ネオユニヴァース’08♂

ここでは、「ネオユニヴァース’08♂」 に関する記事を紹介しています。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・07-17  ※函館の空の下
 ・06-09  ※水たまり発見
 ・06-02  ※私も入れて
 ・06-01  ※ベストパートナー
 ・05-31  ※2歳戦を前にして

札幌1R。ネオユニヴァース2歳牡馬の2戦目。

今日は、牧場の人手が足りないので、馬を厩舎に入れる時刻までに帰って来なければなりません。

ただただ、数分間のネオくんの応援のためだけに、札幌往復することを覚悟して、とりあえず出発しました。

「パドックに間に合うかな」

急ぐ時に限って、道路はのろのろ。よく考えると、世の中は三連休。1車線しかない日高の国道は、こんな時、魔の道路に思えてしまいます。

「やっと着いた!」

急ぎ足で向かったパドック。すでに周回は始まっていて、1レースのわりには、ぐるっと人の群れが取り囲んでいました。

「写真、撮りづらいなぁ」

そこへ、突然思いがけない小雨が降ってきて、人々は屋根のあるところへわらわら。

こんな雨、ミストシャワーくらいにしか感じない私は、「ラッキー」と笑顔。

前走とは逆に、1番枠をひいたネオは、ほか13頭の馬たちと共に、パドックを歩いていました。

2歳未勝利といえば、皆すでに何戦かした馬ばかり。

新馬戦とは明らかに違い、どの馬も落ち着いたもの。

ネオも、口周りに着けたリングを嫌そうに気にしながらも、静かに歩いていました。

9・2戦・パドック2
 

人気はといえば、「あいかわらず微妙だな・・・」

函館輸送で、中一週。前走よりマイナス12㎏。

今日は、不安材料ばかりが頭に浮かんでしまう私。「2戦目。ここで大敗したら、本物ではない・・・」

9・2戦・パドック3
 

地下馬道へ消えた瞬間、いつものように馬場へ。

9・2戦・パドック4
 

返し馬に見とれ、発馬機が運ばれてくるのをじっと眺めているうちに、

9・2戦・返し馬
 

いよいよ馬たちがこちらへやって来て、

9・2戦・ゲート前へ
 

ゲート前の輪乗り。

9・2戦・輪乗り2
 

その時、小さな子供の声がして、ハッと隣を見ると、なんと偶然にも、この春、倶知安に転居した友人一家がいるではありませんか!

「あー!!」

ひとしきり話に花を咲かせているうちに、ゲートイン。

9・2戦・スタートを待つ 

スタート後は、とにかく祈るような気持ちで、ターフビジョンを見つめていました。

ゴール前に移動しながら、「あー!!」

写真どころではありません。「3着?4着?」

惜しいけれど、とにかく良かった・・・・。最終的に6番人気の4着。

デビュー戦よりひとつ着順を上げ、またもや低い人気や不安材料を吹き飛ばしたネオには、脱帽。

戻ってきたところを、らちの間から、とにかくパシャパシャ写すことで、気持ちを抑えました。

9・2戦・走り終え
 

 
9・2戦・走り終え3
 

この後、先ほどの友人家族と内馬場で語らい、駐車場へ向かったのは、11時前。

結局、正味1時間ちょっとの札幌でしたが、私にとっては、充実・大満足の内容。

友人との再会を招いてくれたネオに、不思議な気持ちで感謝です。

家へ戻ると、「終いがしっかりしているから、あの馬はすぐに勝てる!」というボスのお墨付きをいただき、ますます良好。

今年は体を休めるために仔馬を出産しなかった母馬のところへも、報告に行きました。

なんと、今日のレースに勝った馬のお母さんは、彼女のすぐ上の姉。

「ネオもきっと勝てるよ」
9・2戦・母 

聞いているのかいないのか、草を食べるのに夢中の母は、集牧の時間になると、突然張り切って走り出し、「私が一番よ!」と健在ぶりをアピールしていました。
9・2戦・駆ける母 

この後は、きっとテレビでしか観戦できないけれど、不思議なパワーを持つネオは、いつかやってくれるはず。

そう遠くない日に、その日がやって来ることを信じて、見守っていきます。

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ネオユニヴァース2歳牡馬。木曜日に、メイクデビュー札幌の出走が確定し、慌てふためきました。

