7月14日、10時43分。
函館の陸上競技場のスタンドに立っていた私は、メールの着信音が鳴っていることに気が付きました。
受信トレイを開くと、そこには、「こんちには!!カーチス君勝利おめでとうございます(○´v`○)♥」の文字が!
「え!勝ったの?」
頭の中が、突然パッと明るくなりました。
急いで、リーダーに電話をして確認。
福島競馬場の2レース・芝1800mの3歳未勝利戦に、生産馬サクセスカーチスが勝ったのは、間違いありませんでした。
目の前で行われている小学生の陸上競技会に気をとられ、すっかり忘れていたカーチスのレース。
前日に、同じ福島の最終レースで、4歳ダイワメジャー牝馬のデイジーバローズが久々に好走し、流れが向いてきた感があったのですが、まさか7番人気で、勝利までつかむとは・・・・。
「ついに、やったー!」
昨年9月にデビューして、10戦目での初勝利。長い道のりでした。
特徴ある白斑。アグネスタキオン産駒の通称、白眉毛タキオンくん。
メールを送ってくださったのは、つい3日前に牧場見学に来られたばかりの女性でした。
レースが10時40分発走だったので、ゴール後すぐに送信してくださったものと思われ、
よく見ると「こんにちは」のはずが、「こんちには」となっていて、どんなに急いで送ってくださったかがわかりました。
その後も、このブログを通じて応援してくださっている方々から、ぽつぽつとお祝いメールが届き始め、そのたびに、とてもありがたく嬉しい気持ちになります。
そして、午後からの中京6レースでは、カーチスの幼馴染み、3歳ネオユニヴァース牡馬のトーホウスマートが、芝の2000m戦で初勝利!
こちらは2番人気と、ぞくぞくの緊張感で見守る中、直線で思わず絶叫の差し切り勝ち。
今まで勝機がありそうでなかった幼馴染み2頭の、同日ダブル勝利に、一気に気分が盛り上がりました。
幼馴染みということで、家に戻ってから、彼らのツーショットを探します。
当歳、4月。1月生まれのカーチスと2月生まれのスマートが合流して、初めて顔を合わせた頃のもの。
栗毛のネオくんと白眉毛のタキオンくん。ネオくんの方が控えめな馬でした。
5月。タンポポの花咲く頃。
当歳の12月。離乳の山を越え、精悍な顔つきとなった2頭。
1歳の元旦。仲良しグループ。
真っ白な雪に覆われた大寒の頃。
そして、9月。牧場を巣立つ前のカーチスと、
スマート。
同日初勝利という不思議な縁でつながる2頭は、今後、芝の中距離という共通点で、顔を合わせる機会があるかもしれません。
まだ勝負は始まったばかり。それぞれが、少しでも上のステップへ進み、ベストな状態でレースが出来るよう、さらに見守っていきたいと思います。
函館の陸上競技場のスタンドに立っていた私は、メールの着信音が鳴っていることに気が付きました。
受信トレイを開くと、そこには、「こんちには!!カーチス君勝利おめでとうございます(○´v`○)♥」の文字が!
「え!勝ったの?」
頭の中が、突然パッと明るくなりました。
急いで、リーダーに電話をして確認。
福島競馬場の2レース・芝1800mの3歳未勝利戦に、生産馬サクセスカーチスが勝ったのは、間違いありませんでした。
目の前で行われている小学生の陸上競技会に気をとられ、すっかり忘れていたカーチスのレース。
前日に、同じ福島の最終レースで、4歳ダイワメジャー牝馬のデイジーバローズが久々に好走し、流れが向いてきた感があったのですが、まさか7番人気で、勝利までつかむとは・・・・。
「ついに、やったー!」
昨年9月にデビューして、10戦目での初勝利。長い道のりでした。
特徴ある白斑。アグネスタキオン産駒の通称、白眉毛タキオンくん。
メールを送ってくださったのは、つい3日前に牧場見学に来られたばかりの女性でした。
レースが10時40分発走だったので、ゴール後すぐに送信してくださったものと思われ、
よく見ると「こんにちは」のはずが、「こんちには」となっていて、どんなに急いで送ってくださったかがわかりました。
その後も、このブログを通じて応援してくださっている方々から、ぽつぽつとお祝いメールが届き始め、そのたびに、とてもありがたく嬉しい気持ちになります。
そして、午後からの中京6レースでは、カーチスの幼馴染み、3歳ネオユニヴァース牡馬のトーホウスマートが、芝の2000m戦で初勝利!
