2014年産馬

ここでは、「2014年産馬」 に関する記事を紹介しています。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・08-30  ※札幌競馬場にて
 ・07-18  ※セレクションセール
 ・07-17  ※函館の空の下
 ・06-09  ※水たまり発見
 ・06-02  ※私も入れて

 7月16日、函館2レースで、父キングズベストの3歳牝馬、トーホウレジーナが優勝しました。

待ちに待った、彼女の初勝利!

私は、室蘭で、その朗報を知ることとなります。

実は、前日の土曜日、函館にいました。

高2の長女の陸上競技会の応援で、早朝から片道5時間半の道のりを函館へ。

長女の優勝を見届けた後、後ろ髪をひかれる思いで、翌日小4の長男の出場する大会の会場、室蘭へ入りました。

函館の街を運転しながら、すぐ近くの競馬場にいるはずのレジーナに、「明日は頑張れ!」と念じまくったことだけは確かです。

7月に入り、彼女が16日の函館のレースに出走予定だということを聞いて、嬉しいやら、歯がゆいやら・・・。

「あー!15日だったら、函館で会えるのに!16日なら、無理だ・・・」

牧場は、1歳オルフェーヴル牝馬の上場するセレクションセールに向けて、気忙しい時期。

リーダーもスタッフも、誰も競馬場には行けず、「せっかく北海道で走ってくれるのに!」と、もどかしくてたまりませんでした。

函館から室蘭までは、3時間以上かかります。

長男の出場種目が午後からとはいえ、レジーナのレースを観てからでは、どう考えても、無理。

思案に暮れた末、「観戦はあきらめるしかない」と自分に言い聞かせ、この日を迎えました。

そして、どんよりとした曇り空から、細かい雨が降り出した頃、携帯に、彼女の勝利を伝えるメールが!

