北の小さな牧場から、競走馬を目指す仔馬の成長を、写真と共に綴ります。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・08-30  ※札幌競馬場にて
 ・07-18  ※セレクションセール
 ・07-17  ※函館の空の下
 ・06-09  ※水たまり発見
 ・06-02  ※私も入れて

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金曜日。対面初日の当歳牡馬の放牧地。 

どの馬も一緒に放れるのは初めてなので、混乱しないように、ペースメーカーとなる乗馬を入れました。

10・牡・放牧地
 

思った通り、みんなバラバラの位置取り。

それでも、皆、頼もしい性格の馬ばかりなので、安心して見ていると・・・・。

早速、黒鹿毛ディープインパクト牡馬のところへキングカメハメハ牡馬がやって来ました。

10・牡・ディープとキンあいさつ
 

パクパクパク。

10・牡・パクパク
 

朝から、どの馬にもパクパクしていたという情報を耳にしていましたが、またやっていました!

同い年の友達だから遠慮しなくてもいいのに、新入りディープくん、かなり弱気な性格のようです。

弱気というより、「パクパク」をすれば、みんなと仲良くなれると思っているのかな・・・。

キンカメくんは、とても社交的。いじめるふうもなく、「今日から友達になろうぜ」と、顔を並べます。

10・牡・一緒に
 

一番奥にいた鹿毛のディープくん。

10・牡・鹿毛ディープ
 

3月生まれで体格も違う彼に、今度は後ろから近付く黒鹿毛ディープ。

10・牡・匂い嗅ぎ
 

威嚇することもなく、どうやら今のところ、皆スムーズに生活している様子。

”我関せず”で草を食べていた芦毛に近寄っていったのは、やはり、好奇心旺盛なキンカメでした。

10・牡・好奇心
 

「それ以上近付くと・・・」と思った通り、芦毛に威嚇され、「キャッ!」

10・牡・威嚇
 

小さな社会勉強です。

しばらくすると、生産馬・鹿毛のディープが、出入り口の方へそぞろ歩き。

10・牡・捜す
 

そして、ヒヒーンといななき。明らかに、昨日まで一緒だった、3頭の牝馬たちを捜している様子でした。

「なんで僕だけ」そういう心境でしょう。

こちらでは、黒鹿毛のディープとキンカメが、仲良くグルーミングを始め、微笑ましく眺めていましたが・・・。

10・牡・グルーミング
 

突然思い出したように、キンカメが走り出します。

10・牡・飛び出していく
 

彼もまた、昨日までの相棒、ゼンノロブロイ牝馬がいなくなったことに疑問を感じ、出入り口へ捜しにいったのでした。

10・牡・出入り口近くで
 

「そうなんだぁ。男って、弱いなぁ・・・」と近付く私に、「ん?何か言った?」

10・牡・キンとディープ
 

いえいえ、皆、これからどんどん強くなります。

反対側では、ここでの生活にすっかりなじんできた新入り黒鹿毛ディープくん。

10・牡・あっちでは
 

「そんな幼い時期もあったね」と思い出話が出来るまでに、立派に成長してほしいものだと思います。


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 3月前半生まれの牝馬グループに、ゼンノロブロイ牝馬が加わりました。

10・試練・4頭
 

3月末生まれのロブちゃん。今まで一緒だったキングカメハメハ牡馬との別れです。

私の姿を見つけると、何か言いたげに、まっすぐ前進。

10・試練・ロブ
 

柵越しに背中をさすってあげていると、すぐにほかの3頭も来たので、いたたまれず移動していきました。

好奇心旺盛のハービンジャー牝馬が、あとを追いかけます。

10・試練・ハービンに
 

大柄でしつこい性格のハービンちゃん。彼女に追われてうんざりする気持ちは、私にもわかります。

知らない仔ばかりに囲まれ、不安そうなロブ。

10・試練・ロブ目線
 

この後、威嚇してきたのは、意外にもシンボリクリスエス牝馬でした。

「あなた、誰?あっちに行きなさい!」

10・試練・クリスに
 

小さく尻っぱねして、少しばかり抵抗するロブ。

10・試練・抵抗
 

「なんだろうね、あの仔」 ハービン、クリス、ディープの3頭は、身を寄せて、考えています。

10・試練・談合する3頭
 

昨日まで一緒だったディープインパクト牡馬がいなくなり、代わりに入ってきたのは知らない女の仔。

混乱するのもわかります。

でも、たったひとりで入れられたロブの心境も、察するに余りあり。

10・試練・ロブの目
 

見つめられ、じっとしていられないロブ。

10・試練・見つめられ
 

呼ぶと本当に嬉しそうに歩いてくるところが、なんともけなげで、たまりませんでした。

10・試練・ロブ来る
 

ずっと見ていると、ただ1頭、ディープインパクト牝馬には、少し心を許している様子がわかります。

10・試練・ディープとロブ
 

最初からすんなりとはいかなかったけれど、徐々に慣れていくはず。

ミケがやって来て、馬たちもそれに気を取られ、時間が過ぎていくと・・・・。

10・試練・ミケ
 

再び皆、草を食べ始めました。

10・試練・草を食べる
 

離乳から再びの試練。日々、キンカメくんに鍛えられたロブなら、すぐに乗り越えてくれると信じています。


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周りの山々の色づきが進み、遠くからオオハクチョウの声が聞こえてくるようになりました。

