ダンカーク’16♂

ここでは、「ダンカーク’16♂」 に関する記事を紹介しています。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・08-30  ※札幌競馬場にて
 ・07-18  ※セレクションセール
 ・07-17  ※函館の空の下
 ・06-09  ※水たまり発見
 ・06-02  ※私も入れて

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 3月生まれの2頭が離乳して10日目の朝、いよいよ乳母に育てられたダンカーク牡馬の離乳が行われることになりました。

まだ薄暗い5時半頃、放牧地をのぞきに行くと、こんな光景が・・・。

私の姿を見て、「入る時間かな?」と顔を上げる乳母に、ハービンジャー牡馬接近。

9・乳母・ハービン来る 

「飲めないかなぁ・・・」

9・乳母・くれないかな
 

乳母の背後で、もぞもぞ。

9・乳母・みんな来る
 

そこへ仲間と共に、ダンカーク

9・乳母・ダメ
 

「ダメだよ!」と言われたのか、あきらめるハービン。

9・乳母・あきらめる
 

いつの間にか現れて、そっと首を伸ばすオルフェーヴル牡馬に。

9・乳母・今度はオル
 

「ダメー!!」と、ダンくん。

9・乳母・ダメだよ
 

「ほらほら、あっちに行くよ!」

9・乳母・あっち行って
 

みんなを後ろから追って、乳母から離れました。

9・乳母・みんなで
 

半年間育ててくれたお母さんは、自分のモノなのです。

彼女は、この10日間、離乳した4頭の仔馬たちも、まとめて面倒をみてくれました。

9・乳母・遠景
 

ただ、そこにいるだけですが、その存在は、皆に安らぎをくれました。

9・乳母・ちょうだい
 

私たちにとっての、スーパーホース。

9・乳母・授乳
 

まるで、本当の子どものように、ダンカーク牡馬を育ててくれたことは、感謝してもしきれません。

9・乳母・ぞろぞろ
 

午前9時前、再び訪れた放牧地で、2頭は並んで食事をしていました。

9・乳母・くっついて
 

ゴールドアリュール牡馬。

9・乳母・アリュール
 

ハービンジャー牡馬。

9・乳母・ハービン
 

ロードカナロア牝馬。

9・乳母・カナ
 

そして、まだチャレンジしているオルフェーヴル牡馬。

9・乳母・オルフェ
 

この様子を見ていると、誰も見ていない時に、一度は成功したのではないかと、考えたくなります。

草を食べることに夢中の乳母に、別れの時が近付いていました。

9・乳母・誰か来る
 

ひかれていく時、何を思ったでしょうか。

9・乳母・行くよ
 

続く仔馬たち。

9・乳母・みんな
 

しばらく遊んでいたアリュールとカナロアも、

9・乳母・待って
 

急いで追いかけました。

9・乳母・追いかける
 

「今まで本当にありがとう!さようなら!」

9・乳母・さらば
 

後ろ姿につぶやいたのは、私だけ。

9・乳母・去る
 

どこからでもよく目立つ尾花栗毛の母がいなくなり、焦ったのはダンカークでした。

9・乳母・えー
 

みんなは、群れを先導するリーダーがいなくなり、なんだか出入り口で、うろうろ。

9・乳母・出入り口へ
 

そこへ、乳母を載せた馬運車が・・・。

9・乳母・馬運車
 

見送るカナとアリュール。

9・乳母・カナ&アリュール
 

ダンは、関係のない方向を向いて、捜していました。

9・乳母・ダン
 

それもそのはず。

乳母は、鳴き声ひとつたてず、静かに去っていったのです。

9・乳母・出発
 

後で聞いたところによると、その後も全く静かで、自分の牧場へ戻ると、いつもと変わらず、すたすた歩いていったとか。

大ベテランの彼女は、自分の役割をちゃんと理解していたのかもしれません。

残されたダンくんも、静かでした。

9・乳母・あら
 

まるで、乳をくれたお母さんは、自分の母ではないことを知っているかのように・・・。

友だちと普段通り、遊びに来ます。

9・乳母・ダンくん
 

先導する者がいなくなり、出入り口から離れようとしない仔馬たちを、私が誘導して奥へと連れていきました。

9・乳母・カナ先頭に
 

上着を引っ張って遊んでいたダンが、ふと寂しげに立ち止まり、

9・乳母・ふと
 

ひとり、また出口へと歩き出しました。

9・乳母・捜す
 

けれども、また止まり、みんなを振り返ります。

9・乳母・止まる
 

結局、その場で草を食べ始めました。

9・乳母・仲間たちと
 

昼夜放牧明けで、眠くなったのか、パタンと横になる、カナとアリュール。

9・乳母・カナ&アリュ
 

やって来るダン。

9・乳母・ダンくん来る
 

「あー、よく寝た!」

9・乳母・よっこら
 

当歳馬だけの生活が、始まりました。

9・乳母・仲間
 



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関連タグ : ダンカーク, ロードカナロア, ゴールドアリュール, ハービンジャー, オルフェーヴル,

