2月28日日曜日、阪神2レースで、父ミッキーアイルの3歳牡馬、ミッキークイックが勝利。
新馬戦3着からの2戦目で、初勝利をおさめました。
生まれたのは、3年前の5月13日。
暖かい季節に生まれたので、夜でも裏の戸が半分開いています。
外は、一面の緑。
1週間後には、放牧地に出て、お母さんと一緒に競走をしていました。
青鹿毛のすっきりとした馬体。
遅生まれの仲間たちと、10月に離乳しましたが、それほど騒がず、落ち着いていました。
幼馴染は、みんな女の仔だったため、11月に牡馬の第二グループへ。
その1頭が、先日の水仙賞3着のアールバロン。
もう1頭が、先週初勝利を決めたトーホウディアス。
どちらも、すぐ仲間にいれてくれましたが、彼らより1ヵ月生まれが遅いクイックは、遠慮がち。
気心知れた2頭に気を使い、少し寂しそうに見えましたが・・・。
生まれてから1年が経つ頃には、体も心も大きく成長し、ディアスに喧嘩を売るほどに。
セリ上場のために、アールバロンが移動すると、3月生まれの牡馬たちと合流。
そこでも、やんちゃぶりを発揮。
9月末まで、毎日、楽しそうに動いていました。
一つ上の半姉は、デビューする前に、育成牧場で亡くなったとのこと。
母もクイックも何も知りませんが、彼女の分も生き、活躍してくれることを願っています。
新馬戦3着からの2戦目で、初勝利をおさめました。
生まれたのは、3年前の5月13日。
暖かい季節に生まれたので、夜でも裏の戸が半分開いています。
外は、一面の緑。
1週間後には、放牧地に出て、お母さんと一緒に競走をしていました。
青鹿毛のすっきりとした馬体。
遅生まれの仲間たちと、10月に離乳しましたが、それほど騒がず、落ち着いていました。
幼馴染は、みんな女の仔だったため、11月に牡馬の第二グループへ。
その1頭が、先日の水仙賞3着のアールバロン。
もう1頭が、先週初勝利を決めたトーホウディアス。
どちらも、すぐ仲間にいれてくれましたが、彼らより1ヵ月生まれが遅いクイックは、遠慮がち。
気心知れた2頭に気を使い、少し寂しそうに見えましたが・・・。
生まれてから1年が経つ頃には、体も心も大きく成長し、ディアスに喧嘩を売るほどに。
セリ上場のために、アールバロンが移動すると、3月生まれの牡馬たちと合流。
そこでも、やんちゃぶりを発揮。
9月末まで、毎日、楽しそうに動いていました。
一つ上の半姉は、デビューする前に、育成牧場で亡くなったとのこと。
母もクイックも何も知りませんが、彼女の分も生き、活躍してくれることを願っています。
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関連タグ : ミッキーアイル,
2月28日日曜日、中山1レースで、父ドゥラメンテの3歳牝馬、スノームーンが勝利。
デビューから3戦目。
スタートから飛び出すと、先頭を譲ることなく、他馬を3馬身半離しての圧勝。
前2走とはガラリと変わっていました。
彼女は、当歳の10月から1歳の9月まで、約1年間預かった育成馬です。
移って来た当初は、グループに馴染めず、遠慮がちに過ごしていました。
当歳の12月、雪の降った日に、私の姿を見つけてやって来る牝馬グループ。
列の一番後ろから、なんとなくついて来るのが、スノームーンです。
「ニンジンちょうだい!」と、顔を出してくる生産馬たちと違い、
「みんな、何やってるの?何食べてるの?」
少し距離をとり、観察しているムーンちゃん。
天気が良い日にも、うわーっと顔を出してくる生産馬たちとは対照的に、
少し離れた場所で、「私も行っていいのかしら?」
みんなが食べているニンジンを見て、「あれって、食べられるのね」
意外と寂しがり屋で、甘えん坊。
馬房から顔を出す彼女のおでこをなでると喜び、徐々にニンジンの味も覚え、大好物に。
自分より遅い生まれの2頭と仲良くなり、一緒に過ごす時間が増えました。
年が明けて、1歳。
そして、育成牧場へ出発する9月には、こんな風にたくましく成長。
放牧地では、真っ先にニンジンを食べに来るようになりました。
ロンギ場で初期馴致を重ね、
いよいよ出発。
手入れをしてもらう間、カメラを見つめてくれたスノームーン。
この世代の生産・育成牝馬の中で、白星一番乗り。
共に過ごした仲間たちにも、どんどん続いてほしいところです。
