北の小さな牧場から、競走馬を目指す仔馬の成長を、写真と共に綴ります。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・08-30  ※札幌競馬場にて
 ・07-18  ※セレクションセール
 ・07-17  ※函館の空の下
 ・06-09  ※水たまり発見
 ・06-02  ※私も入れて

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土曜日、阪神7レースに出走した、父クロフネの4歳牡馬、エーシンリボルバーが勝利。

嬉しい今年の”生産馬3勝目”となりました。

昨年の8月に、3歳未勝利を勝ってから休養していたリボルバーくん。

今月12日にレースに復帰し、なんと34kg増の536㎏で出走しましたが、6着。

中1週でのぞんだ土曜日は、8㎏を減らし、見事、勝利をつかむことが出来ました。

5月生まれのクロフネくん。休んでいた3歳の秋から冬にかけ、成長した様子です。

彼には、ここを離れた2年4ヵ月前から一度も会ったことはありませんが、陣営の皆さんにしっかり管理され、この日を迎えることが出来たのでしょう。

2008年5月21日。この年の最後に生まれた、末っ子クロフネくん。

2・祝・リボルバー誕生
 

当ブログ開設後に生まれたため、2009年10月までの間に、何度も登場してきますが、どちらかというと、脇役的存在でした。

性格は、控えめ。それでも、生後3日目にして、この立派な骨格。

2・祝・リボルバー生後3日目
 

装蹄師さんにも、「骨太でいいね!」とほめられ、楽しみな存在であることは確かでした。

生まれた時から緑に囲まれ、また丈夫だったので、放牧地デビューもすぐでした。

2・祝・リボルバー当歳6月初旬 

 1頭で放れている時は、母親のしっぽが遊び道具。
2・祝・リボルバー生後1週間 

群れに入ると、一番生まれの近いダンスインザダーク牝馬が、最初の友達。

2・祝・リボルバー当歳6月下旬
 

夏を過ぎると、少しずつ顔が大人びて。

2・祝・リボルバー当歳9月
 

秋の離乳時は、やはりダンスちゃんと一緒で心強かったのか、無難に山を越えることが出来ました。

2・祝・リボルバー当歳離乳時
 

とねっこ4頭の生活となった10月。3月生まれのディープインパクト牝馬にリードされて。

2・祝・リボルバー当歳10月
 

水たまり遊びが大好きだったこのグループ。でも、クロくんだけは、やはり控えめ。

2・祝・リボルバー当歳10月シルエットと
 

4月生まれのネオユニヴァース牡馬にも、鍛えられました。

2・祝・リボルバー当歳10月水遊び
 

この仲間と12月まで一緒に過ごし、

2・祝・リボルバー10月4頭
 

早生まれ牡馬と合流した時は、威嚇されてしまったことも・・・・。

2・祝・リボルバー1歳1月攻撃
 

でも、目立たず、落ち込まず、控えめながら、淡々としたところが、彼の良いところ。

2・祝・リボルバー1歳1月
 

1000万条件に上がったこれからが正念場ですが、さらに力を発揮してくれることを願います。

日曜日には、1歳時に約半年預かった、3歳ディープインパクト牡馬、ミッキーシャインが未勝利を優勝。

2・祝・シャイン1歳6月
 

新馬戦で負けた相手が、前週の東京・セントポーリア賞を競走中止し、予後不良となっていたことを知り、複雑な気持ちで、彼の分まで頑張ってほしいと思いました。

現役の馬たちの活躍は、何よりの励みになります。

休養中の馬たちの復帰も、ゆっくりと楽しみにしながら、迫ってきた出産シーズンを乗り越えていきます。

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関連タグ : クロフネ, ディープインパクト, ネオユニヴァース, ダンスインザダーク,