 馬房の隅に、ふかふかの寝藁の上でくつろぐミケを見つけました。

7・夕・ミケ
 

斜めに射す西日。

ここの主は、昼夜放牧のため、翌朝まで帰って来ません。

それを知ってか知らずか、ミケは、カメラの音に少し反応しただけで、また目を閉じました。

夕暮れ時の、静かなひと時。

放牧地では、ダンカーク牡馬の乳母が、気持ち良さそうに、ゴロを打っていました。

7・夕・乳母
 

現れたのは、ダンくん。

7・夕・ダン来る
 

何度もゴロゴロする母に、「まだかなぁ・・・」という顔。

7・夕・ごろごろ
 

ようやく起き上がると・・・、

7・夕・起きた
 

身震いするのを待って、近付いていきます。

7・夕・ぶるぶる
 

ミルクタイム。

7・夕・授乳
 

ずっと遠くの日高山脈までが、彼らを見守っているような気がしました。

移動してきた私を見つけ、「何してるの?」と来るのは、ハービンジャー牡馬とオルフェーヴル牡馬。

7・夕・ハービン&オル
 

柵の間から、顔を出してきました。

7・夕・オルフェ
 

乳を飲み終えたダンくんも加わります。

7・夕・ダン
 

ハービンも、興味津々。

7・夕・ハービン
 

オルフェに絡まれたダンは、

7・夕・ダン&オル
 

ハービンにも突かれて、2対1となり、逃げ出しますが、

7・夕・ハービンにも
 

オルフェ1頭になったところで、反撃。

7・夕・オルと
 

オルフェ母さんに注意されそうになり、得意のパクパク。

7・夕・オル母に
 

「ごめんなさい」ポーズで、その場を乗り切っていました。

産んでくれた母を亡くし、もう4ヵ月が過ぎますが、皆と同じように、元気でやっています。


関連タグ : ダンカーク, オルフェーヴル, ハービンジャー,

 残雪の日高山脈をバックに、ゴロンと横たわった仔馬が1頭。

4・ダン・残雪
 

誰でしょう?

