土曜日に、カッコウの初鳴きを聞きました。
耳をすませば、そのバックコーラスに、ツツドリ・オオヨシキリ・ノビタキ・ウグイスなどなど。
新緑が増し、1年で最も過ごしやすい時期。
夏鳥たちの到来で、気分は一気に夏モードです。
そんな折、2歳馬たちの移動の情報も舞い込んできました。
調教師さんのチェックを受け、二重丸で栗東へ運ばれることになったのは、2歳ゼンノロブロイ牝馬。
もう1頭、2歳キングカメハメハ牝馬も、別の調教師さんから、高評価を得て、移動が決まったため、急きょ会いに行くことになりました。
雨上がりの育成牧場。
オーナーやトレーナーの出入りの激しい火曜日。
合い間をぬって、最初に見せてもらったのは、2012年生まれのキンカメちゃんです。
「うわっ、大きくなりましたね!」
リーダーもしばらく見ていなかったため、感嘆の声。
一度も休むことなく順調に仕上がり、とんとん拍子で栗東方面へ向かうことになったそうです。
”かじり魔”だったキンカメちゃん。どうかこの先も順調に・・・・。
そして、黒鹿毛のロブちゃん。
性格が良く、動きも良好。母のように、早い時期からデビューできるか、楽しみになってきました。
実は、一つ上の半姉が、やっとデビューに向け整ってきたところ。
姉妹で厩舎に・・・ということもあるかもしれません。
また、ロブの幼馴染みで、一緒にこの牧場にいたディープインパクト牝馬は、すでに美浦へ入厩済み。
順調なら、2歳の筆頭デビューになりそうです。
牡馬は、小さい頃から評判の良かった、ディープインパクト牡馬。
少し休んでいたそうですが、また乗り出しを開始。
産地馬体検査の追加も視野に入れ、調整を進めるそうです。
入れ替わりに出てきた馬は、キングカメハメハ牡馬。
昨日、挫石が見つかり、運動を休んだということでしたが、縦に大きくなっていて、驚きました。
あいかわらず、スタッフの方が持つ綱で遊ぶなど、やんちゃな面が見え、苦笑い。
それでも、顔はみんな、少しずつ大人っぽくなっていて、成長を感じます。
その後、中期育成をしたディープインパクト牡馬にも会ってきました。
重賞勝ち馬の弟で、評判の良いディープくん。
そして、少し離れた1歳育成厩舎に、8日に移動した1歳ファルブラヴ牝馬がいるということで、さらに足を延ばします。
食いしん坊ファルは、21時間放牧の最中で、たくさんの仲間と共に、放牧地で休んでいました。
親切なスタッフさんが、寝ているファルをわざわざ起こし、連れてきてくださいましたが、なんだか寝ぼけまなこ。
綱を放すと、私のことなど「もう覚えていないよ」というふうに、さっさとみんなのところへ戻っていきました。
でも、それで上等。すっかり群れの一員となり、馴染んでいる姿に、ホッとします。
さて、来月からは、いよいよ2歳新馬戦のスタート。
函館や札幌での再会を祈り、皆の活躍を楽しみに待ちたいと思います。
耳をすませば、そのバックコーラスに、ツツドリ・オオヨシキリ・ノビタキ・ウグイスなどなど。
新緑が増し、1年で最も過ごしやすい時期。
夏鳥たちの到来で、気分は一気に夏モードです。
そんな折、2歳馬たちの移動の情報も舞い込んできました。
調教師さんのチェックを受け、二重丸で栗東へ運ばれることになったのは、2歳ゼンノロブロイ牝馬。
もう1頭、2歳キングカメハメハ牝馬も、別の調教師さんから、高評価を得て、移動が決まったため、急きょ会いに行くことになりました。
雨上がりの育成牧場。
オーナーやトレーナーの出入りの激しい火曜日。
合い間をぬって、最初に見せてもらったのは、2012年生まれのキンカメちゃんです。
「うわっ、大きくなりましたね!」
リーダーもしばらく見ていなかったため、感嘆の声。
一度も休むことなく順調に仕上がり、とんとん拍子で栗東方面へ向かうことになったそうです。
”かじり魔”だったキンカメちゃん。どうかこの先も順調に・・・・。
そして、黒鹿毛のロブちゃん。
