ディープインパクト’08♀

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■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・10-04  ※母馬たちの整歯
 ・10-02  ※ジャンポケ1歳移動&ディープとハーツクライの牡馬到着
 ・10-01  ※二つの門出
 ・09-30  ※最後の離乳〜ダンス&クロフネ
 ・09-28  ※ディープ&ネオ〜母のその後

大きな、こげ茶色の山がふたつ。

9・寝姿 

ついこの間までは、かわいらしい寝姿だったのに、いつの間にか、こんなに大きくなって・・・。

手前がディープインパクト牝馬、奥がネオユニヴァース牡馬です。

先に起きた、ネオくんが、ディープちゃんをつんつん。

9・寝るディープにネオ 

口を半開きにして、本格的にお休み中のディープ。

ネオは、どうしても起こしたいらしく、前あしで、こんこんたたいたり、首をかじってみたり。

9・寝ディープ起こされ 

「あ、これ、見たことある!」

ディープインパクト牝馬を起こす時の、母の仕草とそっくりでした。

どこで見て、学習したのでしょうか?

ディープとネオの母は、現在、一番はじの放牧地に、ほかの繁殖牝馬たちと一緒に放れています。

離乳直後は、あまり鳴きもせず、落ち着いていましたが、翌日は、やはり放牧地で、仔を探し歩いていました。

でも、先に離乳した、早生まれ組の母馬たちと一緒にすると、こちらの政権争い(順位決め)に没頭。

昼夜放牧もしたので、お疲れになったのか、すぐに静かになりました。

子供たち(ディープ&ネオ)は、離乳した者どうし、常に一緒に行動していますが、母たちは、なぜか違います。

ディープ母は、初対面の、早生まれ組の母たちと交わるのに対し、ネオ母は、なんとなくみんなと離れ、ひとりぼっち。

9・ディープ母 

鹿毛軍団と、栗毛だから?アメリカ産組と、国産だから?

色々違いはありますが、やはり、ネオ母の個性的な性格が、他馬を寄せつけないのでしょう。

9・ネオ母 

妙に人間臭いところがある彼女。我が仔との思い出に、まだ浸っていたいのかもしれません。

木々が茂る放牧地には、どんぐりがたくさん落ちていて、秋が深まっていることを、ふと感じました。

 

今日は、秋分。雨のち晴れの予報通り、午後から良い天気になりましたが、強風が吹き荒れました。

風に波打つ青草をムシャムシャと食べているのは、ディープインパクト牝馬。

9・秋分・ディープ草 

天高く馬肥ゆる秋・・・に、なってきました。

近くの川では、鮭の遡上も始まっています。

放牧地の隅にいた、カルガモの親子が、私の存在に気付き、突然飛び立っていきました。

9・秋分・カルガモ 

今年生まれた若鳥は、警戒心の強い親鳥に、まだ色々なことを教わっている最中なのでしょう。

すでに離乳したディープは、もう母親から教わることは出来ません。

西に傾いた太陽の光を浴び、放牧地の中では、仲間と共に・・・。

9・秋分・逆光 

結構、強気な面を見せるディープちゃんですが。

9・秋分・ダンスとディープ 

集牧は、強い母に引率されたダンスインザダーク牝馬、クロフネ牡馬の方が、先。

順番を待っている間、目の前にいるクロフネ親仔が授乳を始め、

「どんな気持ちでいるのだろう」と、母のいない二頭が、少し、かわいそうな気持ちになりました。

9・秋分・ディープ&ネオ 

 

 