こちらは2番人気と、ぞくぞくの緊張感で見守る中、直線で思わず絶叫の差し切り勝ち。
今まで勝機がありそうでなかった幼馴染み2頭の、同日ダブル勝利に、一気に気分が盛り上がりました。
幼馴染みということで、家に戻ってから、彼らのツーショットを探します。
当歳、4月。1月生まれのカーチスと2月生まれのスマートが合流して、初めて顔を合わせた頃のもの。
栗毛のネオくんと白眉毛のタキオンくん。ネオくんの方が控えめな馬でした。
5月。タンポポの花咲く頃。
当歳の12月。離乳の山を越え、精悍な顔つきとなった2頭。
1歳の元旦。仲良しグループ。
真っ白な雪に覆われた大寒の頃。
そして、9月。牧場を巣立つ前のカーチスと、
スマート。
同日初勝利という不思議な縁でつながる2頭は、今後、芝の中距離という共通点で、顔を合わせる機会があるかもしれません。
まだ勝負は始まったばかり。それぞれが、少しでも上のステップへ進み、ベストな状態でレースが出来るよう、さらに見守っていきたいと思います。
朝霧のかかった大地に、明るい太陽の光。今朝は、美しい朝でした。
晴れていく霧の中で、合流3日目の繁殖牝馬のグループも、揃って食事中。こちらまですがすがしい気分になります。
さて、今朝は、ディープスカイ牡馬の出発。
4月から、6ヵ月半を過ごしました。
残っている友達2頭は、放牧地の奥で遊んでいたため気付かず、見送ってくれたのは、来たばかりのディープインパクト当歳牡馬。
2日目からパドック放牧を始め、6日目となる今日は、もう慣れたもの。
とても人懐こく、べたべた触っても動じない、愛嬌者のディープくんです。
いつまでも遊んでいたいところですが、今日は、育成牧場にいる1歳馬の撮影を頼まれていたため、スカイの馬運車に飛び乗ります。
動き出した馬運車の窓から、当歳3月生まれグループの4頭が、楽しそうに遊んでいるのが見えました。
遊ぶのを中断し、走り去る馬運車を振り返るディープたち。
成長を続ける当歳馬は、どの仔もとても楽しみな存在です。
片道1時間半の道のりを経て、到着した育成牧場には、これまでに何頭もの馬たちが運ばれてきました。
全部の馬たちをのぞいてみたいところながら、昼休み前でもあり、忙しそうなので、我慢。
今日は、1歳シンボリクリスエス牡馬の撮影が目的だったため、それをまず果たそうとしますが、あいにく太陽が雲に隠され、それも出来ずにいると・・・・。
4歳ディープインパクト牝馬、サクセスシルエットに会うことが出来ました。
競馬場では、どうしても入れ込み、体を細くしてしまいます。到着時は390㎏。
あの小さい頃の快活な少女時代を知っているだけに、憂いをおびた今の顔が寂しげに映ります。
「もうひと花」という願いは、私も一緒。弾ける姿を頭に描き、勝利の夢を再び追いかけます。
2歳アグネスタキオン牡馬にも会えました。シルエットの半弟は、来月の移動を目指し、調整中。
そして、やっと大きな雲が動き、太陽がまぶしく光り出したので、クリスくんの撮影準備開始。
運動を始め、体が締まってきたクリス。乗り出してからの評判は良く、楽しみな馬。
大らかで、いたずらもする性格がまた、スタッフさんにも人気とか。
兄を超える活躍を期待し、これからも見守っていきます。
雲が出てきて、撮影終了。
最後に、3頭の1歳ディープインパクト牝馬に会ってきました。
食事を中断され、怒り気味の2月生まれディープは、早くも上々の評判。
3月生まれディープは、さく癖バンドをつけていたので撮影しませんでしたが、覚えてくれているようでした。
4月生まれディープ。彼女も、一瞬「あれ?」という顔をして、嬉しそうに身を乗り出します。
