北の小さな牧場から、競走馬を目指す仔馬の成長を、写真と共に綴ります。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・04-21  ※春のハプニング
 ・04-20  ※新たに外へ
 ・04-19  ※雨上がりの朝
 ・04-14  ※久々に1歳馬
 ・04-13  ※4年半の時を経て

 生後半月を過ぎたブラックタイド牝馬とキズナ牡馬が、合流。

4・シカ・2組
 

母どうしが顔見知りなので安心していましたが、小さい我が仔を連れていると、やはり緊張が走るようです。

タイドちゃんに、「気を付けるのよ!」と言っているような母。

4・シカ・ダメよ
 

ぴったりと寄り添って、

4・シカ・プリンとタイ
 

常に守っていました。

4・シカ・走る
 

それに対し、ベテランで少し余裕のある、キズナくんの母。

4・シカ・キズ
 

草を食べながら移動を始めると、タイドちゃんたちは、逃げるように離れていきます。

4・シカ・守る
 

「ニンジン持ってる?」

4・シカ・来る
 

「なになに?」

4・シカ・今度は
 

タイドちゃんが、じっと見つめていると、

4・シカ・クロと茶
 

キズナ母さんに怒られてしまいました。

4・シカ・牽制
 

ベテランとはいえ、我が仔に近付く者は敵。

4・シカ・逃げる
 

油断禁物です。

そんなやりとりを見つめている折、急に隣が騒がしくなりました。

「ん?」

雌ジカの小さな群れが、突然放牧地に現れたようです。

「あらあら・・・」と、眺めていると、気付いたスプライトがシカと併走を始め、

4・シカ・併走
 

シカたちもびっくり!大慌て。

4・シカ・わらわら
 

一目散に逃げ出したので、ほかの馬たちも、びっくり!

4・シカ・えー
 

競走となってしまいました。

4・シカ・うわー
 

牧柵まで来ると、左右に曲がる馬たちに対し、シカはくぐることを選択。

4・シカ・くぐる
 

やっと柵の外へ。

4・シカ・びっくり
 

とりあえず、誰も追って来なくなって、一安心のシカたち。

4・シカ・やれやれ
 

この騒ぎを、親子馬たちも、緊張した面持ちで見守っていた様子。

4・シカ・え?
 