性格が良く、動きも良好。母のように、早い時期からデビューできるか、楽しみになってきました。
実は、一つ上の半姉が、やっとデビューに向け整ってきたところ。
姉妹で厩舎に・・・ということもあるかもしれません。
また、ロブの幼馴染みで、一緒にこの牧場にいたディープインパクト牝馬は、すでに美浦へ入厩済み。
順調なら、2歳の筆頭デビューになりそうです。
牡馬は、小さい頃から評判の良かった、ディープインパクト牡馬。
少し休んでいたそうですが、また乗り出しを開始。
産地馬体検査の追加も視野に入れ、調整を進めるそうです。
入れ替わりに出てきた馬は、キングカメハメハ牡馬。
昨日、挫石が見つかり、運動を休んだということでしたが、縦に大きくなっていて、驚きました。
あいかわらず、スタッフの方が持つ綱で遊ぶなど、やんちゃな面が見え、苦笑い。
それでも、顔はみんな、少しずつ大人っぽくなっていて、成長を感じます。
その後、中期育成をしたディープインパクト牡馬にも会ってきました。
重賞勝ち馬の弟で、評判の良いディープくん。
そして、少し離れた1歳育成厩舎に、8日に移動した1歳ファルブラヴ牝馬がいるということで、さらに足を延ばします。
食いしん坊ファルは、21時間放牧の最中で、たくさんの仲間と共に、放牧地で休んでいました。
親切なスタッフさんが、寝ているファルをわざわざ起こし、連れてきてくださいましたが、なんだか寝ぼけまなこ。
綱を放すと、私のことなど「もう覚えていないよ」というふうに、さっさとみんなのところへ戻っていきました。
でも、それで上等。すっかり群れの一員となり、馴染んでいる姿に、ホッとします。
さて、来月からは、いよいよ2歳新馬戦のスタート。
函館や札幌での再会を祈り、皆の活躍を楽しみに待ちたいと思います。
5月8日に、1歳のファルブラヴ牝馬が、移動していきました。
昨年生まれた馬たちの中で、初めての移動。
昼夜放牧を終え、厩舎で休んでいる午前9時に、出発の準備が始まりました。
大柄で、性格もダイナミックな女の仔。
とにかくニンジンのためなら、周りの馬のことなどおかまいなし。
我先にとやって来る、食いしん坊でした。
そんな無邪気なファルの一番の友達が、ワークフォース牝馬。
食いしん坊仲間のワーちゃんとは、気が合うらしく、いつも行動を共にしていました。
馬運車に向かう時、その友達のことをふり返って見つめていた姿が、目に焼き付いています。
「どうしたの?」
まさか、これが2頭の別れになるとは、互いに思っていなかったことでしょう。
馬運車を嫌がり、後ずさりや抵抗を続けたファルが、ちょっと哀れになりました。
それでも、競走馬になるために、彼女に定められた、新たな一歩を踏み出さなければなりません。
ようやく乗車したファルに、急いで、用意したニンジンをあげましたが、少しだけ口にした後、落ち着かない様子で鳴いていました。
さすがのファルも、ニンジンどころではなかったようです。
「きっと後から追いかけるから・・・」
このうちの何頭かと、秋には会えるはず。
それまで、忘れないでいてくれることを願います。
そして、残った仲間たちは、今日、整歯を行いました。
ワークフォース牝馬。
ディープインパクト牝馬。
ステイゴールド牝馬。
ハービンジャー牝馬。
牡馬の中では、エンパイアメーカー牡馬が一番抵抗していました。
そして、SeaTheStars牡馬は、「2頭ともとてもおとなしい」と、ほめられます。
牝馬では、予想通り、ステイゴールド産駒の2頭に時間がかかっていました。
おとなしかったのは、バゴちゃん。
1頭ずつ、時間をかけて歯を整えてもらったので、この先はより良い状態で、食事が進むことでしょう。
移動していった、食いしん坊ファルに思いをはせながら、1歳馬たちの整歯を見守りました。
昨年生まれた馬たちの中で、初めての移動。
昼夜放牧を終え、厩舎で休んでいる午前9時に、出発の準備が始まりました。
大柄で、性格もダイナミックな女の仔。