「えー?勝ったの?うわー!!」

私と長男は、室蘭の空の下で、興奮状態。

長女は、レジーナと同じ函館の空の下。

そして、中2の次女は、浦河の空の下、テレビの前で、涙したそうです。

セリの準備で忙しい父がいないので、1人でテレビをつけ、観戦していたということ。

「すごかったよ!キングちゃん、ポーンと飛び出して!それを岩田ジョッキーがうまくおさえてくれて!最後まで、スピードが落ちなかった!嬉しくて、涙出た!」

電話越しに、その気持ちが伝わってきました。

1頭の馬の勝利に、家族みんなが喜び合えるというのは、本当に素敵です。

誕生から1年半を見守って来た、生産馬。

特に、トーホウレジーナことキングちゃんは、生後2ヵ月で母を亡くし、人間が親代わりとなって、離乳までを過ごしました。

思い入れは、特別。

同じ函館で優勝した長女とレジーナ。かかと痛で不調だったにも関わらず、全道入賞出来た長男。

すべて、遠い空の上の、亡き母、トーホウアスカが、アスリートの先輩として、導いてくれたような気さえしながら、私は帰途につきました。

レジーナの母、アスカは、函館2歳ステークス2着。4歳時には、七重浜特別で2着の実績があります。

その頃のアスカを支えてくださった厩舎の皆さんが、娘のレジーナを函館の勝利に導いてくださったのも、特筆すべきこと。

やはり、私たちと同様、母娘2代にわたり、面倒をみるということは、特別な思いがわかないわけがない・・・と勝手に思っています。

人間ですから・・・。

お世話になった育成牧場の方々にも、やっとお礼が出来ました。

さて、このレースでは、一緒に1歳時を過ごした父Candy Rideのサンシャワーが、隣の枠で出走。

USBを探すと、その頃の画像が出て来ました。

7・祝・サンシャワーとレジーナ
 

左から3頭目がサンシャワーで、一番右がトーホウレジーナです。

この3歳世代の生産馬10頭中、これまで勝ち上がった2頭は、共にキングズベスト産駒。

レジーナが、母と過ごした頃の画像・・・

7・祝・レジーナ母と生後1ヵ月
 

とか、母アスカが小さい頃の写真・・・

7・祝・母トーホウアスカと祖母カガミアスカ
 

とか。色々引っ張り出しているうちに、祖母カガミアスカは、函館のUHB杯2着で、現役引退・・・

など、血統に関することも、次から次へと「なるほど」と思うことを再発見。

このところ、仕事より、小中高3人の子に関わる家事に追われ、日々を費やしていた私。

ブログまで手が回らず、先延ばしになっている記事の更新状況に対して、空の上のアスカが一喝してくれたような気がしてきました。

ということで、空白の6月の記事については、追い追い更新することを誓い、レジーナの今後の活躍と、仲間たちの勝利をさらに願います。

ブログを通じて、応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございました。


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関連タグ : キングズベスト, オルフェーヴル,

 1月29日、京都3レースで、父キングズベストの3歳牡馬、ボナパルトが優勝しました。

昨年7月の新馬戦デビューから、7戦目での初勝利。

ダートに替わったここ2戦は惜しいレースが続いていたため、「ついに!」という思いがわきました。

一昨年の9月に、育成牧場へ旅立ったボナパルト。

1・祝・ボナ馬運車へ
 

大柄で、独特の風貌の馬でした。

1・祝・ボナ顔
 

長めの距離で、実力を発揮したのが、うなずけます。

これは、出発前の姿。

1・祝・ボナ横
 

今後も成長し、さらなる飛躍を遂げてほしいと願っています。

この出発の約2ヵ月前に、彼の半妹ノヴェリスト牝馬とヘニーヒューズの仔を受胎した母は、牧場を移りました。

7・ノヴェ・母も
 

「みんな元気にしているのかなぁ」と、ふと懐かしくなりました。

また、今日2月4日、東京11レースで、父メイショウサムソンの4歳牝馬、フロンテアクイーンが勝利。

彼女は、本州の育成牧場へ出発する前の約2ヵ月間預かっただけの馬ですが、とうとうオープン馬に!

10・移動・サムソン横
 

馴致を担当したスタッフ共々、喜んでいます。

それにしても、12戦2勝。

1勝馬だった3歳春、重賞2着をステップに、オークス出走。秋には、トライアル3着で秋華賞出走。

年が明けたとたん、準オープン快勝。

少ないチャンスを確実にものにして、頂点のグループに仲間入りした彼女とその陣営には、頭が下がります。

この先、どんな世界を見せてくれるのでしょうか。

応援したいと思っています。


関連タグ : キングズベスト, メイショウサムソン, ノヴェリスト, ヘニーヒューズ,

 育成牧場にいる休養馬、そして2歳馬の移動の知らせが入ってきました。

先週金曜日、その馬たちの北海道での最後の姿を見たくて、育成牧場へ。

向かう道すがら、8月最後の台風の爪痕にビックリ!