デビューから3戦目。
スタートから飛び出すと、先頭を譲ることなく、他馬を3馬身半離しての圧勝。
前2走とはガラリと変わっていました。
彼女は、当歳の10月から1歳の9月まで、約1年間預かった育成馬です。
移って来た当初は、グループに馴染めず、遠慮がちに過ごしていました。
当歳の12月、雪の降った日に、私の姿を見つけてやって来る牝馬グループ。
列の一番後ろから、なんとなくついて来るのが、スノームーンです。
「ニンジンちょうだい!」と、顔を出してくる生産馬たちと違い、
「みんな、何やってるの?何食べてるの?」
少し距離をとり、観察しているムーンちゃん。
天気が良い日にも、うわーっと顔を出してくる生産馬たちとは対照的に、
少し離れた場所で、「私も行っていいのかしら?」
みんなが食べているニンジンを見て、「あれって、食べられるのね」
意外と寂しがり屋で、甘えん坊。
馬房から顔を出す彼女のおでこをなでると喜び、徐々にニンジンの味も覚え、大好物に。
自分より遅い生まれの2頭と仲良くなり、一緒に過ごす時間が増えました。
年が明けて、1歳。
そして、育成牧場へ出発する9月には、こんな風にたくましく成長。
放牧地では、真っ先にニンジンを食べに来るようになりました。
ロンギ場で初期馴致を重ね、
いよいよ出発。
手入れをしてもらう間、カメラを見つめてくれたスノームーン。
この世代の生産・育成牝馬の中で、白星一番乗り。
共に過ごした仲間たちにも、どんどん続いてほしいところです。
関連タグ : ドゥラメンテ,
先週からの流れは止まらず、今週も、牧場出身馬の快進撃が続きました。
出走馬4頭中、3頭が勝ち上がり、1頭は特別レースを3着。
しかも、7番人気、9番人気(3着)、6番人気、2番人気での快走に、拍手喝采です。
まずは、2月27日土曜日の小倉9レース、春麗ジャンプステークス。
父キングズベストの7歳牡馬、ボナパルトが、逃げ切って優勝。
障害レースの3勝目をあげました。
前走、空馬に絡まれていなかったら、勝利も考えられただけに、今回は「勝負!」と確信。
テレビのパドック解説者が推奨馬にあげず、ムッとしていたところ、終始先頭、最後は突き放す快勝に、気分爽快でした。
そして、デビューからここまでずっとお世話になっている厩舎関係者の皆さんに、”感謝”です。
7歳となった今、この世代の中央現役馬は、ただ1頭。
今回2着の馬は9歳なので、このまま無事に、元気な姿を見せてくれることを願っています。
小さい頃、ママっこで、お母さんにべったりだった甘えん坊が、もう7歳。
牧場時代の画像はたくさんありますが、6年前の2月を振り返りました。
貫禄十分の顔。
大雪の翌日、仲間たちと放牧地にいるところを撮りました。
明るい日差しに包まれ、大あくび。
周りで、ちょこまかと動き回る、やんちゃ坊主たちを尻目に、ドーンと構えて、動かず。
眠かったようで、次第に目を閉じていきました。
幅のある、がっしりとした体つきは今も変わらず、レースを見るたびに「あー、ボナの走りだ」と懐かしくなります。
牧場で生まれた子どもたちの活躍。
それが、私たちの元気の源です。
出走馬4頭中、3頭が勝ち上がり、1頭は特別レースを3着。
しかも、7番人気、9番人気(3着)、6番人気、2番人気での快走に、拍手喝采です。
まずは、2月27日土曜日の小倉9レース、春麗ジャンプステークス。
父キングズベストの7歳牡馬、ボナパルトが、逃げ切って優勝。
障害レースの3勝目をあげました。
前走、空馬に絡まれていなかったら、勝利も考えられただけに、今回は「勝負!」と確信。
テレビのパドック解説者が推奨馬にあげず、ムッとしていたところ、終始先頭、最後は突き放す快勝に、気分爽快でした。
そして、デビューからここまでずっとお世話になっている厩舎関係者の皆さんに、”感謝”です。
7歳となった今、この世代の中央現役馬は、ただ1頭。
今回2着の馬は9歳なので、このまま無事に、元気な姿を見せてくれることを願っています。
小さい頃、ママっこで、お母さんにべったりだった甘えん坊が、もう7歳。
牧場時代の画像はたくさんありますが、6年前の2月を振り返りました。
貫禄十分の顔。
大雪の翌日、仲間たちと放牧地にいるところを撮りました。
明るい日差しに包まれ、大あくび。
