ゴールドアリュール’11♂

ここでは、「ゴールドアリュール’11♂」 に関する記事を紹介しています。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・07-17  ※函館の空の下
 ・06-09  ※水たまり発見
 ・06-02  ※私も入れて
 ・06-01  ※ベストパートナー
 ・05-31  ※2歳戦を前にして

 7月18日土曜日、福島8レースで、生産馬サクセスラディウスが勝利しました。

昨年の1月にデビューした父ゴールドアリュールの4歳牡馬。

3歳時は、4戦未勝利で、脚部不安を発症。

北海道の育成牧場で再起をはかり、今年の2月に園田へ。

4月・5月・6月と、毎回大きな差をつけ3連勝し、中央へ戻ってきた矢先の、嬉しい勝利でした。

園田競馬に移る直前の今年2月、育成牧場で調整中のラディウスに会ったことを思い出します。(過去記事・2015・2・2

「ここで終わる馬ではない」

皆の執念が、伝わってきました。

信頼のおける園田の調教師さんに任せることになり、そこで、桁違いの走りを披露。

何はともあれ、ここまでラディウスを支えてくださった方々、ひとりひとりのおかげで、この日を迎えられたことだけは、確かです。

本当に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

折しも、牧場では、セレクションセールに上場予定だった黒鹿毛のヴィクトワールピサ牝馬が、フレグモーネを発症。

上場を断念することになり、落胆ムード一色だったため、この勝利は、余計に嬉しい話題でした。

いつだって、馬が助けてくれます。

「ラディウス!ありがとう!」

レース前には入れ込みが見られたようで、今後への課題ももちろんありますが、まずは、期待の持てる再スタートが切れました。

「本当に、良かったね!」

現金なもので、牧場にいる母馬の姿も、急に立派に見えてきます。

7・祝・早生まれ
 

7・祝・ラディウス母
 

今年は、4番仔となるダイワメジャー牝馬を出産したダンシングクイーン。

7・祝・メジャーちゃんと
 

彼女も、ここで生まれました。

新馬戦を勝ちながらも、その後は入れ込みが災いし、ほとんどレースにならずに、引退。

期待の馬だっただけに、その思いは、産駒へと引き継がれていきました。

初仔として、牧場では「いい馬だ」と言われ続けていたのが、ラディウス。

5・中生まれ・いたずらアリュール
 

4年目にして、開花。

今後、大輪の花を咲かせられるかどうかは、また、これから関わる多くの人々の手にゆだねられることになります。

人との関わりなしには、語れない・・・・それが、競走馬。

祖母であるクロちゃんのためにも、本当の力を見せてほしい。

現実の厳しさを知りながらも、がぜん、入れ込み気味になっている自分に気が付きました。

思い入れの強さも、勝利への第一歩だと信じています。

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関連タグ : ゴールドアリュール, ヴィクトワールピサ, ダイワメジャー,