朝から快晴の放牧地。今日から、当歳馬は、新しいグループでの放牧がスタートです。

4月生まれの3頭牝馬に加わったのは、別の牧場から来たデュランダル牝馬。

ひと段落してから見に行くと、皆、普段通りにしていました。

10・合・新4頭
 

最初は、牡馬だとばかり思っていたデュランちゃん。

女の仔のグループに入ると、とてもリラックスして、私のところへも自分から寄ってきます。

額に草の実をいっぱいつけていたので、とってあげました。

今まで、3頭で育ってきた生産馬たちが、この新しい栗毛の女の仔に興味がないはずがなく・・・・。

まずは、コンデュイット牝馬。

10・合・コン近付く
 

さりげなく近付き、あいさつを交わします。

10・合・コン挨拶
 

次は、栗毛のゼンノロブロイ牝馬。

10・合・栗ロブ近付く
 

彼女も、草を食べながら近付き、顔と顔をぴったり寄せて、あいさつ。

10・合・栗ロブ挨拶
 

キングカメハメハ牝馬は、以前、合流してきたロブロイ牝馬を威嚇していた経緯があるため、注目してみたところ・・・。

10・合・キンカメ近付く
 

近付いて、匂いを嗅いでも動揺しないデュランに、

10・合・匂い嗅ぎ
 

草を食べながら、あいさつ。

10・合・キンカメ挨拶
 

無駄なことをしない、静かな相手に、気勢をそがれるのでしょうか。

こちらも、あまりにも静かな4頭に、ちょっと拍子抜け。

「こんなところかな」と、放牧地を出ようとした時に、耳をしぼって、新入りデュランを蹴ったコンデュイットを見つけました。

10・合・蹴られながらも
 

やはり、合流初日。デュランが、よそ者だと認識されているのは確か。

けれども、勉強になります。

デュランは、驚くふうもなく、淡々と歩き、彼女たちに実に自然にとけ込んでいきます。

「なんて、気のいい馬なんだろう!」

夕方、再び見た時には、一緒に駆けていて、

10・合・走る
 

集牧を待ち、お尻を並べていました。

10・合・みんなと共に
 

すばらしい処世術を、目の当たりにした思い。

自分と同じ目線にまで成長した仔馬たちに、平和的な生き方について、教えてもらいました。


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 夕方、当歳馬5頭を、育成厩舎に移しました。

集牧と同時に、歩いて育成厩舎まで移動します。

まずは、キングカメハメハ牡馬とゼンノロブロイ牝馬。

10・厩舎・キンロブ
 

見知らぬ道を、ちょっと緊張した面持ちで、進んでいきました。

10・厩舎・キン&ロブ移動
 

初めて見る厩舎に入ったとたん、「ここはどこ?」と騒ぐ声。

馬房の中を行ったり来たりして騒いでいたのは、3月生まれのディープインパクト牝馬。

10・厩舎・驚くディープ牝
 

「関係ないでしょう?」と思いますが、周りの変化にものすごく敏感な仔なのです。

そして、次は、コンデュイット牝馬、キングカメハメハ牝馬、栗毛のゼンノロブロイ牝馬の3頭。

こちらは、生まれつき繊細なコンちゃんが、家の裏に干してある大根を見て、びっくり!

10・厩舎・コンデュイット
 

子どもの姿にびっくり!

栗毛のロブちゃんも一緒になって、カラスを見て、びっくり!