2月も後半になり、少しずつ夜が明ける時間が早くなってきました。

朝から青空が広がると、どんなに寒くても、すがすがしい気分になれます。

その青空の下、流星のゴールドアリュール牡馬と遊んでいるのは、サウスヴィグラス牡馬。

2・牡・ヴィグ&アリュール
 

昨年の12月、このグループに入った当初は遠慮がちでしたが、最近は慣れ、元気の良い姿を見せるようになりました。

ところが、このやりとりを見ていた”お邪魔虫”くん、乱入。

2・牡・クリス気付く
 

シンボリクリスエス牡馬です。

2・牡・3頭
 

「なんか、後ろから来たぞ!」と、アリュールも危険を察知して、逃げ出しますが・・・。

「待てぃ!」

2・牡・待て
 

両サイドから攻撃を受け、なんとかかわそうと頑張ります。

2・牡・両サイドから
 

「なんで、君まで来るんだよぉ!」

2・牡・アタック
 

「しつこいし、うるさいし、やだなぁ」

2・牡・逃げるアリュール
 

それでもなんとか逃げ切って、こちらへ。

2・牡・待てよ
 

人間の存在に気付いたクリスも、走りながら、「あれ?こんなところで何してるの?」

2・牡・何してるの
 

たまにニンジンをもらうことをよく覚えていて、小休止。

2・牡・クリスくん
 

賢くて人懐こく、食いしん坊の男の仔です。

先週は、2度も除外を受けた全姉が、なんとか東京競馬場デビューを果たしました。

誘導馬の、全兄サクセスブロッケンに後方から守られて。

姉はシャープでスマートなイメージだったし、兄はもう少し控えめな性格だったし、同じ兄弟でも、何から何までまったく同じということはありません。

この仔は、どんな競走馬となるのでしょう。

さて、もう1頭の仲間、ブラックタイド牡馬は、繁殖牝馬のグループを見つめ、柵越しに一緒に走っていました。

2・牡・タイ
 

馬っ気が強いのでしょうか。

「こんなところで、何やってるんだよぉ」

2・牡・アリュール&タイド2
 

遊びにいったのは、アリュールくん。こちらは、みんなと仲が良い、気さくな男の仔。

明るい太陽に、少しずつ春を感じながら、元気に成長を続けている馬たちです。

関連タグ : サウスヴィグラス, ゴールドアリュール, シンボリクリスエス, ブラックタイド,

金曜日、太陽がまぶしく光りだした朝、それまでじっとしていた1歳牝馬たちが、嬉しそうに走り出しました。

新雪が積もったところに、放牧地の場所替えをしたため、気分もリフレッシュして大はしゃぎ。

2・牝・ハーツカンパニ 

躍動感ある馬の写真が撮りたくて、そっと近付いたつもりでしたが、「みーつけた!」

2・牝・ディープ 

案の定、ニンジン餌付けの逆効果。

2・牝・アリューカン 

みんなすぐに集まってきてしまい、「ないの?ないの?ニンジンないの?」

2・牝・ハーツ 

帽子を引っ張られたり、服を突付かれたり。近過ぎて、写真も撮れません。

そんなに期待した顔で見つめなくても・・・・。

2・牝・ディープ顔 

あきらめたカンパニー牝馬は、雪をペロペロ。

2・牝・かん 

食いしん坊のゴールドアリュール牝馬は、「ねえねえ、隠してるんでしょ?」

2・牝・アリュール 

みんな動かなくなってしまったので、向かいの1歳牡馬を撮ることにして、移動しました。

しばらくして、振り返った牝馬の放牧地。

2・牝・4頭 

「しめしめ、遠くにいったな・・・」

そこで、再び「おーい」と呼ぶと、気が付いたハーツクライ牝馬とカンパニー牝馬が、こちらへ。

2・牝・カン&ハーツ 

ゴールドアリュール牝馬とディープインパクト牝馬も、「負けないわよ!」と、突進。

2・牝・アリュール&ディープ 

なんとも元気のいい4姉妹。

2・牝・ハーツアップ 

これが、翌日の小さな事件の伏線だったとは、誰が考えたことでしょう。

土曜日、ウイルス性の胃腸炎にかかり、前夜入浴を控えた4歳の長男が、「朝風呂に入りたい」と言い出し、しぶしぶ用意。

「外の景色でも見ようか」と、いつもは閉めているロールカーテンを開けると、一瞬、目を疑いました。

「通路に馬がいる・・・・。はあ?なんで!?」

窓から見える放牧地と放牧地の間の通路に、いるはずのない1歳の鹿毛馬が1頭、目に飛び込んできたのです。

「逃げた?」・・・としか考えられません。

そばに軽トラックが置いてあったので、「誰か先に気付いて、つかまえようとしているんだ」と思い込み、助っ人に入るつもりで、急いで防寒服を着ましたが・・・。

現場に駆けつけると、人影なし。

代わりに、向こうから、すごい勢いで1頭の馬が駆けてきて、額の星で、それが”ハーちゃん”であることに気付きました。

「えー?ちょっと、どうするの!」