とにかくニンジンのためなら、周りの馬のことなどおかまいなし。
我先にとやって来る、食いしん坊でした。
そんな無邪気なファルの一番の友達が、ワークフォース牝馬。
食いしん坊仲間のワーちゃんとは、気が合うらしく、いつも行動を共にしていました。
馬運車に向かう時、その友達のことをふり返って見つめていた姿が、目に焼き付いています。
「どうしたの?」
まさか、これが2頭の別れになるとは、互いに思っていなかったことでしょう。
馬運車を嫌がり、後ずさりや抵抗を続けたファルが、ちょっと哀れになりました。
それでも、競走馬になるために、彼女に定められた、新たな一歩を踏み出さなければなりません。
ようやく乗車したファルに、急いで、用意したニンジンをあげましたが、少しだけ口にした後、落ち着かない様子で鳴いていました。
さすがのファルも、ニンジンどころではなかったようです。
「きっと後から追いかけるから・・・」
このうちの何頭かと、秋には会えるはず。
それまで、忘れないでいてくれることを願います。
そして、残った仲間たちは、今日、整歯を行いました。
ワークフォース牝馬。
ディープインパクト牝馬。
ステイゴールド牝馬。
ハービンジャー牝馬。
牡馬の中では、エンパイアメーカー牡馬が一番抵抗していました。
そして、SeaTheStars牡馬は、「2頭ともとてもおとなしい」と、ほめられます。
牝馬では、予想通り、ステイゴールド産駒の2頭に時間がかかっていました。
おとなしかったのは、バゴちゃん。
1頭ずつ、時間をかけて歯を整えてもらったので、この先はより良い状態で、食事が進むことでしょう。
移動していった、食いしん坊ファルに思いをはせながら、1歳馬たちの整歯を見守りました。
1歳馬たちは、昼夜放牧を始めて、もうすぐ1ヵ月。
午前中は厩舎に入っているため、手入れや削蹄、写真撮影などを行うこともあります。
先日、その写真撮影の終了後、窓から顔をのぞかせている馬たちを1頭ずつ撮ってみました。
まずは、ダイワメジャー牡馬。昨年の3月1日に生まれたメジャーくん。
馬体重は370㎏台。あいかわらず、やんちゃ坊主で、いつも楽しそうに歩いています。
SeaTheStars牡馬。昨年の3月6日生まれ。
馬体重は400㎏に達しました。母に似て、性格が良く、人にもよく馴れているシーザくん。
エンパイアメーカー牡馬。昨年の3月9日生まれ。
馬体重は、360㎏台。昼夜放牧でもばてることなく、半月で10㎏ほど、体重を増やしてきました。
ワークフォース牝馬。昨年の2月18日生まれ。
とても雄大な馬体をしていて、馬体重は、1歳馬の中で一番重い420㎏台。
ステイゴールド牝馬。昨年の3月30日生まれ。
馬体重は360㎏台。素直で、控えめながら、闘志も秘めている女の仔。
ハービンジャー牝馬。昨年の3月31日生まれ。
彼女は、ニンジンを鼻に近付けると、まず匂いをかいでから食べる、慎重派。馬体重は、340㎏台。
もう1頭のハービンジャー牝馬。昨年の5月14日生まれ。
遅生まれの割には、頑丈な体つきで、馬体重は、350㎏台。
キングカメハメハ牝馬。昨年の4月14日生まれ。
いつも元気でニンジンが大好きなキンカメちゃん。馬体重は、370㎏台。
南向きの馬房に入っている馬たち。揃って顔を出していることも、しばしば。
北向きの馬房の端にいるのは、バゴ牝馬。昨年の5月5日生まれ。
馬体重は、330㎏台。集牧時に、いつも颯爽と駆けてくる女の仔。
黒鹿毛のステイゴールド牝馬。昨年の4月3日生まれ。
見ての通り、鋭い眼光の持ち主で、我が道を行くタイプ。それでもニンジン好きな、馬体重330㎏台の小柄ちゃん。
ファルブラヴ牝馬。昨年の3月25日生まれ。
とにかく食いしん坊な女の仔。馬体重は、360㎏台。
そして、昨年の10月から仲間に入っている、ディープインパクト牝馬。
馬体重は、350㎏台。優しい顔立ちのごとく、優しい性格。
