北の小さな牧場から、競走馬を目指す仔馬の成長を、写真と共に綴ります。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・01-21  ※感慨深い勝利
 ・01-10  ※祝!初勝利!
 ・09-03  ※祝!すずらん賞優勝
 ・04-10  ※ブリーズアップセールに向けて
 ・03-19  ※誕生から今日で10年

 1月20日、中山6レース、メイクデビュー中山(芝1600)で、父ディープインパクトの3歳牝馬、ミッキーフォンテンが勝利しました。

彼女は、2016年10月から2017年11月まで、1年1ヵ月の間預かった、中期育成馬。

預託期間が長く、その世代の中で1番最後まで牧場にいたため、よく覚えています。

2017年11月17日、薄氷の張った寒い朝、育成牧場へ出発していきました。

1・祝2・フォンテン出発
 

その2日前に撮ったのが、この画像。

1・祝2・フォンテン1歳11月2頭で
 

仲良しの4月生まれロードカナロア牝馬と、いつも一緒。

1・祝2・フォンテン1歳11月
 

ぴったりとくっついて行動していたことが、頭に残っています。

2016年生まれは、牝馬が少なく、牧場にとっても、貴重な存在でした。

やって来たのは、当歳の10月。

1・祝2・ディープ当歳10月
 

青鹿毛の馬体に赤いもくしが似合い、人見知りもせずに、すぐに近付いてきました。

その直後、2月生まれのロードカナロア牝馬の様子がおかしいことに気付き、あまり相手をすることが出来なかったのですが・・・。

安楽死したカナちゃんの最後の友達でした。

(詳しくは、2016年10月24日の記事、10月25日の記事をご覧ください。)

その後は、4月生まれのロードカナロア牝馬、(画像は当歳11月)

1・祝2・フォンテン当歳11月
 

オルフェーヴル牝馬と共に、3頭で放牧。(画像は当歳12月)

1・祝2・フォンテン当歳12月
 

2年前のこの時期は、冬毛に覆われて、もこもこでした。

1・祝2・フォンテン1歳2月末
 

厳しい冬を、共に乗り越えた3頭。

1・祝2・フォンテン1歳4月末
 

管理予定の調教師さんが、よく見に来られていました。

1・祝2・フォンテン1歳7月
 

7月、セレクションセール上場のオルフェーヴル牝馬が、真っ先に育成場へ移動することになり、

1・祝2・フォンテン1歳7月3頭
 

8月からは、カナロア牝馬と、2頭での生活。

1・祝2・フォンテン1歳8月
 

そして、10月から初期馴致が始まり、11月に、ゆっくりと出発していったのです。

(パソコン画面の方は、左のカテゴリから、「2016年産馬」をクリックして、成長の過程をご覧ください。)

すでに2勝をあげたハッピーアワーと、同じ育成牧場で、調教を積みました。

1年2ヵ月ぶりにテレビで観た、その姿は、頼もしい限り。

これからの活躍を、楽しみにしています。

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関連タグ : ディープインパクト, ロードカナロア, オルフェーヴル,

 1月5日、1回中山1日1レースで、父ゴールドアリュールの3歳牡馬、サニークラウドが初勝利!

今年の中央競馬最初のレースで、牧場にとっても、幸先の良いスタートとなりました。

2017年の10月25日に、育成牧場へ旅立ったサニークラウド。

初期馴致は、当牧場で行いました。

別れの前の日も、しっかりとメニューをこなすアリュール。

1・祝・サニー1歳10月
 

汗だくになりながら、前を向く、その顔は凛々しく、頼もしい気持ちで写真を撮りました。

1・祝・サニー馴致
 

夕日のあたるロンギ場を出て、

1・祝・サニー1歳10月24日
 

私の方をちらっと見るアリュール。

1・祝・サニー見る
 

ニンジンが大好きで、放牧地では、どんなに遠くからでも、真っ先に駆けてくる、賢い仔でした。

早速、レース当日、母ワインレッドに報告。

1・祝・サニー母ワイン
 

今年の出産予定日は、2月26日。もう大きなお腹をしています。

1・祝・ワイン
 

初産の時は、子育てが上手に出来ず、気をもみましたが、2産目から少しずつ手がかからなくなりました。

3産目のアリュールが生まれたのは、2016年2月16日の夕方。

2・アリュ・しゃきっと
 

骨格がしっかりした、頑丈そうな馬でした。

2・2日目・冒険
 

そして、男の仔らしく、やんちゃで、冒険好き。

2・2日目・とて
 

雪のパドックで、楽しそうに遊んでいた様子が、よみがえります。

2・2日目・大丈夫?
 