 1月11日。船橋法典駅からの長い地下通路を経て、久しぶりに訪れた競馬場は、澄んだ青空の下にありました。

パドックの酸っぱいボロの匂いは、牧場のそれとはまったく違います。

懐かしい、中山競馬場。

前もって聞いていた通り、父ゴールドアリュールの3歳牡馬がデビュー戦を迎えることになり、応援に。

自分の冬休みと重なったため、思わず駆け付けたのでした。

奇しくも、彼の母がデビューしたのも、中山の新春競馬。

5年前、先頭でゴール板を駆け抜けた時の感動は、今でも鮮明に残っています。

その母が初めて産んだ仔が、母と同じ競馬場でデビュー。

行かない手はありません。

母が勝ったのはダート。息子のデビューは芝ということで、「そうやすやすとは勝てないだろう」と思いながらも、聞こえてくる評判に、期待少々。

昼休みの閑散としたパドックに到着し、ただひたすら待ち続けた私は、午後0時15分過ぎ、やっと彼に会うことが出来ました。

1・新馬・パドック1
 

昨年、育成牧場で会って以来の姿。

1・新馬・パドック2
 

やはり、また大きく成長しています。

「それにしても、ちょっと入れ込みぎみかなぁ・・・・」

1・新馬・パドック3
 

何周かまわった後、今度は、いわゆる”馬っ気”まで出し始め、意気消沈。

「あー、ダメだぁ・・・」

馬っ気を出す馬は、競走への集中力を欠き、能力を出しきれないといいます。

「なんとかおさまらないかなぁ・・・」  もうただそれだけを願いました。

前のレースが終わり、パドックに人垣が出来ても、あいかわらず、興奮気味のアリュール。

1・新馬・パドック4
 

それでも、後ろから「あの7番の馬、かっこいいな!」「俺、あの馬からにしよう」なんていう声も聞こえて、少し元気が出たり、掲示板のオッズにホッとしたり。

1・新馬・パドック5
 

停止命令の少し前に、列の後ろに順番を替え、落ち着いてきたアリュール。

1・新馬・パドック7
 

結局、じっくりと思い出にひたる間もなく、「とまれ」の合図がかかり、彼は地下馬道へと消えていきました。

1・新馬・とまれ
 

そして、私は急いで、本場馬入場の場所へ。

鞍上は、ブロッケンとコンビを組んでいた内田騎手。

1・新馬・馬場入り
 

気合いの入った美しい姿に、再び希望の光が見えてきます。

1・新馬・馬場入り3
 

「頑張れ!とにかく、頑張れ!」

1・新馬・返し馬2
 

ターフビジョンには、上位人気馬として、返し馬の様子が映し出されました。

1・新馬・ターフビジョン
 

重賞レースのない土曜日の昼下がり。

広々とスペースの空いたゴール前に陣取り、スタートを待ちます。

スタート!

1・新馬・レース
 

距離が2000mなので、目の前を2回通過。

あとは、ターフビジョンを眺めながら、位置取りを確かめます。

1・新馬・レースのビジョン
 

最後の直線は、思わず大声が出ました。

「ラディウス!いけー!」

1・新馬・ゴール前
 

接戦の3頭。ふと、その脇を外からするすると伸びてくる馬がいて、勝負あり。

残念な結果にはなりましたが、「よく頑張った!」と、ほめてあげたい気分です。

戻ってきたラディウス。

1・新馬・レース後2
 

騎手が下馬する場所へ走ると、汗びっしょりで、疲れ切った様子を見せていました。

1・新馬・レース後3
 

ウィナーズサークルを取り巻く場所から、女性たちの声が響き、勝ったのは、父ディープインパクトの牝馬であったことがわかりました。

「私、この仔、応援しよう!楽しみ!」と、あいかわらず、競馬場は、ディープファンの女性が多いことも実感。

彼女たちの後ろから、なんとか撮った画像には、こちらを向いたように見える、アリュール(ラディウス)の顔が写っていました。

1・新馬・レース後4
 

「やっと、気付いてくれたかな・・・」

うちにいた頃は、我が仔のようにしていた馬たちも、競馬場で見れば別人。

もうすっかりアスリートの顔になり、私には遠い存在です。

さざんか咲く競馬場。去っていく我が仔。

1・新馬・去る
 

そんな気持ちで、後ろ姿を見送りました。

巣立って、立派になって。また会える日を楽しみにしています。


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 水曜日、シンボリクリスエス牡馬を見送る、サウスヴィグラス牡馬とブラックタイド牡馬。