10・厩舎・物見をする2頭
 

物見をする2頭をよそに、淡々と歩いていくキンカメちゃんが、先頭を入れ替わります。

「大物だ!」

いえいえ、後がありました。

厩舎に入った面々を見に行くと、まずは、コンデュイット

10・厩舎・コン
 

動揺を隠さず、大騒ぎ。

その隣で、先ほどまで平然としていたキンカメも、やっぱり騒いでいます。

「ここはどこ!」 窓から身を乗り出して、叫んでいるコンデュは、不安をあらわにする性格。

10・厩舎・コン鳴く
 

変わって、ゼンノロブロイ牝馬は、馬房の真ん中で、ぐっと耐えている感じでした。

10・厩舎・ロブ
 

「ロブちゃん!」呼ぶと、少し寄ってきて、触らせます。飼料も食べています。

でも、リラックスしている様子はなく、ただ自分の置かれている状況を黙って考えている・・・そんなふうでした。

そして、先ほどまでいつも行動を共にしてきたキングカメハメハ牡馬。

10・厩舎・キンカメ牡
 

彼は、時折、いななくものの、意外と冷静で、飼料を食べたり、顔を出したり。

隣には、明日から相棒になる予定のディープインパクト牡馬。

10・厩舎・キンカメ&ディープ
 

栗毛のゼンノロブロイ牝馬も、窓から顔を出し、いななくこともありますが、意外と静か。

10・厩舎・栗ロブ
 

結局、移動してきた5頭の中で、破格の暴れん坊が、キングカメハメハ牝馬でした。

馬房からドタンバタンと音がします。前掻き。

10・厩舎・キンカメ牝
 

乾草の袋をかじって、八つ当たり。

10・厩舎・キンカメ牝八つ当たり
 

心の表現方法が、あまりに大胆で、苦笑するしかありません。

草の実をいっぱいつけて、ちょこんと顔を出しているのは、デュランダル牡馬・・・・ではなく、牝馬でした。

10・厩舎・デュラン
 

どこでどう聞き間違えたのか、リーダー含め一部が牡馬だとばかり思っていて、大騒ぎ。

でも、5月生まれなので、4月生まれの3頭の牝馬たちと混ぜることになり、結果的にちょうどよいバランスになりました。

馬には「ごめんね!」と平謝り。

さて、明日からは、新しい組での放牧がいよいよ始まります。

10・厩舎・日暮れ
 

どんな様子で初日を迎えるのか、日暮れの空を見ながら、色々と思いを巡らせました。


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 一気に寒くなりました。厚い上着を重ねて、放牧地へ。

新しくやって来た当歳のデュランダル牡馬。

昨日から、ディープインパクト牡馬との放牧を始めています。

10・デュ・3頭で
 

5月生まれ。やっと5ヵ月になったばかりの栗毛の男の仔。

10・デュ・見る
 

生まれた牧場で離乳し、落ち着いてから移動してきたので、とても静かです。

でも、ちょっと控えめな性格でしょうか。

10・デュ・挨拶
 

ディープくんとは、すぐに仲良くなったようで、そばにぴったりとくっついていました。

「あらら、また来たの?」

10・デュ・ディープ牡
 

同じく5月生まれの黒鹿毛ディープくんは、こちらに気付くとやって来ます。

そのお尻にくっつき、恥ずかしそうにしているのは、デュランくん。

10・デュ・恥ずかしがり
 

朝から、芦毛の乗馬に「君は、何者?」と追い回され、ちょっとへこんでいるのでしょうか。

人間が来て、少し安心したのか、「ふわわわわ・・・」

10・デュ・あくび2
 

目を細めて、大あくび。

10・デュ・あくび3
 

一度ならず、二度三度と繰り返し、最後は、目を細めて居眠りを始めました。

10・デュ・あくび4
 

そんな中、ただひたすら私と遊んでいるのが、ディープ牡馬。

ぺろぺろと手をなめたり、上着の表面をなめたり、到着して10日も経っていないのに、かなり友好的。

10・デュ・ぺろぺろ
 

芦毛くんに詰め寄られると、「はいはい。すみませんでした」とパクパク。

10・デュ・世渡り上手
 

世渡り上手な馬だな・・・と感心して眺めます。

ふと見上げると、この放牧地の際にも大きな栗の木があり、ついひと月前の猛暑の影響か、丸々と太った実をつけています。

ザザザツ、コロン。音がした方を見ると、弾けたイガから、つやつやとした栗が転がり落ち、草の間に埋まっていました。

すっかり実が落ちたイガは、それだけ見ると、まるで花のよう。

10・デュ・開いた栗
 

私についてきた2頭は、たまに上から落ちてくる栗にびっくりしながら、その辺りを散策中。

「遊ぼうよ!」 上着のファスナーを引っ張ることを覚え、上げても上げても下げてしまうディープの影。

10・デュ・影
 

到着する当歳馬たちが、新鮮な風を送り込んでくれている、秋の牧場でした。

関連タグ : ディープインパクト, デュランダル,

 昨日、今日の2日で、今年の1歳馬の移動がすべて終わりました。

昨日出発したのは、Curlin牡馬。

10・ラスト・カーリン体重計
 

小さい頃は、繊細なところもありましたが、とにかく最後まで元気いっぱいでした。

10・ラスト・カーリン
 

暇さえあれば、誰かと遊びたがるわんぱく。

動くのが大好き。軽い体重ながら、タフな競走馬になるのではないかと思います。

最後の友達、デュランダル牡馬は、相棒がいないためパドックに入れられ、鼻をふくらませて、呼んでいました。

10・ラスト・叫ぶデュランダル
 

朝の光を浴びて、最後の1歳生産馬Curlinは、馬運車へ。

10・ラスト・馬運車へ
 

幼馴染みのフジキセキ牡馬に始まり、数々の友達が先に育成牧場へ移動。

持ち前の元気で、彼らをぐんぐん追いかけてくれることでしょう。

さて、彼を見送った後、新入りのディープインパクト当歳牡馬をのぞきます。

相棒が来るまで、乗馬用のミニチュアホースと放牧を始めたのですが・・・・。

「お、いたいた」

10・ラスト・ディープくん
 

離乳直後は、さすがに緊張していた彼も、今ではすっかりリラックス。

もともと人間好きな性格とみえ、すぐ寄ってくる、愛らしいディープくんです。

派手なペイントのミニチュアホースおばあちゃんが気になるらしく、そろりそろりと近付くのですが、

10・ラスト・近付く
 

「これ以上近付くな」という威嚇のポーズに屈し、口をパクパク。

10・ラスト・威嚇
 

仔馬が強い馬に対して見せる独特のしぐさを見せ、上手に逃げていました。

「かわいそうに!!」と、私は、すぐにあとを追いかけましたが、いらぬ心配だったようで、本馬は、平気の顔。