額の「く」の字が印象的。

2・2日目・懲りもせず
 

しかし、この年は、この後、これでもかというほど、悲しいことが続いた年でした。

3月に生まれたダンカーク牡馬の母の死。乳母の入れ替え。

同じく3月に生まれたロードカナロア牡馬の看病と死。

10月には、2月生まれのロードカナロア牝馬の安楽死。

今思い出しても、涙があふれてきます。

そんなこんなで、2016年の生産馬のうち、競走馬になれた馬は7頭。

その中の2頭が、中央で勝ち上がったことになり、今後への期待もふくらみました。

まだデビューしていない馬たちも、きっと続いてくれるものと信じています。

関連タグ : ゴールドアリュール, ロードカナロア, ダンカーク,

 9月2日の札幌10レース、すずらん賞(2歳オープン)で、父ハービンジャーの2歳牡馬・ハッピーアワーが勝利しました。

リーダーが現地応援に駆け付け、牧場に残った私たちも、テレビの前で大絶叫。

来春に向けて、楽しみな1頭の誕生です。

ハッピーアワーは、父ディープインパクトの10歳牝馬・サクセスシルエットの2番仔。

昨年の11月初旬まで、当牧場で育ちました。

育成牧場へ旅立つ前日、幼馴染みのオルフェーヴル牡馬と、仲良く遊んでいた様子が懐かしく思い出されます。

仲間たちは、先に移動し、牡馬では最後の2頭となりました。

呼ぶと、遠くからやって来て、

9・祝・1歳11月ハッピー
 

ニンジンをボリボリ。

9・祝・1歳11月ハッピー2頭で
 

気の合う仲間との最後の1日。

しばらくすると、2頭で駆け出し、相撲をとったり、競走したり。

9・祝・1歳11月オルフェと
 

右のオルフェーヴル牡馬は、昨日、新潟記念を走ったエンジニアの半弟。

9・祝・ハッピー走ったり
 

真面目で、優等生タイプのオルフェに対し、いたずら好きなハービン。

9・祝・立ち上がり
 

生まれが4日違いの幼馴染みは、いつでもどこでも一緒。

9・祝・ハッピー顔
 

兄弟のように育ちました。

離乳した日も一緒。牧場を旅立つ日も、一緒。

昨年11月3日。先に、オルフェが出発し、パドックにひとり残されたハービンこと、ハッピーアワー。

9・祝・出発前
 

ふたりは、育成牧場で、別れ別れになりました。

さて、2番仔が、2歳で早くも2勝!

母のシルエットはといえば、秋の気配の放牧地で、無心に草を食べています。

9・祝・母シルエット
 

横にいるのは、半妹のキングカメハメハ牝馬。

9・祝・妹と
 

自分の妹だということが、わかるでしょうか。

シルエットは、カーネーションカップの勝ち馬。

同様に、花の名前の特別レースを勝った我が仔のことを、きっと覚えていると思います。

ハッピーアワーを産んだ後、2年間受胎せず、周りの仔馬たちをいつも愛おしそうに眺めていました。

今年は受胎し、順調なら、来春には、また子育てが始まるシルエット。

その頃には、息子がもっと活躍していることを願っています。


関連タグ : ハービンジャー, オルフェーヴル, ディープインパクト, キングカメハメハ,

 昨日、JRA日高育成牧場にて、育成馬の展示会がありました。

昨年の7月に、セレクションセールで落札された父オルフェーヴルの牝馬(現2歳)。

いよいよ今月24日、中山競馬場で開催されるブリーズアップセールに上場されます。

輸送を前に、馬産地での最後のお披露目。

会場に着いた時には、冷たい北風と雪に見舞われ、どうなることかと思いましたが、比較展示は覆馬場で行われ、その間に天気は無事、回復してきました。

受付で配布された資料に目を通すと、思わず釘付けになったのが、オルフェの体重!