近付くうちに、起き上がってしまいましたが、それは、ダンカーク牡馬でした。

早朝から、オルフェーヴル牡馬と一緒に放れています。

ハービンジャー牡馬が、微熱で舎飼い中の機会に、まずは、オルフェくんと合流。

早速、興味津々の様子。

4・ダン・2組
 

ニンジンに目がないオルフェ母さんが、こちらに気が付きます。

4・ダン・オルフェくん
 

ダンカーク乳母さんの目も、きらり。

4・ダン・ダンくん
 

両者近付いてきたのは良いのですが・・・・。

4・ダン・ダン接近
 

意外にも、強かったのが、乳母さん。

「うちの子に、近付くんじゃないよ!」と、オルフェ母さんを追いかけていました。

4・ダン・乳母守る
 

「なんで、私が怒られなきゃならないの?」と、オルフェ母さん。

4・ダン・走る
 

そのまま、4頭で、駆け抜けていきます。

4・ダン・一生懸命
 

「ねえねえ、なんで?」

4・ダン・こちらへ
 

再び、ダンカーク達の元へ。

4・ダン・あちらへ
 

お互いに、元々穏やかな性格なので、すぐに落ち着きました。

4・ダン・互いに
 

「ねえねえ!」と、やって来たのは、ダンくん。

4・ダン・ねえねえ
 

「やっと、友達見つけた!」というふうに、その後、何度もトライ。

4・ダン・ねえ
 

おとなしいオルフェ母さんが相手なら、楽勝でした。

4・ダン・一緒に
 

慎重なオルフェくんは、なかなか寄ってきてはくれませんが・・・・。

4・ダン・観察
 

「戻るかぁ」と、乳母の元へ。

4・ダン・戻る
 

すると、その後、オルフェくんの方から歩いて来てくれました。

4・ダン・今度は
 

パクパクパク。

4・ダン・パクパク
 

「僕、弱いですよ」の降参ポーズで、相手を安心させようとしているのかと思ったら・・・。

サッと撤退。

4・ダン・逃げろ
 

意外と、根性なしでした。

これも、ご愛嬌。

道路に、電話線の工事車両がやって来て、作業を始めたので、みんながびっくりして観察しています。

これは、オルフェーヴル牝馬の母さん。

4・ダン・オルフェちゃん
 

「大変だぁ!」と、大騒ぎ。

4・ダン・逃げるよ
 

そんな中、ダンくんはといえば・・・・。

4・ダン・遊びに来たよ
 

再び、オルフェくんに挨拶。

はるかかなたの乳母さんは、もう安心して、追いかけては来ません。

桜は、いつもの年より早く、つぼみがふくらんできました。

4・ダン・桜
 

合流初日、こんな様子が何度も見られた2頭。

4・ダン・匂い嗅ぎ
 

桜が満開になる頃には、楽しそうに遊んでいるでしょうか。


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 3月16日の朝、生後2日目のオルフェーヴル牡馬が、パドックに出ました。

ひと段落してから、のぞきに行く途中、お気に入りの場所でゴロゴロするミケにばったり。

3・ダン・ミケ
 

春らしくなってきて、やっと外に出る気になったようです。

パドックのオルフェくんは、「なに?」という顔で、むっくり。

3・ダン・オルフェ
 

起きようとしてくれたのですが、

3・ダン・うんしょ
 

「やっぱり眠いよ」

3・ダン・やっぱり寝る
 

と、横になってしまいました。

3・ダン・ゴロン
 

こうなると、次に活動を始めるまでには、相当な時間がかかるため、放牧地へ。

こちらには、ダンカーク牡馬。

3・ダン・放牧地
 

初放牧の様子を・・・と思ったら、こちらも、熟睡中。

けれども、間を置かず、上空をオオハクチョウの群れが飛んでいき、荘厳な雰囲気を味わわせてくれました。

3・ダン・オオハクチョウ
 

いつもより高度が高く、北に向かって、長距離移動を始めたことがわかります。

「無事に渡っていくんだよ」と、空へ。

そして、放牧地に視線を戻すと、ダンカークくんが起きたところでした。

3・ダン・起きた
 

隣の放牧地の馬たちを気にしている乳母の前を通り、

3・ダン・すぐに
 

乳をもらいます。

3・ダン・授乳
 

授乳が終わった乳母は、私を見つけて、まっすぐ歩いてきました。

3・ダン・来た
 

一緒にやって来たダンくん。

3・ダン・アップ
 

満足した顔。

空には、再び、見事なV字編隊。

3・ダン・編隊
 

見とれている間に、ダンくんたちは、水飲み場へ。

3・ダン・水飲み
 

危険防止用のシートを、いたずらしています。

3・ダン・いたずら
 

乾草の場所へ戻った乳母の周りで、はしゃぎまわり・・・。

3・ダン・とりゃ
 

冒険をして。

3・ダン・わーい
 

普通の親子と同じように、過ごしています。

3・ダン・親子
 

見ている方も、幸せなひと時。

3・ダン・一緒に
 

「もう大丈夫だよ」

3・ダン・こっち見た
 

そう言っているいるように思えました。

関連タグ : ダンカーク, オルフェーヴル,

 3月6日は、一日中、大雨。

おかげで雪がすっかりとけました。

7日の朝、再びパドックに出た、ダンカーク牡馬と乳母。

2頭で放すことは出来ますが、仔馬が近付くと、乳母は耳をしぼって噛みつきます。

授乳の際は、人が横に立ち、彼女の頭絡をつかんでいなければなりませんでした。

「ニンジンがダメでも、草なら喜ぶかもしれない」と、わずかに顔を出す地面の青草を摘み、乳母に。

おいしそうに食べる様子から、「リラックスすれば、態度も変わってくれるかな・・・」と、望みをつなぎます。

と、その時、視界に、見事な大角を持ったエゾシカとたくさんの雌ジカ仔ジカの姿が入ってきました。

3・後編・エゾシカの群れ
 

「え?」

あまりの頭数に、びっくり!