「うわぁ、予定が入ってる日だ!どうしよう」

調教の時計を見る限りでは、今ひとつと言える出来。

「まだ、早いと思うけどなぁ」

前日発売の新聞の評価も、その通り低め。

出走メンバーに、有力馬が揃ってしまったし、トーンは下がりっぱなしでしたが・・・・。

「私たちが応援に行かなくて、どうするの!」

我らのネオくんが、北海道でデビューするというのに、無視するわけにはいかない、と、さんざん迷った挙句、予定をキャンセルし、家族全員で、札幌に向かうことにしました。

朝の仕事を終えてから、競馬場へ直行。

着いたのは、前のレースが始まる直前でしたが、昼休みがあるため、簡単な軽食を買い込んで、パドックへ。

がらんとしたパドック、蒸し暑い札幌に閉口しながらも、ただただ、ネオくんを待ちます。

「出てきた!」

新馬戦。初めての体験ということだけあって、出てくる馬たちは、皆、キョロキョロしている印象。

12番。最後に登場したネオも、ちょっと緊張気味でした。

9・札幌・パドック1
 

「ネオ!」高まる感情。声をかけたいのを我慢して、とにかく見守ります。

何周も、何周も。

9・札幌・パドック2
 

最初は、顔を上げていたネオも、次第に落ち着いて歩くようになりました。

「11番。やっぱ鉄板だよな」「6番、7番。入れ込んでるけど、ああいうのが、意外と走るんだよ」

周囲の人たちの声が、耳に流れ込んできますが、私には、ネオくんしか見えません。

時折見上げる電光掲示板の単勝オッズ。

70倍台のネオは、下から数えて3頭目の人気。

確かに、パンパンに仕上げてきている馬と比べると、まだ幼い印象ですが、

「なんで?確かに、時計は良くないけど、彼は走るんだよ!絶対、走る馬なんだよ!」

次第に、あまりに低い評価に反発心が芽生え、不安より自信がみなぎり始めた私。

不思議なものですね・・・・。

ジョッキーが乗り、気合いも十分。入れ込みもきつくないし、デビュー戦としては、上々、上々。

9・札幌・パドック3
 

後ろ姿に、「頑張れ」とつぶやき、今度は、馬場側へ直行。

9・札幌・パドック4
 

とにかく最前に待ち構えて、返し馬を見守りました。

9・札幌・返し馬1
 

「芝は、やっぱりいいなぁ・・・・」

緑のターフ。観客から近いところを駆けていくネオ。

9・札幌・返し馬
 

1800メートルのスタート地点は、観客席の目の前だったので、すぐ近くで見ることが出来ました。

9・札幌・スタート地点で輪乗り
 

返し馬に入る前に、らちをすこーんと蹴っていた馬が、血を流していたため、馬体検査を行うことになり、ますますじっくりと。

9・札幌・スタート地点で
 

そして、その1頭が除外となり、ゲートイン。

9・札幌・ゲートイン
 

スタート!!

9・札幌・スタート
 

「あ、1頭出遅れてるけど、うちのではない」

馬と共に、駆け出した私は、ターフビジョンを斜めに見ながら、ゴール前に移動。

3,4コーナー。「なんか、いいよ、いいよ」

「あっ、はさまれた!あー、もったいない!」

9・札幌・ゴール前
 

直線で不利を受けながらも、何とか持ち直し、5位入線。

低い人気を弾き飛ばすような強い走りに、正直、スカッとしました。

「良かったぁ。やっぱり走るでしょ?」

5着で、こんなに喜んだことがあったでしょうか。

負けたとはいえ、無事に行けば、まだ1年間、走るチャンスは十分にあります。

駆け出した私が向かったのは、小倉5レースの実況モニター。

ネオくんの亡くなった兄の幼馴染み、3歳のバトルアステアは、今日も1番人気で、惜敗してしまいました。

必死で走っている未勝利の馬たちを見ていると、切なくなります。

「時間がない・・・」

生産した馬たち、どの馬にも勝ち上がってほしいのが、生産者の親心。

走れる限り、いつか希望の光が差し込んでくる気がして、彼らの姿を追います。

その先に何が待っているのか分からないけれど、どうしても階段を上がらなければいけない。

それが、競走馬の運命なのです。

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2歳のネオユニヴァース牡馬。

産地馬体検査を受ける、と聞き、会いに行ってきました。

同じ町内の育成牧場にいるネオくん。

とはいえ、きっかけがないと、なかなか行けないもの。

気が付けば、前回会いに行ってから、はや半年の月日が流れていました。

「順調」とは聞いているものの、どんなふうに成長しただろう・・・・。

あいにくの雨の中、思い立って、会場へ。

ぐるっと迷いながら、報道関係の方々がいる、最終のコーナーへ行くと、聞いていた時間通りに、ネオがやって来ました。

少々ちゃかついた様子。

4・産地馬・登場 

雨に濡れ、額の星が分かりづらかったのですが、薄くて、スマートな体型は、まさにネオ!