「こんなの別にへっちゃらだーい!」

10・ラスト・元気
 

首をぶんぶん振って駆けたり、私にからんできたり、結構わんぱくであることが判明。

10・ラスト・わんぱく
 

頼もしい牡馬の登場です。

右肢だけ、前も後ろも長めのソックスをはいていて、遠くからでもよくわかりそう。

10・ラスト・探検
 

そして、いよいよ最後の1頭となった1歳のデュランダル牡馬は、今朝、出発していきました。

10・ラスト・デュラン顔
 

彼は、今いる新入りディープくんのごとく、昨年の10月にやって来た馬。

育成期間は1年を超えました。

すごく慎重な馬で、一生懸命かまってもなかなか打ち解けてはくれませんでした。

最近になって、ようやく心を開いてくれたのか、額をべたべた触っても嫌がらなくなり、愛情がわいてきたところ。

10・ラスト・デュラン馬運車へ
 

新しい場所に行っても、堂々と頑張ってほしいと思います。

10・ラスト・乗車
 

また、今日は、偶然にも、父デュランダルの当歳牡馬が到着。

落ち着き度を見ながら、この、今日も元気なわんぱくディープくんとの放牧を検討していきます。

10・ラスト・走る
 

馬房清掃真っ最中の1歳厩舎。やがて移ってくる生産馬も含め、次第ににぎやかになっていくことでしょう。

関連タグ : Curlin, デュランダル, ディープインパクト, フジキセキ,

朝霧のかかった大地に、明るい太陽の光。今朝は、美しい朝でした。

晴れていく霧の中で、合流3日目の繁殖牝馬のグループも、揃って食事中。こちらまですがすがしい気分になります。

10・育成・霧の朝
 

さて、今朝は、ディープスカイ牡馬の出発。

10・育成・スカイ手入れ
 

4月から、6ヵ月半を過ごしました。

10・育成・スカイ
 

残っている友達2頭は、放牧地の奥で遊んでいたため気付かず、見送ってくれたのは、来たばかりのディープインパクト当歳牡馬。

10・育成・ディープ牡
 

2日目からパドック放牧を始め、6日目となる今日は、もう慣れたもの。

とても人懐こく、べたべた触っても動じない、愛嬌者のディープくんです。

いつまでも遊んでいたいところですが、今日は、育成牧場にいる1歳馬の撮影を頼まれていたため、スカイの馬運車に飛び乗ります。

動き出した馬運車の窓から、当歳3月生まれグループの4頭が、楽しそうに遊んでいるのが見えました。

10・育成・馬運車から
 

遊ぶのを中断し、走り去る馬運車を振り返るディープたち。

10・育成・馬運車を見送る当歳たち
 

成長を続ける当歳馬は、どの仔もとても楽しみな存在です。

片道1時間半の道のりを経て、到着した育成牧場には、これまでに何頭もの馬たちが運ばれてきました。

全部の馬たちをのぞいてみたいところながら、昼休み前でもあり、忙しそうなので、我慢。

今日は、1歳シンボリクリスエス牡馬の撮影が目的だったため、それをまず果たそうとしますが、あいにく太陽が雲に隠され、それも出来ずにいると・・・・。

4歳ディープインパクト牝馬、サクセスシルエットに会うことが出来ました。

10・育成・シルエット
 

競馬場では、どうしても入れ込み、体を細くしてしまいます。到着時は390㎏。

あの小さい頃の快活な少女時代を知っているだけに、憂いをおびた今の顔が寂しげに映ります。

10・育成・シルエット顔
 

「もうひと花」という願いは、私も一緒。弾ける姿を頭に描き、勝利の夢を再び追いかけます。

2歳アグネスタキオン牡馬にも会えました。シルエットの半弟は、来月の移動を目指し、調整中。

10・育成・カッシーナ
 

そして、やっと大きな雲が動き、太陽がまぶしく光り出したので、クリスくんの撮影準備開始。

10・育成・クリス撮影準備
 

運動を始め、体が締まってきたクリス。乗り出してからの評判は良く、楽しみな馬。

10・育成・クリス
 

大らかで、いたずらもする性格がまた、スタッフさんにも人気とか。

10・育成・クリス顔
 

兄を超える活躍を期待し、これからも見守っていきます。

雲が出てきて、撮影終了。

10・育成・帰るクリス
 

最後に、3頭の1歳ディープインパクト牝馬に会ってきました。

食事を中断され、怒り気味の2月生まれディープは、早くも上々の評判。

10・育成・ディープ牝
 

3月生まれディープは、さく癖バンドをつけていたので撮影しませんでしたが、覚えてくれているようでした。

4月生まれディープ。彼女も、一瞬「あれ?」という顔をして、嬉しそうに身を乗り出します。

10・育成・ディープ4月生
 

新しい場所で頑張っている生産馬たちの姿に、元気をもらった牧場訪問でした。


関連タグ : ディープスカイ, ディープインパクト, アグネスタキオン, シンボリクリスエス,

今日、来春母となる馬たちを、出産予定日が近い者どうしで、組み替えました。

10・牝・合流したルクール
 

この黒鹿毛の馬は、生産した、5歳アグネスタキオン牝馬のルクールダンジェ。

今年の3月に競走馬を引退し、一時的に戻っていましたが、種付けシーズン中は、近くの牧場でお世話になっていました。

10・牝・ルクール到着
 

無事に受胎が確認された9月に、改めての帰郷。

そして、出産予定日が遅いこのグループに、もう1頭の相棒と共に、加わることになったのです。

さあ、馬たちには、特有の初対面の儀式があり、「どうなることやら」と気をもんで見ていると・・・。

まずやって来たのは、今年キングカメハメハ牡馬を産んだ、6歳アグネスタキオン産駒のお母さん。

10・牝・ルクールとワイド
 

同じ父の匂いがするのかと見守りますが、どうやら互いに相手の出方を伺っている様子。

3頭でかたまっているのは、先に一緒に放れていた仲間で、彼女たちには、もう完全に仲間意識が芽生えているのです。

10・牝・ルクールと3頭
 

「なんだか気難しそうな方たちね・・・」 そう思っているのでしょうか。

柵の向こうから、身を乗り出してきたのは、やはり来春母となる、幼馴染みの5歳サクラバクシンオー産駒、サクセスゴーランド。

10・牝・ゴーランド
 

彼女と一緒に放れていたなら、あるいは、昔の記憶がよみがえっていたかもと思いをめぐらせますが、あいにく予定日が離れていて、同じグループになれませんでした。

そればかりか、あの頃幼馴染みだった他の牝馬たちのお母さん2頭と一緒に放れることになったのです。

相棒の4歳牝馬は、気が弱いとみえ、はるか遠くで、草を食べているし、

10・牝・友達は
 