9・アリュール・クリス見送るヴィグとタイド
 

元気な4頭のグループは、この直後、3頭のグループとなって、外に放されました。

9・アリュール・3頭
 

あいかわらず活発な面々ではあるけれど、クリスがいなくなり、なんだか調子が狂う感じ。

いつもクリスと戦っていたアリュールは、ヴィグと対戦。

9・アリュール・ヴィグとアリュール
 

いつもヴィグと戦っていたタイドは、「あれあれ・・・」

翌朝の集牧時も、先頭切って駆けてきたクリスがいないおかげで、なんだか集まりの悪い3頭でした。

クリスがいた、数日前の夕刻。

9・アリュール・4頭駆ける
 

4頭は、たいてい、体が大きく賢いクリスを中心に動き回っています。

9・アリュール・4頭駆け足
 

そのそばにぴったりとくっついているのが、アリュール。

9・アリュール・アリュール
 

”ウマが合う”というのでしょうか。

9・アリュール・クリス
 

日頃から、この2頭はペアになり歩いていることが多かったように思います。

もうすぐ、別れが近いことを知っているのは、人間だけ。

9・アリュール・クリスとアリュール
 

感慨深く眺めていました。

そして、木曜日。

クリスが去った翌日、今度は、アリュールの出発です。

午前6時半頃集牧したため、まだ休んでいた午前9時。

9・アリュール・出発前
 

「おーい、行くぞ!」の声をかけられ、立ち上がるアリュール。

馬体重は、480㎏。

9・アリュール・横
 

誰が見ても「素晴らしい」とうなずく馬体。

そういえば、生まれた時から、色々な人に「いいこっこだ!」と評価を受けていたことを思い出します。

9・アリュール・顔
 

凛とした顔。

向かう先は、昨日旅立った幼馴染みがいる育成牧場。

幸運にも、1日遅れで、友達のあとを追いかけることが出来たアリュール。

ひょっこり出会ったら、どんな顔をするのだろうと、想像をふくらませます。

”両雄”と呼ぶにふさわしい競走馬になれるよう、ただただ頑張ってほしいと願います。


関連タグ : ゴールドアリュール, シンボリクリスエス, ブラックタイド, サウスヴィグラス,

土曜日、第二グループ3頭の離乳を行いました。

人手が足りなかったので、私も、母馬の移動に参加。

ブラックタイド牡馬、3月生まれディープインパクト牝馬、ゴールドアリュール牡馬の母たち、3頭を放牧地から出しました。

私は、3月ディープちゃんの母担当。

タイドくん、アリュールくんの母馬は、初仔なので、どんなに騒ぐかと心配しましたが、意外や意外。

3頭とも、自分の子どもたちが後ろについてきていると思ったらしく、何事もなく、カッポカッポと歩いてくれました。

離れた放牧地に放したとたん、「あれ?うちの仔は?」と気付いて、大騒ぎ!

急いで、仔馬たちのいる放牧地に戻ると、こちらもまた、大変な騒ぎになっていました。

「母さんは、どこ!?」

9・離乳・クリスとアリュール
 

左は、シンボリクリスエス牡馬。今回、守り役の母は残っていますが、なぜか一緒に疾走!

群れ社会で生きる馬の本能でしょうか。

9・離乳・4頭後ろ姿
 

隣の放牧地の、離乳組、牝馬4頭も、騒ぎに同調して疾走!