3月生まれの2組の親子たちも、「いったい、どうしたの?」と駆け付けていました。

4・シカ・見に
 

夜間に行動することの多いエゾシカが、昼前に現れることは珍しく、時折、こうしたハプニングが起こります。

キタキツネくらいなら、

4・シカ・キツネ
 

動じない馬たち。

4・シカ・きょろきょろ
 

自然と共存するためには、慣れるしかありません。


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関連タグ : ブラックタイド, キズナ,

 今日は、晴天ながら強い北風の吹く日となりました。

鯉のぼりが、飛んでいきそうな勢いで、はためいています。

放牧地には、新たにブラックタイド牝馬の姿。

4・タイ・放牧
 

しばらく着ていなかった馬服を再びまとい、母と共に。

4・タイ・母と
 

先日の雨で水たまりが出来ているため、肢や服が泥跳ねだらけでした。

4・タイ・しっぽをピン
 

しっぽをピンと張って、風に負けず、ひょいひょい。

4・タイ・ぎゅん
 

こちらにやって来ると、母がニンジンや草を食べている間、一生懸命、乳を吸っていました。

4・タイ・顔
 

動き出した2頭。

4・タイ・冒険
 

奥の方まで行くと、タイドちゃんが先頭きって、駆け出しました。

4・タイ・ぴょん
 

「待って!」と、お母さん。

夢中で跳ねるタイドとは対照的に、辺りに目を光らせます。

4・タイ・目を光らせ
 

隣の放牧地の牝馬たちが、「なに?なに?」と集まってくると、さらに緊張。

4・タイ・みんなが
 

「行くわよ!」と、しっぽを上げて、我が仔を誘導していました。

4・タイ・逃げろ
 

ひと段落すると、草を食べ始めたタイドちゃん。

4・タイ・草
 

モシャモシャ。

4・タイ・もぐ
 

そして、また出発。

4・タイ・再び
 

母顔負けの先行馬となるのでしょうか。

4・タイ・追う母
 

変わって、3月生まれのキズナ牡馬は、相変わらずのやんちゃぶり。

4・タイ・キズ
 

母の周りをぐるっと回った後、

4・タイ・駆けて
 

手前に飛び出してきました。

4・タイ・キズナ
 

慌てる母。

4・タイ・母も
 

栗毛のオルフェーヴル牝馬とは、なかなか距離が縮まりません。

4・タイ・栗
 

生後1ヵ月を過ぎるこれからに期待。

舌をペロッと出した栗オルちゃん。

4・タイ・ねえ
 

何を思ったのか、寝ているキズナくんではなく、そのお母さんの方へ、すたすた。

4・タイ・とことこ
 

案の定、「何しに来たの!」と、怒られ、びっくり。

4・タイ・うわぁ
 

突飛な行動をとる”不思議ちゃん”に、目が点になりました。

真っ白く連なる、日高山脈のふもと。

4・タイ・白い山
 

あちこちの放牧地で、こうして仔馬たちが跳ね回っていることでしょう。

関連タグ : ブラックタイド, キズナ, オルフェーヴル,

 昨日、暴風雨のため厩舎で過ごした馬たち。

今朝は、1日ぶりに外へ出ることが出来ました。

初めて、広い放牧地へ出た、生後半月のキズナ牡馬。

4・外・キズナ放牧
 

朝一番に親子で走り回ったので、この時間はすっかり落ち着いていました。

4・外・キズナ
 

隣の放牧地から、のぞいているのは、トーセンジョーダン牝馬。

4・外・ジョーダン
 

「ん?だれ?」

4・外・ん?
 

ジョーダンたち3組の親子も、今朝、さらに広い放牧地に移りました。

4・外・ジョー
 

キズナくんは、まだひとり。

4・外・キーちゃん
 

ゴールドアリュール牝馬とヘニーヒューズ牝馬は、奥の方で一緒。

4・外・2頭
 

手袋を上手に抜き取ったジョーダン。

4・外・手袋
 

嬉しそうに振り回すと、

4・外・持っていき
 

くわえたまま、そこらじゅうを走っていました。

4・外・わーい
 

そして、みんなのところへ移動していったので、私も移動。

4・外・ちゃかちゃか
 

ジョーダンは、ヘニーにチャレンジ。

4・外・あっちでは
 

あまりのしつこさに、逃げられ、

4・外・いやあ
 

「じゃあ、こっち!」

4・外・じゃあ
 

天性の明るさで、友達作りに励んでいる様子。

キズナくんの方は、休憩タイムに入ったようで、母がいなくなっても、平然としていました。

4・外・ポツン
 

隣のトーセンジョーダン牝馬、

4・外・母と
 

ゴールドアリュール牝馬、

4・外・アリュ
 

ヘニーヒューズ牝馬たちが近付いてきたので、遊んでいると、

4・外・ヘニー
 

キズナくん、お目覚め。

4・外・キズナくん
 

離れたところに寝ていた母を、

4・外・起きた
 

起こします。

4・外・起きて
 

よっこらしょ!

4・外・よいしょ
 

「早く飲ませてよぉ!」

4・外・待って
 

ぱっちりした目で、母を追いかけていました。

4・外・くりくり
 

3人娘のアリュール、

4・外・アリュール
 

ジョーダン、

4・外・ジョーちゃん
 

ヘニー。

4・外・ヘニー来る
 

時々、相手の母たちに叱られながらも、

4・外・くる
 

距離が縮まっている3頭。

4・外・3頭
 

特にこの2頭は、

4・外・ヘニ&アリュ
 

共に、一番最初に出会った相手なので、

4・外・がお
 

仲が良く、

4・外・びょん
 

元気いっぱい。

4・外・ヘニー怒る
 

広い場所に移ったためか、今日は一段と嬉しそうに跳ね回っています。

4・外・アリュー
 

どこからともなく現れたミケも。

4・外・ミケも
 

雨上がりの草の勢いのように、みんな生き生きしていました。


関連タグ : ヘニーヒューズ, トーセンジョーダン, ゴールドアリュール, キズナ,

 2日間、雪がちらつく寒い日が続きましたが、今日から、また春らしい気温になるようです。

朝方冷えていたので、馬服を着た当歳馬たちも、のんびり。

4・1歳・当歳
 

1歳牝馬3頭は、寝ていました。

4・1歳・3頭
 

雨のおかげで、急に草が青々してきた気がします。

気持ち良さそうに目をつぶっているのは、ロードカナロア牝馬。

4・1歳・ん?
 

