北の小さな牧場から、競走馬を目指す仔馬の成長を、写真と共に綴ります。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・07-17  ※函館の空の下
 ・06-09  ※水たまり発見
 ・06-02  ※私も入れて
 ・06-01  ※ベストパートナー
 ・05-31  ※2歳戦を前にして

 7月16日、函館2レースで、父キングズベストの3歳牝馬、トーホウレジーナが優勝しました。

待ちに待った、彼女の初勝利!

私は、室蘭で、その朗報を知ることとなります。

実は、前日の土曜日、函館にいました。

高2の長女の陸上競技会の応援で、早朝から片道5時間半の道のりを函館へ。

長女の優勝を見届けた後、後ろ髪をひかれる思いで、翌日小4の長男の出場する大会の会場、室蘭へ入りました。

函館の街を運転しながら、すぐ近くの競馬場にいるはずのレジーナに、「明日は頑張れ!」と念じまくったことだけは確かです。

7月に入り、彼女が16日の函館のレースに出走予定だということを聞いて、嬉しいやら、歯がゆいやら・・・。

「あー!15日だったら、函館で会えるのに!16日なら、無理だ・・・」

牧場は、1歳オルフェーヴル牝馬の上場するセレクションセールに向けて、気忙しい時期。

リーダーもスタッフも、誰も競馬場には行けず、「せっかく北海道で走ってくれるのに!」と、もどかしくてたまりませんでした。

函館から室蘭までは、3時間以上かかります。

長男の出場種目が午後からとはいえ、レジーナのレースを観てからでは、どう考えても、無理。

思案に暮れた末、「観戦はあきらめるしかない」と自分に言い聞かせ、この日を迎えました。

そして、どんよりとした曇り空から、細かい雨が降り出した頃、携帯に、彼女の勝利を伝えるメールが!

