北の小さな牧場から、競走馬を目指す仔馬の成長を、写真と共に綴ります。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・03-18  ※瞬く間に
 ・03-13  ※細面と丸顔
 ・03-12  ※春の躍動
 ・03-11  ※広くて快適!
 ・03-10  ※ゴールドアリュールの牝馬、誕生

 今年の紅葉は、”10年に1度”の美しさといわれています。

牧場のモミジも、素晴らしい色に染まりました。

10・思い出・紅葉
 

緑の草のじゅうたんに、散りばめられた赤や黄色。

10・思い出・色鮮やかな葉
 

まさに、自然が作った芸術です。

そんな秋真っ盛りの牧場に、先日、関西から、素敵な”お届け物”がありました。

9月21日に、阪神競馬場で、500万下のレースを勝ち上がったエーシンウェンディの口取り写真。

10・思い出・ウェンディ口取り
 

ゴール前の写真。

10・思い出・ウェンディゴール前
 

その時の顔写真。

10・思い出・ウェンディ顔
 

そして、ウェンディの近況と共に、馬房にいる彼女の素顔も、見ることが出来ました。

10・思い出・ウェンディ便り
 

送ってくださったのは、ウェンディが所属する厩舎の方。

当ブログのことを知り、彼女の小さい頃の記事などをご覧になったとか。

「自分が持っているより・・・」との、温かい”お心づかい”に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

何より、ウェンディが、そんな温かい方に担当してもらっていることが、嬉しくてたまりません。

2010年3月26日生まれの父ネオユニヴァースの4歳牝馬。

10・思い出・ウェンディ誕生
 

小さい頃は、いたずら好きなお転婆娘でした。

10・思い出・ウェンディ当歳5月
 

よく、人間の手のひらなどを、ぺろぺろとなめていましたが、4歳になった今でも、その仕草を続けているそうです。

10・思い出・ウェンディ当歳5月なめる
 

きっと、担当の方を信頼しているのでしょう。

4年前や、3年前の画像ファイルから、次々と現れる、ウェンディの姿。

当歳の7月。

10・思い出・ウェンディ当歳7月
 

8月。

10・思い出・ウェンディ当歳8月離乳直前
 

11月。

10・思い出・ウェンディ当歳11月ミケ
 

1歳の3月。

10・思い出・ウェンディ1歳3月
 

9月。

10・思い出・ウェンディ1歳9月
 

そこで止まってしまった、私たちのウェンディの記録。

しかし、ウェンディは、その後も、着実に成長を続けていました。

岡山の育成牧場、栗東のトレーニングセンター。

たくさんの人に支えられ、2つめの勝利を手にすることが出来ました。

派手さはありませんが、こうして、地道に頑張っている馬たちがたくさんいます。

私たち生産者も、いつも、そうした人々への感謝の気持ちを忘れず、頑張っていこうと思います。


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 4月20日の阪神8レース・芝2000mで、生産馬トーホウスマートが、勝利!