ハーツクライ牝馬は、放牧地の中の仲間のところに帰りたくて、うずうずしています。

どうやら、出たくて出たわけではなく、何かの拍子に、牧柵の下をくぐったか破ったかして外に出てしまい、戻れなくなった様子。

牧場で、数年に1度は起きるハプニング。私も、つかまえて中に入れればいいということは分かるのですが、何しろ一人。

携帯、不携帯。この場を離れるわけにはいかないし、とにかく、つかまえるしかないか・・・・。

馬は、予測不能の事態が起きると、たいてい興奮状態におちいり、人間ひとりの手には負えなくなるものですが、彼女は思いのほか冷静でした。

「ハーちゃん」と呼ぶと、すんなり近寄ってきて、顔のもくしをつかませたのです。

「あとは、入れればいいんだけど・・・」これが、大問題。

右手にハーツのもくしを持ち、左手だけで、出入り口の3本の馬栓棒を開けなければなりません。

おまけに、ハーツを心配するアリュール、カンパニ、ディープの3頭が、入り口をふさいでいて、開ければ今度はそちらが出てしまう可能性あり。

「Kくーん!Sくーん!」大声でスタッフを呼ぶも応答なし。

意を決して、踏み切りました。

1本ずつ棒をずらし、最後の1本を、迎える馬たちの様子に注意し、慎重に開けた・・・・はずでした。

あとお尻一つ分はみ出したまま、前に進まないハーちゃんに気をとられていると、なんとお尻の向こうから、するりと抜け出した馬が1頭。

「ディープゥゥゥ!!」

がっかりでした。ハーツを入れたと思ったら、今度は、ディープが嬉しそうに脱走。

なんだか意気揚々として、駆け出していきそうな雰囲気。

牧場所有馬のハーちゃんと違い、ディープは”お客様の馬”。「その辺を駆け回り、道路に出て怪我でもしたら?」と身の毛がよだちました。

が、こんなところで、ニンジン餌付けの効果が見事に発揮されるとは!

「ディープ・・・」 その辺りを興味深そうにそぞろ歩いたディープは、思いのほか簡単に私の手につかまり、あっさりと放牧地へ。

全身の力が抜けたのは言うまでもありません。「良かった・・・」

後で牧柵周りを確認したところ、壊れているところはなく、1ヵ所、馬の毛が抜け落ちている雪面を発見しました。

2・牝・毛 

どうやらハーツは、元気良く走っていた時に横転し、そのまま柵の下をくぐり抜けて、出てしまった様子。

胸前の毛がちょっぴり抜けたものの、無傷で、歩様の乱れもなく、涼しい顔をしていました。

無事だったから、笑って言える話。

スタッフは、繁殖牝馬1頭の装蹄のため、厩舎でジェットヒーターをかけていて、まったく気付かなかったこと。

軽トラは、放牧地からその繁殖馬を出すために乗り捨ててあったこと。

普段動きのない時間に、繁殖馬1頭を厩舎に入れたため、他馬が興奮して走ったこと。

など、今回のハプニングの原因を紐解きながら、改めて、馬を管理することの責任を痛感させられます。

新雪の後で、通路がアイスバーンになっていなかったことも幸いし、無傷のハーちゃん、恐るべし。

これからも、心して見守っていきたいと思います。

関連タグ : カンパニー, ゴールドアリュール, ハーツクライ, ディープインパクト,

今週から、各種馬場にて、生産者のための種牡馬展示会が開催されています。

距離が遠く、そうそう家も空けられないので、配合予定の多い社台スタリオンの展示会へ。

例年になく晴れて暖かい展示会には、種牡馬選定のために、たくさんの人たちが集まっていました。

最初のアナウンスで、計27頭の種牡馬が登場するとのこと。

1時間以上かかることを想定し、牧場で今年配合を予定している馬、もしくは出産予定の馬にしぼって、カメラを向けることにします。

まずは、2010年の英国ダービーと凱旋門賞を制したワークフォース

2・展示・ワークフォース立ち
 

管理調教師が「均整の取れたきれいな脚元と素晴らしい気性の持ち主」と評した、とのアナウンスが耳に残りました。

本当に惚れ惚れするような馬体。秘めた気合いをうかがわせる顔。

2・展示・ワークフォース顔
 

名馬を目の前で見られる感動がひしひしと沸いてきます。

無事に受胎すれば、来春どんな仔馬が見られるのだろうと、期待ふくらむ新種牡馬。

そして、昨年のドバイワールドカップ、日本馬初優勝という快挙を成し遂げたヴィクトワールピサ

2・展示・ヴィクトワールピサ立ち
 

担当の方をかじろうと小刻みに動く様子は、うるさいイメージを持たせましたが、その気性ゆえの戦績かもしれません。

明らかに一般ファンと思われる隣の女性が、「ハハハ」と苦笑いしながらシャッターを押す反面、背後からは、「繋がどうで、腰がどうで・・・・」と真剣に馬を評する年配の生産者の声。