新しい場所で頑張っている生産馬たちの姿に、元気をもらった牧場訪問でした。
晴れていく霧の中で、合流3日目の繁殖牝馬のグループも、揃って食事中。こちらまですがすがしい気分になります。
さて、今朝は、ディープスカイ牡馬の出発。
4月から、6ヵ月半を過ごしました。
残っている友達2頭は、放牧地の奥で遊んでいたため気付かず、見送ってくれたのは、来たばかりのディープインパクト当歳牡馬。
2日目からパドック放牧を始め、6日目となる今日は、もう慣れたもの。
とても人懐こく、べたべた触っても動じない、愛嬌者のディープくんです。
いつまでも遊んでいたいところですが、今日は、育成牧場にいる1歳馬の撮影を頼まれていたため、スカイの馬運車に飛び乗ります。
動き出した馬運車の窓から、当歳3月生まれグループの4頭が、楽しそうに遊んでいるのが見えました。
遊ぶのを中断し、走り去る馬運車を振り返るディープたち。
成長を続ける当歳馬は、どの仔もとても楽しみな存在です。
片道1時間半の道のりを経て、到着した育成牧場には、これまでに何頭もの馬たちが運ばれてきました。
全部の馬たちをのぞいてみたいところながら、昼休み前でもあり、忙しそうなので、我慢。
今日は、1歳シンボリクリスエス牡馬の撮影が目的だったため、それをまず果たそうとしますが、あいにく太陽が雲に隠され、それも出来ずにいると・・・・。
4歳ディープインパクト牝馬、サクセスシルエットに会うことが出来ました。
競馬場では、どうしても入れ込み、体を細くしてしまいます。到着時は390㎏。
あの小さい頃の快活な少女時代を知っているだけに、憂いをおびた今の顔が寂しげに映ります。
「もうひと花」という願いは、私も一緒。弾ける姿を頭に描き、勝利の夢を再び追いかけます。
2歳アグネスタキオン牡馬にも会えました。シルエットの半弟は、来月の移動を目指し、調整中。
そして、やっと大きな雲が動き、太陽がまぶしく光り出したので、クリスくんの撮影準備開始。
運動を始め、体が締まってきたクリス。乗り出してからの評判は良く、楽しみな馬。
大らかで、いたずらもする性格がまた、スタッフさんにも人気とか。
兄を超える活躍を期待し、これからも見守っていきます。
雲が出てきて、撮影終了。
最後に、3頭の1歳ディープインパクト牝馬に会ってきました。
食事を中断され、怒り気味の2月生まれディープは、早くも上々の評判。
3月生まれディープは、さく癖バンドをつけていたので撮影しませんでしたが、覚えてくれているようでした。
4月生まれディープ。彼女も、一瞬「あれ?」という顔をして、嬉しそうに身を乗り出します。
新しい場所で頑張っている生産馬たちの姿に、元気をもらった牧場訪問でした。
今日、来春母となる馬たちを、出産予定日が近い者どうしで、組み替えました。
この黒鹿毛の馬は、生産した、5歳アグネスタキオン牝馬のルクールダンジェ。
今年の3月に競走馬を引退し、一時的に戻っていましたが、種付けシーズン中は、近くの牧場でお世話になっていました。
無事に受胎が確認された9月に、改めての帰郷。
そして、出産予定日が遅いこのグループに、もう1頭の相棒と共に、加わることになったのです。
さあ、馬たちには、特有の初対面の儀式があり、「どうなることやら」と気をもんで見ていると・・・。
まずやって来たのは、今年キングカメハメハ牡馬を産んだ、6歳アグネスタキオン産駒のお母さん。
同じ父の匂いがするのかと見守りますが、どうやら互いに相手の出方を伺っている様子。
3頭でかたまっているのは、先に一緒に放れていた仲間で、彼女たちには、もう完全に仲間意識が芽生えているのです。
「なんだか気難しそうな方たちね・・・」 そう思っているのでしょうか。