ぐるっと回ってみても、起きる気配はありません。

4・1歳・すやすや
 

ビロードのような深い光沢の毛皮に、ついつい手を伸ばしたくなります。

隣の放牧地では、ニンジンに目がないゴールドアリュール牡馬が、早速動き出しました。

4・1歳・アリュ
 

栗毛のオルフェーヴル牡馬も。

4・1歳・栗
 

2頭なら、争うことなく、仲良く食べることが出来ます。

4・1歳・アリュ&栗
 

そこへ、スクリーンヒーロー牡馬。

4・1歳・ヒーロー
 

3頭でも、なんとか。

4・1歳・みんなで
 

後ろで、牝馬たちが起き上がったので、みんなにあげようとすると、こちらはオルフェーヴル牝馬が強気。

4・1歳・牝馬たち
 

逃げるディープインパクト牝馬に、急いで渡しました。

4・1歳・ディープ
 

ここで後ろを振り返ると、食いしん坊のハービンジャー牡馬がとうとう気付いて、こちらへ。

4・1歳・ハービン
 

母親のシルエットにも、父親のハービンジャーにも似ています。

4・1歳・ハービン顔
 

彼が来ると、周りの馬たちは、戦々恐々。

4・1歳・ねえ
 

ギロッとにらまれて、いつもヒーローの陰に隠れる栗オル。

4・1歳・ヒーローの陰に
 

そして、やっと、ダンカーク牡馬。

4・1歳・ダン
 

「なんだぁ、みんな来てたの?」と、急いでニンジンをかじります。

4・1歳・ちょうだい
 

最後に、オルフェーヴル牡馬。

4・1歳・やっとオル
 

これで、共に冬を越した5頭が揃いました。

4月から、この5頭に加えて、新たなメンバーを迎えています。

青毛のエイシンフラッシュ牡馬と、栗毛のハーツクライ牡馬。

4・1歳・フラとハーツ
 

それぞれ別の牧場から移って来ましたが、2頭で放牧しているため、2週間で、すっかり仲良くなりました。

4・1歳・顔
 

ニンジンを少しかじってみたり、匂いをかいだりと、人や環境にも慣れて来ています。

4・1歳・フラッシュ
 

1歳メンバーたちは、これから秋まで、のびのびと過ごしてくれることでしょう。

4・1歳・すっかり仲良し


関連タグ : オルフェーヴル, ロードカナロア, ディープインパクト, ハービンジャー, ゴールドアリュール, ダンカーク, スクリーンヒーロー, エイシンフラッシュ, ハーツクライ,

 今朝、パソコンを開くと、このブログのメールフォームから送信された新着メールが。

「訪問の問い合わせかな?」と開封してみると、それは意外な連絡でした。

2011年産馬、今年で6歳になるハーツクライ牝馬が、その方のご主人経営の三重の乗馬クラブにいるとのこと。

クラブのブログに、1歳時の画像を転載した旨の知らせだったのです。

競走馬名は、ドリスバローズ。

一気に懐かしさが込み上げてきました。

メールに記されていたアドレスから、そのページへ行ってみると、今は、マーチという名で登録されていることがわかりました。

偶然、ドリスバローズで検索していたら、このブログを発見されたとのこと。

クラブの記事からは、彼女が昔と変わらず、とても人懐こく、皆さんから愛されて過ごしている様子がわかり、思わずジーンときました。

牧場を巣立ってから4年半になります。

育成牧場にいた頃、期待され、早々と2歳の6月デビューを迎えたものの、9着。

その後もパッとしない成績のまま、いつの間にか引退。

ファンの方から、乗馬になったことを聞いた覚えはありますが、よくあることなので、もうすっかり忘れていました。

「元気でいてくれたらいいな・・・」

そこまでしか、私たちには願えません。

毎年生まれ、毎年デビューし、毎年引退していく生産馬たち。

その1頭1頭がどこでどのように暮らしているか、知りたくもあり、知りたくなくもあり。

それは、この世界の現実を知る人間なら、誰しもが思うことでしょう。

競馬場を去ったすべての馬たちが幸せな余生を送れるのなら、こんなに素晴らしいことはありません。

少しでも、その可能性が残されるよう、生産馬たちには、とにかく人を信頼し、人から愛される馬になるよう、育てているつもりです。

4年半という月日の中で、次第に遠ざかっていた彼女の記憶。

まずは、以前ファンの方からいただいた写真を引っ張り出し、

4・その後・ドリス
 

4・あの頃・デビュー
 

自分の記事をもう一度開いて思い出していると、こんな文に出会い、ハッと息をのみました。

2012年9月3日の記事。

ハーちゃんが育成牧場へ出発する前日に、私が記していたのは、こんな言葉でした。

”人との出会いもありました。これから先も、そんなふうに人と人とをつなげる馬になってくれたら、と願います。”

「まさに、そうなってくれた・・・」と思うと、涙が止まらなくなりました。

あの頃の仲間たちは、いったいどうしていることでしょう。

同じグループではありませんが、同期の1頭は、ここに戻り、昨日、初めての種付けに行きました。

幼馴染みの1頭は、別の牧場で繁殖入りし、この春牡馬を産んだものの、育児拒否で、乳母が育てていると聞きました。

まだ、なんとか現役続行中の仲間もいますが、あとは、ほとんど行方知れず。

今回の突然の連絡は、これまで育ててきた馬たちからの「忘れないで」という無言のメッセージのようにも思えます。

実は最近も、生産馬が千葉の乗馬クラブにいるとの知らせが入りました。

4歳ハービンジャー牝馬、アウェイキング。

やはり呼び名は変わっていて、たまたま母馬名を見て、わかったそうです。

こうして、たくさんの方々に見守られていることが、馬たちの力になっている気がします。

引退した後の道を導いてくださった方々、そして現在携わってくださっている方々に対しても、感謝の気持ちを忘れてはいけない・・・そう思いました。

関連タグ : ハーツクライ, ハービンジャー,