「もっともだ」 嫌でも耳に入る、そのベテラン二人の意見に頷きながら、それ以降、私も、未来の名馬生産に向け、イメージをふくらませました。

種付け予定はないものの、「サクセスブロッケンの2着!」という言葉に、思わず撮りたくなったカジノドライヴ。

2・展示・カジノドライヴ
 

同じく、「母の父、メジロマックイーンは、当種馬場で・・・」という言葉にシャッターを押した、小柄なドリームジャーニー。

2・展示・ドリームジャーニー
 

新種牡馬6頭登場の後に、今年初産駒がデビューする種牡馬や初誕生の馬が出てきました。

社台グループでも毎日のように産駒が生まれているという、ハービンジャー

2・展示・ハービンジャー
 

以下は、現在1歳馬にいる牝馬3頭のお父さんということで、「似ている!」と思いながら、撮った3頭。

カンパニー

2・展示・カンパニー
 

ゴールドアリュール

2・展示・ゴールドアリュール
 

ハーツクライ。彼は、今年一人びきで出てきましたが、ぐるぐる周回するのみで、止まってポーズをとることはありませんでした。

2・展示・ハーツクライ
 

先ほど触れたベテラン生産者が「背中がいいな」と、前向きなコメント。

うちも今年は、ハーちゃんを売らなければならず、現役産駒が快走してくれることを願っています。

そして、前年より少々人気を落としているというゼンノロブロイの後に、

2・展示・ゼンノロブロイ
 

すでに満口になっている馬たち6頭が出てきました。

漆黒のシンボリクリスエス

2・展示・シンボリクリスエス
 

初年度産駒の活躍が目立ったダイワメジャー

2・展示・ダイワメジャー
 

そして、あいかわらず種付け料1000万円の看板馬、ディープインパクト

2・展示・ディープインパクト
 

いつも通り淡々とした顔に、今牧場にいる1歳馬たちを重ね、「どの仔もあまり似てないかも」と、苦笑い。

2・展示・ディープインパクト顔
 

待って待って、最後に出てきたのは、キングカメハメハ。

2・展示・キングカメハメハ
 

今年は、産駒誕生の予定があり、楽しみにしています。

予定していた全頭登場まで、1時間15分という長い展示会が、ようやく終了すると、あまりに真剣に見物しすぎて、体がコチコチになっていることに気が付きました。

いよいよ始まる今年の種付けシーズン。

まずは、上がり馬たちが順調に受胎するよう、準備が進みます。

小さな牧場の、新たなる挑戦。ピカピカに磨き上げられた種牡馬たちを前に、意識も高まってきました。

関連タグ : ワークフォース, ヴィクトワールピサ, ハービンジャー, カンパニー, ゼンノロブロイ, ダイワメジャー, ディープインパクト, ゴールドアリュール, シンボリクリスエス, ハーツクライ,