牝馬では一番重い、528㎏。

体高にいたっては、牡馬牝馬合わせた中でも一番大きい、168.5㎝でした。

どんな姿で登場するのかと、期待と不安の入り混じった気持ちで待つこと30分。

牡馬の展示後、他の牝馬たちと入場してきたオルフェは、メリハリのある良い馬体に見え、ホッとしました。

4・展示・比較
 

ここまで、すこぶる順調に来ている様子。

4・展示・横顔
 

担当職員の方々に感謝しなければなりません。

会場を行きかう人々に、少々テンションが上がった場面もありましたが、この日騎乗予定の女性研修生さんに聞くと、普段はとてもおとなしく、乗りやすいとか。

4・展示・歩く
 

安心しました。

4・展示・顔
 

覆馬場で、ウォーミングアップの後、

4・展示・ウォーミングアップ
 

騎乗供覧の会場へ。

4・展示・走路へ
 

第3班の1組目。

4・展示・来る
 

父マンハッタンカフェの牝馬と共に、最初の1ハロンを14秒2。

4・展示・走る
 

ゴール前の1ハロンを12秒8というタイムで、勢いよく駆け抜けていきました。

4・展示・アップ
 

昨年の今頃、のんびり昼夜放牧をしていた馬が、こうしてデビューに向けての最終調整を行っていることは、生産者として嬉しい限りです。

4・展示・ゴール過ぎ
 

半月後のセールまで、まだ気が抜けないところですが、無事に乗り越え、さらにデビュー、勝利と嬉しい知らせが届くよう祈っています。


関連タグ : オルフェーヴル,

 土曜日、外出先から戻ると、玄関に小さな段ボール箱がありました。

表の送り状には、見慣れた字。

毎年必ず、サクセスシルエットの誕生日に、ニンジンを贈ってくださるファンの方からでした。

「今年はもう来ないかな・・・」

そんなふうに考えていた私は、少しホッとしました。

たった一人でも、シルエットの誕生日を忘れずに覚えてくださる方がいます。

思えば、ディープインパクトの初年度産駒として、彼女がここに生まれて、今日で10年。

このブログが始まって、10年です。

あの時、11ヵ月だった末っ子は、来月11歳。

5・祝・2008年4月17日
 

時の流れを感じずにはいられません。

子どもたちの成長と共に、自分の時間にゆとりがなくなり、途絶えがちになっていたブログ。

たくさんの方に励ましのメッセージをいただきながら、再開しようとすると、家族がインフルエンザ・・・などなど。

自分の前に立ちはだかる壁を理由に、足踏みしていましたが、この機会を逃さず、前に進もうと思いました。

早速、朝のひと仕事を終えた後、シルエットのいる放牧地へ。

彼女は、昨年も不受胎で、空胎馬のグループにいます。

種付けで不在の1頭をのぞき、ただいま3頭。

いきなりニンジンを差し出せば、それをめぐって大騒ぎが始まることが目に見えていたので、まずは一番強い馬にひと山。

間隔を置いて、もうひと山。さらに間隔を置いてひと山、というふうに、ニンジンの置き方を工夫して近付きました。

3・シル・放牧地
 

ガリッと勢いよくかぶりつくシルエット。

3・シル・ガシガシ
 

雪解けしたばかりの放牧地で、泥の付着した顔を上げ、もぐもぐタイム。

3・シル・おいしいよ
 

久々のプレゼントに、満足したようでした。

あいにく太陽が雲に隠れた時、ゴロゴロゴロ。

3・シル・ゴロゴロ
 

起き上がると、ぶるぶるっと体を震わせ、勢いよく駆け出しました。

3・シル・走る
 

まだまだ、元気いっぱい!

3・シル・競争心
 

競走本能も、失われてはいません。

いつも変わらぬシルエット。

3・シル・横顔
 

一つ上の半姉が、2月に生まれた仔と共に、のぞきます。

3・シル・姉
 

母そっくりの女の仔。

3・シル・めいっこ
 

彼女も、来春は、再び母として、ここに立っていることを願います。

3・シル・まだまだ現役
 

(※昨年夏より今日まで撮りためた画像は、今年の仔馬たちの公開と並行して、徐々にアップしていく予定です。)


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