ろへ避難。
時にはアリュールも近付いて来ますが、母が目を光らせているので、なかなか接近できません。
慣れるまで、辛抱です。
ホトケノザ、タンポポ、オオイヌノフグリと、春の花々も一斉に開花。
いよいよ、色とりどりの世界がやって来ます。
放牧地には、ヘニーヒューズ牝馬、ゴールドアリュール牝馬の組に、トーセンジョーダン牝馬が加わりました。
愛嬌があり、みんなに大人気のジョーダンちゃん。
母馬どうしが警戒し合って、離れているため、まだひとりぼっちでした。
「そこそこ!かゆいから、もっと掻いてよ」
大好きな人間相手に、元気いっぱい。
ヘニーとアリュールは、ちょっと気になりつつも、
伸びてきた草を食べるのに夢中。
「私も掻いて!」
ヘニーは、ガードが堅い母に守られながら、過ごしている様子。
「こっち、こっち!」
ジョーダンは、性格上、誰かと遊びたくてたまりません。
2組の親子とは、少し距離がある、ジョーダン親子。
「早く一緒に遊べるようになればいいのに・・・」と、見守っていたところ、
ジョーダンが果敢に飛び出していきました。
アリュール母さんに怒られそうになり、母の後ろへ避難。
時にはアリュールも近付いて来ますが、母が目を光らせているので、なかなか接近できません。
慣れるまで、辛抱です。
生後17日目のキズナ牡馬は、朝からお母さん相手に、大張り切り。
草を食んでいた母が、「うるさいわね」と移動を始めると、
「待って!」と、追いかけ、
小さな体で、体当たり。
しつけに厳しい母は、しっぽで振り払い、後肢で軽く蹴り上げました。
へこたれもせず、その辺を駆け回っているキズナくんに、栗毛のオルフェーヴル牝馬が、「ん?」
2歳の半兄クロフネ牡馬によく似ていて、2年前を懐かしく思い出しました。
こちらは、生後3日目のブラックタイド牝馬。
口の周りがピンク色。おっとり顔ながら、動きは機敏な女の仔。
そして、放牧地の2頭。もうすぐ生後2ヵ月のヘニーヒューズ牝馬と、もうすぐ生後1か月のゴールドアリュール牝馬。
最近、近くで一緒に寝る姿を見かけます。ずいぶん距離が縮まりました。
タイドちゃんと交代で、正午前に外へ出たのは、生後2日目のキズナ牡馬。
母と同じ黒鹿毛でしょうか。
伯父のサクセスブロッケンにも似ている気がします。
誕生後すぐは、のんびりしていましたが、もうすっかり敏捷になり、早速、披露。
心配そうに見つめる母の隣で、
思い切り跳ね回っていました。
真っ黒親子の今後が、さらに楽しみです。
草を食んでいた母が、「うるさいわね」と移動を始めると、
「待って!」と、追いかけ、
小さな体で、体当たり。
しつけに厳しい母は、しっぽで振り払い、後肢で軽く蹴り上げました。
へこたれもせず、その辺を駆け回っているキズナくんに、栗毛のオルフェーヴル牝馬が、「ん?」
2歳の半兄クロフネ牡馬によく似ていて、2年前を懐かしく思い出しました。
こちらは、生後3日目のブラックタイド牝馬。
口の周りがピンク色。おっとり顔ながら、動きは機敏な女の仔。
そして、放牧地の2頭。もうすぐ生後2ヵ月のヘニーヒューズ牝馬と、もうすぐ生後1か月のゴールドアリュール牝馬。
最近、近くで一緒に寝る姿を見かけます。ずいぶん距離が縮まりました。
タイドちゃんと交代で、正午前に外へ出たのは、生後2日目のキズナ牡馬。
母と同じ黒鹿毛でしょうか。
伯父のサクセスブロッケンにも似ている気がします。
誕生後すぐは、のんびりしていましたが、もうすっかり敏捷になり、早速、披露。
心配そうに見つめる母の隣で、
思い切り跳ね回っていました。
真っ黒親子の今後が、さらに楽しみです。
4月4日午後11時50分に、父キズナの牡馬が誕生しました。
予定日から3日遅れ。
母方に似たのか、真っ黒で、どこにも白いところがありませんでした。
立とうとしても、肢が長いためか、なかなか立てず、手助けして起こします。
そして、乳の辺りをなめるものの、なかなか吸えないので、初乳を哺乳瓶に入れ、飲ませました。
立ったは良いものの、今度は座れなくなり、倒して寝かせ・・・、
起きるのを助け、なんとか乳は自力で飲めるようになります。
徐々に体力が付き、明るくなった頃、自分で寝起きも出来るようになりました。
少し手はかかりましたが、これで一安心。
おっとりタイプだったのでしょうか。
一晩中、馬房の隣の休憩室で一緒に過ごしたミケは、ストーブを消したため、朝日のあたる窓辺に移動しました。
その外には、1日前に生まれたブラックタイド牝馬。
母と共に、新鮮な空気を吸っています。
放牧地では、3月生まれのキズナ牡馬が、栗毛のオルフェーヴル牝馬と合流しました。
するとキズナくん、大喜び。
母を置いて、駆け出します。
我が仔が心配でたまらない栗オル母さん。
サッサッサー!
ひょい!