4歳ネオユニヴァース牡馬。9ヵ月ぶりの2勝目で、今後の活躍が楽しみになってきました。

これは、4年前の4月。幼馴染みの白眉毛タキオンこと、サクセスカーチスと一緒に写った画像。

4・祝・スマート4年前
 

牧場では、さほど目立たなかったスマートですが、兄や姉も、皆、堅実に中央で結果を出しています。

そして、その半妹となる、父キングズベストの牝馬が、前日19日の午後8時半に、誕生しました。

予定日を13日過ぎ、大きな乳ヤニもついていたので、その日に産むだろうという予想はついていましたが、私は所用で外出中。

聞いたところによると、その頃、奥で火事が発生し、消防車の音で騒がしかった最中、馬房の中をぐるぐると動き始めたそうです。

「うるさいからイライラしているだけかな」と思って見守っていたところ、それが、結局陣痛だったらしく、なんと、立ったまま出産。

危ないので人間が受け止めながら、なんとか無事に誕生することが出来たそうです。

翌日の、キングズベスト牝馬。

4・祝・振り返り
 

一目見た瞬間、母馬が小さかった頃にそっくりで、思わず笑ってしまいました。

父よりも、母方の祖父チーフベアハートを思わせる、栗毛馬。

4・祝・アップ
 

リーダーが後ろから近付くと、小さな肢で尻っぱねするなど、何から何まで母に似ていて、苦笑したということでした。

4・祝・寝る体勢
 

1日目は、まだ寝たり起きたりだけで、あっという間に終わってしまいましたが・・・。

4・祝・寝る
 

パドックに出た今日は、新たな顔を見ることが出来ました。

4・祝・パドック
 

この母の仔は、どちらかといえば人見知りタイプが多いのに、彼女は、好奇心旺盛のイケイケタイプ。

4・祝・正面
 

自分から近付いてきて手を噛んだり、背中を掻いてあげると喜んだり。

母からすっかり離れて、歩いているのです。

4・祝・全身
 

今年、初めての栗毛馬。

4・祝・好奇心旺盛
 

なんだか、気になる存在になりそうです。

4・祝・キングズうとうと
 

さて、スマートと同じ日に中山でレースを終えた、半姉のトーホウプリンセス(父サクラバクシンオーの7歳牝馬)が、牧場に戻るという嬉しい知らせも入りました。

中央で4勝。調子の良い頃は、準オープンでも見ごたえのあるレースをしていた快速馬です。

すでにお母さんとなっている幼馴染みたちとの対面。

そして、6年ぶりの再会が、今から楽しみになってきました。


関連タグ : ネオユニヴァース, キングズベスト, サクラバクシンオー, チーフベアハート,

 7月14日、10時43分。

函館の陸上競技場のスタンドに立っていた私は、メールの着信音が鳴っていることに気が付きました。

受信トレイを開くと、そこには、「こんちには!!カーチス君勝利おめでとうございます(○´v`○)♥」の文字が!

「え!勝ったの?」

頭の中が、突然パッと明るくなりました。

急いで、リーダーに電話をして確認。

福島競馬場の2レース・芝1800mの3歳未勝利戦に、生産馬サクセスカーチスが勝ったのは、間違いありませんでした。

目の前で行われている小学生の陸上競技会に気をとられ、すっかり忘れていたカーチスのレース。

前日に、同じ福島の最終レースで、4歳ダイワメジャー牝馬のデイジーバローズが久々に好走し、流れが向いてきた感があったのですが、まさか7番人気で、勝利までつかむとは・・・・。

「ついに、やったー!」

昨年9月にデビューして、10戦目での初勝利。長い道のりでした。

特徴ある白斑。アグネスタキオン産駒の通称、白眉毛タキオンくん。

メールを送ってくださったのは、つい3日前に牧場見学に来られたばかりの女性でした。

レースが10時40分発走だったので、ゴール後すぐに送信してくださったものと思われ、

よく見ると「こんにちは」のはずが、「こんちには」となっていて、どんなに急いで送ってくださったかがわかりました。

その後も、このブログを通じて応援してくださっている方々から、ぽつぽつとお祝いメールが届き始め、そのたびに、とてもありがたく嬉しい気持ちになります。

そして、午後からの中京6レースでは、カーチスの幼馴染み、3歳ネオユニヴァース牡馬のトーホウスマートが、芝の2000m戦で初勝利!

