昨日、離乳した、早生まれの仔馬。
今朝は、厩舎脇のパドックに牡・牝別に放しました。
一晩中、母を求めて鳴き続け、声がかれてしまった馬もいる中で、比較的元気な馬が一頭。
皆が、パドックをそぞろ歩きする中、にょきっと顔をのぞかせたのは、Mr.Greeley牡馬でした。
以前から、ちょっと個性的な馬だなぁ・・・と思っていましたが、こんな時、本性が現れます。
飄々と草を食べる相棒につられて、一緒にいる牡馬もムシャムシャ。
仲間と共に過ごす中で、優しかった母を忘れるしかありません。
気まぐれな雨が、降ったりやんだりする一日。
一番遠くの放牧地に放れた、母馬たちは、といえば・・・。
最初、出入り口付近を行ったり来たりしていましたが、やがて、奥へ移動して、草を食べ始めました。
「落ち着いたかな」と思ったところに、低いいななきと共に、駆けてくる馬が一頭。
どうしてもあきらめきれず、出入り口付近に、また戻ってきたのは、皮肉にも、Mr.Greeley牡馬のお母さんでした。
初めての仔。
今年、初めて母となった彼女にとって、我が仔は、宝物だったに違いありません。
まさか、その我が仔と、離れる日が来るなど、思いもしなかったのでしょう。
いつまでも、仔を探し歩く姿が悲しく、時々強く降る雨の音が、その彼女の寂しそうないななきをかき消してくれるのだけが、今日は唯一、救いに感じました。
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新しい仔馬が生まれると、そちらにばかり目が行ってしまいますが、「僕も忘れないでよ」と歩いてきたのは、Mr.Greeleyの牡馬です。
母馬のお腹に入って、昨年末、アメリカから空を飛んでやって来ました。
無事に生まれた瞬間、ホッとしたのは言うまでもありません。
彼は、生まれながらのやんちゃ坊主。
人間が大好きで、ひとたび放牧地に入れば、服を引っ張ったり、立ち上がったり。
遊びたくて仕方がないようです。
真冬に生まれたので、びっしり生えていた毛。今ようやく、目の周りを中心に、顔の大部分が抜けてきました。
額の白い部分も、引っ張ると、面白いように抜けます。
ぶちぶちと引っ張っていると、相棒が来て、お尻をカプッ。
怒ったGreeleyジュニアは、威嚇して、そのまま走っていってしまいました。
そして、母親を見つけて、授乳タイム。
大人っぽくなったなぁと思っていたら、まだまだ子供なんですね。
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