北の小さな牧場から、競走馬を目指す仔馬の成長を、写真と共に綴ります。
■牧場の1年

誕生 雪・早春親仔 仔馬の顔
牧場のは、仔馬の誕生と共に始まります。

春・仔馬2頭 牧柵のぞき顔 夏の風
風の中、仲間と共に駆け回る

紅葉 秋・とんぼ 秋・朝もや
母と別れる、試練の

雪景色 1歳冬 白鳥
、真っ白い世界の中で、ひたすら春を待ち・・・。

1歳夏 牧草風景 出発
大きく成長した若駒は、二度目の秋に育成牧場へと巣立っていきます。

 ・01-07  ※今年の初勝利!
 ・12-02  ※祝!2歳戦勝利
 ・05-07  ※GⅠ初挑戦
 ・03-17  ※ありがとうございました!
 ・01-21  ※感慨深い勝利

 昨年、締めくくりの勝利は、12月14日。

キングズベストの5歳牡馬、ボナパルトの障害戦2勝目でした。

それから、あっという間に年が明け、新春競馬2日目の昨日。

京都3レースで、父キズナの3歳牡馬、ベストジーニストが初勝利。

今年も、たくさんの方々のおかげで、幸先の良いスタートが切れました。

2017年3月20日生まれのキズナ牡馬。

翌年10月26日に育成牧場へ移動するまで、1年と7ヵ月をここで過ごします。

その時の仲間たち。

1・初勝利・ベストジーニスト1歳9月

 左から、ベストジーニスト、マルタクロス、1頭置いて、ルヴァンギラ。

マルタクロスは、1歳の4月から8ヵ月近く預かった、父ロードカナロアの牡馬。

ベストジーニストととても仲が良かった彼は、同じレースに出走予定でしたが、当日、取り消していました。

ルヴァンギラは、同じくキズナを父に持つ4月4日生まれの牡馬。

彼は、5日にデビュー2戦目で3着。

隣の馬は、まだデビュー前ですが、調べてみると、ルヴァンギラと同厩舎であることがわかりました。

皆、関西で頑張っています。

1・初勝利・キーちゃんたち4頭

 仲良し4頭は、この頃、昼夜放牧で結束を固め、いつも共に動いていました。

1・初勝利・ベストとマルタ
 

エゾシカの群れが隣の牧場の放牧地に入っているのを発見し、

1・初勝利・エゾシカ

 「なんだよー!びっくりしたなぁ、もう」

1・初勝利・仲良し4頭

 これは、育成牧場に出発する前日の顔。

1・初勝利・出発前日

 少々、敏感な性格でしたが、ニンジンが大好きで、大きなおでこを出して、催促していました。

馬運車にすんなり乗れるよう、早朝まだ辺りが暗いうちに、出発していったことを覚えています。

1・初勝利・出発早朝10月末
 

あれから、1年と2ヵ月。

ベテランジョッキーに導かれ、終始先頭でゴールインする姿に、テレビの前で感動。

元気が出たので、冷たい北風の吹く外へ、飛び出しました。

今年の冬は、寒いものの、雪がほとんど降らず、地面がむき出しになっています。

冬の使者、オオワシの若鳥。

1・初勝利・オオワシ若鳥
 

明けて1歳の牝馬たち。

1。初勝利・妹たち
 

この中に、ベストジーニストの半妹、栗毛のトーホウジャッカル牝馬。

「ニンジン、ちょうだい!」

1・初勝利・気を付けて
 

と、ハッピーアワーの半妹、ルーラーシップ牝馬と一緒に。

皆ニンジンが好きなので、「遅れてなるものか」と、一斉にダッシュ。

1・初勝利・ニンジンめがけて
 

兄や姉たちの活躍を励みに、この1年、私たちも頑張りたいと思います。


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関連タグ : キングズベスト, キズナ, ロードカナロア, トーホウジャッカル, ルーラーシップ,

