今日は、午後から太陽の光が照りつけ、夏らしさが戻ってきました。
こんな日は、もう後何日もないでしょう。
それを知ってか知らずか、馬たちは、地面に生えた青草を食べるのに、みな夢中です。
立ったまま、居眠りをしているのは、ディープインパクト牝馬の母。
栗毛の母たちの中で、ただ一頭、鹿毛なので、遠くからでもすぐに分かります。
近付いてみると、隣にいた仔ディープちゃんも、立ったまま昼寝中。
まだ眠そうに、目を開けてくれました。
「あいかわらず、美人顔だなぁ・・・」と惚れ惚れしていると、やって来たのは、ネオユニヴァース牡馬。
帽子をかじろうとするので、母馬のそばに逃げると、意外とあっさりあきらめて、草を食べ始めました。
途中で一度、ウィーンとフレーメン。
小さい頃から比べると、ずいぶんたくましい顔つきになりました。。
「ただいま、成長期!」と言わんばかりの勢いで、またみんなと並んで、お食事タイム。
「なんだか、みんな大人びて、遊ばなくなったのかなぁ」と、しゃがんでじっとしていると・・・。
つかつかとやって来て、また帽子をかじかじ。
今度は上手に、私の頭から奪い取ると、「してやったり」の顔で、しばらく遊んでいました。
個性派ネオくんは、こうでなくてはいけません。
青空をバックに、絵になるオトコ。競馬場でも、そんな評判の馬になれるといいですね。
いつも元気なネオユニヴァース・ジュニアくん。
最近、ダンスインザダーク牝馬の母さんに、目の敵にされているようで、少し近付いただけでも、ご覧の勢いで追い回されています。
「ごめんなさーい!助けてぇ」と、口をパクパクさせながら、ひたすら逃げるネオ。
逃げ足だけは速く、絶対につかまりません。
今日のダンス母さんの勢いはすごくて、私もびっくりするほど、遠くまで追いかけていました。
「えーん、お母さーん。隣のおばさんに怒られちゃったよぉ!」と、自分の母を捜し、やり場のない気持ちをぶつけるネオ。
母に思いきり甘えた後、今度はディープインパクト牝馬のところへやって来て、「遊ぼうぜ!」とからんでいる最中・・・。
ドドドッという足音とブヒヒンという鳴き声が。
「あれ、あんたの母さんじゃないの?」「ほんとだ。何やってんだろ?」
我が仔を見失い、キョロキョロしながら走ってきたネオ母さん。
ネオくんに気が付くと、大急ぎで駆けつけ、毛づくろい。
「どこ行ってたの?探したんだから!」「ごめんなさーい」といったところでしょうか。
この親にして、この子あり・・・という言葉がぴったりな二頭です。
こちらは、今日も、霧雨模様。そろそろまぶしい太陽が恋しくなってきました。
「たまには、僕を主役にしてよ!」
と、やって来たのは、ネオユニヴァースの牡馬。
大きな目をくりくりさせて、とっても表情のある馬です。
すぐに人間に近付くので、”カメラを構える人”泣かせ。おまけに、かじり魔なので、たまりません。
注意をしていないと、服ではなく身をかじられてしまうので、いつも「うわー、君は来なくていいよぉ・・・」と叫んでいます。
「そんなこと言わないでさぁ。遊ぼう!」
彼から逃げるのは簡単。後ずさりしながら、手近なところにいるほかのお母さん馬の側に行けば、怒られると思い、うらめしそうに去っていきます。
「僕だっていつも誰かを追い回しているわけじゃ、ないんだからね!」
あきらめると、草を食べ始め、
ディープインパクトの牝馬に目もくれない時だって、もちろんあります。
最近は、付かず離れず我が仔を見守るようになった、ネオ母さん。
四日前に、ダイワメジャーの受胎が確認され、無事に”おめでた”となりました。
長旅のかいがあって、本当に良かったね。
「あー、かゆい」。そんなことは露知らず、あいかわらずマイペースなネオくんですが・・・。
今日は、ネオユニヴァース・ジュニアの母の種付けに行ってきました。
わんぱくネオくんにとっては、初めての長旅。
「どんな様子かな?」と、道すがら、馬運車の小窓から、後ろをのぞいてみると。
薄暗い車内で、立ったまま、じっとしている姿が、なんとか見えました。
安全運転で、片道二時間少々かけての小旅行。
いつも放牧地で、好きな時にパタンと寝ているネオ・ジュニアくんにとって、この二時間はさぞきつかったことでしょう。
三十分前に到着したので、車内で少し休憩した後、外に出され。準備をして、母仔とも種付け所へGO!
私は、二階の待合室から見学しようと、階段を上がって待ち構えていたのですが、ネオ親仔は、もう一ヵ所の種付けエリアに入っていき、結局出てくるまで、中の様子はさっぱり分かりませんでした。
戻った車内で様子を聞くと、いつもわんぱくなネオも、今日ばかりは疲れたのか、わりと聞き分けが良かったそうです。
ちなみにダイワメジャーは元気いっぱいだったとか。あとは無事に受胎してくれることを祈るばかり。
そして、ここからまた二時間かけて、今来た道を、牧場へ戻り・・・。
馬運車は、乗用車と違い、道路の凹凸に敏感なので、乗っているだけの私もさすがに疲れました。
四本足とはいえ、立ったまま揺られる仔馬は、どんなに大変だろう、と身をもって体験。
夕方、馬房をのぞくと、案の定、静かな寝息をたてている母仔二頭がいました。
「本当に、お疲れ様!」
今日は、ディープインパクト母仔、ネオユニヴァース母仔のいる放牧地に、ダンスインザダーク母仔を入れました。
あわてたのは、ネオ・ジュニアくんの母さん。
ディープ母仔とは、ずいぶん馴染んでいたのに、「またくせものが来た!」とばかりにキリキリ。
午前八時半、「そろそろ落ち着いたかな」とのぞきに行くと・・・。
ダンス親仔は、仲良く草を食べていて、ずっと離れたところにディープとネオが転がっていました。(お休み中)
芽吹き始めた大樹に見守られ、母親に見守られ、幸せそう。
ところが、先に起きたディープ母仔がダンス母仔に近付いていったから、さあ大変。
逃げるダンスちゃん母仔。
その先に、たまたまネオ・ジュニアくんたちがいたので、こちらも大あわて。
威嚇しながらも、反対方向に逃げ、追いかけてきていないか、確認中。
この三角関係は、いつまで続くでしょうか。
それにしても、ネオ母は、ちょっと神経質過ぎます。
子煩悩というのか何なのか、「人のふり見て我がふり直せ」と言いますが、「馬のふり見て我がふり直せ」だなぁ・・・と、時々思うのでした。




