3・後編・エゾシカ2
 

春の気配を感じ、動き出す野性に、1歳牝馬たちも驚いた様子。

3・後編・びっくり
 

幸い、放牧地の隅でじっと見守っていたので、大きな騒ぎにはなりませんでした。

そして、乳母たちは、また、棒で仕切られた馬房に戻ります。

日に日によくなるはず・・・と期待していた状況が、逆に悪くなったのは、8日の朝のこと。

前日と同じように、パドックに放した乳母。

元気いっぱいで駆け回るダンカーク牡馬を、じろっとにらみつけると、いきなり、すごい勢いで柵の隅に追い詰め、噛みつきました。

「まずい!」

なんとか走って逃げたダンカークの肢が震えていることに気付きます。

こちらの心まで、痛みました。

困った顔で隅を歩くダンカークくんを、さらに追い回す乳母。

コラッと怒鳴っても、まったく聞く素振りはなく、急いで、リーダーを呼びました。

つかまえようとしても、「フン」といった顔で、逃げ回る乳母。

なんとか確保し、ひき手綱をつけ、柵につなぎ・・・。

「もう、無理だ。これ以上、この馬に手をかけていられない」

翌日には、他馬の種付けの予定が入り、スタッフの手も足りないため、リーダーは即座に決断を下しました。

知り合いの”乳母”牧場さんに電話。

実は、数日前から、「ベテランの乳母が出産したから、困ったら連絡するように」と、言われていたのです。

事情を話すと、「わかった!」と、即答。そのベテラン乳母を連れてきてもらうことになりました。

「仔馬を追いつめてかじるようになったら、無理だ」とのアドバイスに、「それなら仕方ない」と思いながらも、新米乳母をなんとか出来なかったことに、悶々とします。

実に情けない思いでしたが、目の前で、縮こまっているダンカーク牡馬を見ていると、もう限界でした。

さらに、人が目を離していた隙に、乳母は、柵のネットと自分の間に仔馬を挟んだらしく、気が付くと、仔馬の右目の周りがやけどしたようになっていました。

新米乳母は、元の牧場へ戻り、ダンカークくんは、ひとり馬房へ。

獣医さんに、目を治療してもらっている最中、ベテラン乳母が到着。

それからの出来事は、もう夢のようでした。

冷凍してあった、その乳母の羊水をとかし、ダンカークの顔や体につけます。

生後4日の自分の仔と離された、ベテラン乳母は、到着時にはいなないていましたが、ダンカーク牡馬と一緒にしたとたん、静かになりました。

そして、すぐに乳を飲ませてくれました。

3・後編・大丈夫
 

「ずっと、寝ていないんでしょう?今まで、よく頑張ったよね」という乳母所有のご夫婦の言葉に、涙が出そうになります。

乳母の経験談を山ほど聞かせていただく中で、自分の心の整理もついてきました。

戻った新米乳母の牧場の方も、快く納得していただき、本当にありがたく感じました。

おとなしいので、夕方には枠をとり、親子としての再スタートをきった2頭。

9日の朝。

3・後編・パドックへ
 

一晩で、すっかり乳母になついたダンカークくんは、はしゃぎまわっていました。

3・後編・跳ねる
 

もともと明るい性格なのでしょう。

3・後編・ぬくもり
 

前の乳母の時に、小さくなっていたのが嘘のように、ベテラン乳母にまとわりつきます。

「こんなに近くに行っても、怒られない!」

3・後編・仲良く
 

小さな男の仔にとって、どれだけ心強かったことでしょう。

3・後編・母乳
 

何をしても怒られないので、本当に、やりたい放題。

3・後編・ぺた
 

それでも、黙々と草を食べているベテラン乳母に、頭が下がりました。

3・後編・べったり
 

生後4日で残してきた乳母の仔は、他の子どもたちと一緒にミルクで育てられるそうです。

3・後編・嬉しい
 

そんな馬たちのおかげで、ダンカークくんが競走馬となれることを、忘れてはいけないと思いました。

3・後編・かみかみ
 

少し日が昇った頃、うとうとし始めた乳母が、腰を下ろします。

3・後編・寝ちゃった
 

まねるように、コロンと座ったダンカークくん。

3・後編・僕も
 

3・後編・ころん
 

やがて、乳母は、首を伸ばし、穏やかな寝息を立て始めました。

3・後編・ゴロン
 

心が洗われる風景。

3・後編・すやすや
 

「母親は、いつだって、子どもの”ゆりかご”でないと、いけないんだなぁ・・・」

ふっと、そう感じました。

馬も、人も・・・・。

学ぶことは、山ほどあります。

辛く長い1週間でしたが、得たものは非常に大きい1週間でした。


関連タグ : ダンカーク,

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