横顔も、ちょっぴりきつくなったけれど、面影は変わっていませんでした。

4・産地馬・横顔 

報道関係者にチェックを受け、ギロッ。「なんだよぉ。もう帰れると思ったのに」


4・産地馬・チェック 

たくさんのカメラの前に移動し、

4・産地馬・後ろ姿 

馬のいななきが収録された機械に反応して、ピッと静止。

4・産地馬・カメラに 

「ありがとうございました」の声とともに、自分の厩舎へ向かい、歩いて、帰って行きました。

4・産地馬・去る 

あまりのあっけなさに、やはり、もうひと目会いたくなり、育成の厩舎へ。

快く、近くで見せていただくと、また一段と凛々しい感じが伝わってきました。

4・産地馬・厩舎にて 

大きく成長した体は、470キロ前後ということ。

写真を撮り終えた後、「覚えている?」と、鼻の辺りをなでると、嬉しそうな顔。

大きくなっても、ネオはネオ。

この先、あと何回会えるか、分からないけれど、彼の思い出が、私の中で、色あせることはありません。

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屋内トラック馬場での調教を終えた馬たちを追って、外へ出ると、明るい太陽が出ていました。

さっき、入場した時のような余裕はなく、疲れた表情の、ネオ。

10・ネオ・汗びっしょり 

ゆっくりとクールダウンした後、今度はゲート練習へと向かいました。

10・ネオ・ゲート練習 

「うわっ、すんなり入ってる!」

聞くと、初期馴致の段階で、何度も体験しているし、ここでは1日おきに、ゲートを通過させているとのこと。

この組の進度は早い方で、もう坂路に入ったこともあるということでした。

たった1ヵ月の間に、こんなに多くの経験を積んでいたなんて・・・。

再び、ゲートへ向かうネオ。

10・ネオ・再びゲートヘ 

今度も、スッと入り、中で静止します。

10・ネオ・ゲートへ 

お尻を触られているのは、「よくやった」ということなのか、もう少し前にという合図なのか・・・。

10・ネオ・ゲート内 

芝の上で、輪乗りをする馬たち。

10・ネオ・輪乗り 

こんなに広い草の上に出たら、つい走りたくなったり、食べたくなったりするのでは・・・・。

放牧されていた頃のことを思い、つい色々なことを考えてしまいましたが、ネオは、しっかりと、人間の指示を聞いていました。

競走馬の顔。

10・ネオ・顔 

といっても、「帰り道は、どの馬も、餌をもらえるのを、ちゃんと分かっていて、急ぎ足になるんです」という専務さんの、ほほえましいお話を聞いて、ホッ。

厩舎に首を向けるネオの姿が、やけに人間臭くみえ、「やっぱり、ネオはネオだ!」

10・ネオ・帰り道 

馬房の中で、馬具を外してもらいながら、ちらっとのぞいた彼の目。

10・ネオ・馬房で 

でも、廊下に出され、とても親切な厩舎長さんやスタッフさんたちに囲まれている様子を見ると、「あー、ネオはもうすっかり、ここの一員になったんだなぁ」という嬉しさと共に、寂しさも、わいてきました。

10・ネオ・廊下 

未来に向かって、駆けていくネオ。

すでにバトンを手渡した私たちは、彼の背を、じっと静かに見守っていかなければなりません。

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育成牧場へ移動して、ひと月が経つ、生産馬ネオユニヴァース1歳牡馬。

知人の訪問をきっかけに、見学に行ってきました。

朝からどしゃ降り。別の日に、出直そうかと迷っていると、キラキラの太陽が出現!

調教が始まると聞いた、10時に合わせて行くと、厩舎の方々が、とても温かく迎えてくださいました。

次から次へと、出たり入ったりする馬たちに気を配りながら、見学。

ネオは、そこから少し離れた、別の厩舎にいるということで、先に、調教場の中に入って、順番が来るのを待ちました。

案内してくださった専務さんの携帯電話が鳴って、「あ、いよいよだ・・・」と、ドキドキ。

にらんでいた出入り口に、馬が姿を現した時には、思わず、声を上げてしまいました。

10・ネオ・馬場入り 

「あの馬が、そうですよね!」

心の中で、「ネオだぁ!!」と叫んで、車の中から、写真をバシャバシャ。

10・ネオ・常足 

先回りしてもらい、車を降りると、角を曲がり、こちらを向いた、ネオユニヴァース牡馬がいました。

10・ネオ・屋内馬場へ 

ただ単に、人がいるから、こちらを見ているのか、それとも私に気付いたのか・・・・。

10・ネオ・カメラ目線 

でも、騎乗者の指示にしっかりと従い、立ち止まることもなく、屋内の600mトラック馬場へ。

見学場所で見ていると、1周目はダクで。

10・ネオ・ダク 

やはり、カメラ目線。

10・ネオ・目 

3周目から軽いキャンターに入り、馬たちも必死。

10・ネオ・キャンター 

うちを出てから1ヵ月なのに、もう、こんな運動まで出来るようになったんだなぁ、と驚くことしきり。

3周のキャンターが終わり、出口へ向かうネオ。

10・ネオ・出口へ 

汗をびっしょりかいて、形相も一変。

「これが、競走馬なんだなぁ・・・」

仲間と共に。このうち、黒い馬は、やはり父ネオユニヴァース牡馬。

10・ネオ・仲間たちと 

兄弟で、頂点を目指す練習が、始まっています。(後編に続く)

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