2011年産馬

ここでは、「2011年産馬」 に関する記事を紹介しています。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・02-14  ※お知らせ
 ・02-13  ※穏やかな日の幸福
 ・02-10  ※父ヘニーヒューズの牝馬、誕生
 ・02-07  ※久々の展示会
 ・02-04  ※嬉しい勝利

 6月3日の昼休み、5歳ディープインパクト牝馬のトーホウスプライトが、帰ってきました。

6・帰郷・馬運車より
 

3歳の秋、屈腱炎になり、長期休養。

先月、1年と8ヵ月ぶりに復帰しましたが、そのレース後、軽い骨折が判明し、繁殖へ上がることとなりました。

4戦1勝。

その成績は決して目立たないものの、私にとっては、誕生から1年半見守って来た”我が仔”。

「よく帰って来たねー!」

と、駆け付けずにはいられませんでした。

馬運車から降りてきた彼女は、とても鋭い眼をしていました。

6・帰郷・スプライト
 

競馬場でレースをしてから、まだ2週間経っていないので、無理もありません。

4年ほど前、過ごしていた厩舎を通り、奥の仮厩舎へ。

6・帰郷・厩舎へ
 

大きな馬運車の到着に、近くに放れていた繁殖牝馬たちが、続々と集まっていました。

「誰?」

6・帰郷・なに?
 

「何が来たの?」

6・帰郷・なに
 

仮厩舎の中では、外を見つめるスプライト。

6・帰郷・外
 

この景色・・・、なんとなく、覚えているはずです。

興奮気味にうろうろして、いきなり、カーンとものすごい音を立てて、壁を蹴りました。

私も、びっくり!

そして、懐かしくもありました。

スプライトの母、アスカが繁殖に上がってきた時も、壁に穴を開けたというエピソードがあります。

「さすが、アスカの仔!」

芯の強さが、ここにも受け継がれています。

6・帰郷・彗星
 

外から青草を摘んで来ると、躊躇なく、食べました。

6・帰郷・草を
 

彗星のような、特徴ある星は、あの頃のまま。

完治するまで、広い放牧地には放せませんが、少しずつ、落ち着きを取り戻してほしいと思います。

繁殖牝馬として、第二のスタート。

いつか、4つ上の半姉と共に、並んで子育てする姿が見たいものです。

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関連タグ : , ディープインパクト,

 土曜日の中京メインレースで、父シンボリクリスエスの4歳牡馬、サクセスグローリーが勝利しました。

 「調子が良い」と聞いていましたが、最後の直線、数馬身差を保って突き進んでいく姿を見るまでは、ドキドキ。

終わってみれば、「やっぱり強かった!」と、誇らしい気持ちでいっぱいになりました。

あっという間にオープン馬へと駆け上がった全兄に比べれば、地道にこつこつ勝ち上がっている印象のグローリー。

息の長い活躍を、期待しています。

1歳時を振り返ると、みんなより一回り大きい体で、先頭を走るのが大好きでした。

12・優勝・グローリー1歳9月
 

前向きな性格と、恵まれた体格。

12・優勝・先頭
 

彼が競馬場をわかせる姿を、何度もイメージしたものです。

12・優勝・立ち止まる
 

人懐こい性格で、どこへ行っても、人気者。

12・優勝・グローリー
 

ちょっと”天然”な雰囲気が、競走成績にも表れているような気がして、憎めません。

12・優勝・グローリー横顔
 

準オープン馬となり、これからが正念場。

12・優勝・出発前
 

5歳となる来年が、充実の年となるよう、願っています。

年が明ければ17歳になる母は、晴天に恵まれた昨日、放牧地で、気持ち良さそうに、昼寝をしていました。

12・優勝・母寝る
 

真っ白な日高山脈と青い空。

12・優勝・あれ?
 