「えー?勝ったの?うわー!!」

私と長男は、室蘭の空の下で、興奮状態。

長女は、レジーナと同じ函館の空の下。

そして、中2の次女は、浦河の空の下、テレビの前で、涙したそうです。

セリの準備で忙しい父がいないので、1人でテレビをつけ、観戦していたということ。

「すごかったよ!キングちゃん、ポーンと飛び出して!それを岩田ジョッキーがうまくおさえてくれて!最後まで、スピードが落ちなかった!嬉しくて、涙出た!」

電話越しに、その気持ちが伝わってきました。

1頭の馬の勝利に、家族みんなが喜び合えるというのは、本当に素敵です。

誕生から1年半を見守って来た、生産馬。

特に、トーホウレジーナことキングちゃんは、生後2ヵ月で母を亡くし、人間が親代わりとなって、離乳までを過ごしました。

思い入れは、特別。

同じ函館で優勝した長女とレジーナ。かかと痛で不調だったにも関わらず、全道入賞出来た長男。

すべて、遠い空の上の、亡き母、トーホウアスカが、アスリートの先輩として、導いてくれたような気さえしながら、私は帰途につきました。

レジーナの母、アスカは、函館2歳ステークス2着。4歳時には、七重浜特別で2着の実績があります。

その頃のアスカを支えてくださった厩舎の皆さんが、娘のレジーナを函館の勝利に導いてくださったのも、特筆すべきこと。

やはり、私たちと同様、母娘2代にわたり、面倒をみるということは、特別な思いがわかないわけがない・・・と勝手に思っています。

人間ですから・・・。

お世話になった育成牧場の方々にも、やっとお礼が出来ました。

さて、このレースでは、一緒に1歳時を過ごした父Candy Rideのサンシャワーが、隣の枠で出走。

USBを探すと、その頃の画像が出て来ました。

7・祝・サンシャワーとレジーナ
 

左から3頭目がサンシャワーで、一番右がトーホウレジーナです。

この3歳世代の生産馬10頭中、これまで勝ち上がった2頭は、共にキングズベスト産駒。

レジーナが、母と過ごした頃の画像・・・

7・祝・レジーナ母と生後1ヵ月
 

とか、母アスカが小さい頃の写真・・・

7・祝・母トーホウアスカと祖母カガミアスカ
 

とか。色々引っ張り出しているうちに、祖母カガミアスカは、函館のUHB杯2着で、現役引退・・・

など、血統に関することも、次から次へと「なるほど」と思うことを再発見。

このところ、仕事より、小中高3人の子に関わる家事に追われ、日々を費やしていた私。

ブログまで手が回らず、先延ばしになっている記事の更新状況に対して、空の上のアスカが一喝してくれたような気がしてきました。

ということで、空白の6月の記事については、追い追い更新することを誓い、レジーナの今後の活躍と、仲間たちの勝利をさらに願います。

ブログを通じて、応援してくださっている皆さん、本当にありがとうございました。


スポンサーサイト

関連タグ : キングズベスト, オルフェーヴル,

 6月に入り、ぐずついた天気が続きましたが、今朝はカラッと晴れました。

放牧地に出来た水たまりを発見し、早速、興味津々のトーセンジョーダン牝馬。

近付くと、「何?」

6・晴れ・水たまり
 

バシャバシャと、前肢で掻いていました。

6・晴れ・ジョーダン
 

そこへやって来たのは、お母さん。

6・晴れ・母来る
 

こちらは、口をつけて、水を飲んでいます。

「へえー、何してるんだろう!」

6・晴れ・キズナ見る
 

隣の放牧地から顔を出す、キズナ牡馬。

水たまりの前から離れないジョーダンの後ろに、ゴールドアリュール牝馬。

6・晴れ・アリュ来る
 

並んで口をつけてみるものの、

6・晴れ・一緒に
 

「何これ?」と、すぐに離れていきました。

6・晴れ・アリュいいや
 

ジョーダンも、アリュール母さんが来たので、逃げることにします。

6・晴れ・アリュ母来る
 

「あのおばさん、苦手なんだよね・・・」

6・晴れ・やーめた
 

キズナくんは、お母さんとグルーミング開始。

6・晴れ・グルーミング
 

ジョーダンは、自分で、ボリボリ。

6・晴れ・あーかゆ
 

ヘニーヒューズ牝馬がやって来ました。

6・晴れ・ヘニー来る
 

「ふーんだ!」

6・晴れ・べーだ
 

ジョーダン、アリュール、ヘニーの3頭が集まると、微妙な雰囲気。

アリュールとは仲が良いヘニー。

6・晴れ・ヘニー&アリュ
 

牡馬のように、かじってくるジョーダンが、うっとうしいのです。

キズナ牡馬に目をやると、大木の幹をガリガリ。

6・晴れ・キズナ
 

男の子は、かじるのが大好き。

ジョーダンは、アリュールを追いかけていき、後ろからいたずら。