ひとり、3頭の馬と関わろうとするルクールは、プライドが高く、リーダーになりたい意志を表しているようでした。

「そうはさせないわよ!」

10・牝・フェア
 

今年キングカメハメハ牝馬を産んだお母さん。彼女は、周りでちゃかちゃかと騒ぐタイプ。

すでに出産を経験している母馬たちの圧力はじわじわ。

10・牝・にらむ
 

少し敬遠気味のルクールに対し、にじり寄る感じで、にらみをきかせています。

10・牝・団結
 

「なかなか手強いわね」

10・牝・ルクール
 

飛び出してきた馬と再び、あいさつ。

10・牝・様子を伺う
 

しかし、しばらくにらみあった後、ヒヒンという甲高い声と共に、お尻を突き出して、ぶつかり合い。

10・牝・威嚇
 

馬たちはルールをわかっていて、余程のことがない限り、怪我をすることはありませんが、気をもんで見ている私の横を、その時突然走り抜けた者がありました。

10・牝・友達駆けつける
 

驚いたことに、さっきまで、遠くで草を食べていて、こちらのにらみ合いにまったく無関心を装っていた、ルクールの相棒牝馬。

彼女が、友達の悲鳴を聞いて、駆けつけてきたのです。

10・牝・2頭
 

これには、感動しました。彼女は、やはり3月に繁殖にあがり、これまでルクールと共に過ごしてきた馬。

気が弱いのに、勇気を振り絞って、友達を助けに来た、その優しさに、グッときました。

今年、ゼンノロブロイ牝馬を産んだお母さん。彼女の威嚇スタイルは、もっぱら前肢を高く上げるもの。

10・牝・アスカ前掻き
 

普段、おとなしい母馬たちも、初対面の相手には、とにかく厳しいのです。

10・牝・ルクール考え中
 

幸い、馬たちの試練は、長くても2日程度。

互いのことを理解し始めると、すぐに一団の群れになっていきます。

この後、皆が無事に過ごし、元気な仔馬を産んでくれること。

それが私たちの一番の願いであり、喜びです。


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日曜日。「鮭が来た!」 魚好きなスタッフに教えられ、敷地内の川を のぞいてみると、いました。

10・秋・シロザケ

 婚姻色に染まったシロザケ。

昨年なら、9月の中頃から現れていた鮭。今年は、猛暑の影響か、遅めの遡上でした。

カメラを持って観察している人間たちを見て、すぐにやって来たのは、ゼンノロブロイ牝馬とキングカメハメハ牡馬。

10・秋・のぞきに来た2頭

 かじり魔のキンカメが、柵の外をのぞいている隙に、グルーミング好きなロブの背中をかいてあげていると・・・。

いきなり、ドスン!

10・秋・かゆい

 寝たままかいてほしくなったのか、それともたまらなくかゆくなってしまったのか、座り込んだロブは、ゴロンゴロンと間近でゴロを打ち始めました。

そして、横たわると、恍惚の表情に。

10・秋・ロブの目

 なんともかわいらしい女の仔です。

青空の下、離乳の山を乗り越えた2頭が、何気なく遊んでいる後ろ姿。

10・秋・ロブ&キン

 2頭の会話が聞こえてきそうで、思わず微笑んでいると・・・・。

「また、いた!」 今度は、先ほどより大きめの鮭を発見して、喜んでいる子どもたち。

10・秋・シロザケ2

 「なに?なに?何やってるの?」

10・秋・キンカメくん

 面白いことが大好きなキンカメが、弾けるようにやって来ました。

遊び相手をする私に飽きると、今度は、また別の方向へ。

10・秋・今度は

 牧柵のすぐそばに、山ほど実っていたのは、ヤマブドウです。

10・秋・ヤマブドウ

 放牧地には、イヌタデ。

10・秋・イヌタデ

 飛んできたのは、人懐こいゴジュウカラ。最近、山から下りてきて、数多く見かけるようになりました。

10・秋・ゴジュウカラ

 気が付くと、周りは秋だらけ。

極めつけは、牧柵の際に生えた天然のシメジ。

10・秋・天然シメジ

 近くには、散乱したシメジがあり、キンカメたちが、いたずらしたことが、すぐにわかりました。

10・秋・かじったあと

 真っ赤に染まったアキアカネ。

10・秋・アキアカネ

 たわわに実った栗。

10・秋・クリ

 楽しく秋探しをする私についてきた2頭は、出入り口に置いてある水桶に、仲良く首を突っ込みます。

10・秋・水を飲む2頭

 授乳してくれる母がいなくなり、乾いたのどを潤すのは、水だと覚えた様子。

10・秋・顔を上げ

 のどかで気持ちの良い、秋の昼下がり。仔馬と共に過ごす時間は、最高のひと時です。

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 そわそわと放牧地を走り出した、3月生まれの当歳馬グループ。

10・新・4頭そわそわ

 その理由は、1歳馬厩舎でけたたましく鳴く、1頭の仔馬にありました。

つい先ほど、母馬と共に馬運車でやって来て、自分だけ置いていかれたのです。

今日から育成を任された、5月生まれのディープインパクト牡馬。

先方の方針で、当牧場で離乳したのですが、去っていく馬運車の中から響く母馬の悲鳴が、なんだか哀れでした。

「ねえ、あそこで騒いでる仔は、なんなの?」

10・新・なになに?

 「うるさいわね!」と、敏感な当歳馬たちは、駆け回ります。

声のする方を気にしながら、興奮気味に走るディープインパクト牝馬、シンボリクリスエス牝馬、ハービンジャー牝馬。

10・新・気になる

 やがて彼の仲間となるであろう、ディープインパクト牡馬も、勢いよく飛び出していきました。

10・新・ディープ牡駆ける

 静かだった放牧地が、しばらく騒がしくなりましたが・・・。

10・新・牝馬3頭

 やがて、落ち着きを取り戻し、「いったい、誰が鳴いてるの?」

10・新・誰?

 考え込むように、たたずむ4頭。

晴れ渡る空の下、馬房からちょこんと顔を出し、一生懸命母馬を捜しているのは、黒鹿毛のディープくんでした。

10・新・ディープ牡

 ディープの仔らしい目をしています。

けれども、窓から飛び出さんばかりの勢い。

怪我をしないか不安になり、スタッフと窓の開閉を相談しましたが、「大丈夫そうだ」ということになり、そのままに。

彼の気持ちを考えれば、いきなり知らないところに連れてこられ、母まで消えてしまったのだから、仕方ありません。

10・新・そわそわ

 心の余裕などまったくなく、そわそわ。

外を見たり廊下を見たりしては、「おかあさーん!」と鳴いていました。

10・新・お母さん!