周りで、ちょこまかと動き回る、やんちゃ坊主たちを尻目に、ドーンと構えて、動かず。
眠かったようで、次第に目を閉じていきました。
幅のある、がっしりとした体つきは今も変わらず、レースを見るたびに「あー、ボナの走りだ」と懐かしくなります。
牧場で生まれた子どもたちの活躍。
それが、私たちの元気の源です。
関連タグ : キングズベスト,
日曜の朝、久々に朝日が射したので、厩舎作業の後、放牧地に寄りました。
半血種の仔、ペロちゃんが、カラスを観察中。
カラスも見ています。
ここは、モーリス牝馬とペロちゃん親子が、同居を始めた放牧地。
お母さんたちは、朝の飼い葉を食べている最中で、散歩に出かけていたペロちゃんが帰って来ました。
カラスは、その飼い葉桶の中身を狙って、牧柵に待機しているのです。
こちらに気付いたモーリス母さん。
しかし、後ろに、ペロちゃんの気配を感じ、向き直ると、「あっちに行きなさい!」
慌てて、ガードに入る、ペロちゃん母。
モーリス母さんは、自分の仔に近寄る者は、大嫌い。
飼い葉もほぼ食べ終わったようで、「あっちに行くわよ!」と、モーちゃんを引き連れ、行ってしまいました。
すると、今度はペロちゃん母さんがこちらに気付いて、
「ニンジン!ニンジン!」
母を追い抜かして、やって来る積極的なペロ。
まだニンジンは食べませんが、好奇心が旺盛です。
彼女たちが行ったのを見て、やって来たモーリス母さん。
牧柵の下は、とけた雪が凍って、つるつる。
先日の強風で落ちたマツの小枝を口にしてみるモーちゃん。
ふかふかだった雪がカチコチになり、不思議に思っていることでしょう。
ニンジンを食べ終えたモーリス母さんは、再び飼い葉桶の場所へ。
「あ!また来た!」とペロちゃん。
シートで遊んでいるモーちゃんが気になるのです。
でも、また見つかってしまいました。
今度は、お尻を向けて、蹴る仕草をするモーリス母。
さんざん威嚇して、自分の飼い葉桶に戻って来ました。
「まだ、そこにいるの?」とぎろり。
そして、乾草の置いてある場所へ、移動開始。
しおらしく母についていくモーちゃんでしたが・・・。
途中で、ちょっと寄り道。
モーちゃんだって、ペロちゃんが気になっているのです。
「あー、行っちゃった」
自分の母に怒られるため、意外と真面目なモーちゃんは、母のところへ。
今後の展開が楽しみです。
半血種の仔、ペロちゃんが、カラスを観察中。
カラスも見ています。
ここは、モーリス牝馬とペロちゃん親子が、同居を始めた放牧地。
お母さんたちは、朝の飼い葉を食べている最中で、散歩に出かけていたペロちゃんが帰って来ました。
カラスは、その飼い葉桶の中身を狙って、牧柵に待機しているのです。
こちらに気付いたモーリス母さん。
しかし、後ろに、ペロちゃんの気配を感じ、向き直ると、「あっちに行きなさい!」
慌てて、ガードに入る、ペロちゃん母。
モーリス母さんは、自分の仔に近寄る者は、大嫌い。
飼い葉もほぼ食べ終わったようで、「あっちに行くわよ!」と、モーちゃんを引き連れ、行ってしまいました。
すると、今度はペロちゃん母さんがこちらに気付いて、
「ニンジン!ニンジン!」
母を追い抜かして、やって来る積極的なペロ。
まだニンジンは食べませんが、好奇心が旺盛です。
彼女たちが行ったのを見て、やって来たモーリス母さん。
牧柵の下は、とけた雪が凍って、つるつる。
先日の強風で落ちたマツの小枝を口にしてみるモーちゃん。
ふかふかだった雪がカチコチになり、不思議に思っていることでしょう。
ニンジンを食べ終えたモーリス母さんは、再び飼い葉桶の場所へ。
「あ!また来た!」とペロちゃん。
シートで遊んでいるモーちゃんが気になるのです。
でも、また見つかってしまいました。
今度は、お尻を向けて、蹴る仕草をするモーリス母。
さんざん威嚇して、自分の飼い葉桶に戻って来ました。
「まだ、そこにいるの?」とぎろり。
そして、乾草の置いてある場所へ、移動開始。
しおらしく母についていくモーちゃんでしたが・・・。
途中で、ちょっと寄り道。
モーちゃんだって、ペロちゃんが気になっているのです。
「あー、行っちゃった」
自分の母に怒られるため、意外と真面目なモーちゃんは、母のところへ。
今後の展開が楽しみです。
関連タグ : モーリス,
2月21日阪神5レースで、父トーホウジャッカルの3歳牡馬、トーホウディアスが初勝利!