同じく、昨年の9月から仲間になった、SeaTheStars牡馬。
とても賢く、私の姿を見ると、どんな遠くからでも走ってくるニンジン好き。馬体重は、410㎏台。
ダノンシャンティ牡馬。昨年の4月21日生まれ。
ちょっと神経質なところがあり、昼夜放牧を始めてから、体重の増えが小さくなりました。馬体重330㎏台。
早生まれも遅生まれも、それぞれのペースで、成長を続けています。
このほか、離れの厩舎に、4月にやって来た1歳馬が3頭。
青草が茂る季節となり、これまで以上に大きくのびのびと成長してくれることを願っています。
午前中は厩舎に入っているため、手入れや削蹄、写真撮影などを行うこともあります。
先日、その写真撮影の終了後、窓から顔をのぞかせている馬たちを1頭ずつ撮ってみました。
まずは、ダイワメジャー牡馬。昨年の3月1日に生まれたメジャーくん。
馬体重は370㎏台。あいかわらず、やんちゃ坊主で、いつも楽しそうに歩いています。
SeaTheStars牡馬。昨年の3月6日生まれ。
馬体重は400㎏に達しました。母に似て、性格が良く、人にもよく馴れているシーザくん。
エンパイアメーカー牡馬。昨年の3月9日生まれ。
馬体重は、360㎏台。昼夜放牧でもばてることなく、半月で10㎏ほど、体重を増やしてきました。
ワークフォース牝馬。昨年の2月18日生まれ。
とても雄大な馬体をしていて、馬体重は、1歳馬の中で一番重い420㎏台。
ステイゴールド牝馬。昨年の3月30日生まれ。
馬体重は360㎏台。素直で、控えめながら、闘志も秘めている女の仔。
ハービンジャー牝馬。昨年の3月31日生まれ。
彼女は、ニンジンを鼻に近付けると、まず匂いをかいでから食べる、慎重派。馬体重は、340㎏台。
もう1頭のハービンジャー牝馬。昨年の5月14日生まれ。
遅生まれの割には、頑丈な体つきで、馬体重は、350㎏台。
キングカメハメハ牝馬。昨年の4月14日生まれ。
いつも元気でニンジンが大好きなキンカメちゃん。馬体重は、370㎏台。
南向きの馬房に入っている馬たち。揃って顔を出していることも、しばしば。
北向きの馬房の端にいるのは、バゴ牝馬。昨年の5月5日生まれ。
馬体重は、330㎏台。集牧時に、いつも颯爽と駆けてくる女の仔。
黒鹿毛のステイゴールド牝馬。昨年の4月3日生まれ。
見ての通り、鋭い眼光の持ち主で、我が道を行くタイプ。それでもニンジン好きな、馬体重330㎏台の小柄ちゃん。
ファルブラヴ牝馬。昨年の3月25日生まれ。
とにかく食いしん坊な女の仔。馬体重は、360㎏台。
そして、昨年の10月から仲間に入っている、ディープインパクト牝馬。
馬体重は、350㎏台。優しい顔立ちのごとく、優しい性格。
同じく、昨年の9月から仲間になった、SeaTheStars牡馬。
とても賢く、私の姿を見ると、どんな遠くからでも走ってくるニンジン好き。馬体重は、410㎏台。
ダノンシャンティ牡馬。昨年の4月21日生まれ。
ちょっと神経質なところがあり、昼夜放牧を始めてから、体重の増えが小さくなりました。馬体重330㎏台。
早生まれも遅生まれも、それぞれのペースで、成長を続けています。
このほか、離れの厩舎に、4月にやって来た1歳馬が3頭。
青草が茂る季節となり、これまで以上に大きくのびのびと成長してくれることを願っています。
4月に入り、育成1歳馬が新たに3頭加わりました。
パドック放牧を数日続けた後、放牧地へ。
そして、昼夜放牧も始めています。
3頭とも、生まれは別の牧場。
パドックでの馴らし期間に、顔を見に行ってはいたものの、まだ私に心を許していないため、近付いてきてはくれません。
両脇がディープインパクト牡馬で、真ん中がワークフォース牡馬。
少しずつ、慣れてくれることでしょう。
向かいの放牧地にいた、牝馬5頭が歩いてきました。
こちらは、生産した馬が4頭。やはり、よく馴れていて、すぐに人間のもとへ来ます。
ファルブラヴ牝馬とワークフォース牝馬。
