ゼンノロブロイ’12♀4

ここでは、「ゼンノロブロイ’12♀4」 に関する記事を紹介しています。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・02-14  ※お知らせ
 ・02-13  ※穏やかな日の幸福
 ・02-10  ※父ヘニーヒューズの牝馬、誕生
 ・02-07  ※久々の展示会
 ・02-04  ※嬉しい勝利

 1歳馬の移動が、続いています。

5日の木曜日は、4月生まれの栗毛のゼンノロブロイ牝馬。

小雨降る早朝、その放牧地に向かいました。

9・栗・3頭放牧地
 

コンデュイット牝馬が抜けたため、3頭。

雨にも関わらず、無心に草を食んでいます。

しばらくして声をかけると、気付いた3頭はこちらへ。

9・栗・呼ぶと
 

厩舎で休息をとりたいので、喜んで駆けてきました。

9・栗・雨の中
 

しかし、この日は都合により、移動するゼンノロブロイ牝馬だけ外へ。

9・栗・やって来た3頭
 

厩舎に向かう栗ロブを見て、

9・栗・ロブ後ろ姿
 

残されたデュランダル牝馬は、怒ったように走り出しました。

9・栗・デュラン怒る
 

「なんで彼女だけ行っちゃうの?」

9・栗・デュラン&キンカメ
 

後ろ姿を見守るキングカメハメハ牝馬とデュラン。

悲しいけれど、これが彼女たちの別れでした。

向かう育成牧場が違うため、この先会えるとしたら、競馬場でのみ。

その時は、互いにもう一回り大きくなっていて、覚えていないかもしれません。

キンカメとデュランは、厩舎に消えた栗ロブを見送った後、奥の方へ走っていってしまいました。

9・栗・奥へ行った2頭
 

誰もいない暗い廊下で、最後の手入れを受ける栗ロブ。

9・栗・廊下で
 

とても大きな馬体に成長しました。

9・栗・洗い場
 

クラブの所有馬であり、これまでに何度か撮影をこなしてきました。

9・栗・手入れ
 

所属予定の調教師さんも、足しげく通われ、成長を見守られています。

9・栗・栗ロブ横
 

母と同じ厩舎。その時は、きっと温かく迎えられることでしょう。

9・栗・馬運車へ
 

グループの中では控えめな馬でしたが、先頭切ってゴールしてくれる日を、たくさんのクラブ会員の方々と共に、今から楽しみにしています。

スポンサーサイト

関連タグ : コンデュイット, キングカメハメハ, ゼンノロブロイ, デュランダル,

本州や四国、九州は、金環日食でわいた月曜の朝。

北海道は、部分日食でしたが、快晴の中、辺りが次第にオレンジ色の弱い光に変わっていく様は、神秘的でした。

忙しかったので、放牧地の写真を1枚だけ、パチリ。

5・日食・放牧地 

仔馬は左から、ディープインパクト牝馬、牡馬、シンボリクリスエス牝馬、ハービンジャー牝馬。

馬たちは、いつも通り、変わらない姿でした。

さて、こちらは、4月29日生まれの栗毛のゼンノロブロイ牝馬です。

5・日食・栗毛ロブ 

今年の牧場の末っ子も、もう生後3週間を過ぎています。

母親が子煩悩な性格のため、すっかり慣れるまで、1組だけで放牧中。

遠くから見ていると、とても活発なのですが、近付くと、案外と恥ずかしがり屋で・・・。

そこは、鹿毛のゼンノロブロイ牝馬とも似ているし、半兄とも似ているし。

母の性格を受け継いだのか、はたまた父の性格を受け継いだのか・・・。

でも、鹿毛のロブちゃんも、兄のCurlinくんも、今ではすっかり人間に慣れているので、彼女も、すぐに遊ぶようになるでしょう。

新緑の中、駆け回る栗毛の女の仔。
5・日食・ロブ走る 

本当は、「あそぼうよ!」と言いたいのかな?