先月末から、それぞれの成長に合わせ、1歳馬の整歯を行っています。

今回は、3月生まれ中心の6頭。

馬歯科医さんの車が到着したので、1歳厩舎に向かっていると・・・。

1頭だけ連れて行かれたハーツクライ牝馬を心配して、放牧地に残された3頭の幼馴染みが、出入り口付近にたまっていました。

2・歯・心配するカンパニたち
 

ディープもカンパニもアリュールも、「あの仔だけ、どうしたのかしら?」という顔をして。

晴れて風のない、穏やかな朝。

厩舎に入ると、早速、ブラックタイド牡馬の整歯が始まっていました。

2・歯・タイド
 

陽気な歯医者さんのトークに笑っているうちに、施術は進みます。

毎回思うことですが、馬の扱いが柔らかく、巧み。

最初は戸惑い、反抗する馬たちが、見事におとなしくなり、涼しい顔で立っているのです。

2・歯・アリュール
 

「怒ることも必要」と言います。

つい最近、有名な現役馬を扱った時、わがまま過ぎて時間がかかった話を、笑いながら話されました。

「スタッフみんな、大事にし過ぎているよね」

よく分かる気がしました。

期待される馬ほど、腫れ物に触るかのようになりがちな、日本人の心理。

相手は、賢い馬ほど、対する人間を見極め、悪さを仕掛けてきます。

生産牧場の人間としては、初期馴致の大切さを考えさせられる話。

ゴールドアリュール牡馬が終わり、シンボリクリスエス牡馬の番になった時、

「この馬、ボス?」と聞かれて、びっくりしました。

「なんで、分かるんですか?」

多分、群れで一番強いので、人間にもその強いところを見せようとするのでしょう。

知らない人に、いきなり入ってこられ、口に手を入れられるわけですから、クリスくんにだって、意地があります。

それでも、種牡馬から現役馬、育成馬と、幅広く手がける馬歯科医さんにすれば、彼なんて、まだまだひよっこの部類。

瞬く間にマジックにかかり、おとなしく口に手を入れられています。

2・歯・クリス素手で
 

さて、ハーツクライ牝馬の順番がやって来ました。

前もって、「父・ハーツクライ」と言ってあったので、ニヤリと笑った歯科医さんの手順は、ことのほかスムーズでした。

2・歯・ハーツの番
 

ハーツクライ、恐るべし。

2・歯・ハーツ整歯
 

彼女も、クリスと同じくらい時間がかかりましたが、無事に終了。

一番歯の状態が悪かったのが、ホワイトマズル牡馬。

2・歯・マズル
 

おとなしいフジキセキ牡馬を整歯中に、

2・歯・キセキ
 

放牧地をのぞいてみると、3頭が残された早生まれ牝馬グループでは、

2・歯・3頭外で
 

明るい陽射しに眠そうなゴールドアリュール牝馬と、カンパニー牝馬のお尻に頭を乗せる、ディープインパクト牝馬の姿がありました。

「なんか、背高のっぽの仔がいなくなったけど、何してるんだろうね・・・」

という声が聞こえてきそう。

当のハーちゃんは、整歯が終わり、馬房の中で、ボーっとしていましたが、

2・歯・ハーちゃん馬房で
 

キセキくんの整歯終了と共に、再び放牧地へひかれていきました。

すると、どうでしょう!