離乳6日目となったディープインパクト牝馬、ネオユニヴァース牡馬。

今日も、5月生まれ親仔と共に、仲良く、放牧生活。

私も一緒に歩いていると、目の前に、お化けキノコが現れ、びっくりしました。

9・離乳6日目・キノコ 

かなり前に落とされた馬糞の中から、にょきにょきと・・・。

写真では小さく見えますが、これが近くで見ると、なかなかのサイズで。

今年の雨の多さを物語っているなぁ・・・と、しみじみ思いました。

雨が多くても、やっぱり、のどが渇いてしまうのが、離乳組。

今まで、ちょこちょこ飲んでいた母乳を失い、水分は、水飲み場の水で補うしかありません。

9・離乳6日目・水 

ゴクゴクゴク。結構、長い時間、二頭で首を伸ばしていました。

と、思ったら、ディープちゃん、今度は、ダンスインザダーク牝馬に接近。

9・離乳6日目・ディープとダンス 

これ・・・・、なんと、乳を探しているのです。

みんなで、移動した後、今度は、ネオくんと遊んでいるクロフネ牡馬に近付き。

9・離乳6日目・乳探すディープ1 

「うーん、ここにもないなぁ」

9・離乳6日目・乳探すディープ2 

「この辺に、あるはずなんだけどなぁ・・・」

9・離乳6日目・乳探すディープ3 

「やっぱり、ないかぁ」

9・離乳6日目・ディープアップ 

よその母さんたちには、恐ろしいのか、首を伸ばしません。

最後は、一緒に離乳した、ネオユニヴァース・ジュニアくんに。

9・離乳6日目・ディープとネオ 

この中では、一番お姉さんのはずですが、6ヵ月間続けてきた習慣は、なかなか抜けそうにないディープちゃん。

まだまだ、かわいい仔馬なのでした。

今日は、朝から晴天。

離乳三日目のディープインパクト牝馬とネオユニヴァース牡馬は・・・・。

9・離乳3日目3頭 

クロフネ母さんと一緒に、顔を並べて、草を食べていました。

実は、離乳して一晩明けた昨日から、いつも一緒に放れていた仲間(5月生まれ親仔)と外に放してみたのです。

放牧初日の昨日は、やはり離乳した二頭のみ、母を捜して、時折、いなないたり、駆けたり。

9・離乳2日目・ディープ&ネオ走る 

時折降る通り雨に濡れながら、不安そうな顔で過ごしていましたが・・・。

今日は、青空のもと、まるでいつもと変わらない様子で、私のところへやって来てくれました。

9・離乳3日目ディープ 

「うわぁ、えらい、えらい!」

とにかく、めちゃくちゃにおでこをなで回すことしか、私には出来ません。

まだ離乳して、40時間ほどしか経っていないというのに、この落ち着き。

いつも生活を共にしてきた、よその母さんたちと放れたのが、良かったのでしょうか。

ディープもネオも、今日からしばらく、この6頭家族との生活をしていきます。

9・離乳3日目・6頭家族 

あんなに取り乱していたネオ。今日は、牧柵の上にちょこんと顔を出し、かじる余裕さえ出てきて。

9・離乳3日目・ネオ 

でも、お互いにこんなにくっついて、草を食べている後ろ姿から、やっぱり哀愁を感じてしまうのは、私だけでしょうか。

9・離乳3日目お尻 

厩舎がにわかに騒がしくなり、ディープインパクト牝馬とネオユニヴァース牡馬の離乳が行われたことがわかった昨夕。

すぐに駆けつけられず、十分後に、やっと馬房を訪ねることが出来ました。

「思ったより、いななきが聞こえないんだけど・・・」

感じた通り、ディープは、驚くほど、静かでした。

隣の馬房をのぞいたり、敷きわらのにおいをかいだり、そわそわしていることは確かですが、大騒ぎをしません。

飼い桶に顔を入れ、餌を食べたりもしています。

「なぜ?この仔は賢いから?」

窓から顔を出したのでよく見ると、右目から涙が。

9・離乳・ディープ目 

「え?泣いている?」

そんなはずはないはず。たまたまゴミが入ったためでしょうが、なんだか本当に不思議な気持ちにさせられました。

9・離乳・ディープ・静 

隣の馬房からは、ゴリゴリゴリと、鈍い音が。

ネオは、母と別れ、どうにもならない気持ちを、床面にぶつけていました。

9・離乳・ネオ・前掻き 

ディープより生まれがひと月遅いため、精神的にまだ幼さが残るのでしょうか。

それとも、子煩悩な母のぬくもりが、忘れられないのか。

こちらは、たまにいなないて、また前掻き。

かと思うと、力尽きたのか、急にじっと動かなくなり・・・。

9・離乳・ネオ・静止 

目をこらすと、体からは、うっすらと湯気が立ち上っていました。

十六夜月が、明るく照らす夜。

これが離乳一日目かと思うほど、静けさの戻った厩舎。

二頭、特にディープインパクト牝馬の、芯の強さを見せられ、個性的な馬たちの魅力に、また心動かされた夜でした。