北の小さな牧場から、競走馬を目指す仔馬の成長を、写真と共に綴ります。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・07-04  ※どしゃ降りの中〜ディープ&ネオ
 ・07-03  ※7月・霧の中跳ねる仔ディープ
 ・07-01  ※一番牧草収穫の日〜ディープ親仔
 ・06-30  ※ネオユニヴァースとクロフネの牡馬対決
 ・06-28  ※キタキツネと仔馬

昨晩から、短時間に強い雨が降ったりやんだり・・・という天気が続いています。

夜中、突然の雨に降られると、夜間放牧をしている馬たちが気になって仕方ありません。

「暗闇の中、どうしているんだろう?」

でも、最近は気温が高いので、心配には及ばず。みんな、朝、平気な顔で厩舎に戻ってきます。

昼夜放牧を始めて間もない、繁殖牝馬たちは、強めのシャワーを浴びた感覚なのか、さっぱり!

今朝は、普段より勢い良く、歩いていました。

一度やんでいた雨が、再び滝のように降ってきたのは、午前八時過ぎのこと。

今年生まれた仔馬たちにとっては、初めての、強烈な雨!

どうしているのか、いてもたってもいられなくなり、傘をさして飛び出してみると・・・。

どしゃ降り1

意外や意外。親仔馬たちも、平気な顔で、草を食んでいました。

左端のクロフネ牡馬は、顔を上げて立っています。

放牧地で、立ったまま居眠りをしていると、体が弱っていることが多いので注意が必要なのですが、この時は、すぐに動き出したので、大丈夫でした。

笑ってしまったのは、ネオユニヴァース牡馬。

どしゃ降りにもまったくめげず、あいかわらず、他馬にちょっかいをかけまくり。

どしゃ降り2

迷惑そうなディープインパクト牝馬を含め、いつもと変わらない光景が広がっていたので、ホッと安心して、家に帰りました。

今年は、天気の良い日が長く続きません。

牧草作業も、昨日五十本近くのロールを上げたところで、いったん打ち切り。

今日は天気予報通り、午前中から曇り始め、午後には、細かい霧雨が降り始めました。

明日以降も、しばらく、雨が降ったりやんだりの天気が続きそうで、困ったものです。

喜んでいるのは、馬たち!

