北の小さな牧場から、競走馬を目指す仔馬の成長を、写真と共に綴ります。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・03-02  ※怒涛の快進撃その3
 ・03-01  ※怒涛の快進撃その2
 ・02-28  ※怒涛の快進撃その1
 ・02-24  ※見つめられて
 ・02-23  ※待ちに待った初勝利!

 2月28日日曜日、阪神2レースで、父ミッキーアイルの3歳牡馬、ミッキークイックが勝利。

新馬戦3着からの2戦目で、初勝利をおさめました。

生まれたのは、3年前の5月13日。

3・クイック・1誕生
 

暖かい季節に生まれたので、夜でも裏の戸が半分開いています。

外は、一面の緑。

3・クイック・2競走
 

1週間後には、放牧地に出て、お母さんと一緒に競走をしていました。

青鹿毛のすっきりとした馬体。

3・クイック・4かっこいい
 

遅生まれの仲間たちと、10月に離乳しましたが、それほど騒がず、落ち着いていました。

3・クイック・5離乳直後
 

幼馴染は、みんな女の仔だったため、11月に牡馬の第二グループへ。

その1頭が、先日の水仙賞3着のアールバロン。

3・クイック・7合流
 

もう1頭が、先週初勝利を決めたトーホウディアス。

3・クイック・8ジャッカル
 

どちらも、すぐ仲間にいれてくれましたが、彼らより1ヵ月生まれが遅いクイックは、遠慮がち。

3・クイック・8遠慮して
 

気心知れた2頭に気を使い、少し寂しそうに見えましたが・・・。

3・クイック・10徐々に
 

生まれてから1年が経つ頃には、体も心も大きく成長し、ディアスに喧嘩を売るほどに。

3・クイック・111歳5月末
 

セリ上場のために、アールバロンが移動すると、3月生まれの牡馬たちと合流。

3・クイック・129月
 

そこでも、やんちゃぶりを発揮。

3・クイック・13みんなで
 

9月末まで、毎日、楽しそうに動いていました。

3・クイック・14ガブ
 

一つ上の半姉は、デビューする前に、育成牧場で亡くなったとのこと。

母もクイックも何も知りませんが、彼女の分も生き、活躍してくれることを願っています。


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関連タグ : ミッキーアイル,

 2月28日日曜日、中山1レースで、父ドゥラメンテの3歳牝馬、スノームーンが勝利。

デビューから3戦目。

スタートから飛び出すと、先頭を譲ることなく、他馬を3馬身半離しての圧勝。

前2走とはガラリと変わっていました。

彼女は、当歳の10月から1歳の9月まで、約1年間預かった育成馬です。

移って来た当初は、グループに馴染めず、遠慮がちに過ごしていました。

当歳の12月、雪の降った日に、私の姿を見つけてやって来る牝馬グループ。

3・スノー・1当歳12月
 

列の一番後ろから、なんとなくついて来るのが、スノームーンです。

3・スノー・2後ろで
 

「ニンジンちょうだい!」と、顔を出してくる生産馬たちと違い、

3・スノー・3ニンジン好き
 

「みんな、何やってるの?何食べてるの?」

3・スノー・4見てる
 

少し距離をとり、観察しているムーンちゃん。

天気が良い日にも、うわーっと顔を出してくる生産馬たちとは対照的に、

3・スノー・5牝馬4頭
 

少し離れた場所で、「私も行っていいのかしら?」

3・スノー・6見てる
 

みんなが食べているニンジンを見て、「あれって、食べられるのね」

3・スノー・7来る
 

意外と寂しがり屋で、甘えん坊。

馬房から顔を出す彼女のおでこをなでると喜び、徐々にニンジンの味も覚え、大好物に。