6・晴れ・アリュにいたずら
 

やることなすこと、牡馬なみです。

人間に対し温厚なヘニーは、かゆいところを掻いてもらおうとやって来て、なかなかその場を離れませんでした。

6・晴れ・目がかゆい
 

さて、キズナくんと同居中のブラックタイド牝馬はといえば・・・。

6・晴れ・キズとタイ
 

いつも、母と一緒で、この2頭が交わる様子を見たことがありません。

キズナが近付こうとしたら、

6・晴れ・タイドに接近
 

大慌てで逃げ、

6・晴れ・逃げる
 

母がじろりとにらむので、それ以上、行けず・・・。

6・晴れ・じろり
 

そんな状態が、日々続いているのでしょうか。

仔馬たちにも、それぞれ個性があって、なかなか一筋縄ではいかないようです。


関連タグ : トーセンジョーダン, ゴールドアリュール, ヘニーヒューズ, キズナ, ブラックタイド,

 もうすぐ生後3ヵ月となるトーセンジョーダン牝馬は、何か面白いことを見つけて、首を突っ込むのが大好き。

早速、私を見つけて顔を出したのは良いのですが、

6・牝・ジョーダン
 

ニンジン目当てでやって来たゴールドアリュール牝馬の母ににらまれて、大慌てでした。

6・牝・びっくり
 

後ろを通って、少し離れたところから、再び、のぞきます。

6・牝・あっちから
 

アリュール母さんが、娘とグルーミングを始めたのを見て、今度はそちらを観察。

6・牝・掻き掻き
 

換毛中で、かゆいためか、一生懸命、掻き合う母娘。

6・牝・グルーミング
 

「ふーん。私の母さんなんて、そんなことしてくれたことないけどね!」

6・牝・ふーん
 

黙って、見つめるジョーダンちゃん。

遠くにいた、ヘニーヒューズ牝馬がやって来ました。

6・牝・ヘニー来る
 

彼女は、もうすぐ4ヵ月。こちらも、換毛中。

ジョーダンは、母から離れたアリュールに、グルーミングを試みます。

6・牝・ジョーダンとアリュ
 

が、やはり、アリュール母さんに、にらまれてしまいました。

6・牝・ぎろ
 

そそくさと逃げるジョーダン。

6・牝・すたこらさっさ
 

ヘニーが近くにやって来ると、

6・牝・ヘニー
 

「ねえ!あそぼ!」と、ガブリ。

6・牝・ガブ
 

牡馬さながらに噛みつくので、ヘニーはジョーダンのことがあまり好きではありません。

仲の良いアリュールとグルーミング。

6・牝・アリュとヘニー
 

かじかじやっていると、

6・牝・掻いて
 

「私も入れてよ!」

6・牝・私も
 

と、入り込んできます。

「ねえったらぁ!」

6・牝・やって
 

少々荒っぽい性格で、女子力の高いヘニーとは、対照的。

我が道を突っ走るジョーダンは、見ていて、とても楽しい存在です。


関連タグ : トーセンジョーダン, ゴールドアリュール, ヘニーヒューズ,

 生後1ヵ月を過ぎた、ダノンバラード牝馬とダノンシャンティ牡馬。

この2頭の放牧地が、今、一番活気があります。

注目すべきは、バラードちゃんのイケイケな性格。

ふと見ると、シャンティくんの後ろをうろうろ。

6・ダノン・ふたご
 

双子のように、一緒に歩きます。

私に気付くと、くるっと向きを変えてやって来る、好奇心旺盛な彼女。

6・ダノン・バラード
 

シャンティも母と一緒に来ると、手袋をかじって、いたずら。

6・ダノン・シャンティ
 

シャイだった彼は、バラードのおかげか、だんだんわんぱくになって来ました。

母と一緒に去っていくシャンティの後を、当たり前のように追う、バラード。

6・ダノン・ついていく
 

追いかけたり、

6・ダノン・2頭で
 

追いかけられたり、

6・ダノン・待てー
 

毎日、楽しそうに、遊んでいます。

生まれが4日違い。ペースが合うのでしょう。

たまに、お母さんのチェックが入りますが、ほぼ、ほったらかしで育てられている状態。

6・ダノン・母登場
 

シャンティが、母の後ろをついていき、

6・ダノン・母に付いて
 

目の前に来ると、

6・ダノン・来たよ
 

その背後に、バラード。

6・ダノン・後ろから
 

シャンティ母さんの様子を伺いながら、近付いてきます。

6・ダノン・バラード来た
 

「私のものだからねー!」

6・ダノン・私の友
 

とでも言いたげに、べったり。

かと思えば、牝馬らしからぬポーズで、シャンティくんを圧倒。

6・ダノン・立ち上がる
 

反撃に出たシャンティを振り払うと、

6・ダノン・反撃
 

応戦。

6・ダノン・がおー
 

もう一度、立ち上がると、

6・ダノン・応戦
 

さらに、特大パーンチ!!