 12月1日、中山4レースで、父オルフェーヴルの2歳牝馬、クリノプレミアムが初勝利をあげました。

これまで3戦して、2着2回。

惜敗続きだっただけに、「今度こそ!」と、朝からそわそわ。

レース前、思わずテレビに向かって、「お願いします!」と手を合わせました。

好スタートから2番手かと思いきや、全16頭が映し出される間に、先頭へ。

あとは、ライバルたちの追撃をしのぎ切れるか・・・。

乗り役の鞭に反応して、中山の坂をぐんぐん駆け上がる姿は頼もしく、最後は私も大声が出ました。

「勝ったー!」

母と同じ、中山競馬場での初勝利です。

振り返れば、誕生の瞬間は、牡馬かと思うほどの立派な体格をしていました。

性格は、とても素直。扱いやすい仔だったのに、1年前の8月のセリ会場で、突然、豹変。

一度放馬したばかりか、その後も落ち着かず、「やっぱりオルフェの仔だな」とささやかれたのを思い出します。

育成牧場へ旅立つ日、仲間たちと、いつもの朝を迎えていました。

12・祝・プレミアム1歳9月
 

ゆったりと歩を進め、

12・祝・プレミアム来る
 

朝日を浴びた顔が、こちらを見つめます。

12・祝・プレミアム顔
 

9月末、足もとには、色とりどりの野の花たち。

12・祝・野の花
 

厩舎に戻り、

12・祝・プレミアム厩舎へ
 

手入れを受け、

12・祝・手入れ
 

馬運車へ。

12・祝・馬運車へ
 

この日から1年後にデビューするまで、数多くの方々に関わっていただいたことでしょう。

1勝の重み。貴重な勝利です。

さて、牧場には、父トーホウジャッカルの半妹がいます。

12・祝・プレミアムの半妹
 

今は、ほか5頭の当歳牝馬たちと一緒に放牧。

12・祝・妹の仲間たち
 

いつもは仲の良いメンバーですが、大好きなニンジンが目の前に現れると・・・・。

12・祝・栗毛2頭
 

なぜか、コパノリッキー牝馬が、周りの者たちを蹴散らし、独り占めしようと大暴れ。

12・祝・リッキー
 

彼女は、サニークラウドの半妹。

彼女より生まれの遅い、ルーラーシップ牝馬は、争いを避け、少し離れたところで様子を伺います。

12・祝・ルーラー
 

こちらは、ハッピーアワーの半妹。

北の大地では、現役馬の弟や妹たちが、2年後のデビューに向けて、英気を養っています。

関連タグ : オルフェーヴル, トーホウジャッカル, コパノリッキー, ルーラーシップ, ,

 5月5日の朝は、とても穏やかでした。

5時に、リーダーと小6の長男が、新千歳空港に向けて出発。

牧場に残ったスタッフと、昼夜放牧の1歳馬を厩舎に入れ、繁殖牝馬や当歳馬を放牧して、寝藁上げ。

7時過ぎには、朝の仕事が終わり、一人だと朝ご飯も気楽なので、そのままのんびりと放牧地へ向かいました。

朝露光る草の間から、ツクシが顔を出しています。

5・マイル・つくし
 

連休中は、寒かったり、風が強かったりと、パッとしない天気が続いていたため、こんな日は余計幸せを感じました。

向かった先は、シルエットの放牧地。

彼女は、この春、3年ぶりに出産したものの、その際に仔馬が腓腹筋断裂、いわゆる肉離れを起こしてしまい、しばらく看護が必要な状態でした。

誕生後20日目の昨日、それまでのパドックから、初めて放牧地へ。

生まれてから数日は、自力で立つことが出来ず、リーダーが寝ずの看護を続け、診療センターの獣医さんにギプスをしてもらった結果の良化。

最初は祈るような思いで見守っていたため、ここまで順調に回復したことに、ホッと一息ついたところでした。

繁殖シーズンまっただ中。

日によっては、1日2回も繁殖牝馬たちの種付けが入り、牧場と種馬場との往復を余儀なくされたリーダー。

出産は、残すところあと1頭。

あたふたと過ごしてきた日常から抜け、束の間、東京競馬場で、我が生産馬の走りを観戦できることを、楽しみにしていました。

帰省していた次女も、一緒に車に乗っていき、高校の寮へ。

長女は、水戸で、陸上のグランプリレース。

家族それぞれが、違う場所で、GⅠ・NHKマイルCに出走するハッピーアワーを応援します。

シルエットの仔は、父ルーラーシップの牝馬。

5・マイル・シルエットの朝
 

2番仔の父ハービンジャー牡馬、ハッピーアワーの後、2年続けて受胎しなかったため、久々の3番仔で、初めての女の仔でした。

母の小さい頃にそっくりで、人懐こく、お茶目!

5・マイル・我が仔と
 

肉離れになっていなければ、今頃、放牧地で猫パンチをしていたことでしょう。

伸び始めた青草に夢中のシルエット。

たどたどしい足取りで、母にじゃれるルーラーちゃん。

私が目に入り、こちらへ。

5・マイル・来る
 

大好きなニンジンを食べ、また青草に夢中になる母は、3年前に産んだ仔が、いよいよGⅠの舞台に立つことなど知りません。

午後。

病気で治療中の仔馬がいるため、獣医さんの巡回の前に、親子馬を厩舎に戻し終えたのが、3時でした。

1歳厩舎の小さなテレビで、出走の時を待ちます。

オーナーさんのご厚意でパドックに入れていただいているリーダーと長男を発見!