 5月生まれなので体高はそれほどないものの、骨太でしっかりしたタイプに見えます。

上唇が白いのもポイント。

10・新・ディープ顔

 新しい仲間の到着に喜びを感じながら、事故なくこの山を乗り越えられるように、神経も使います。

10・新・母を捜し

 時折響き渡る仔馬の声を気にしつつ、あっという間に過ぎた一日でした。

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最後の離乳を行ってから、1週間が過ぎました。

それぞれ、母親抜きの、友達との新しい生活がすっかり」定着した様子。

しかし、まだまだ乳の感覚が忘れないゼンノロブロイ牝馬は、時折、こんなしぐさを見せます。

10・当歳・乳を探し

 キングカメハメハ牡馬に、母の乳を探そうとするロブちゃん。

キンカメくんも、いたって大らかな性格で、あまり怒りもせず、双子のように育ったロブちゃんと口遊び。

10・当歳・キン&ロブ

 ロブロイ牝馬が、甘えん坊だったことが、今さらながらわかりました。

こちらは、3頭の4月生まれ牝馬グループ。

10・当歳・3頭

 栗毛のゼンノロブロイ牝馬が、キングカメハメハ牝馬にちょっかい。

10・当歳・3頭2

 母親がいた頃のように、一緒に遊んでいる姿にホッとしながら近付くと、コンデュイット牝馬がこちらを見ました。

10・当歳・気付いて

 コンちゃん先頭に歩き出す3頭。

10・当歳・こちらへ

 途中で、キンカメちゃんの強襲にあい、

10・当歳・コンにまとわりつくキン

 結局入れ替わったものの、みんなが目の前に来ました。

10・当歳・結局カメちゃん

 近くで接すると迫力満点。しっかりとスクラムを組んで生活している様子に、圧倒されます。

駆けるのが大好きな3頭は、いつの間にか駆け出して、

10・当歳・駆け回る3頭

 元気いっぱい。

10・当歳・駆け回る3頭2

 草をくわえたまま走る栗ロブに笑っていると、

10・当歳・駆け回る3頭3

 目の前を通過していき、

10・当歳・カメロブ

 放牧地の端まで猛ダッシュ。

10・当歳・走る

 あちらへ行ったと思ったら、

10・当歳・あちらへこちらへ

 今度はこちらの端へ。

広い放牧地を上手に駆け回る姿に、感心して見入ってしまいました。

隣の放牧地のにぎやかさに反応したのは、2頭組のキンカメ・ロブロイペアで、こちらも一生懸命走ります。

10・当歳・キンロブも

 さあ、来週には、1歳の厩舎へ移動し、新たな生活の幕開け。

住み慣れた厩舎や放牧地をあとにし、どんな姿を見せてくれるのか、楽しみにしています。


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 昨日、今日と2頭の1歳牝馬が、育成牧場へ出発しました。

昨日旅立ったのは、グラスワンダー牝馬。

10・2頭・ワンダー

 おでこが盛り上がっている、大柄な女の仔。馬体重は480㎏。

10・2頭・ワンダー横

 強気な性格で、「かわいい」とは言い難いタイプですが、その迫力で、競馬場を駆け抜けてほしいと願います。

ワンダーの乗った馬運車を見送るのは、最後に残った1歳牝馬、カンパニー

10・2頭・見送るカン

 彼女は、ここから友達たちが何頭も出発していき、再び戻ってこないことを知っています。

最後の友達、ワンダーが行った後、寂しそうに何度も鳴いていたのが印象的でした。

そして、今日、そのカンパニーも、出発。

10・2頭・体重計にのるカン

 おっとりとした顔が特徴のカンちゃんは、体高はあまりないものの肉付きが良く、体重計にのると、450㎏もありました。

10・2頭・カンパニー横

 育成牧場での運動が始まれば、もう少しすっきりした体になれるでしょうか。

馬運車に向かうカンパニー

10・2頭・馬運車へ

 すべての友達が行った後なので、誰も見送ってくれる仲間はいません。

精一杯人間が声をかけ、送り出してあげました。

さて、残る1歳馬は、牡馬3頭のみ。

10・2頭・牡馬3頭

 今日は、昼前から雨が降る予報になっていたため、朝の集牧をせず、そのまま放していました。

眠たそうな牡馬たち。

Curlin牡馬とディープスカイ牡馬は、早く厩舎に戻りたいらしく、人間の姿を見ると、こちらへ歩き出します。

10・2頭・カーリン&スカイ

 デュランダル牡馬も、立ち上がる体勢。

10・2頭・デュラン

 結局みんなが出入り口の前に集結してしまい、「悪いなぁ」と思いながら、べたべた触っていました。

夜間放牧の後なので、少々疲れ気味の顔ながら、仲の良いところを見せる3頭。

10・2頭・デュラン&スカイ

 時折放牧地で駆け回ったり、真剣に草を食べたり、初期馴致も取り入れながら、ゆったりと過ごしています。

10・2頭・スカイ&カーリン

 気温が下がってきたので、天気と相談しながらの放牧。

10・2頭・3頭

 あともう少し、彼らが育成牧場へ出発する日まで、残りの時間を大切に見守っていきたいと思います。


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 先週の木曜日、父キングカメハメハの1歳牝馬が、育成牧場へ出発していきました。

10・移動・キンカメ牝
 

彼女は、今年の4月から約5ヵ月預かった育成馬。

10・移動・キンカメ牝横
 

とにかく好奇心旺盛な仔で、気性の激しいタイプ。

以前、放牧直後にオーナーさんが来られ、集牧して馬房へ入れたところ、「なんでまた戻らなきゃならないの!」と、力任せに壁を蹴っていて、皆で苦笑いしたことを思い出します。