芝1800メートルを、尾花栗毛の美しい馬体が、先頭で駆け抜けました。
同じ距離の新馬戦を、昨年12月に勝った、父モーリスの3歳牡馬、アールバロンとは幼馴染。
生まれたのが1週間違いで、小さい時からいつも一緒でした。
これは2年前の冬。
どんな時も、仲良く顔を出す2頭。
どちらも、ニンジン大好き。
小さく切ったものがなくなったので、雪の上で切っていると、ディアスがのぞき込みます。
「ねえねえ、まだー?」
彼は小さい頃から、表情豊かで、面白い仔でした。
「やったぜー!」
「僕も!」
これは、昼夜放牧をしていた、1歳5月の出来事。
眠っていたアールバロンに前肢をのせて、「ねえねえ、起きてよ」
「ねえったらー」
「ええい、こうしちゃえ」
「うるさいなぁ、もう」
「やれやれ」
「あれー?そんなところから、写真撮ってたの?」
いつもニコニコ、元気いっぱい。
いたずらしたり、走り回ったり、ディアスを見ていると楽しくて、ついつい時間を忘れます。
その後、アールバロンは、セリに出るため、6月に早々と移動していき、ディアスはといえば、10月30日まで牧場で、のびのび過ごしました。
これは、育成牧場へ出発する前日、撮ったもの。
色づいたイチョウを背景に、馴致に向かうところ。
父譲りの美しい尾花栗毛は、きっと競馬場で映えるだろうと、思っていました。
早朝5時に、出発していき、
あれから約2年と4ヵ月。
待ちに待った、初勝利です。
いつか幼馴染と勝負する日が来るのでしょうか。
西と東で、まず一つ勝ち上がった2頭の今後を、楽しみに見守りたいと思います。
芝1800メートルを、尾花栗毛の美しい馬体が、先頭で駆け抜けました。
同じ距離の新馬戦を、昨年12月に勝った、父モーリスの3歳牡馬、アールバロンとは幼馴染。
生まれたのが1週間違いで、小さい時からいつも一緒でした。
これは2年前の冬。
どんな時も、仲良く顔を出す2頭。
どちらも、ニンジン大好き。
小さく切ったものがなくなったので、雪の上で切っていると、ディアスがのぞき込みます。
「ねえねえ、まだー?」
彼は小さい頃から、表情豊かで、面白い仔でした。
「やったぜー!」
「僕も!」
これは、昼夜放牧をしていた、1歳5月の出来事。
眠っていたアールバロンに前肢をのせて、「ねえねえ、起きてよ」
「ねえったらー」
「ええい、こうしちゃえ」
「うるさいなぁ、もう」
「やれやれ」
「あれー?そんなところから、写真撮ってたの?」
いつもニコニコ、元気いっぱい。
いたずらしたり、走り回ったり、ディアスを見ていると楽しくて、ついつい時間を忘れます。
その後、アールバロンは、セリに出るため、6月に早々と移動していき、ディアスはといえば、10月30日まで牧場で、のびのび過ごしました。
これは、育成牧場へ出発する前日、撮ったもの。
色づいたイチョウを背景に、馴致に向かうところ。
父譲りの美しい尾花栗毛は、きっと競馬場で映えるだろうと、思っていました。
早朝5時に、出発していき、
あれから約2年と4ヵ月。
待ちに待った、初勝利です。
いつか幼馴染と勝負する日が来るのでしょうか。
西と東で、まず一つ勝ち上がった2頭の今後を、楽しみに見守りたいと思います。