こちらは2番人気と、ぞくぞくの緊張感で見守る中、直線で思わず絶叫の差し切り勝ち。

今まで勝機がありそうでなかった幼馴染み2頭の、同日ダブル勝利に、一気に気分が盛り上がりました。

幼馴染みということで、家に戻ってから、彼らのツーショットを探します。

当歳、4月。1月生まれのカーチスと2月生まれのスマートが合流して、初めて顔を合わせた頃のもの。

4・春・大接近
 

栗毛のネオくんと白眉毛のタキオンくん。ネオくんの方が控えめな馬でした。

4・霧雨・ネオ&タキオン2
 

5月。タンポポの花咲く頃。

7・祝・当歳5月カーチス&スマート
 

当歳の12月。離乳の山を越え、精悍な顔つきとなった2頭。

7・祝・当歳12月カーチス&スマート
 

1歳の元旦。仲良しグループ。

7・祝・1歳元旦カーチスほか4頭
 

真っ白な雪に覆われた大寒の頃。

1・大寒・ネオ&タキ
 

そして、9月。牧場を巣立つ前のカーチスと、

9・1歳・素顔のタキ
 

スマート。

9・ネオ・馬運車へ
 

同日初勝利という不思議な縁でつながる2頭は、今後、芝の中距離という共通点で、顔を合わせる機会があるかもしれません。

まだ勝負は始まったばかり。それぞれが、少しでも上のステップへ進み、ベストな状態でレースが出来るよう、さらに見守っていきたいと思います。


関連タグ : アグネスタキオン, ネオユニヴァース, ダイワメジャー,

土曜日の阪神1レースで、前走2着の3歳馬ルーシーブライドが初勝利をあげました。 

当歳の11月中旬から1歳の9月まで、10ヵ月少々預かった父ブライアンズタイムの育成馬。

2年前の3月は、すっかり雪の解けた放牧地で、元気に遊んでいました。

3・祝・ルーシー1歳3月顔
 

2月生まれで、その頃の牝馬グループの中では一番お姉さん。

3・祝・ルーシー1歳ウェンディと
 

手前の栗毛馬が、先に勝ち上がった父ネオユニヴァースのエーシンウェンディです。

勝ったレースの距離が違いますが、牝馬どうし、いつか顔を合わせる時が来るかもしれません。

3・祝・ルーシー1歳3月仲間と
 

さて、育成馬勝利で晴れやかな気分の牧場に、また新しい命が誕生しました。

その日の午前11時半、あまりに寒風が吹き荒れるので、予定日を翌日に控えた馬だけを馬房に入れると・・・。

しばらくして破水。

正午過ぎに、父エンパイアメーカーの牡馬が誕生しました。

3・祝・エンパイア誕生
 

母は、ベテランの6産目。大きな乳ヤニはついていたものの、前掻きひとつせず、汗もかかずのあっさり出産。

まるで馬房に入れてくれるのを待っていたかのようなスピード出産で、「危なく外で生まれるところだった」と胸をなで下ろしました。

真っ黒な仔。左の後ろに、わずかばかり白いところがあり、蹄も白いのが特徴。

3・祝・エンパイア誕生2
 

ぐったりと横たわっていた母が頭を起こすと、顔を近付け、ぺろぺろと舌を出していました。

3・祝・黒鹿毛
 

立とうとして、徐々に動き始めた仔馬。

自分の視界から消えてしまった時に、あわてて「ブブブブ」と呼んでいたお母さんが印象的でした。

どんなにベテランといえども、我が仔への愛情は変わりません。

3・祝・母と仔
 

立ったのは、午後1時。

3・祝・エン立つ
 

観察するために小さく開けていた扉から出て来そうになり、こちらが慌てます。

まだ濡れた体は暖かく、近くで見ると、大きめに感じました。

午後1時半。昼休みを終えて厩舎に戻ってきたスタッフもびっくり!

頼もしい仲間が増え、一段とにぎやかになって来た牧場です。


関連タグ : ブライアンズタイム, ネオユニヴァース, エンパイアメーカー,

土曜日の小倉2レースで、3歳ネオユニヴァース牝馬エーシンウェンディが初勝利。 

今年の生産馬2勝目となりました。

これまで6戦で2着2回という成績。

勝てる気配がしてきていたので、ここで勝利をあげることが出来、ホッと一安心でした。

それでももちろん、最後の直線は、大絶叫!

ひとつ勝つことは大変なので、馬には聞こえるはずのない大声で、とにかく応援するしかありませんでした。

朝見た新聞。厩舎スタッフさんのコメントに、「気で走る馬」とあり、昔が懐かしくなったものです。

昔といっても、生まれたのは3年前の3月26日。

きれいな栗毛の女の仔。

勝・ウェンディ誕生2010年3月
 

流星も美しく、あどけない顔が絵になる仔でした。

勝・ウェンディ生後9日目2010年4月
 

成長と共に、ちょっぴりお転婆で、自分をしっかり持っている馬であることがわかってきます。

同じ頃生まれたディープインパクト牡馬、サクセスカサノヴァが最初の友達。

いたずら好きなネオちゃんは、男の仔顔負けのパフォーマンスを次々と展開していきました。

勝・ウェンディ2010年5月
 

離乳してから仲間となったのは、主に別の牧場で生まれた牝馬たちでした。

勝・ウェンディ当歳12月
 

その中でも、結構強気で威張っていたのがネオちゃんこと、エーシンウェンディ。

「気で走る馬」が、今さらながら、うなずけるのです。

それでも、人間にはとても友好的。愛らしい仔でした。

先日、社台スタリオンで見てきた、父馬、ネオユニヴァース

勝・ウェンディ父ネオユニ展示会で
 

彼の個性を受け継いでいるのでしょうか。

3年前は500万円だった種付け料が、毎年100万円ずつ下がり、今年は、200万円。

種付け頭数も、年々少なくなってきてはいますが、まだまだ頑張っています。

現在牧場にいる半妹は、父親がシンボリクリスエス

勝・ハービンとクリス
 

彼女は、ネオちゃんよりはるかに強気で、威張りん坊。

大柄なので、歩幅を生かし、走ってもすぐ先頭に躍り出てきます。

勝・妹クリスと仲間
 

彼女も、2年先には、きっと勝利をつかんでいることでしょう。

さて、牧場では、今日の未明に、今年の第一号が誕生。

急に活気づいてきました。

また新たな仔馬たちの物語が始まっていきます。


関連タグ : ネオユニヴァース, シンボリクリスエス, ディープインパクト,