自分より遅い生まれの2頭と仲良くなり、一緒に過ごす時間が増えました。

3・スノー・8朝もや
 

年が明けて、1歳。

3・スノー・12夕方
 

そして、育成牧場へ出発する9月には、こんな風にたくましく成長。

3・スノー・131歳9月
 

放牧地では、真っ先にニンジンを食べに来るようになりました。

3・スノー・14アップ
 

ロンギ場で初期馴致を重ね、

3・スノー・15ロンギ場
 

いよいよ出発。

3・スノー・16手入れ
 

手入れをしてもらう間、カメラを見つめてくれたスノームーン。

この世代の生産・育成牝馬の中で、白星一番乗り。

共に過ごした仲間たちにも、どんどん続いてほしいところです。


関連タグ : ドゥラメンテ,

 先週からの流れは止まらず、今週も、牧場出身馬の快進撃が続きました。

出走馬4頭中、3頭が勝ち上がり、1頭は特別レースを3着。

しかも、7番人気、9番人気(3着)、6番人気、2番人気での快走に、拍手喝采です。

まずは、2月27日土曜日の小倉9レース、春麗ジャンプステークス。

キングズベストの7歳牡馬、ボナパルトが、逃げ切って優勝。

障害レースの3勝目をあげました。

前走、空馬に絡まれていなかったら、勝利も考えられただけに、今回は「勝負!」と確信。

テレビのパドック解説者が推奨馬にあげず、ムッとしていたところ、終始先頭、最後は突き放す快勝に、気分爽快でした。

そして、デビューからここまでずっとお世話になっている厩舎関係者の皆さんに、”感謝”です。

7歳となった今、この世代の中央現役馬は、ただ1頭。

今回2着の馬は9歳なので、このまま無事に、元気な姿を見せてくれることを願っています。

小さい頃、ママっこで、お母さんにべったりだった甘えん坊が、もう7歳。

牧場時代の画像はたくさんありますが、6年前の2月を振り返りました。

貫禄十分の顔。

3・ボナ・1歳2月
 

大雪の翌日、仲間たちと放牧地にいるところを撮りました。

3・ボナ・2大雪
 

明るい日差しに包まれ、大あくび。

3・ボナ・3あくび
 

周りで、ちょこまかと動き回る、やんちゃ坊主たちを尻目に、ドーンと構えて、動かず。

3・ボナ・4どんと
 

眠かったようで、次第に目を閉じていきました。

3・ボナ・5眠気
 

幅のある、がっしりとした体つきは今も変わらず、レースを見るたびに「あー、ボナの走りだ」と懐かしくなります。

3・ボナ・6なあに
 

牧場で生まれた子どもたちの活躍。

それが、私たちの元気の源です。


関連タグ : キングズベスト,

 日曜の朝、久々に朝日が射したので、厩舎作業の後、放牧地に寄りました。

半血種の仔、ペロちゃんが、カラスを観察中。

2・朝・1カラス
 

カラスも見ています。

ここは、モーリス牝馬とペロちゃん親子が、同居を始めた放牧地。

お母さんたちは、朝の飼い葉を食べている最中で、散歩に出かけていたペロちゃんが帰って来ました。

2・朝・22組
 

カラスは、その飼い葉桶の中身を狙って、牧柵に待機しているのです。

こちらに気付いたモーリス母さん。

2・朝・3セレーネ
 

しかし、後ろに、ペロちゃんの気配を感じ、向き直ると、「あっちに行きなさい!」

2・朝・4気に食わない
 

慌てて、ガードに入る、ペロちゃん母。

モーリス母さんは、自分の仔に近寄る者は、大嫌い。

飼い葉もほぼ食べ終わったようで、「あっちに行くわよ!」と、モーちゃんを引き連れ、行ってしまいました。

2・朝・5行くわよ
 

すると、今度はペロちゃん母さんがこちらに気付いて、

2・朝・6来る
 

「ニンジン!ニンジン!」

母を追い抜かして、やって来る積極的なペロ。

2・朝・7ペロ
 

まだニンジンは食べませんが、好奇心が旺盛です。

