1年を超える、長い付き合いでした。
1歳牝馬の最後の出発は、栗毛のゴールドアリュール産駒です。
育成牧場から、「馬房が空いた」という知らせが入り、ようやく入厩。
でも、5月末生まれで、他馬より成長が遅かったので、グッドタイミングでした。
いつも、みんなより小さく見えていたアリュールちゃん。
このところ、急にグググッと体が大きくなり、見違える程に。
甘えん坊の性格も、すっかり抜けて、大人の雰囲気です。
昨日は、出発前に、汚れていた半身をシャワーで丸洗い。
風邪をひかないように、強力なストーブで乾燥させながらの、大仕事でした。
半姉は、先日のエリザベス女王杯に出走。彼女も、そんな姉に続いてくれることを期待します。
見送ってくれたのは、短期で預かっている、1歳の休養馬たち。
体の成長に合わせ、無理をしないで、放牧調整中。
実は、先に出発していた、この馬も、ひと通りの運動を終え、戻ってきていました。
栗毛のアグネスタキオン牝馬。
出発の日に、写真が撮れなかった、唯一の馬。
幸か不幸か、再び戻ってきてくれ、ひと月ほど過ごした後、先日、再度出発。
その再出発の日、トコトコと歩いてやって来た三毛猫が、バタンと横になり、ゴロゴロ。
「遊ぼう」ポーズに、「何やっているの?」
これが、彼女の牧場最後の写真です。
紆余曲折。早くも、それぞれの道を歩んでいる1歳馬たち。全馬にエールを送りたい気持ちです。
土曜の朝、今シーズン初めてのまとまった雪が降りました。
うっすらと積もった雪をかき分け、草を食べる馬たち。
当歳ブライアンズタイム牝馬は、すぐにやって来て、「ねぇ、ねぇ、かまってよ!」
まだ、これといった友達がいないので、人間が大好き。
優しい性格のアドマイヤムーン牝馬や2月生まれディープインパクト牝馬とは、軽く挨拶が出来る仲になりました。
ダイワメジャー牝馬も、ディープ2ちゃんと、食事をしながら挨拶。
まだまだ、気を許せないのが、ボス格の1月生まれディープちゃん。
彼女は、幼馴染みの2頭以外には、まだ怖い顔をしています。
でも、こんな一面も・・・・。
体の大きな2月生まれディープの腹の下を探り、母の乳を求める仕草。
そういえば、1月生まれのディープちゃんは、真冬に生まれたので、雪は母と過ごした思い出をつなぐものでもあります。
雪の下の草を食みながら、
遠くを見つめる顔は、まるで思い出の中の母を捜しているようにも、見えました。
その後、にわかに降り出した、大きなぼたん雪に、みんな困惑気味。
列になって移動した後は、
雪が流れてくる方向にお尻を向けて、耐えます。
群れで生きる動物。教えられなくても、自然とスクラムを組んで。
1月生まれディープ姉さんには、やっぱり「あっちに行きなさい!」と言われてしまいましたが・・・。
くるっと回って、みんなの後ろへ逃げるタイムちゃん。
そういえば、5月生まれの2頭には、初めての雪です。
シンボリクリスエス牝馬。
ダイワメジャー牝馬。
どちらも、「雨とは違うし、この白いもの、なあに?」と、不思議顔。
この日は、午後から太陽が出たとたん、あっという間にとけてなくなりましたが、雪はこれからが本番。
仲間と共に、いよいよ迫る寒い季節を乗り切らなければなりません。
当歳牡馬グループに、新しい仲間2頭が合流して3日目。
昨日までは、拍子抜けするくらい、静かに草を食む馬たちでしたが・・・・。
次第に互いの性格が分かってきたようで、今日は少し、動きが出てきました。
小さい子どもが珍しいのか、一緒に歩いてきたのは、新入りのタキオンと芦毛ディープ。
「ねえねえ、その棒を使って、何してるの?」と、不思議そうに顔を近付けるのは、タキオンくん。
顔を触っても嫌がらず、本当に優しい性格のよう。
芦毛のディープくんも、「なあに?それ」と、興味津々。
愛嬌のある馬たちです。
ゴールドアリュール牡馬もやって来て、「よしよし」なんてやっていると、
反対側から、また芦毛くん。子どもをはさんで、2頭であいさつ。無事に、終了。