5・日食・新緑の中 

とことこと歩いてきて、あとわずか数十センチのところで、ストップ。

5・日食・好奇心 

こちらから手を伸ばそうものなら、後ずさり。

やっぱり、お母さんのもとが一番の、末っ子ロブちゃんです。

5・日食・母と 

最後は、エゾヤマザクラより遅れて咲き始めた八重桜をバックに、記念撮影。

5・日食・桜 

淡い栗毛とほのかな桜の色合いは、なんともいえません。

あとは、競馬場の桜が似合う乙女になってくれたら、いうことはありませんね。

関連タグ : ゼンノロブロイ, Curlin,

4月29日午後8時50分頃、いよいよ今年最後の分娩が始まりました。
 
「もう、1頭も失うわけにはいかない」

ハービンジャー牡馬の死を受けて、口にしなくとも、誰もがそう思っていたに違いありません。

予定日より1週間遅れ。

母馬は、二日前から乳ヤニが付き、当日の夕方には、それがしずくになり始めていました。 

「無事に生まれてくるといいけど・・・」と、お産馬房の前で見つめること、数十分。 

体位も正常だし、このまま待てば、と最初は楽観していた私たちも、なかなか進まない分娩に、少し焦りを感じてきました。 

折しも、その日の夕方訪ねてきた近くの牧場の友人から、”難産で母も仔も亡くしてしまった”という話を聞いたばかり。
 
余計に妙な心配がまとわりついてくるのです。

そんな悲しい思いはしたくない。

産道が開くまで、ゆっくり時間をかけるほかない。

それでも、出なかったらどうしよう。

思いをめぐらせていると、厩舎に住んでいるミケがやって来て、お産馬房の前を行ったり来たりします。

「邪魔だぞ」とみんなに声をかけられながらも、そこを離れないミケは、一員となって、この出産の一部始終を見守るつもりだったのでしょうか。

白い羊膜に包まれ、鼻までは出てくるものの、額で止まってしまう仔馬。

苦しそうに踏ん張る母馬。

昨年、牡馬を生んだ時の分娩時間をゆうに超え、助産に入ったリーダーの顔が、険しくなりました。

「手伝って!」

頭の先の肩で止まり、そこからがまた進みません。

スタッフと前肢を1本ずつ持ち、腰を落として、いきみに合わせて、懸命に引っ張るも出ず。

「ひき手(手綱)とって!」

最後は、肢に綱を巻き、力いっぱい引っ張ると・・・・、するするっと仔馬の体が出てきました。

この瞬間をどんなに待ちわびたことか。「良かった・・・」 時間は、午後9時50分。

しかし、ゆっくりしている暇はありませんでした。

分娩に時間がかかったため、少なからず影響があろう仔馬に、すぐに酸素を吸入。

案の定、最初はぐったり、ふにゃりと首を横たえていた仔が、顔を持ち上げ始め、とりあえず第一段階を突破したことを確認します。

4・ロブ4・誕生後ろ姿 

難産は、男の仔が多いものですが、今回は女の仔。

いえ、無事に生まれてくれさえすれば、もう性別なんてどちらでもいいのです。

命に感謝しなければいけません。

4・ロブ4・休憩中 

「疲れた・・・」

全身の力をかけたリーダーは、せいも根も尽き果てたという顔で、しゃがみ込みました。

この母馬が以前いた牧場では、1年ごとに流産をしていて、難しい繁殖牝馬であることは、薄々聞かされていました。

それでも、生まれてくる命は、1頭も無駄には出来ません。

ブブブブと仔を呼ぶ母に反応して、仔馬はすぐに高くかわいらしい声で鳴き返しました。

いつも目にする光景なのに、なんだか素晴らしい瞬間に感じました。

4・ロブ4・横顔 

1時間後に、自力で立ち上がった栗毛の女の仔。 父馬は、ゼンノロブロイ

4・ロブ4・よろよろと立ち上がる 

今年は、ロブロイ産駒の牝馬が2頭いるので、栗毛のロブちゃんと呼びましょうか・・・・。
 
気が付けば、あんなにうろうろ歩き回っていたミケも、ちゃんと自分の段ボールベッドの中で、寝ていました。

外には、明るい光を放つ、西の月。

4・ロブ4・西の月 

そして、暗闇の奥からは、「ヒーッ、ヒーッ」と不気味に鳴くトラツグミと、「ズビヤク、ズビヤク」と鳴くオオジシギの声。

今年も、出産の後、色々な音や風景を感じてきましたが、それも今回で終わり。

多くのことを勉強しました。

嬉しさと悲しさと悔しさに包まれた、出産シーズンが終了し、また来シーズンに向けての種付けが、同時進行で行われています。


関連タグ : ハービンジャー, ゼンノロブロイ,