海沿いの牧場の放牧地が、高波にやられていました。

壊れた牧柵、散乱する海のゴミ。

床上浸水した住宅もあるようで、外に積み上げられた畳や布団がそれを物語っていました。

線路や橋が、無残な姿をさらしているところもあります。

ニュースで報道されている場所以外にも、被害は及んでいます。

身が引き締まる思いでした。

その台風が南風を運んできたせいで、9月にしては暑い北海道。

正午前の育成牧場も、太陽が照りつけていました。

最初に会えたのは、5月のレース後から、ここに戻っていたエンジニア。

9・育成・エンジニア顔
 

輸送熱が出て、一時は心配しましたが、さらに力強くたくましい体に成長していました。

9・育成・エンジニア横
 

日曜日に移動とのことだったので、今頃はもう関東入りしている頃でしょうか。

そして、この顔は・・・・。

9・育成・レジーナ顔
 

2歳のキングズベスト牝馬。

生後2ヵ月で母を亡くし、ミルクで育った、栗キングちゃん。

大きくなっていて、驚きました。

9・育成・レジーナ横
 

飼い葉食いがよく、どんな状態でも、もりもり食べるのだそうです。

母や姉たちと同じ厩舎に入る予定。

先日、関係者の方が来られ、「一番、アスカに似てるなぁ」と言われたと聞き、私も嬉しくなりました。

母や半姉は、蹴り癖があったようですが、彼女にそれはなく、安心して帰っていかれたそうです。

アスカの最後の仔・・・結果を残したい・・・と思うのは、私たちだけではないかもしれません。

水曜日に、関西へ。

そして、こちらは、2歳のディープインパクト牝馬。

9・育成・キス顔
 

今月中には、所属先の関東へ向かう予定です。

まだ、がむしゃらに走ってしまう面があるようで、顔を見て、納得。

9・育成・キス
 

勝ち気な面が、うまく競馬につながってほしいと思います。

同じく2歳のハーツクライ牝馬。

9・育成・パッション
 

彼女は、当初5月に移動予定でしたが、ここまで延ばしたかいがあり、さらにどっしりと良い体つきになっていました。

母の面影が残る顔。

9・育成・パッション顔
 

エンジニアと共に、日曜日に関東に移動し、デビューの機会を伺うことになるでしょう。

馬房に入った牝馬たちに、持参したニンジンをあげると、どの仔も、おいしそうに食べてくれました。

食事中だったエンジニアも、この味を覚えています。

9・育成・エンジニア
 

いつかまた、こうして、会える日が来るでしょうか。

初めて北海道を離れる3頭の牝馬たちには、移動先でも、愛される存在となってほしいものです。

後ろ髪をひかれつつ、車に乗り込むと、すぐ近くの木陰に、エゾシカの群れ。

9・育成・木陰に
 

彼らも夏バテ気味なのか、真横を通っても、逃げようとしませんでした。

母と仔。

9・育成・親子
 

出発する馬たちの、仔馬時代と重なりました。


関連タグ : キングズベスト, ハーツクライ, ディープインパクト, ハービンジャー,

 5月3日、オーナーご訪問に合わせ、生産馬がいる育成牧場へ行ってきました。

調教スタンバイしていたのは、2014年生まれの2歳馬、ディープインパクト牡馬と、ハーツクライ牝馬。

5・育成・スタンバイ
 

どちらも、昨年の9月に送り出して以来、約7か月ぶりの再会となりました。

5・育成・ハーツ
 

ここまで順調に調教が進み、入厩に向けての準備中という2頭。

馬具を装着している姿を見ると、「いよいよ」という実感がわきます。

きりっと勇ましいディープ。

5・育成・ディープ
 

こちらは、ハーツ。

5・育成・ハーツ顔
 

幼馴染みで、2年前には、2頭で遊んだり、添い寝したりしていたことを思い出します。

目の前の2頭は、あの頃とはまったく違った顔つきになっていました。

スタート。

5・育成・出発
 

1周1000mのコースに消えていった2頭は、やがて、静かな蹄音と共に、再び姿を現しました。

5・育成・来る
 

ぐっとハミを取り、気合い十分で、駆け抜けていきます。

5・育成・通過
 

舞い上がる砂けむり。

5・育成・後ろ姿
 

5月の爽やかな風をきり、その後も、2周。

真剣なまなざしに、ついこちらまで、力が入ってしまいました。

スタンバイ中に、コースを横切っていたネコが、気が付くと、側溝で一休み。

5・育成・ネコ
 

思わずほっこり。

そして、鞍をはずした2頭を、待ちました。

汗びっしょりのディープ。

5・育成・ディープくん
 

15-15(1ハロン15秒平均)の調教をこなせるようになり、早めのデビューも可能のようです。

5・育成・周回
 

関西入厩予定。

5・育成・横顔
 

ハーツは、関東入厩予定で、今後は、状態を見て、移動が決まるとのことでした。

5・育成・ハーツ横姿
 

のびやかな体に、期待がふくらみます。

5・育成・歩く
 

5・育成・ハーツちゃん
 

彼女たちが、運動後の手入れをしてもらっている間に、厩舎にいる他の馬たちを訪ねました。

栗毛のキングズベスト牝馬。