気さくに話してくださるオーナーご夫妻。是非、競走馬として活躍してほしいと思います。

見送っていた4月生まれディープインパクト牝馬は、翌日の金曜日に、出発していきました。

10・移動・見送るディープ
 

手を出すと長い舌を出し、ぺろぺろなめてくれる、愛らしい馬。

しかし、変化に敏感で、へそを曲げると手に負えない一面もあります。

10・移動・ディープ手入れ
 

偶然にも、調教師さん立ち会いのもと、生まれてきたラッキーガール。

10・移動・4月ディープ
 

生まれた瞬間を知っている調教師さんのもとへの入厩も確定し、順調に競走馬への階段を上り始めています。

10・移動・馬運車へ
 

と思ったら、出ました!乗車拒否。

10・移動・ストップ
 

まるで牛の歩みのように、一歩一歩ゆっくりとしか前に進みませんでしたが、なんとか箱の中におさまることが出来ました。

見送ってくれたカンパニー牝馬。

10・移動・カンパニー
 

残っている1歳馬は、彼女を入れて5頭になりました。

出発したディープが、手入れをしている間も、撮影をしている間も、ぐっすりと休んでいたのは、グラスワンダー牝馬。

10・移動・ワンダー
 

そして、窓から顔を出しているのは、ディープスカイ牡馬。

10・移動・ディープスカイ
 

馬房の戸口で、お尻をかいているのは、Curlin牡馬。

10・移動・お尻をかきながら
 

真っ黒な顔でこちらを見ているのは、デュランダル牡馬。

10・移動・デュラン
 

まだ昼夜放牧を続けているので、馬房にいる時は、皆静かにしています。

そして、先に1歳厩舎に移動した当歳早生まれ4頭組は、シンボリクリスエス牝馬も加わり、ゆったり放牧中。

10・移動・当歳4頭
 

後から離乳した3頭組も、2頭組も、穏やかに草を食む、いつもの生活が戻ってきました。

1歳馬も、当歳馬も、次なるステップへ。

別れの秋は、成長の秋でもあり、1頭1頭からまだ目が離せません。

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 仲良く遊んでいるゼンノロブロイ牝馬とキングカメハメハ牡馬。

10・ロブ・離乳前
 

一足先に離乳を終えたキンカメくんの相棒、ロブちゃんも、いよいよ離乳です。

彼らが遊んでいるうちに、そっと連れていこうと考えますが、

すぐに母馬を見つけ、

10・ロブ・連れられ
 

遅れまいとピタッとついていくロブにキン。

10・ロブ・遅れまいと
 

それでも別れは容赦なくやって来ます。

10・ロブ・別れ
 

母馬と引き離されたロブは、「どうしてよ!」というように放牧地に飛び出していきました。

10・ロブ・なぜ?
 

