今日は、午後から晴れました。涼しい風が吹いて、快適度もアップ。
離乳して二週間が経過した、早生まれ組は、太陽の下で、ゆったりと草を食んでいました。
一頭の仔馬が、草の上にコロン。
考えてみれば、離乳してから、放牧地で寝ている姿を見るのは、これが初めてです。
「やっと、リラックスできるようになったんだね・・・」
近くに、今までのように母馬の姿はなく、なんだか寂しげな背中。
いえ、悲しみを乗り越えた、力強い背中にも見えます。
つられるように、周りの仔馬たちも、コロン、コロン。
母は見守ってなくても、大きな北の大地が、彼らをゆったりと包んでくれています。
しばらくして、目を覚ました仔馬たち。
以前より、すっかり仲良しになったこの二頭は、この先一年間も、ずっと”友達”でしょう。
雨の日も、風の日も、励まし合って、強い体をつくっていく、かけがえのない仲間。
私の心も、やっと晴れてきました。
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快晴の朝、離乳四日目の早生まれ仔馬たちは、放牧地へ出ました。
昨日まで狭い所に放れていたので、最初は走り回りましたが、一段落すると、青草をムシャムシャ。
どうやら、皆、落ち着いたようです。
人間の姿を見て、寄って来たジャングルポケット牝馬。
顔をなでても、以前と変わらない様子に戻り、一安心しました。
これからは、同期の仲間と一緒。
晴れの日も、雨の日も、雪の日も、共に過ごすことになります。
今まで、母としていたグルーミングも、いつの間にか、仔馬たち同士で。
馬の中でのルールは、母からしっかり教わった模様です。
人間とのコミュニケーションも、これからもっと学んでいかなければなりません。
みんなから離れて、反対の牧柵に、歩いていったジャンポケちゃん。
視線の先には、先日まで、母と放れていた放牧地と、遅生まれ組親仔の姿がありました。
何かを思い出しているのでしょうか。
今日は、いななきもせず、やがて、またみんなのところへ戻っていきました。
朝晩、かなり冷え込んできました。もう秋の入り口に来ています。
離乳三日目を迎えた、早生まれの仔馬たち。
牡馬の方が、少しゆとりが出てきて、じゃれあうようになりました。
生後6ヵ月。離乳するには十分な時間が経過していたので、心も強く成長していたのでしょう。
牝馬たちは、まだあきらめきれない様子で、パドックをうろうろ。
遠くの放牧地で、遅生まれ組の親仔馬たちが駆ける音に、聞き耳を立て、
自分の母ではないかと、じっとみつめていました。
母馬たちは、久々の晴天に、心もカラッと晴れたのか、放牧地でお食事中。
初めての試練を経験したお母さんも、ほかの母たちと一緒に青草を食べていました。
仔馬をすっかり忘れたわけではないのでしょうが、お腹の中には、新しい命も宿っています。
しっかり栄養をとり、来春に備えなければなりません。
午後、再びパドックをのぞいてみると、牝馬たちも、少しゆとりが出てきていました。
それでも、二頭で寄り添って、お互いに磁石のように離れません。
母のぬくもりを求め、自然と体がくっついてしまうのでしょうか。
よく見ると、牡馬たちも、ぴったりと顔を寄せ合い、乾草を食べていました。
いよいよ、これから、仲間たちとの新しい生活がスタートするのです。
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「少しでも、親仔の時間を長くとってあげたい」という私の思いとは裏腹に、
昼過ぎ、無情の雨が降ってきました。
早生まれ組の”離乳”が、数時間繰り上がりです。
午後二時、集牧。
仔馬は、最近使っていた離れの厩舎に入り、母馬だけが、繁殖馬厩舎に連れていかれました。
「どうして?お母さんは?」
仔馬たちの戸惑いのいななきが、一斉に始まり、
ほどなく、母馬たちの低いいななきも、厩舎中に響き渡りました。
ジャングルポケット牝馬は、雨に濡れた体を震わせながら、一時も休まず、母を呼び続け、ぐるぐる、ぐるぐる。
裏戸に近付いた私を、母かとのぞきこむ、お隣の牝馬。
そして、歩き回る牡馬。
緊張した顔で、立ちすくむ、Mr.Greeley牡馬。
どの馬も、必死で母を探そうとしています。
繁殖馬厩舎では、裏戸から顔を出して、声の聞こえる方に、一生懸命、応えようとしている母たちの姿がありました。
初仔だったMr.Greely牡馬のお母さんは、雨に濡れた顔が、涙を浮かべているように見えます。
ジャンポケ母さんは、四産目。もう、この時を知っていたのか、すぐに落ち着いて、静かにたたずんでいました。
仲間たちの大音量のどよめきに、きょとんとしていたのが、遅生まれ組の仔馬たち。
ディープインパクト牝馬は、やがて、わが身も同じ時がやってくることなど、露知らず。
賢いお母さんは、昨年、一度”離乳”を経験しているので、もしかすると、何かを感じたかもしれません。
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今日の午後、”離乳”の早生まれ組。
午前中のうちに、最後の母仔の姿を写真におさめようと、放牧地に向かいました。
すると、どうでしょう・・・。
ジャングルポケット牝馬は、お母さんとグルーミング。
お隣の親仔は、ぺったり、くっついたり、
甘えたり。
こんな姿は、きっと今までも見られたのでしょうが、写真を撮っている私が”離乳”を意識しているので、やけにジンと来てしまいました。
1月生まれの最年長お姉さま、ジャングルポケット牝馬は、もう生後6ヵ月。
こんなに大きくなっても、親仔の絆は、しっかりと結ばれています。
今度は、母馬が、我が仔の首に、自分の頭をすりすり。
かゆい時に、こんな裏技で、体をかいていたとは、ちょっと驚きでした。
「もう、母さんったら!」とでも言いながら、本当の母親なので、かみつきもせず。
顔を寄せ合ったところで、もう一枚。
これが、正真正銘、この親仔の最後のツーショット写真。
心の中で、そうつぶやきながら、草を食べるために、動き出した馬たちを、じっと見送りました。





