彼女たちが行ったのを見て、やって来たモーリス母さん。

2・朝・8せれ来る
 

牧柵の下は、とけた雪が凍って、つるつる。

2・朝・9氷
 

先日の強風で落ちたマツの小枝を口にしてみるモーちゃん。

ふかふかだった雪がカチコチになり、不思議に思っていることでしょう。

2・朝・10モー
 

ニンジンを食べ終えたモーリス母さんは、再び飼い葉桶の場所へ。

2・朝・11行く
 

「あ!また来た!」とペロちゃん。

2・朝・12見る
 

シートで遊んでいるモーちゃんが気になるのです。

でも、また見つかってしまいました。

2・朝・13追いかける
 

今度は、お尻を向けて、蹴る仕草をするモーリス母。

2・朝・14セレ怒る
 

さんざん威嚇して、自分の飼い葉桶に戻って来ました。

2・朝・15見つめる
 

「まだ、そこにいるの?」とぎろり。

2・朝・16気になる
 

そして、乾草の置いてある場所へ、移動開始。

2・朝・17移動
 

しおらしく母についていくモーちゃんでしたが・・・。

2・朝・18モーちゃん
 

途中で、ちょっと寄り道。

2・朝・20道草
 

モーちゃんだって、ペロちゃんが気になっているのです。

「あー、行っちゃった」

2・朝・21じーっと
 

自分の母に怒られるため、意外と真面目なモーちゃんは、母のところへ。

2・朝・22セレ
 

今後の展開が楽しみです。


関連タグ : モーリス,

 2月21日阪神5レースで、父トーホウジャッカルの3歳牡馬、トーホウディアスが初勝利!

芝1800メートルを、尾花栗毛の美しい馬体が、先頭で駆け抜けました。

同じ距離の新馬戦を、昨年12月に勝った、父モーリスの3歳牡馬、アールバロンとは幼馴染。

生まれたのが1週間違いで、小さい時からいつも一緒でした。

これは2年前の冬。

2・ジャ・1アールバロンとディアス
 

どんな時も、仲良く顔を出す2頭。

2・ジャ・22頭
 

どちらも、ニンジン大好き。

2・ジャ・3バロンニンジン
 

小さく切ったものがなくなったので、雪の上で切っていると、ディアスがのぞき込みます。

「ねえねえ、まだー?」

2・ジャ・4僕のは
 

彼は小さい頃から、表情豊かで、面白い仔でした。

「やったぜー!」

2・ジャ・5やったぜ
 

「僕も!」

2・ジャ・6こっちにも
 

これは、昼夜放牧をしていた、1歳5月の出来事。

眠っていたアールバロンに前肢をのせて、「ねえねえ、起きてよ」

2・ジャ・7起こす
 

「ねえったらー」

2・ジャ・8ねえったら
 

「ええい、こうしちゃえ」

2・ジャ・9おいおい
 

「うるさいなぁ、もう」

2・ジャ・10うるさいな
 

「やれやれ」

2・ジャ・11眠いのに
 

「あれー?そんなところから、写真撮ってたの?」

2・ジャ・12あれ?
 

いつもニコニコ、元気いっぱい。

いたずらしたり、走り回ったり、ディアスを見ていると楽しくて、ついつい時間を忘れます。

その後、アールバロンは、セリに出るため、6月に早々と移動していき、ディアスはといえば、10月30日まで牧場で、のびのび過ごしました。

これは、育成牧場へ出発する前日、撮ったもの。

2・ジャ・131歳10月
 

色づいたイチョウを背景に、馴致に向かうところ。

父譲りの美しい尾花栗毛は、きっと競馬場で映えるだろうと、思っていました。

2・ジャ・14顔
 

早朝5時に、出発していき、

2・ジャ・15出発
 

あれから約2年と4ヵ月。

待ちに待った、初勝利です。

いつか幼馴染と勝負する日が来るのでしょうか。

西と東で、まず一つ勝ち上がった2頭の今後を、楽しみに見守りたいと思います。


関連タグ : トーホウジャッカル, モーリス,