厩舎長さんに、扉を開けてもらった時は、飼い葉の時間だったこともあり、けげんそうな顔をしていましたが・・・。

ニンジンを見せると、思い出したようでした。

5・育成・栗キング
 

母のような活躍が出来ますように・・・。

5・育成・再会
 

そして、視線を感じた、斜め向かいの馬房には、ディープインパクト牝馬。

5・育成・ディープ牝
 

ニンジン大好きの彼女は、最初から身を乗り出して、ガツガツ。

5・育成・ディープちゃん
 

変わらない元気の良さに、ホッとします。

牡馬の厩舎へ入ると、ちょうど手入れの終わったディープが、帰ってくるところでした。

5・育成・戻ってきた
 

チラッとこちらを見る、ディープ。

5・育成・馬房へ
 

子どもたちがいたため、すぐにわかったようで、最初から穏やかな目。

5・育成・ディープ顔
 

トレセンや競馬場でも、オンオフの切り替えがしっかり出来る馬になってくれることでしょう。

5・育成・懐かしいね
 

そして、牝馬の厩舎のハーツ。

5・育成・ハーツへ
 

運動直後で「はぁ、疲れた!」という様子でしたが、ちゃんと顔を出してくれました。

別の育成牧場へ移動した仲間たちは、どうしているでしょうか。

ふと、2014年生まれたちの顔が、次々と浮かんできて、みんなのデビューが待ち遠しくなって来ました。


関連タグ : ディープインパクト, ハーツクライ, キングズベスト,

 今年の1歳馬最後の移動は、2頭のキングズベスト牝馬。

朝5時過ぎ、牧場は、真っ白な霧に包まれていました。

昼夜放牧をしている放牧地。

呼んでも来ない2頭を、スタッフが捜しに行きます。

出口で待っていると、山の方から、牡鹿の声が響いてきました。

野生のシカたちは繁殖シーズンの真っ最中。

でも、その声は物悲しく、霧の中、ひとりで立っていると、自然への畏敬の念を感じずにはいられません。

キングたちは、ずっと奥の方にいたとみえ、それから、しばらくしてから、馬と人の姿が浮かび上がってきました。

10・霧・奥から
 

いよいよ、お別れ。

10・霧・厩舎へ
 

厩舎の中へ戻った2頭のうち、すぐに出発する鹿毛キングの手入れが行われます。

10・霧・入る
 

昨年の11月にやって来たので、ほぼ1年の間、ここで過ごしました。

5月生まれの小柄な体型でしたが、寂しがり屋な一面と、気が強く負けず嫌いな一面がある個性派。

仲間が去り、栗キングと2頭になってからは、本当にのびのび過ごしていました。

一度立ち止まり、慎重に馬運車に乗り込みます。

10・霧・鹿毛キング
 

まだ薄暗い中を、出発する馬運車。

10・霧・馬運車
 

馬房で飼料を食べていた栗キングの顔が出てきます。

「何してるの?」

10・霧・キング窓
 

馬運車から聞こえてきた鹿毛キングの鳴き声に反応して、鳴き返す栗キング。

10・霧・鳴く
 

友だちとの別れ。

5頭の当歳馬たちも、車を見送っていました。

10・霧・5頭
 

ノヴェリスト牡馬とエイシンフラッシュ牡馬は、仲良くグルーミングをした後、ダッシュ。

10・霧・ノヴェ&フラッシュ
 

ハーツクライ牝馬、そして栗毛のノヴェリスト牡馬がここに入り、栗毛のオルフェーヴル牡馬と共に。

10・霧・ハーツノヴェオル
 

みんなで駆けてきました。

10・霧・駆ける
 

栗オルくんの鼻筋には、新しく出来た模様・・・・ならぬ、すりむいたあと。

10・霧・栗オルたち
 

この話は・・・・・、またの機会にとっておきたいと思います。

繁殖牝馬たちの寝藁上げを終えた頃、霧はすっかり晴れ、すがすがしい秋の空が広がっていました。

家に戻ると、次女のパジャマが無造作に床に脱ぎ捨てられていて、ハッとします。

そういえば、昨晩、栗キングの移動の話をした時、何か言っていた!

「まさか!」と思い、もう一度、外に出ると、やっぱりいました。

10・霧・栗キングと
 

栗キングのところです。

いつも朝ごはん前のギリギリまで寝ている彼女が、目覚まし時計をかけて、栗キングに最後のお別れをしていました。

私は、なんともいえない気分で、遠くで見ていました。

母馬が亡くなった直後、幼い栗キングが寂しがらないよう、ずっと付き添っていたのが、この次女。

やはり、特別な思いで、この馬の成長を見守ってきたのでしょう。

そっと立っている私の姿を見つけた当歳馬早生まれグループが、駆けてきました。

「そこで、何してるんだよう!」

10・霧・メジャ&オルフェ組
 

そして、午前9時過ぎ、いよいよ栗毛のキングちゃんの出発。

10・霧・栗キング
 

手入れをしている間、さまざまな事を思い出していました。

届いた手紙やニンジン・会いに来てくださった方の顔。

この先、デビューして、どんな競馬成績になろうと、出会った方々の心に残る一頭になってくれたら・・・・と、そう思います。

10・霧・馬運車へ
 

秋の色に変わった山の向こうへ、彼女の道は、まだまだ続いています。

10・霧・秋の山





関連タグ : キングズベスト, ノヴェリスト, ハーツクライ, オルフェーヴル, エイシンフラッシュ,