晴れて暑い日より、曇って涼しい日の方が、明らかに動きが良いようで・・・。

久々に、跳ねるディープインパクト牝馬の姿をとらえることが出来ました。

ディープ08・7月霧跳ね

生後三ヵ月半となり、大きくなった体をしなやかにくねらせ、

ディープ08・7月霧跳ね2

目の前を何度も駆け抜けていく姿は圧巻。

ディープ08・7月霧跳ね3

緑の大地をしっかりと蹴る、ドドドッという蹄音を、お伝えできないのが残念です。

集牧の時間となり、先に出て行った仲間たちに気付いて、遠くから、一直線に走ってきました。

ところが、出入り口にはほかのお母さんたちが集結。

ディープ08・7月霧跳ね4

自分の母は、のんびりと歩いてきているので、「あー、やだやだ。今日は一番に入れないわ!」と、気に食わない表情の仔ディープちゃんです。

関連タグ : ディープインパクト,

晴天に恵まれた今日、一番牧草の初上げが行われました。

午前中は調教師さんの訪問等に対応しながらの、牧草返し(トラクターで、刈った草の裏表を返す作業)。

そして、午後二時ごろから、ロールに巻く作業。

牧草上げの日1

トラックに積む作業。

牧草上げの日2

運んで、厩舎の二階に上げる作業・・・と、7人がかりの分業で進み、終わったのは、午後5時半でした。

採草地2面分で、乾草ロールが百三十本余り。

これで、馬たちの飼い桶に混ぜる、美味しい切り草(乾草を細かく切ったもの)が、ほぼ一年分確保され、ひと安心です。

後は、寝藁にする牧草を、明日以降また順次収穫予定で、まだまだ気は許せませんが、馬たちのためと思えば、多忙も当然のこと。

張り切るしかありません。

作業に追われ、いつもより遅い集牧となった放牧地では、かなり傾いた太陽に照らされながら、出入り口で待つ親仔の姿が見られました。

「ねえ、ねえ。まだうちに入れないのかしら?」と話しかけているのは、ダンスインザダークの牝馬。

牧草上げの日4ダンス

親仔で、出入り口の前を陣取っていましたが、しばらくすると他の親たちに、「どきなさいよ!」と威嚇され、後方へ。

どのお母さんが一番強いのか・・・と眺めていると、どうもディープインパクト牝馬の母に軍配があがりそう。

牧草上げの日5

さりげなく耳をしぼるだけで、皆がささっと逃げるので、横綱の貫禄です。

牧草上げの日6

夕日を浴びて、立ち止まる親仔の姿に、気のせいかオーラを感じました。

 

今日は、一日曇り空。牧草を乾かす作業も休止となりました。

栄養いっぱいの良い状態で、乾草ロールが巻けるよう、明日こそ晴れてほしいものです。

ひんやりとした風の吹く曇天の日は、長袖を着て、ちょうど良いくらい。

馬たちには過ごしやすいようで、皆とても元気に活動しています。

中でも、最近、特に活発になってきたのが、クロフネの牡馬。(栗毛)

ネオとクロフネ1

一番遅生まれのおチビさんは、生後一ヵ月を過ぎてから、仲間とのやりとりを楽しむ余裕が出てきました。

苦手だったネオユニヴァースの牡馬にも、張り合うようになり、頼もしいかぎり!

だけど、どう見ても、約一ヵ月の月齢差は、大きいですね。

ネオとクロフネ2

並んでも、ひと回り大きさが違うし、ぶつかりあっても、この通り。

ネオとクロフネ3

必死で対抗している顔がけなげで、思わず応援したくなります。

ネオとクロフネ4

「早く大きくなって、ネオに負けないオトコになるんだよ!」

ネオとクロフネ5

牡馬どうしなので、離乳してからも、きっと同じグループになるはず。

この二頭、いつか、立場が逆転する日が来るでしょうか。

最後は母に泣きついているクロフネくんを見ながら、そう思いました。

 

 

今ひとつパッとしない天気が続いていますが、一番牧草の刈り取りが始まりました。

からからに乾くまで、どうか雨が降らないでほしい、と願うばかりです。

トラクターの音が遠く聞こえる中、いつもの放牧地には、キタキツネが出現。

人間に気が付くと、すぐ逃げていってしまうので、ディープインパクトの牝馬に帽子をかじられながらも、固まって、カメラを構えていると・・・。

寝ているネオユニヴァース牡馬の横を急いで通過。

キツネと仔馬1

「しめしめ、気付かれないぞ」と、私の目の前を通過し、牧柵の外へ。

ディープちゃんと同化して見えるのか、私にはまったく気付いていません。

キツネに気付いたディープちゃんが歩き出し、柵の外をじっと見つめています。

キツネと仔馬3 キツネと仔馬2’

隣の放牧地で、ちょろちょろした後、再び、戻ってきたキツネ。

起きてきたネオとディープは、興味津々で近付いていきました。

キツネと仔馬4

「しまった!気付かれた!」と、キツネ。

キツネと仔馬5

小走りで来る二頭に、あわてて走り出したので、今度は、寝ていたクロフネ牡馬が、びっくりして起き上がり、「まずは逃げなきゃ!」。

キツネと仔馬6

そして、まだまだ追いかけるディープとネオでしたが、「やっぱり、いち抜けたぁ・・・」とディープ。

キツネと仔馬7

しつこい性格のネオくんは、牧柵ぎりぎりまで追いかけ、悔しそうに眺めていました。

ちょっとした性格の違いが垣間見られた、キタキツネハプニングです。