新入りどうしであることに気が付いたのか、なんとなく近くにいる、この2頭。
5月生まれで、大きさもほぼ一緒。
「僕だって、5月生まれ!」と、振り返っているのは、体格の大きな早生まれグループに混じって劣勢だった遅生まれくん。俄然、元気になって、ガブリ。
黒と白のオセロコンビです。
早生まれのみんなと混じって、「僕は、こっちのグループだい!」
再び、後ろから近付いていって、
前にくるっと回ったかと思うと、ひるんだタキオンくんに、
「ガブー」
勢いづいて、アリュールくんにも、「ガブー」
新入りがやって来ると、ついつい先輩面したくなるのでしょうか。
関連タグ : ゴールドアリュール,
先週の金曜日、芦毛のディープインパクト牡馬がやって来ました。
今年の5月に生まれた、男の仔です。
久しぶりにやって来た、芦毛くん。しかも、ディープの仔には珍しい気がして、会うのを楽しみにしていました。
生後半年だというのに、「もう、こんなに白いんだ!」
生まれた時は、真っ黒だったそうです。
今日は、数日降ったりやんだりした雨が上がり、朝から青空。
ぬかるんだ足下が気の毒でしたが、ぽかぽか太陽にうっとり、のんびり。
隣のパドックにいる、アグネスタキオン牡馬と、新入りどうしのご対面。
そして、今度は、反対側を向いて、「ブブブブブ・・・」
もう一方のパドックにいる、芦毛の乗用馬を呼ぶ仕草。
「あ、そうかぁ!」白い馬を見て、とっさに、お母さんを思い出したのでしょう。
柵から懸命に顔を出して、青草を食べようとする乗馬くんに、「ねえ、ねえ」
「でも、なんだか、お母さんとは違うなぁ?」
「うーん、やっぱり、変だなぁ・・・」
明日から、当歳牡馬グループと合流する予定の、芦毛ディープくん。
どんな性格の馬なのか、またまた楽しみです。
関連タグ : ディープインパクト,
1歳牡馬、最後の出発は、青鹿毛のディープインパクト産駒でした。
昨年の10月からお預かりしたディープくん。
1年以上にわたり、当牧場で過ごしたことになります。
小柄で、成長はゆっくりでしたが、漆黒の体からは、凛とした雰囲気が伝わっていました。
お別れにいった時、このパドックから見える、川縁の大木に、大きなオオワシが飛来!
霧雨の中、一羽でとまっている、この孤高のオオワシが、最後は、一頭で過ごした、目の前のディープ牡馬と重なり、感慨無量・・・。
「鳥の王者、オオワシのように、強く強く、生きてほしい」そう思いながら、離れました。
さて、彼がいなくなった放牧地には、当歳の牡馬たちが移動してきて・・・。
この通り、みんな仲良くやっています。
遅生まれくんが、早生まれくんの首根っこをかじって、追いかけるシーンも見られ、「元気!元気!」
新入りディープくんにだって、逃げずに、自分から挑戦。体高差もなんのその!
そして、嬉しいことに、また新しい仲間が到着しました。
父アグネスタキオンの牡馬です。
くりっとした目がかわいい、男の仔。
まだ、パドックにて、馴らしの最中ですが、実は、この新入りくんが気になって仕方がない馬が一頭。
先ほどの写真の後方にも写っている、この馬は・・・・。(望遠にしてみると)
新入りディープくん!!
牧柵から顔を出し、一生懸命のぞいたり、柵沿いを行ったり来たりしたり。
とにかく、新しい仲間の気配を感じ、ただ一頭、そわそわしているのです。
デュランダル牡馬に、「ねぇねぇ、あいつ誰だろう?」と、視線は、タキオンくん一直線!
ディープくんの目からは、こんなふうに、パドックのタキオンが見えています。
好奇心旺盛な、育成ディープくん。合流したら、また、追いかけまわすのでしょうか・・・。
今日は、昼間もとても寒い日でしたが、このほのぼの系タキオンくんの顔を見たら、ちょっとだけ、温かい気分になりました。




























