柵の向こうから、身を乗り出してきたのは、やはり来春母となる、幼馴染みの5歳サクラバクシンオー産駒、サクセスゴーランド。
彼女と一緒に放れていたなら、あるいは、昔の記憶がよみがえっていたかもと思いをめぐらせますが、あいにく予定日が離れていて、同じグループになれませんでした。
そればかりか、あの頃幼馴染みだった他の牝馬たちのお母さん2頭と一緒に放れることになったのです。
相棒の4歳牝馬は、気が弱いとみえ、はるか遠くで、草を食べているし、
ひとり、3頭の馬と関わろうとするルクールは、プライドが高く、リーダーになりたい意志を表しているようでした。
「そうはさせないわよ!」
今年キングカメハメハ牝馬を産んだお母さん。彼女は、周りでちゃかちゃかと騒ぐタイプ。
すでに出産を経験している母馬たちの圧力はじわじわ。
少し敬遠気味のルクールに対し、にじり寄る感じで、にらみをきかせています。
「なかなか手強いわね」
飛び出してきた馬と再び、あいさつ。
しかし、しばらくにらみあった後、ヒヒンという甲高い声と共に、お尻を突き出して、ぶつかり合い。
馬たちはルールをわかっていて、余程のことがない限り、怪我をすることはありませんが、気をもんで見ている私の横を、その時突然走り抜けた者がありました。
驚いたことに、さっきまで、遠くで草を食べていて、こちらのにらみ合いにまったく無関心を装っていた、ルクールの相棒牝馬。
彼女が、友達の悲鳴を聞いて、駆けつけてきたのです。
これには、感動しました。彼女は、やはり3月に繁殖にあがり、これまでルクールと共に過ごしてきた馬。
気が弱いのに、勇気を振り絞って、友達を助けに来た、その優しさに、グッときました。
今年、ゼンノロブロイ牝馬を産んだお母さん。彼女の威嚇スタイルは、もっぱら前肢を高く上げるもの。
普段、おとなしい母馬たちも、初対面の相手には、とにかく厳しいのです。
幸い、馬たちの試練は、長くても2日程度。
互いのことを理解し始めると、すぐに一団の群れになっていきます。
この後、皆が無事に過ごし、元気な仔馬を産んでくれること。
それが私たちの一番の願いであり、喜びです。
この黒鹿毛の馬は、生産した、5歳アグネスタキオン牝馬のルクールダンジェ。
今年の3月に競走馬を引退し、一時的に戻っていましたが、種付けシーズン中は、近くの牧場でお世話になっていました。
無事に受胎が確認された9月に、改めての帰郷。
そして、出産予定日が遅いこのグループに、もう1頭の相棒と共に、加わることになったのです。
さあ、馬たちには、特有の初対面の儀式があり、「どうなることやら」と気をもんで見ていると・・・。
まずやって来たのは、今年キングカメハメハ牡馬を産んだ、6歳アグネスタキオン産駒のお母さん。
同じ父の匂いがするのかと見守りますが、どうやら互いに相手の出方を伺っている様子。
3頭でかたまっているのは、先に一緒に放れていた仲間で、彼女たちには、もう完全に仲間意識が芽生えているのです。
「なんだか気難しそうな方たちね・・・」 そう思っているのでしょうか。
柵の向こうから、身を乗り出してきたのは、やはり来春母となる、幼馴染みの5歳サクラバクシンオー産駒、サクセスゴーランド。
彼女と一緒に放れていたなら、あるいは、昔の記憶がよみがえっていたかもと思いをめぐらせますが、あいにく予定日が離れていて、同じグループになれませんでした。
そればかりか、あの頃幼馴染みだった他の牝馬たちのお母さん2頭と一緒に放れることになったのです。
相棒の4歳牝馬は、気が弱いとみえ、はるか遠くで、草を食べているし、
ひとり、3頭の馬と関わろうとするルクールは、プライドが高く、リーダーになりたい意志を表しているようでした。