9・離乳・早生まれも駆ける
 

しばらくして立ち止まった3月生まれディープの顔。

9・離乳・3月ディープ
 

普段は、放任主義の母から、平気で離れて暮らしていたくせに・・・・、やはり絆は強かった。

悲鳴のようないななきをあげるタイドに、猛然とからむクリス。

9・離乳・クリス乱入
 

3頭は、再び母を捜しに、放牧地の奥の方まで駆けていき、戻ってきました。

9・離乳・走る
 

見守り役のシンボリクリスエス牡馬母さん。

9・離乳・残ったクリス母
 

ベテランなので、仔馬たちの騒ぎの間、出入り口付近から、微動だにしません。

柵のところで母を呼ぶ、ほかの仔馬たちを尻目に。

9・離乳・仔馬を横にして
 

やっぱり、ブラックタイド牡馬に挑戦的なクリス。

9・離乳・タイドに挑戦的なクリス
 

いつもおとなしい彼が活発に動いていることに、興奮したのでしょうか。

クリス母さんは、近くにやってきた3月ディープちゃんを、軽く威嚇しましたが、

9・離乳・威嚇
 

思い立ったように、遠くを眺めると、

9・離乳・クリス母さん
 

草のある方へと歩き出しました。4頭を引き連れて・・・・。

9・離乳・母1頭に
 

草を食べ始めたシンボリクリスエス牡馬親仔と、まだまだ母の行方が気になる3頭。

9・離乳・遠景1
 

顔をおろしたブラックタイド牡馬とディープインパクト牝馬。

それでもなお、草を食べる気にならないのは、子煩悩な母にかわいがられていたゴールドアリュール牡馬。

9・離乳・遠景2
 

「どこに行ったんだろう!?」

9・離乳・顔をあげる2頭
 

「お母さん!」

9・離乳・アリュール顔
 

我慢できずに、飛び出したアリュール。

9・離乳・跳び出したアリュール
 

ディープも続き、

9・離乳・3月ディープ駆ける
 

タイドだって、やはり駆けていきました。

9・離乳・タイド
 

その母馬たち。

ブラックタイド牡馬とゴールドアリュール牡馬を産んだ母馬2頭は初仔、ディープインパクト牝馬を産んだ母馬は2番仔とくれば、想像したとおりの動揺ぶりでした。

見に行った時は、既に汗びっしょり。

9・離乳・3月ディープ母さん
 

濡れた体がかゆくてゴロを打ったり、走ったり、鳴いたり。

9・離乳・タイド母さん
 

なんとも辛い気持ちになりましたが、競走馬の試練だと肝に銘じ、その場を離れました。

9・離乳・アリュール母さん
 

青い空だけが、心の救い。数年後に、子どもたちが活躍することが、彼女らへの恩返しでもあると思い、頑張るのみです。


関連タグ : シンボリクリスエス, ゴールドアリュール, ディープインパクト, ブラックタイド,

3月29日、30日、4月3日と相次いで生まれた3頭が、今、放牧地を共にしています。

ぽかぽか陽気だった昨日は、一日中ヒバリがさえずり、最高の日和でした。

忍者のごとき身の軽さが身上、ディープインパクト牝馬。

4・3頭・ディープ走る
 

彼女は、母のもとからさっさと離れ、修行にいそしんでいる行動派。

よく「キーッ」という高い声を出していて、「キーちゃん」と呼びたくなってしまいます。

端正な顔立ち。

4・3頭・ディープ顔
 

バランスのとれた立ち姿。

4・3頭・ディープ立ち姿
 

女性も思わず見とれる、かっこいい女といったところでしょうか。

そして、こちらは、この放牧地で生まれたブラックタイド牡馬。

4・3頭・タイド母と
 

お母さんにとっては、初めての仔ですが、もう慣れたのか、あまりしつこく構う様子はありません。

さばさば系お母さん。

タイドくんも、マイペースに歩き回っています。

4・3頭・タイド
 

そして、4月3日生まれ。まるで芦毛のような、この男の仔が、ゴールドアリュール牡馬。

4・3頭・アリュール昼寝
 

シルバーグレイの馬体が、どこからでも目を引きますが、母親と同じ、青鹿毛になるのではないかと言われています。

彼は、このグループの中で、一番人懐こく、すぐにやって来ます。

やんちゃで好奇心旺盛な性格。

4・3頭・やんちゃ
 

このふかふかの産毛は、つやつやして最高の感触です。

4・3頭・アリュール顔
 

でも、今日の主役は、このお母さん。

初めての仔がかわいくてかわいくて・・・。

放牧地のみんなと合流してまだ日が浅いので、絶えず、敵が来ないかと目を光らせています。

4・3頭・アリュール母さん緊張
 

母に付き添われて、移動中のディープちゃんも、通りすがりにチラリ。

4・3頭・ディープ母仔
 

「何してるの!早くあっちへお行きなさい」

4・3頭・母強し
 

うわー、こわい顔!

馬たちの中であまり順位は高くないのですが、母は強し。自分の仔を守ろうと必死です。

「うちの仔に手を出すんじゃないわよ」という態度の母に、アリュールくんも真っ青。

4・3頭・うちの仔に
 

「なんだか、お隣さん、うるさいわね」

4・3頭・うるさいわ
 

普段たいして仲が良いわけではなかったこの2頭が、行動を共にして、噂話をしているから、私はおかしくて仕方がありません。

疾風のごとく駆け回るアリュールくん母仔。

4・3頭・アリュールくん母仔
 

いそいそと避難するタイドくん母仔。

4・3頭・タイドくん母仔
 

新米母さんのいる放牧地は、しばらく落ち着かない日が続くでしょう。

関連タグ : ディープインパクト, ブラックタイド, ゴールドアリュール,