ステイゴールド牝馬とハービンジャー牝馬。
皆、昼夜放牧にも馴染んできたようです。
ハービンの後から、遅れてやって来たのは、ディープインパクト牝馬。
彼女は、別の牧場からやって来た馬ですが、生産馬たちがこうして集まるため、必ずみんなの後からついてきます。
ニンジンはないけれど、柵の外の草をあげると、喜んで首を伸ばすステイにファルにワーク。
一番食いしん坊のファルブラヴ牝馬は、管理する調教師さんが決まったため、早くも来月には育成牧場へ移動することになりました。
いつも、大好きなニンジンがほしくて、真っ先に駆けてきていたファル。
少し寂しくなりそうです。
新入り3頭は、まだ遠くでこちらを観察中。
と思ったら、隣の牧場の放牧地をトラクターが通ったため、面白そうに3頭ともついていってしまいました。
「私よりトラクターの方がいいんだ・・・」と、苦笑い。
夕日を浴びた地面には、つくし。
そして、上空を珍しい声で鳴く鳥がいて、新入り3頭の放牧地に降り立ちました。
目を凝らしてみると、チドリの仲間のようです。
食べ物を探して、歩いては止まり、歩いては止まり。
鳥たちも、忙しい春を迎えています。
パドック放牧を数日続けた後、放牧地へ。
そして、昼夜放牧も始めています。
3頭とも、生まれは別の牧場。
パドックでの馴らし期間に、顔を見に行ってはいたものの、まだ私に心を許していないため、近付いてきてはくれません。
両脇がディープインパクト牡馬で、真ん中がワークフォース牡馬。
少しずつ、慣れてくれることでしょう。
向かいの放牧地にいた、牝馬5頭が歩いてきました。
こちらは、生産した馬が4頭。やはり、よく馴れていて、すぐに人間のもとへ来ます。
ファルブラヴ牝馬とワークフォース牝馬。
ステイゴールド牝馬とハービンジャー牝馬。
皆、昼夜放牧にも馴染んできたようです。
ハービンの後から、遅れてやって来たのは、ディープインパクト牝馬。
彼女は、別の牧場からやって来た馬ですが、生産馬たちがこうして集まるため、必ずみんなの後からついてきます。
ニンジンはないけれど、柵の外の草をあげると、喜んで首を伸ばすステイにファルにワーク。
一番食いしん坊のファルブラヴ牝馬は、管理する調教師さんが決まったため、早くも来月には育成牧場へ移動することになりました。
いつも、大好きなニンジンがほしくて、真っ先に駆けてきていたファル。
少し寂しくなりそうです。
新入り3頭は、まだ遠くでこちらを観察中。
と思ったら、隣の牧場の放牧地をトラクターが通ったため、面白そうに3頭ともついていってしまいました。
「私よりトラクターの方がいいんだ・・・」と、苦笑い。
夕日を浴びた地面には、つくし。
そして、上空を珍しい声で鳴く鳥がいて、新入り3頭の放牧地に降り立ちました。
目を凝らしてみると、チドリの仲間のようです。
食べ物を探して、歩いては止まり、歩いては止まり。
鳥たちも、忙しい春を迎えています。
1月18日の午前9時半、1台の大きな馬運車が、牧場に入ってきました。
下りてきたのは、父ディープインパクトの5歳牝馬、サクセスセレーネ。
中山金杯の日の7レースが、ラストラン。
競馬をしてからまだ日が浅いため、とてもスマートに見えました。
長旅の末、極寒の大地に。
「おかえり!」
19戦2勝。目立った戦績は残せなかったけれど、再び元気に会えたことは、何より。
たくさんの期待を背負って、今までよく頑張りました。
「調教では走るのに、レースに行くと走らない」
そんなことを言われながら、5歳の誕生日を前に競走馬登録を抹消された彼女。
これからは、繁殖牝馬として、第二のスタートを切ります。
久しぶりの故郷。
到着直後は、「ここはどこ?」というふうに遠い目をして、口元に差し出されたニンジンすら食べませんでしたが・・・。
午後に再びのぞいた時には、パクパクと食べてくれました。
「そうだ!ニンジン大好きな、ディープ姉さんだもん!」
