ディープインパクト’11♀

ここでは、「ディープインパクト’11♀」 に関する記事を紹介しています。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・03-30  ※健康そのもの
 ・03-29  ※母の愛
 ・03-27  ※帰郷
 ・03-26  ※朝日にきらきら
 ・03-24  ※オルフェーヴルの栗毛の牝馬、誕生

 ”この世の終わり”かと思うような、あられまじりの暴風が、2日間吹き荒れました。

木々は、すっかり葉を落としたものの、今日は、一転して、小春日和。

のどかな一日です。

私の姿を見て、すぐに歩いてくるのは、5歳ディープインパクト牝馬のサクセスセレーネ。

11・祝・現セレーネ
 

少し甘えて、また、草を食べ始めます。

先週の土曜日、福島競馬場で、2頭の全妹がレースに出走。

2歳の妹シードパールは、3着に惜敗したものの、3歳の妹サクセスフィリアが、快勝。

無事に、2勝目をあげることが出来ました。

フィリアが誕生したのは、2011年の2月18日。

11・祝・フィリア誕生
 

雪のパドックで、生後3日目には、楽しそうに跳ねていました。

11・祝・フィリア生後3日め
 

額の流星が目立つ、かわいい女の仔。

11・祝・フィリア・生後10日目
 

3歳となったこの夏、北海道で走った後、そのまま、1歳秋から2歳の春までを過ごした育成牧場に戻り、みっちり修行を積みました。

そのかいあって、休養明けの大勝利。

陰で支えてくれている方々への感謝を、忘れてはいけません。

そして、日曜日には、同じ福島で、セレーネの幼馴染み、5歳デュランダル牡馬のジャストザブレインが、勝利。

未勝利戦を勝ってから、実に2年9ヵ月ぶりの2勝目。

途中、1年近くの休養を挟むなど、大事に育てられ、この壁をやっと乗り越えることが出来ました。

彼を支えてくださった方々にも、また、感謝・・・。

2009年2月6日生まれ。

11・祝・ブレイン誕生
 

少し前に生まれたセレーネとブレインは、活発な遊び友達でした。

11・祝・ブレインとセレーネ3月
 

寝ているところを起こしたり、起こされたり。

11・祝・セレーネを起こすブレイン4月
 



11・祝・ブレイン当歳4月
 

いたずら大好きなデュランくんこと、ジャストザブレイン。

11・祝・ブレイン当歳5月ミケ
 

11・祝・ブレイン当歳5月
 

幼馴染みのセレーネは、今まさに、5年前にブレインと遊んだ放牧地の上を歩いています。

この先、互いに、どのような道が続いているのでしょうか。

明るい未来が待っていることを信じて、応援していきます。


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関連タグ : ディープインパクト, デュランダル,

 8月31日の新潟2レースで、生産馬サクセスフィリアが勝利をあげました。

3戦目での初勝利。新潟名物・芝の直線1000mです。

「まさかこのコースで勝つことになるとは・・・」

驚きいっぱいでしたが、そのスピードを生かし、短距離界のホープとなる道も・・・。

第一歩から、夢は広がります。

2011年生まれのディープインパクト牝馬、サクセスフィリア。

昨年の今頃は、まだ牧場にいました。

パソコンに保存してある画像を開くと、懐かしい顔が次々と現れます。

1年前の9月。幼馴染みの5頭と共に。

9・前日・5頭
 

一緒に写っているハーツクライ牝馬、ドリスバローズは、育成牧場こそ異なりましたが、今は同じ厩舎の仲間。

9・前日・ディープと並んで
 

共に調教に励むことが、あるのかもしれません。

流星が印象的でした。

9・2頭・ディープ手入れ
 

小柄ながら、パワーを感じさせる、むきむきの体。

9・2頭・ディープ横
 

勝負根性は、仲間に対する態度からも伝わってきたものです。

9・前日・ワンダー&ディープ
 

2年前の当歳時にさかのぼると・・・・。

8月23日に行った離乳。

8・離乳・動揺するディープ
 

母がいなくなって、ひと騒ぎしたものの、落ち着いていた方でした。

8・3日目・水を飲みに来たディープ
 

冷静沈着。単独行動を好む、しっかりもの。

生まれたのは、厳冬期の2月。

2・誕生・母仔
 

その年の最初の生まれで、愛くるしい仕草の数々が、とても新鮮だったことを覚えています。

2・3日目・かみかみ
 

2・7日目・あくび
 

あれから、2年と6ヵ月。

いち早く勝利をつかんだフィリアには、これから先、どんな未来が待っているのでしょうか。

お世話になった方々の夢をのせて、次の挑戦が始まります。