「そうはさせないわよ!」
今年キングカメハメハ牝馬を産んだお母さん。彼女は、周りでちゃかちゃかと騒ぐタイプ。
すでに出産を経験している母馬たちの圧力はじわじわ。
少し敬遠気味のルクールに対し、にじり寄る感じで、にらみをきかせています。
「なかなか手強いわね」
飛び出してきた馬と再び、あいさつ。
しかし、しばらくにらみあった後、ヒヒンという甲高い声と共に、お尻を突き出して、ぶつかり合い。
馬たちはルールをわかっていて、余程のことがない限り、怪我をすることはありませんが、気をもんで見ている私の横を、その時突然走り抜けた者がありました。
驚いたことに、さっきまで、遠くで草を食べていて、こちらのにらみ合いにまったく無関心を装っていた、ルクールの相棒牝馬。
彼女が、友達の悲鳴を聞いて、駆けつけてきたのです。
これには、感動しました。彼女は、やはり3月に繁殖にあがり、これまでルクールと共に過ごしてきた馬。
気が弱いのに、勇気を振り絞って、友達を助けに来た、その優しさに、グッときました。
今年、ゼンノロブロイ牝馬を産んだお母さん。彼女の威嚇スタイルは、もっぱら前肢を高く上げるもの。
普段、おとなしい母馬たちも、初対面の相手には、とにかく厳しいのです。
幸い、馬たちの試練は、長くても2日程度。
互いのことを理解し始めると、すぐに一団の群れになっていきます。
この後、皆が無事に過ごし、元気な仔馬を産んでくれること。
それが私たちの一番の願いであり、喜びです。
昨日、小雨降る中、育成牧場を訪ねました。
急きょ決めたため、到着は午前のぎりぎりの時間となってしまいましたが、厩舎に行くと、ディープインパクト牡馬がちょうど騎乗中とのこと。
「あ、あれだな!」額の星に見覚えあり。雨にも負けず運動する姿を、とらえることが出来ました。
一昨年、唯一生産したディープインパクト産駒。
おっとりした優しい顔が特徴の彼は、育成牧場での評判が良く、周囲の期待も高まっています。
洗い場で、馬装をといてもらいながらも、カメラ目線。
オレンジ色のかっぱを着ている私が目立つからか、それとも、いつもカメラをかかえて彼を追い回していた私を覚えているのか・・・。
できれば後者であってほしいと願いながら、視線を送り続けます。
「ほんとに立派になったものだなぁ・・・・」
牧場にいる当歳馬や1歳馬と比べると、さすがに2歳馬はビッグサイズ。
左後一白。秋、関東でのデビューを目指して、調整を続けています。
そして、厩舎に戻ると、同期のアグネスタキオン牡馬に会うことが出来ました。
彼は、来月の下旬あたりにも関西に向けて出発予定。
やはり左後一白。半兄と同じ厩舎に入ります。
その半兄、父ディープインパクトの3歳サクセスフェイトは、なんと弟の二つ隣の馬房で、食事中でした。
特別に、扉を開けさせてもらって、撮影。
彼は、デビュー戦快勝後、中1週でレースに挑み敗戦。
休養にやってきたこちらの育成牧場で、またぐんと良くなり、最近見に来られた調教師さんも笑顔で帰られたそうです。
「良かったね・・・・」
デビューまで長い道のりでした。関東、関西、九州と色々なところでお世話になっていて、この育成牧場で、さて何軒目になるのでしょうか。
次のレースまで、ゆっくり調整が続くことになるでしょう。
そして、同じくディープインパクト産駒の3歳牝馬サクセスセレーネは、牝馬の厩舎で、食事中。
函館から来た当初は400㎏台しかなかった体が、430㎏台まで回復。
こちらは、早ければ札幌の最後辺りで走ることを目標に、調教を始めたそうです。
競馬場のパドックで見せる顔とは大違い。
穏やかな顔をして、ごとごと音をたてながら、飼い葉桶に顔をうずめていました。