戻ってくる仲間の姿を見つけたディープが、ヒヒヒヒンと鳴き、こちらにまっしぐら。

ハーツもそれに返事をし、カンパニーとアリュールも、すごい勢いで走ってきました。

2・歯・迎えに来る牝馬
 

思っていた以上の、4頭の強い絆に、感動。

「何よ!どこに行ってたの?」と、扉を開けて入ろうとするハーツに、みんなが近寄り、はたで見ていて、なんとも嬉しくなりました。

2・歯・何してたの
 

見えないけれど、心はしっかりつながっている4頭。いえ、4姉妹のようなもの。

まだまだ先になりますが、競走馬として、どんなふうに再会するのか、思いを巡らせています。

関連タグ : ブラックタイド, ホワイトマズル, フジキセキ, カンパニー, ゴールドアリュール, ディープインパクト, シンボリクリスエス, ハーツクライ,

昨日は、季節外れの雨に面食らいましたが、今日は一転、猛吹雪の一日です。

風と戦いながら、なんとか1歳厩舎にたどりつくと、廊下に、たくさんのスズメ。

私の姿に、「うわっ!」と飛んで、少し移動。

小さなスズメも、この風を避けるため、建物の中に避難しているとみえます。

なんとなく気持ちが分かるので、あまり驚かさないように、そっと通過して、反対側の放牧地に向かいました。

風をよけるために、倉庫にぴったり身を寄せていると、乾草を食べていた牝馬3頭グループが、じっとこちらを見ています。

「逃げろ!!」

2・吹雪・逃げる
 

不審者に見えたのでしょうか。

3月生まれディープインパクト牝馬を先頭に、3頭とも、振り返りもせず、遠くへ行ってしまいました。

仕方なく、重い雪をザクザク踏みながら、後を追うと、

じっと、こちらを見ていた3頭は、

2・吹雪・ディープ2頭
 

そのうち、「なんだぁ」という顔で、歩いてきました。

2・吹雪・3頭こちらへ
 

「何しに来たのよ!」と威嚇気味に近付くのは、栗毛のグラスワンダー牝馬。

小さい頃から、好奇心旺盛で怖いもの知らず。

成長と共にさらに強気になり、自分より小さくなった人間に対し、優位に立とうとします。

「おう、おう」と声をかけていると、さらに強い風が吹いてきて、その風と共に走り出した3頭。

2・吹雪・走る
 

4月生まれディープちゃんが、真っ先に駆けて戻ってきましたが、

2・吹雪・ディープ4
 

その後吹き荒れる風と一緒に、皆、また行ってしまいました。

2・吹雪・風と共に
 

放牧地の雪まで吹き飛ばしながら、荒れ狂う、北の風。

2・吹雪・猛吹雪
 

ロンギ場の陰に隠れながら、雪の下の青草をむしると、「食べさせて!」と言って、そこを離れなくなったワンダー。

2・吹雪・ワンダー
 

ディープ牝馬2頭も、同じようにやって来るので、順番にあげていると、

「こらっ!どきなさい!」と、このグループで一番強気なのは、やはりワンダーでした。

2・吹雪・気が強い
 

すると、先ほどから、隣の放牧地であいかわらず跳ねたり飛んだりしていたCurlin牡馬が、まっしぐら。

2・吹雪・カーリン
 

こういうところが、まるで子犬のようにかわいいCurlinくん。

柵の間から顔を出して、「草ちょうだい」と、得意のおねだり。

2・吹雪・ちょうだい
 

手袋をしていても、かじかむ手をこすりながら、半冷凍の青草をかき集め、あっちへ。こっちへ。

こちらは、4月生まれディープちゃん。

2・吹雪・ディープ4食べる
 

つぶらな瞳がかわいくて、ワンダーちゃんの見ていない隙に、ささっと食べさせるのですが、

2・吹雪・追われて
 

またまた追われていました。

皆、雪の下からおいしい草が現れる日を、今か今かと待っています。

関連タグ : ディープインパクト, グラスワンダー, Curlin,

昨年の11月に牧場に戻ってきた父サクラバクシンオーの5歳牝馬、サクセスゴーランド。

同じ頃、繁殖に上がってきた6歳牝馬の友達と、最近は、仲良く放牧されています。

久しぶりに、ニンジンを持って、放牧地へ。

寒さで凍りついたニンジンに苦戦しながらも、大喜びでパクつく2頭。

ゴーランドは、次第に、「早くちょうだい!私にちょうだい!」と、せかさんばかりについて来るので、ポケットいっぱいに詰め込んだニンジンは、あっという間になくなってしまいました。

牧柵の外へ逃げ出して、やっとこさ記念撮影。

1・上がり・仲良し
 

額をなでると、どちらも嫌がらず、かわいいもの。

ニンジンの匂いのする手袋を引っ張るゴーランドに、茶目っ気たっぷりだった子ども時代を思い出しました。

2・上がり・2頭顔
 

さて、ニンジンがなくなってもついて来る2頭に、何かあげるものはないかと、牧柵の付け根を見下ろすと、雪の中からわずかにのぞく草が・・・。

「やっぱり、これしかないか」とむしると、再び、争奪戦が。

2・上がり・ちょうだい
 

「早くちょうだい!」と前掻きをするゴーランドは、次第に活発になってきて。

「ちょっと、落ち着きなさいよ!」なんて、相棒に注意されたものだから、さあ大変!

2・上がり・威嚇
 

「え?今、私のこと、威嚇した?」

2・上がり・イラッ
 

放牧地の端まで、駆け下り、戻ってくると、顔を合わせます。

2・上がり・顔を寄せ
 

その目の鋭さといったら・・・・。

「何か文句あるんだったら、言いなさいよ!」

2・上がり・ブンブン
 

首を上下左右にブルンブルンと振って、強くアピール。

まるで、「走って勝負つけようじゃないの!」とでも言うかのように、再び、挑発。

2・上がり・当たり散らす
 

「何やってるの・・・」と知らんぷりしていた友達も、

2・上がり・何やってるの
 

その辺りをビュンビュン走っては、側に戻ってくる相手に、

2・上がり・爆走
 

とうとう乗せられ、

2・上がり・意地
 

馬着を振り乱し、走り出しました。

2・上がり・2頭で
 

どちらも、

2・上がり・ゴーランド
 

かなり本気。

2・上がり・アース
 

この春の種付けに備え、十分栄養をとっているので、まだ母になる自覚もない今は、競走することしか思い浮かばないのでしょう。

まさに、走るために生まれてきた馬。この気合いも、すべてが、競走馬の源です。

やっと落ち着いた2頭は、鼻を大きくふくらませ、慌しく呼吸をしていました。

2・上がり・白い息を吐き
 

どちらも、まだまだ走る気は十分。母になる日は、まだ遠い先のことながら、その変化を見守る楽しみが出てきました。

関連タグ : サクラバクシンオー,

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