5・マイル・ハッピー
 

後で聞いたところ、パドックには、牧場の横断幕だけでなく、馬名や調教師さんの幕まで出ていたとのこと。

シルエットの仔が、ファンの方々にも見守られていることを本当にありがたく感じます。

輸送の負担を考え、早いうちに東京競馬場入りしたというハッピーアワー

パドックのスクーリングも済ませ、万全の態勢でここまで来たそうで・・・。

5・マイル・ジョッキー騎乗
 

「うちの仔が勝つ!」

私は、それ以外、まったく考えられませんでした。

そして、GⅠのファンファーレ。スタート。

「あー!!もう少し!!届かないかー!!」

立ち上がって、絶叫していたことだけは覚えています。

遅れてやって来たスタッフ二人は、繁殖厩舎に横付けされた、獣医さんの車のカーナビ画面で見たとのこと。

結果は残念でしたが、今後につながる良い走りが見られ、皆少し、興奮気味でした。

SNSで、娘たちからのメッセージも届きます。

GⅠ初挑戦。

たくさんの人に支えられ、この日を迎えられたことを思うと、感謝の言葉しか浮かんで来ません。

ありがとうございました。

関連タグ : ハービンジャー, ルーラーシップ, ハッピーアワー,

 3月16日、中京11レース「中日スポーツ賞ファルコンステークス」を、生産馬ハッピーアワーが勝利しました。

牧場にとっては、2003年12月の名古屋グランプリ(交流重賞)リージェントブラフ以来の重賞勝利。

実に、15年と3ヵ月ぶりでした。

優勝に際し、たくさんの方々から、お祝いのメッセージをいただいています。

皆さん、本当にありがとうございました。

レースは、集牧の合い間に、厩舎の休憩所のテレビで観戦。

勝利が決まった瞬間、拍手喝采でした。

このブログを始めた時に生まれたサクセスシルエットが、11年の時を経て、私たちに「幸せなひととき」をもたらしてくれたのです。

これまでの出来事が、走馬灯のように、蘇って来ました。

言葉では、言い尽くせません。

長い間お付き合いいただいたオーナーさんはもちろんのこと、これまで、ブログを通じて、応援してくださったファンの皆さんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、当歳時から見に来てくださった調教師さん、育成牧場の皆さん、厩舎スタッフの皆さん。

これまでハッピーアワーに直接関わっていただいたすべての皆さんのおかげで、今日の日があります。

今回騎乗していた吉田隼人騎手が、母シルエットの引退レースに乗っていたというのも、不思議な縁を感じました。

夜、近所の牧場関係の方々が、集まってくださる中、出産兆候を表していた馬が、無事に出産を終え、二重の喜びに包まれました。

そんなこんなで遅くなってしまいましたが、取り急ぎ、感謝の気持ちを込めて、ブログを更新します。

ありがとうございました。


関連タグ : ハッピーアワー,

 1月20日、中山6レース、メイクデビュー中山(芝1600)で、父ディープインパクトの3歳牝馬、ミッキーフォンテンが勝利しました。

彼女は、2016年10月から2017年11月まで、1年1ヵ月の間預かった、中期育成馬。

預託期間が長く、その世代の中で1番最後まで牧場にいたため、よく覚えています。

2017年11月17日、薄氷の張った寒い朝、育成牧場へ出発していきました。

1・祝2・フォンテン出発
 

その2日前に撮ったのが、この画像。

1・祝2・フォンテン1歳11月2頭で
 

仲良しの4月生まれロードカナロア牝馬と、いつも一緒。

1・祝2・フォンテン1歳11月
 

ぴったりとくっついて行動していたことが、頭に残っています。

2016年生まれは、牝馬が少なく、牧場にとっても、貴重な存在でした。

やって来たのは、当歳の10月。

1・祝2・ディープ当歳10月
 

青鹿毛の馬体に赤いもくしが似合い、人見知りもせずに、すぐに近付いてきました。

その直後、2月生まれのロードカナロア牝馬の様子がおかしいことに気付き、あまり相手をすることが出来なかったのですが・・・。

安楽死したカナちゃんの最後の友達でした。

(詳しくは、2016年10月24日の記事、10月25日の記事をご覧ください。)

その後は、4月生まれのロードカナロア牝馬、(画像は当歳11月)

1・祝2・フォンテン当歳11月
 

オルフェーヴル牝馬と共に、3頭で放牧。(画像は当歳12月)

1・祝2・フォンテン当歳12月
 

2年前のこの時期は、冬毛に覆われて、もこもこでした。

1・祝2・フォンテン1歳2月末
 

厳しい冬を、共に乗り越えた3頭。

1・祝2・フォンテン1歳4月末
 

管理予定の調教師さんが、よく見に来られていました。

1・祝2・フォンテン1歳7月
 

7月、セレクションセール上場のオルフェーヴル牝馬が、真っ先に育成場へ移動することになり、

1・祝2・フォンテン1歳7月3頭
 

8月からは、カナロア牝馬と、2頭での生活。

1・祝2・フォンテン1歳8月
 

そして、10月から初期馴致が始まり、11月に、ゆっくりと出発していったのです。

(パソコン画面の方は、左のカテゴリから、「2016年産馬」をクリックして、成長の過程をご覧ください。)

すでに2勝をあげたハッピーアワーと、同じ育成牧場で、調教を積みました。

1年2ヵ月ぶりにテレビで観た、その姿は、頼もしい限り。

これからの活躍を、楽しみにしています。

関連タグ : ディープインパクト, ロードカナロア, オルフェーヴル,