涼しい北海道で夏を越し、また元気に競馬場で駆けてくれることを祈ります。
久々に出会えた懐かしい馬たち。
いつまでもそこにいたい気分を振り切り、私は帰路につきました。
急きょ決めたため、到着は午前のぎりぎりの時間となってしまいましたが、厩舎に行くと、ディープインパクト牡馬がちょうど騎乗中とのこと。
「あ、あれだな!」額の星に見覚えあり。雨にも負けず運動する姿を、とらえることが出来ました。
一昨年、唯一生産したディープインパクト産駒。
おっとりした優しい顔が特徴の彼は、育成牧場での評判が良く、周囲の期待も高まっています。
洗い場で、馬装をといてもらいながらも、カメラ目線。
オレンジ色のかっぱを着ている私が目立つからか、それとも、いつもカメラをかかえて彼を追い回していた私を覚えているのか・・・。
できれば後者であってほしいと願いながら、視線を送り続けます。
「ほんとに立派になったものだなぁ・・・・」
牧場にいる当歳馬や1歳馬と比べると、さすがに2歳馬はビッグサイズ。
左後一白。秋、関東でのデビューを目指して、調整を続けています。
そして、厩舎に戻ると、同期のアグネスタキオン牡馬に会うことが出来ました。
彼は、来月の下旬あたりにも関西に向けて出発予定。
やはり左後一白。半兄と同じ厩舎に入ります。
その半兄、父ディープインパクトの3歳サクセスフェイトは、なんと弟の二つ隣の馬房で、食事中でした。
特別に、扉を開けさせてもらって、撮影。
彼は、デビュー戦快勝後、中1週でレースに挑み敗戦。
休養にやってきたこちらの育成牧場で、またぐんと良くなり、最近見に来られた調教師さんも笑顔で帰られたそうです。
「良かったね・・・・」
デビューまで長い道のりでした。関東、関西、九州と色々なところでお世話になっていて、この育成牧場で、さて何軒目になるのでしょうか。
次のレースまで、ゆっくり調整が続くことになるでしょう。
そして、同じくディープインパクト産駒の3歳牝馬サクセスセレーネは、牝馬の厩舎で、食事中。
函館から来た当初は400㎏台しかなかった体が、430㎏台まで回復。
こちらは、早ければ札幌の最後辺りで走ることを目標に、調教を始めたそうです。
競馬場のパドックで見せる顔とは大違い。
穏やかな顔をして、ごとごと音をたてながら、飼い葉桶に顔をうずめていました。
涼しい北海道で夏を越し、また元気に競馬場で駆けてくれることを祈ります。
久々に出会えた懐かしい馬たち。
いつまでもそこにいたい気分を振り切り、私は帰路につきました。
”近々移動”の報を受け、木曜日に、育成牧場にいる2歳馬、そして休養中だった4歳牝馬、サクセスシルエットに会いに行ってきました。
着いて早々、アグネスタキオン2歳牡馬の屋内馬場調教を見学に行きます。
すでに産地馬体検査を受け、馬名登録済みのタキオンくん。
そう、目の上の白い星が最大の特徴である、通称、”白眉毛タキオン”。
しばらく会っていませんでしたが、1月生まれのため、体もダイナミック。
動きも目を見張るものがあると、評判です。
他馬と合わせると、どこまでも走ってしまうということで、この時は、単走で周回を重ねていました。
リーダーも、以前見た時より、さらにパワーアップしていると、絶賛。
函館もしくは札幌でのデビューが検討されているようです。
冷たい風の中も、びっしょりの汗をかき、まだまだ元気いっぱい。
屋内馬場を出て、ダウンをしている時に、撮った姿。
後ろに咲いているのは、スモモの花でしょうか。
白い花をバックに、ますます気高く、力強く見えるタキオンくん。
競馬場に行っても、自分の力が最大限に出せるよう、祈っています。
馬装を解く前に、姿が消えたので探していると、発見しました!