一度出口に戻ってくると、今度は、こちらへ。

10・ロブ・捜す
 

キンカメくんもついていきます。

「いない。やっぱりいないわ」

10・ロブ・いない
 

考え込んでいるロブロイ。

真剣な表情の彼女の隣で、かゆいところをかいているのはキンカメ。

10・ロブ・対照的なキン
 

別れの山を乗り越え、少し大人になり、母親代わりのロブロイ母さんがいなくなっても、ケロッとしていました。

やはり実の母との絆には、かないません。

「遊ぼうぜ!」なんて、ちょっかいをかけてくるものだから、怒り気味のロブロイ。

10・ロブ・2頭
 

それでも、双子のように一緒に育ったキンカメを少し頼りにしながら・・・。

10・ロブ・キン&ロブ
 

「ねえねえ、お母さん、どこに行ったんだろう」

10・ロブ・また戻る
 

一緒に歩き出す、ロブロイとキンカメ。

10・ロブ・2頭で
 

「どうして!」 時に、すごいパワーを出すゼンノロブロイ牝馬。

10・ロブ・ロブとキン
 

兄貴分のキンカメに負けないくらいの気性を隠し持つ、不思議な女の仔なのです。

人間にはとても従順。私のところへ来たので、柵越しに背中をかいてあげると、静かに立っていました。

でもすぐに邪魔者のキンカメ牡馬が割り込んできて、服の袖を引っ張りまわします。

しつこく遊んでくるので、一歩下がって見ていると、そのうち2頭でグルーミングを始めました。

10・ロブ・グルーミング
 

ここも、友達の存在に癒され、母との別れの辛さを紛らわせている様子。

2頭だけの小さなグループでも、立派に山を乗り越えてくれそうな気配に、ホッとしました。

奥の放牧地に連れていかれた母馬は、先週まで一緒だったキングカメハメハ牡馬の母らと共に放牧。

10・ロブ・母
 

見に行った時には、すでに下を向いて草を食み、一度も振り返りません。

今年で6産目。賢い母には、すべてがわかっているとみえ、その後ろ姿に、芯の強さを感じるのみでした。


関連タグ : キングカメハメハ, ゼンノロブロイ,

残り2頭となった、当歳馬の離乳。

今日、同時に行われることになりました。

まずは、4月生まれの放牧地、コンデュイット牝馬を訪ねます。 

10・クロ・離乳前
 

どっしり落ち着いた母のおかげで、友達も”離乳”の山を越え、元気いっぱい。

「なに?なに?」と飛び出してきたキングカメハメハ牝馬。

10・クロ・キンカメ牝
 

あいかわらずの勢いに、思わず柵の外へ逃げ出しました。

すると、隣の空き家のトタン屋根をカラスがトントンと歩いたから、大変。

妙に響く音に、敏感なコンデュが反応して、走り出します。

10・クロ・コンデュ
 

続く2頭。

草を食べている母の周りで、栗毛のゼンノロブロイ牝馬も交わり、大はしゃぎ。

10・クロ・周りで跳ねる
 

これが、原因のカラス。

10・クロ・カラス
 

みんな興奮して、遠くまで行ってしまったので、「待ちなさい!」とばかり、母馬も珍しく走りました。

やっと落ち着いた3頭を引き連れて歩くクロちゃんの貫録十分。

10・クロ・3頭引き連れ
 

しめるところはしめ、これまで、きちんと仔馬たちを教育してくれました。

遊び盛りの3頭が、この母なしでやっていけるのか、少々不安も覚えますが・・・・。

10・クロ・クロと3頭
 

いよいよその時が来ます。

いつもと違う時間に近付いてくる人間に、顔を上げるクロ。

10・クロ・覚悟
 

いずれ自分の番がくることは、容易に察していたでしょう。

連れていかれるクロに、真っ先についていくのはキンカメ牝馬。そしてコンデュイット

10・クロ・外へ
 

出されたのは母だけで、「あれ?」という顔をしたコンデュは、「ヒヒン、ヒヒン」と小さい声でつぶやき始めました。

10・クロ・出口の前で
 

「なんで?あれ?どうしたのかしら?」

まさにそんな感じの、鳴き方。

そして、動揺を隠せず、走り出します。付き合うのは、キンカメ。

10・クロ・捜す
 

生まれつき敏感で、繊細なコンちゃん。「ああ、やっぱり大騒ぎするんだろうなぁ・・・」と思った私でしたが・・・。

今回も、思いのほか、静かでした。

友達のキンカメと栗毛のロブロイが、まったく動揺せず、普通に立っているので、気持ちが高ぶらないのです。

まるで「落ち着いて」と言っているような、ロブちゃんのグルーミング。

10・クロ・栗ロブに
 

そのうち、キンカメと栗ロブの2頭が、仲良くグルーミングを始め、

10・クロ・グルーミング
 

気が付くと、その中にコンデュも入り、3頭で、まったく見事なグルーミングをしていました。

10・クロ・3頭グルーミング
 

母馬がいなくても、十分やっていけそうな3頭。いつの間にか、大きく成長していました。

さて、連れていかれた母はといえば、今年は種付けを休んだので、不受胎馬のグループに仲間入り。

最初は、好奇心旺盛な栗ロブ母に、ついこの間まで一緒だったにも関わらず追い回されるなど、なんだか忙しそうでしたが、

10・クロ・母
 

挨拶が終わると、途端に我が仔のことが気になり出します。

10・クロ・我が仔よ
 

ブヒヒヒヒーン。野太いクロちゃんのいななき。

耳を澄ますと、わずかに、娘コンデュイットのいななきも聞こえてきます。

友達のおかげで大騒ぎはしないまでも、やはり母が恋しくて、ひとり捜し歩いているのでしょう。

賢いクロは、また頭を下ろし、草を食べ始めます。

足もとの水たまりでは、ようやく赤くなったアキアカネのペアが、盛んに産卵を繰り返していました。

10・クロ・アキアカネ
 

漂う秋の気配の放牧地。親仔の絆をひしひしと感じた、コンデュイット牝馬の”離乳”でした。


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 今日、台風のため1日延期となった阪神競馬が行われ、その最終レース。

生産馬エーシンリボルバーが、最後の直線で先頭に立つと、そのまま押し切り、完勝。

9月9日の前走からの連勝で、とうとう1600万円クラス”準オープン馬”になることが出来ました。

集牧中、テレビの前に集まったスタッフ一同、大興奮。

管理してくださっている方々に感謝の気持ちでいっぱいになり、そして頑張った2008年生まれの末っ子クロフネに大きな拍手を送りたい気分でした。

「ありがとう!」

レース直後は、いつものように、古くから付き合いのあるフォトグラファーさんから、ありがたい祝福の電話をいただき、そしてファンの方からはメール。

平日にも関わらず、応援してくださった皆さんにも、感謝感激の瞬間でした。

このクラスまでくれば、夢がますます広がります。

今日は、朝から台風の影響で大雨。しかし、午前8時前には雨がやみ、9時に全馬を放牧したため、寝藁上げには昼前まで時間を費やしました。

その疲れも吹っ飛ぶ、大勝利です。

うきうき気分で、古い画像の数々を探すと、リボルバーが1歳だった頃の画像が次々と出てきました。

以前、ブログで掲載したことがありますが、仲の良かった4頭グループの4ショット。

10・連勝・リボルバー1歳8月
 

この1枚が、忘れられません。

左から、メルトアウェイ、エーシンリボルバー、サクセスパシュート、ジャックバローズ。

いつも元気だったグループ。その中では、控えめだったクロフネくんが、3年の時を経て、一番先頭に立っています。

10・連勝・リボルバー1歳8月歩く
 

ちょうど3年前の同日。ハーツクライ牡馬ことサクセスパシュートが、育成牧場へ出発する日でした。

10・連勝・3年前パシュート
 

馬運車に吸い込まれる彼を見送るクロフネくん。

10・連勝・リボルバー1歳10月見送り1
 

前髪に、いっぱい草の実をつけて、鳴いていたことを懐かしく思い出しました。

10・連勝・リボルバー1歳10月見送り
 

翌日、調馬策やドライビングをこなし、ふっと一息ついた顔のクロフネくん。

10・連勝・3年前りぼるばー
 

突然やって来たおもちゃの車に興味津々。

10・連勝・3年前パドックで
 

穏やかな仔でした。

最近、競馬場に行かれた方から、彼を担当してくださっている厩舎スタッフの方が、ウィナーズサークルで笑顔でファンサービスをしてくださっているという情報を聞き、嬉しくなりました。

まったく面識はありませんが、温かい方々に囲まれ、幸せな気分でいるクロフネくんを想像しています。

厳しい競争の世界を生きていかなければならない競走馬。

そばに立つ人間のあり方で、きっと大きく変わることもあるのでしょう。

それは、生産者とて同じ。馬たちの可能性を信じ、私たちもさらに真剣に向き合っていこうと思いました。

皆が一つでも上のクラスに上がれるよう、ここから始めていきます。


関連タグ : クロフネ, ハーツクライ,

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