そして、恐れを知らずに、栗オル母さんの近くへ、ひょこひょこ。
「来るんじゃないわよ!」
威嚇する相手にびっくり。母に誘導され、一目散に逃げていきました。
見つめる親子。
「んもう!あっちへ行ったら、ダメよ!」
戒める母の気持ちを知ってか知らずか、再び駆け出す、キズナくん。
生後2週間を過ぎ、いたずら盛り。
新たに生まれたキズナくんとも一緒に遊ぶ日を、楽しみに待ちたいと思います。
予定日から3日遅れ。
母方に似たのか、真っ黒で、どこにも白いところがありませんでした。
立とうとしても、肢が長いためか、なかなか立てず、手助けして起こします。
そして、乳の辺りをなめるものの、なかなか吸えないので、初乳を哺乳瓶に入れ、飲ませました。
立ったは良いものの、今度は座れなくなり、倒して寝かせ・・・、
起きるのを助け、なんとか乳は自力で飲めるようになります。
徐々に体力が付き、明るくなった頃、自分で寝起きも出来るようになりました。
少し手はかかりましたが、これで一安心。
おっとりタイプだったのでしょうか。
一晩中、馬房の隣の休憩室で一緒に過ごしたミケは、ストーブを消したため、朝日のあたる窓辺に移動しました。
その外には、1日前に生まれたブラックタイド牝馬。
母と共に、新鮮な空気を吸っています。
放牧地では、3月生まれのキズナ牡馬が、栗毛のオルフェーヴル牝馬と合流しました。
するとキズナくん、大喜び。
母を置いて、駆け出します。
我が仔が心配でたまらない栗オル母さん。
サッサッサー!
ひょい!
そして、恐れを知らずに、栗オル母さんの近くへ、ひょこひょこ。
「来るんじゃないわよ!」
威嚇する相手にびっくり。母に誘導され、一目散に逃げていきました。
見つめる親子。
「んもう!あっちへ行ったら、ダメよ!」
戒める母の気持ちを知ってか知らずか、再び駆け出す、キズナくん。
生後2週間を過ぎ、いたずら盛り。
新たに生まれたキズナくんとも一緒に遊ぶ日を、楽しみに待ちたいと思います。
4月3日午後11時40分、予定日より1週間早く、父ブラックタイドの牝馬が誕生しました。
その日に乳ヤニが付いた母は、夜になっていつもより動くようになり、午後11時に破水。
苦しそうに立ったり座ったりを繰り返した後、本気でいきみ始め、やっと出産。
疲れ果てたのか、しばらく座ったままでした。
とても元気な仔馬は、すぐに動き始め、
40分後には、立つことに成功。
70分後には、乳を飲むことにも成功し、自分で寝た後、再び立って、乳を飲み始めます。
手がかからず、助かりました。
翌朝、放牧地には、キズナ牡馬と交代して、栗毛のオルフェーヴル牝馬の姿。
放れたとたん、神経質な母が緊張して走り回ったため、汗びっしょり。
時間が経っても、なかなか落ち着かないようで、
うろうろと歩くお母さんの後を、ついて歩く様子がけなげでした。
こちらは、ヘニーヒューズ牝馬とゴールドアリュール牝馬。
母馬たちがあまり干渉しなくなり、もっぱらアリュールがヘニーを訪ねています。
お母さんのところへ帰るアリュールを見送るヘニー。
お転婆アリュールは、
その後も、ヘニーちゃんのところへ度々出向いては、
跳ね回って、「あそぼ!」
1ヵ月お姉さんのヘニーが、とても大人っぽく、
落ち着いて見えます。
活発なアリュールと、
人懐こいトーセンジョーダン牝馬。
そして、生まれたばかりのブラックタイド牝馬。
今年は、牝馬であふれています。
誕生から半日となるタイドちゃんは、どんな性格でしょうか。
2日に大阪杯を勝ったキタサンブラックと同じく、母の父はサクラバクシンオー。
夢は大きく、楽しみに見守りたいと思います。
その日に乳ヤニが付いた母は、夜になっていつもより動くようになり、午後11時に破水。
苦しそうに立ったり座ったりを繰り返した後、本気でいきみ始め、やっと出産。
疲れ果てたのか、しばらく座ったままでした。
とても元気な仔馬は、すぐに動き始め、
40分後には、立つことに成功。
70分後には、乳を飲むことにも成功し、自分で寝た後、再び立って、乳を飲み始めます。
手がかからず、助かりました。
翌朝、放牧地には、キズナ牡馬と交代して、栗毛のオルフェーヴル牝馬の姿。
放れたとたん、神経質な母が緊張して走り回ったため、汗びっしょり。
時間が経っても、なかなか落ち着かないようで、
うろうろと歩くお母さんの後を、ついて歩く様子がけなげでした。
こちらは、ヘニーヒューズ牝馬とゴールドアリュール牝馬。
母馬たちがあまり干渉しなくなり、もっぱらアリュールがヘニーを訪ねています。
お母さんのところへ帰るアリュールを見送るヘニー。
お転婆アリュールは、
その後も、ヘニーちゃんのところへ度々出向いては、
跳ね回って、「あそぼ!」
1ヵ月お姉さんのヘニーが、とても大人っぽく、
落ち着いて見えます。
活発なアリュールと、
人懐こいトーセンジョーダン牝馬。
そして、生まれたばかりのブラックタイド牝馬。
今年は、牝馬であふれています。
誕生から半日となるタイドちゃんは、どんな性格でしょうか。
2日に大阪杯を勝ったキタサンブラックと同じく、母の父はサクラバクシンオー。
夢は大きく、楽しみに見守りたいと思います。