青い草がいっぱい生えたリラックスゾーンで、ちょっと一息。
スタッフさんの優しい気遣いでしょうか。
あふれるほどの草を口に頬張り、ムシャムシャやっているタキオンを、ほほえましく見ていると、今度は、下の厩舎から、ディープインパクト4歳牝馬、サクセスシルエットが登場。
大慌てで、写真を撮りに行きます。
「うーん」 しばらく会ってなかったのですが、思わずうなるほど、大きく成長していました。
顔も、ほりが深くなり、すっかり古馬の貫録です。
昔の愛らしい女の仔が、素敵な女性になって現れた・・・・という感覚でしょうか。
表情も落ち着いて、毛艶も良く、ここへ戻って来た時から比べると、ずいぶん変わった印象でした。
競馬場へ行っても、この成長分を生かし、大きく羽ばたいてくれますように・・・・。
彼女が休養に入ってから、共に戦ってきた相手たちにも、色々な変化がありました。
オープンで、ばりばり走っている馬。ダートに転向して、1600万クラスで活躍している馬。
秋華賞に出走し、期待されながらも、この冬、急死してしまった馬。
さまざまな馬たちの生きざまを横目に、遠く北の大地で、静かに充電していた彼女は、今、再び次の扉を開けます。
「明日、函館に出発します」 間に合って良かった・・・・。
馬房に戻ったシルエットに手を出すと、ぺろぺろといつまでもなめてくれたので、名残惜しくなりました。
さて、再び、リラックスゾーンから戻ってきた、タキオンくん。
彼は、これから最初の扉を開けます。
夢いっぱいの2歳馬。
「応援に行くから、頑張ってね!」 今からドキドキの夏競馬が、もうすぐ始まります。
着いて早々、アグネスタキオン2歳牡馬の屋内馬場調教を見学に行きます。
すでに産地馬体検査を受け、馬名登録済みのタキオンくん。
そう、目の上の白い星が最大の特徴である、通称、”白眉毛タキオン”。
しばらく会っていませんでしたが、1月生まれのため、体もダイナミック。
動きも目を見張るものがあると、評判です。
他馬と合わせると、どこまでも走ってしまうということで、この時は、単走で周回を重ねていました。
リーダーも、以前見た時より、さらにパワーアップしていると、絶賛。
函館もしくは札幌でのデビューが検討されているようです。
冷たい風の中も、びっしょりの汗をかき、まだまだ元気いっぱい。
屋内馬場を出て、ダウンをしている時に、撮った姿。
後ろに咲いているのは、スモモの花でしょうか。
白い花をバックに、ますます気高く、力強く見えるタキオンくん。
競馬場に行っても、自分の力が最大限に出せるよう、祈っています。
馬装を解く前に、姿が消えたので探していると、発見しました!
青い草がいっぱい生えたリラックスゾーンで、ちょっと一息。
スタッフさんの優しい気遣いでしょうか。
あふれるほどの草を口に頬張り、ムシャムシャやっているタキオンを、ほほえましく見ていると、今度は、下の厩舎から、ディープインパクト4歳牝馬、サクセスシルエットが登場。
大慌てで、写真を撮りに行きます。
「うーん」 しばらく会ってなかったのですが、思わずうなるほど、大きく成長していました。
顔も、ほりが深くなり、すっかり古馬の貫録です。
昔の愛らしい女の仔が、素敵な女性になって現れた・・・・という感覚でしょうか。
表情も落ち着いて、毛艶も良く、ここへ戻って来た時から比べると、ずいぶん変わった印象でした。
競馬場へ行っても、この成長分を生かし、大きく羽ばたいてくれますように・・・・。
彼女が休養に入ってから、共に戦ってきた相手たちにも、色々な変化がありました。
オープンで、ばりばり走っている馬。ダートに転向して、1600万クラスで活躍している馬。
秋華賞に出走し、期待されながらも、この冬、急死してしまった馬。
さまざまな馬たちの生きざまを横目に、遠く北の大地で、静かに充電していた彼女は、今、再び次の扉を開けます。
「明日、函館に出発します」 間に合って良かった・・・・。
馬房に戻ったシルエットに手を出すと、ぺろぺろといつまでもなめてくれたので、名残惜しくなりました。
さて、再び、リラックスゾーンから戻ってきた、タキオンくん。
彼は、これから最初の扉を開けます。
夢いっぱいの2歳馬。
「応援に行くから、頑張ってね!」 今からドキドキの夏競馬が、もうすぐ始まります。