6・ダノン・とりゃー
 

これを、”お転婆”と言わずして、何と言うでしょう。

とにかく、友達と遊ぶことが大好き。

6・ダノン・べたべた
 

また、シャンティが、母に助けを求めずに、付き合ってくれるので、いいコンビとなっています。

6・ダノン・くね
 

どう見ても、牝馬のバラードが優勢ですが、

6・ダノン・すたすた
 

シャンティだって、負けてはいません。

6・ダノン・がお
 

しつこい相手を、巧みにあしらいながら、タイミングを見計らい、反撃。

6・ダノン・怒ったぞ
 

小さなスペースの中で、互いに力と知恵をぶつけ合っている様子が、頼もしい限りです。

競走も、大好きな2頭。

6・ダノン・エンジン全開
 

いつか「こんな日もあった」と思い返す日が来るような競走馬になってほしい・・・と思います。

6・ダノン・競走
 



関連タグ : ダノンバラード, ダノンシャンティ,

 2歳戦が目前に迫って来ました。

デビューを前に、東西のトレセンで励んでいる馬がいる一方で、まだ育成牧場に残っている馬も、あまた。

そんな生産馬たちを、昨日、訪ねる機会がありました。

5月の爽やかな風の中、現れたのは、2歳のクロフネ牡馬。

5・育成・クロフネ
 

そして、ノヴェリスト牡馬。

5・育成・ノヴェリスト
 

オルフェーヴル牝馬。

5・育成・オルフェ
 

どの仔も、昨年の10月に移動したので、約7ヵ月ぶりの再会です。

幼い頃から育ててきた彼らが、人を背に、キリリとした顔で運動している姿は、とても新鮮でした。

5・育成・ダク
 

ダクからキャンターへ。

5・育成・クロフネ&ノヴェ
 

先に、クロフネ牡馬とノヴェリスト牡馬が併走していき、その後に、オルフェーヴル牝馬が続きます。

5・育成・オル
 

1周600mのダートコースを、颯爽と駆けていくクロフネくん。

5・育成・クロ
 

ノヴェくん。

5・育成・ノヴェ
 

オルフェちゃん。

5・育成・オルキャンター
 

背中が伸びたり、体高が高くなったり、厚みが増したり・・・。

それぞれのペースで成長していることが、わかりました。

調教メニューを終えて、コースの外へ。

5・育成・戻って来る
 

誕生してから、2年と2ヵ月。

5・育成・クロ来る
 

すっかり若駒らしくなった顔や体つきに、

5・育成・顔アップ
 

見入ってしまいます。

5・育成・ノヴェと
 

オルフェは、通りかかる際に、気付いてくれた気がしました。

5・育成・オルも
 

スタッフさんによると、とても人懐こく、愛されているとか。

5・育成・顔
 

新たな場所でも、笑顔で頑張っている彼女を、誇らしく思います。

3頭とも、すでに素敵な競走馬名が決定し、その新しい呼び名で、呼ばれていました。

5・育成・クー
 

生産馬サクセスシルエットの初仔となる、ノヴェリスト牡馬。

5・育成・ノヴェち
 

彼には、母の初仔として、どんな走りが見られるか、大注目。

5・育成・ノヴェっち
 

軽い外傷で、調教を休んでいたキングヘイロー牡馬も出て来ました。

5・育成・ヘイロー
 

この顔は、母を思い出します。

5・育成・ヘイ顔
 

早めのデビューを予定していたので、怪我で移動は回避となりましたが、一息入ったことで、プラスの面もあるでしょう。

5・育成・横
 

厩舎へと戻っていく馬たちを見ながら、デビューの日が待ち遠しくなりました。

5・育成・厩舎へ
 

まだ時間がかかる馬もいますが、それぞれの成長の度合いに合わせ、たくさんの方々が関わってくれています。

5・育成・厩舎へクロ
 

5・育成・厩舎へノヴェ
 

5・育成・厩舎へオル
 

今回訪ねた育成牧場とは別の牧場にいる馬たちの姿も、想像してみました。

皆が無事にデビューしてくれることを願い、今週から始まる新馬戦をチェックしていきたいと思います。


関連タグ : クロフネ, ノヴェリスト, オルフェーヴル, キングヘイロー,