関連タグ : ディープインパクト, ハーツクライ,

 昨日、今日と、2頭の1歳牝馬が育成牧場へ旅立ちました。

昨日出発したのは、昨年2月に生まれたディープインパクト牝馬。

自分の世界を持った、飄々とした馬でした。

最後の手入れをする最中、スタッフにグルーミング。

9・2頭・グルーミング
 

お茶目な一面もあります。

9・2頭・ディープ
 

筋肉隆々とした体型は、兄や姉によく似ていて、パワータイプ。

9・2頭・ディープ横
 

どんな競走馬になってくれるか楽しみです。

9・2頭・ディープ出発
 

ゴールドアリュール牝馬も移動し、残り2頭となった彼女の放牧地では、グラスワンダー牝馬と少し離れて、カンパニー牝馬が、こちらを見ていました。

9・2頭・カンパニー
 

そして、今日移動していったのは、ステイゴールド牝馬。

9・2頭・ステイ横
 

彼女は、今年の4月から5ヵ月少々預かった育成馬。

9・2頭・ステイ出発
 

友達だったキングカメハメハ牝馬が、「なんで私も連れていかないの?」と、大声で呼んでいたのが印象的でした。

9・2頭・キンカメ牝
 

残された牝馬は、2頭と2頭。

寂しいので、午後から、一緒のグループにして放牧することにします。

ドドドッ、ドドドッ。

9・2頭・1歳牝馬
 

最初は、思った通りの大騒ぎでした。

ワンダーとカンパニー。キンカメと4月生まれディープ。

それぞれ元のグループの仲間同士でくっついて、走り回っています。

追われるワンダーグループと、追うキンカメグループ。そういった構図。

けれども、やがてひとつのグループとして、落ち着きを取り戻し、草を食べ始めました。

マンネリからの脱却。互いに刺激になって、良い感じです。

その騒ぎを見て、走り出したのは、一番初めに離乳した、ディープインパクト牝馬たちのグループ。

1歳馬の移動と共に、清掃が終わった1歳厩舎へ移り、放牧されていました。

9・2頭・ディープ牝キック
 

こちらも元気です。尻っ跳ねが得意なのは、ディープちゃん。

病み上がりでパドック放牧のシンボリクリスエス牝馬をのぞき、3頭で疾走。

今まで守ってくれていた母馬たちがいなくなったので、ちょっとした変化に敏感ですが、しっかりと自分たちのあしで歩き出しています。

9・2頭・ディープ牡ハービン
 

牡馬らしく、やんちゃで力が増したディープインパクト牡馬は、しなやかな走り。

9・2頭・ディープ2頭
 

好奇心旺盛ハービンジャーは、なんでも真っ先に飛び込む、あいかわらずの女の仔。

9・2頭・ハービンディープ2頭
 

皆、呼べばやって来るほど人間には忠実で、集牧にてこずることもありません。

巣立っていった1歳馬たちのように、あと1年間、順調に成長することを願います。



関連タグ : ディープインパクト, ハービンジャー, シンボリクリスエス, キングカメハメハ, ステイゴールド, グラスワンダー, カンパニー,

1月9日に、繁殖牝馬として牧場に戻ってきた、父A.P.Indyの5歳牝馬、ワインレッド。

パドックに放れている彼女に会うために、すっかりアイスバーンになった道を歩いていると、

前を行く子どもの自転車に興味津々の1歳ハーツクライ牝馬が、走ってきました。

1・牝・ハーツ駆け寄る
 

確かに・・・・、アイスバーンになっていなければ絶対にこげない、北海道では季節外れの自転車。

好奇心旺盛な馬なら、飛びつくのも無理はありません。

カンパニー牝馬、ゴールドアリュール牝馬も続き、遠くにいて気付き遅れたディープインパクト牝馬も、大慌て。

1・牝・ディープあわてて
 

「なになに?」と、皆がわらわらと寄ってきたのですが、「後でね!」と、後ろ髪をひかれつつ、手を振ります。

ワインレッドは、競馬場のパドックで見せる闘志とはかけ離れた、気品のある顔で、迎えてくれました。

1・牝・ワイン
 

気温は氷点下。馬着を2枚重ねても、寒く感じることでしょう。

2年3ヵ月ぶりの北の大地は、真っ白い雪に覆われ、幼い頃の記憶を蘇らせてくれたでしょうか。

1・牝・ワイン雪を
 

時折、雪を口に含みながら、「冷たいっ!」とばかりに、舌を出している様子が、何ともいえませんでした。

1・牝・ピンク色の舌
 

大きくなっても変わらない、顔の流星を見て、「帰ってきたんだなぁ・・・」と、しみじみ思います。

ひとしきり彼女の相手をした後の帰り道には、まだ先ほどの1歳牝馬軍団が、柵のそばで遊んでいました。

やっぱり、前を行く子供用自転車が気になるようで、

カンパニー牝馬も、

1・牝・カンパニ
 

ゴールドアリュール牝馬も、首を伸ばして、そちらを見つめています。