暖冬といわれる今年は、まだ、暖かい草の上での昼寝が可能です。

お祝いのニンジンも、座ったまま、ボリボリ。

12・優勝・ニンジン
 

穏やかな冬の日。

繁殖牝馬として、昨年、第8子となるハービンジャー牡馬を出産し、無事に育て上げたお母さん。

高齢になるにつれて、後肢球節の沈下が進み、歩行が少しずつ困難になってきました。

今は、空胎馬のグループで、過ごしています。

立ち上がって、「まだ、ニンジンあるんじゃないの?」と、見つめる母。

12・優勝・母
 

体は衰えても、目には威厳があります。

12・優勝・目
 

そばを流れる川から、バシャッという音がしました。

傷ついてボロボロになりながらも泳ぐ、シロザケの姿。

12・優勝・鮭
 

12月も半ばとなり、もういないと思っていた鮭が、まだ生きていました。

故郷の川に戻り、子孫を残す鮭の姿は、馬たちと重なります。

大海原へと飛び出していった子どもたちが、大きくなって、また戻ってくる。

どちらも、それは、ほんの一握り。

さあ、準オープンです。

関連タグ : シンボリクリスエス, ハービンジャー,

 7月18日土曜日、福島8レースで、生産馬サクセスラディウスが勝利しました。

昨年の1月にデビューした父ゴールドアリュールの4歳牡馬。

3歳時は、4戦未勝利で、脚部不安を発症。

北海道の育成牧場で再起をはかり、今年の2月に園田へ。

4月・5月・6月と、毎回大きな差をつけ3連勝し、中央へ戻ってきた矢先の、嬉しい勝利でした。

園田競馬に移る直前の今年2月、育成牧場で調整中のラディウスに会ったことを思い出します。(過去記事・2015・2・2

「ここで終わる馬ではない」

皆の執念が、伝わってきました。

信頼のおける園田の調教師さんに任せることになり、そこで、桁違いの走りを披露。

何はともあれ、ここまでラディウスを支えてくださった方々、ひとりひとりのおかげで、この日を迎えられたことだけは、確かです。

本当に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

折しも、牧場では、セレクションセールに上場予定だった黒鹿毛のヴィクトワールピサ牝馬が、フレグモーネを発症。

上場を断念することになり、落胆ムード一色だったため、この勝利は、余計に嬉しい話題でした。

いつだって、馬が助けてくれます。

「ラディウス!ありがとう!」

レース前には入れ込みが見られたようで、今後への課題ももちろんありますが、まずは、期待の持てる再スタートが切れました。

「本当に、良かったね!」

現金なもので、牧場にいる母馬の姿も、急に立派に見えてきます。

7・祝・早生まれ
 

7・祝・ラディウス母
 

今年は、4番仔となるダイワメジャー牝馬を出産したダンシングクイーン。

7・祝・メジャーちゃんと
 

彼女も、ここで生まれました。

新馬戦を勝ちながらも、その後は入れ込みが災いし、ほとんどレースにならずに、引退。

期待の馬だっただけに、その思いは、産駒へと引き継がれていきました。

初仔として、牧場では「いい馬だ」と言われ続けていたのが、ラディウス。

5・中生まれ・いたずらアリュール
 

4年目にして、開花。

今後、大輪の花を咲かせられるかどうかは、また、これから関わる多くの人々の手にゆだねられることになります。

人との関わりなしには、語れない・・・・それが、競走馬。

祖母であるクロちゃんのためにも、本当の力を見せてほしい。

現実の厳しさを知りながらも、がぜん、入れ込み気味になっている自分に気が付きました。

思い入れの強さも、勝利への第一歩だと信じています。

関連タグ : ゴールドアリュール, ヴィクトワールピサ, ダイワメジャー,

 ”この世の終わり”かと思うような、あられまじりの暴風が、2日間吹き荒れました。

木々は、すっかり葉を落としたものの、今日は、一転して、小春日和。

のどかな一日です。

私の姿を見て、すぐに歩いてくるのは、5歳ディープインパクト牝馬のサクセスセレーネ。

11・祝・現セレーネ
 

少し甘えて、また、草を食べ始めます。