大きく成長し、顔も長くなり、あの頃とはちょっと雰囲気が違いますが、基本は、変わらないはず・・・。
翌日からパドックに出たセレーネに、厩舎仕事の合間を見ては、ニンジンをあげました。
そして、青空の火曜日。
時間がとれたので、ゆっくりとセレーネのもとへ。
隅に立っていたセレーネは、私の姿を見て、雪深いパドックを歩いてきました。
おいしそうに、ニンジンを食べます。
「私たちにもちょうだいよ!」と、見つめるのは、放牧地の1歳ワークフォース牝馬とファルブラヴ牝馬。
みんなにあげたいところですが、あっという間になくなってしまいました。
その後は、セレーネとの心の会話。
帽子を引っ張ったり、顔を擦り付けてきたり。
柵越しに甘えた仕草をみせるセレーネに、「あ、覚えてくれているんだなぁ・・・」と、感じます。
少し離れたところで動いているスタッフを目で追い、「ブブブブブブ」と、呼びかけるように小さく鳴いた時は、「まさにそうだ!」と確信。
3年半前にここを巣立ってからは、北海道内でも2ヵ所の育成牧場を移動し、本州では、福島・滋賀・愛知・茨城と、色々な場所を巡ってきたセレーネ。
たくさんの人たちに見守られながらも、生まれ育ったこの大地と最初に出会った人間を忘れていませんでした。
雪を掘り返す姿を見て、5年前の記憶が一気によみがえります。
誕生2日目のあどけないセレーネ。
生後1週間。パドックでゴロを打ち、雪まみれで飛び跳ねていたこと。
お転婆だった少女が、またこの静かな場所に帰ってきました。
下りてきたのは、父ディープインパクトの5歳牝馬、サクセスセレーネ。
中山金杯の日の7レースが、ラストラン。
競馬をしてからまだ日が浅いため、とてもスマートに見えました。
長旅の末、極寒の大地に。
「おかえり!」
19戦2勝。目立った戦績は残せなかったけれど、再び元気に会えたことは、何より。
たくさんの期待を背負って、今までよく頑張りました。
「調教では走るのに、レースに行くと走らない」
そんなことを言われながら、5歳の誕生日を前に競走馬登録を抹消された彼女。
これからは、繁殖牝馬として、第二のスタートを切ります。
久しぶりの故郷。
到着直後は、「ここはどこ?」というふうに遠い目をして、口元に差し出されたニンジンすら食べませんでしたが・・・。
午後に再びのぞいた時には、パクパクと食べてくれました。
「そうだ!ニンジン大好きな、ディープ姉さんだもん!」
大きく成長し、顔も長くなり、あの頃とはちょっと雰囲気が違いますが、基本は、変わらないはず・・・。
翌日からパドックに出たセレーネに、厩舎仕事の合間を見ては、ニンジンをあげました。
そして、青空の火曜日。
時間がとれたので、ゆっくりとセレーネのもとへ。
隅に立っていたセレーネは、私の姿を見て、雪深いパドックを歩いてきました。
おいしそうに、ニンジンを食べます。
「私たちにもちょうだいよ!」と、見つめるのは、放牧地の1歳ワークフォース牝馬とファルブラヴ牝馬。
みんなにあげたいところですが、あっという間になくなってしまいました。
その後は、セレーネとの心の会話。
帽子を引っ張ったり、顔を擦り付けてきたり。
柵越しに甘えた仕草をみせるセレーネに、「あ、覚えてくれているんだなぁ・・・」と、感じます。
少し離れたところで動いているスタッフを目で追い、「ブブブブブブ」と、呼びかけるように小さく鳴いた時は、「まさにそうだ!」と確信。
3年半前にここを巣立ってからは、北海道内でも2ヵ所の育成牧場を移動し、本州では、福島・滋賀・愛知・茨城と、色々な場所を巡ってきたセレーネ。
たくさんの人たちに見守られながらも、生まれ育ったこの大地と最初に出会った人間を忘れていませんでした。
雪を掘り返す姿を見て、5年前の記憶が一気によみがえります。
誕生2日目のあどけないセレーネ。
生後1週間。パドックでゴロを打ち、雪まみれで飛び跳ねていたこと。
お転婆だった少女が、またこの静かな場所に帰ってきました。