1・牝・アリュール
 

「お待たせ!」相変わらず帽子を奪おうとするハーちゃんに、「そういえばポケットの中にニンジンが入ってた!」ことを思い出し、小さくポキッと折って、あげてみました。

「これ、おいしいよね。大好き!」

1・牝・ハーツに人参
 

昨年の晩秋より、飼い葉桶の中に、千切りのニンジンを入れているので、味を覚えた様子。

まだあごが小さいので、大人の馬のように、ボリボリと噛み切る力はありません。

「おいしいんだけど、ちょっと大きいわ」と、持て余し気味のハーツに、「何かいい匂いがする」と、近付くディープ。

1・牝・ディープねらう
 

ディープにも、ニンジンのかけらをあげると、すでに食べ終わったほかの3頭が、周りを取り囲みました。

1・牝・取り囲まれるディープ
 

「ねえねえ、ちょっとくれない?」

1・牝・ねらうハーツ
 

大胆ハーツが、口を近付けますが、徐々に、ディープの目が三角になってきて・・・・。

耳をしぼって、ついに怒り爆発!

1・牝・怒りモード
 

「ニンジンは私の好物なのよ!何やってるの!邪魔よ!あっちに行きなさい!」

と、首を振るわ、バックして蹴るふりをするわ、周りの牝馬たちをけん制しっぱなし。

1・牝・あっちに行きなさい
 

「やっと、追い払ったわ!」と戻ってくると、

1・牝・追っ払ったわ
 

「こっちにもいるじゃない!」

1・牝・コラッ
 

まるで、2年前のディープ姉さん、全姉にそっくりで、「ここまで似るんだ・・・」と笑ってしまいました。

この強気な性格が、レースで生きてくることを切に願います・・・・。

関連タグ : A.P.Indy, ハーツクライ, ディープインパクト, カンパニー, ゴールドアリュール,

気持ちの良い晴天が続き、今年最後の牧草収穫作業が無事終了しました。

こちらは、1本の大樹がある放牧地。

10・木・大木と馬
 

早生まれ当歳牝馬グループが生活しています。特徴ある顔のカンパニー牝馬とゴールドアリュール牝馬。

ハーツクライ牝馬と2月生まれディープインパクト牝馬。

10・木・ハーツとディープ
 

ハーちゃんは、どこで遊んだのか、顔に泥跳ねをいっぱいつけて・・・。

10・木・ハーちゃん
 

この大木は、いつの時代も馬たちに気に入られ、少しずつ形を変えてきました。

10・木・大木の感触
 

顔が並ぶと、ついつい隣の友達にちょっかいをかけたくなるハーちゃん。

10・木・ちょっかい
 

怒ったディープとハーツが先にいなくなり、カンパニが去った後も、木と遊ぶアリュール。

10・木・アリュール
 

ふと、今までこの放牧地で跳ねていた数々の馬たちの幻影が次々と浮かんできました。

遠いところへ行ってしまった馬、まだ競馬場で頑張っている馬・・・。

年をとってしまったこの木は、あと何年ここから馬たちを見守り続けてくれるのでしょう。

10・木・大木の下で
 

静かな放牧地でじっと座っていると、先ほど、遠くまで歩いていったディープが、

10・木・水たまり
 

明らかにこちらの方向をまっすぐ見ているのに気がつきました。

10・木・ディープ1
 

ただならぬ雰囲気。そう思った瞬間、グイッと首を下げ、いきなり飛び出しました。

体に映る大樹の影。

10・木・ディープ2
 

まるで、木に宿る、無言の魂が乗り移ったかのように。

10・木・ディープ3
 

目の前を勢いよく走り抜け、

10・木・ディープ4
 

くるっと回って、

10・木・ディープ5
 

ハーツやアリュールが草を食べていたところへ。

10・木・ディープ6
 

いえ、人間である私に対して、挑戦的な目をして寸前まで向かってくるディープ。

10・木・ディープ7
 

「ディープ魂だ・・・・」

これまで育ててきたディープインパクト産駒の馬たちが、時折見せた行動であり、目つきであり、体のくねりでした。

普段、厩舎の出し入れは、私が担当するほどおとなしい馬。

けれども、何か得体の知れないものにとりつかれたように、とてつもないパワーを発する瞬間があります。

木の横で、いったんたたずんだ後、

10・木・ディープ8
 

くるりと向きを変え、こちらへ。

10・木・ディープ9
 

そして、また、もとの姿に戻り、草を食べ始めました。

上空を栗をくわえたミヤマカケスが飛んでいき、

10・木・カケス
 

向こうでは、カラスと遊ぶ、カンパニー牝馬。

10・木・カンパニー
 

何事もなかったかのような、いつもの静かな風景。

しかし私は、馬たちが持っている秘めたパワーを心で感じ、嬉しくて仕方がありませんでした。


関連タグ : カンパニー, ゴールドアリュール, ハーツクライ, ディープインパクト,