先週の土曜日、福島競馬場で、2頭の全妹がレースに出走。

2歳の妹シードパールは、3着に惜敗したものの、3歳の妹サクセスフィリアが、快勝。

無事に、2勝目をあげることが出来ました。

フィリアが誕生したのは、2011年の2月18日。

11・祝・フィリア誕生
 

雪のパドックで、生後3日目には、楽しそうに跳ねていました。

11・祝・フィリア生後3日め
 

額の流星が目立つ、かわいい女の仔。

11・祝・フィリア・生後10日目
 

3歳となったこの夏、北海道で走った後、そのまま、1歳秋から2歳の春までを過ごした育成牧場に戻り、みっちり修行を積みました。

そのかいあって、休養明けの大勝利。

陰で支えてくれている方々への感謝を、忘れてはいけません。

そして、日曜日には、同じ福島で、セレーネの幼馴染み、5歳デュランダル牡馬のジャストザブレインが、勝利。

未勝利戦を勝ってから、実に2年9ヵ月ぶりの2勝目。

途中、1年近くの休養を挟むなど、大事に育てられ、この壁をやっと乗り越えることが出来ました。

彼を支えてくださった方々にも、また、感謝・・・。

2009年2月6日生まれ。

11・祝・ブレイン誕生
 

少し前に生まれたセレーネとブレインは、活発な遊び友達でした。

11・祝・ブレインとセレーネ3月
 

寝ているところを起こしたり、起こされたり。

11・祝・セレーネを起こすブレイン4月
 



11・祝・ブレイン当歳4月
 

いたずら大好きなデュランくんこと、ジャストザブレイン。

11・祝・ブレイン当歳5月ミケ
 

11・祝・ブレイン当歳5月
 

幼馴染みのセレーネは、今まさに、5年前にブレインと遊んだ放牧地の上を歩いています。

この先、互いに、どのような道が続いているのでしょうか。

明るい未来が待っていることを信じて、応援していきます。


関連タグ : ディープインパクト, デュランダル,

 7月19日土曜日、中京7レース・芝1400mで、生産馬トーホウスプライトが、初勝利をあげました。

2011年生まれの父ディープインパクト3歳牝馬。

2週前に、デビューしたばかり。

ここまで来るのに長い時間がかかっただけに、勝利の瞬間は、爽快でした。

”絶対勝つ”と信じていた馬。

その母は、先月14日に、今年の産駒キングズベスト牝馬を残して、亡くなりました。

これまで競走馬となった産駒のすべてが中央で勝ち上がっている、優秀な母。

彼女の5番仔として、3年前の4月11日に誕生したのが、スプライトです。

7・祝・3年前4月11日誕生後
 

偶然か必然か、現役時の調教師さんが訪問された際に、分娩が始まったことを今でもよく覚えています。

「こんなこと、滅多にないですよ!」

そんなふうに皆で話しながら、約1時間見守りました。

いつもより陣痛が辛かったのか、何度もゴロを打ち、苦しみながらの出産。

感動の瞬間を目撃された後、「生産って、大変やな・・・」とつぶやかれた調教師さんの言葉が、忘れられません。

疲れ切って、休んでいた翌朝の母。

7・祝・誕生翌朝
 

くりっとした目がかわいい、鹿毛の牝馬。

7・祝・翌朝顔
 

生後3日目のパドックでは、母仔そろって、口を動かしていました。

7・祝・2011年4月14日母と
 

生後8日目。

7・祝・生後8日目
 

そして、7月の登録審査。

7・祝・3年前登録審査
 

ちょうど、3年前の今頃の、懐かしい姿です。

7・祝・懐かしい姿
 

今でも時々、あの栗毛の母がふと放牧地に立っているような気がします。

この牧場で生まれ、5つの重賞レースに出走し、戻ってきて、8頭の子どもたちを残したアスカ。

そのうちの1頭、2番仔のプリンセス。

7・祝・半姉プリンセス
 

7番仔となる、父ステイゴールドの1歳牝馬。

7・祝・半妹ステイこちらへ
 

8番仔となる、父キングズベストの当歳牝馬。

7・祝・半妹キングこちらへ
 

彼女たちが、また母の血を継ぎ、大きな存在となってくれることを信じてやみません。

関連タグ : ディープインパクト, ステイゴールド, キングズベスト,